HUNTER×HUNTER 血濡れた少女〜ブラッディガール〜   作:NKY

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26話 旅団×ノ×集結

少し時は流れ8月も終わりに近づいていた。普段は人っ子一人いないようなヨークシンの古い建物の中に人が集まっていた。

 

こつ…こつ…こつ…

 

「!パクノダ!元気だったかい?」

「お久しぶりね、シャルナーク。フィンクスも。」

「けっ。もう少し早くこいよ。」

「あら、ピッタリのはずだけど。」

「集合時間10ぷん前が基本だろ。…お前達もだよ。」

 

話していると、角からまた2人変わった格好の人があらわれた。

 

「ボノレノフ!コルトピも!一緒だったんだね!」

 

その2人の後ろから見たこともないような大男がやってきた。

 

「よぉ!久しぶりだなぁおめぇら!着いたぜ、団長!今度の獲物はなんだ?早く見せてくれよ!」

「あせるなよ、ウボォー。フェイタン組が夜に着く。全員揃ってからだよ。」

「相変わらずせっかちね。」

「まだ半日もあるじゃねぇか。」

 

そこにメガネをした女の人がさらにやってきた。

 

「シズクじゃねぇか!」

「どうも。」

「もう一人の新顔はまだなの?」

「さぁ…マチにでも聞いてくれ。」

 

場所は変わり辺り一面に広がる砂漠にて。侍のような格好をした男と小柄な男、ウボォーと遜色ない大男とマチが歩いていた。

 

「旅団13人が全員集まるのなんて何年ぶりだっけかぁ?フェイタン。」

「3年2ヶ月。といても、あの時とは2人メンバーがちがうね。4番と8番。別な人にかわたね。」

「マチ、4番は、ヒソカの野郎はちゃんと来るんだろうな?」

「知らないね。あたしに聞くな。」

「お前の役目だろ。」

「…こいと伝えただけだ。」

「私ヒソカ嫌いね。なぜ団長あいつの我儘ゆるすか。」

「腕がいいからだろ。あいつのバンジーガムはよーくできてる。ありゃ実際戦いづらいぜ。」

「それがどした。団長があいつのこと怖がてるいうか?許さないね。」

「そうじゃねぇけどよ。」

「かいかぶりすぎだろ。大したことねぇよあんなやつ。」

「けっ。口だけならなんとでもいえるからな。」

 

そして、いきなり戦いを始める侍、ノブナガと大男、フランクリン。そんな2人をよそにフェイタンとマチはさっさと先に歩いていた。

 

「…始まった。」

「ほとくね。久しぶりに会ってじゃれてるだけね。」

「…団長は全員集めて何するつもりだろ。」

「そんなの決まてるね。私達盗賊。もの盗むに決まてるよ。」

「それは…そうだけど。…そういえば今回もう一人来るかもよ。」

「…もう一人?団員に空きはないはずよ?」

「団員としてじゃなくってヒソカのお気に入りだってさ。ヒソカが来るなら来ると思うよ。」

「ヒソカに気に入られるとはかわいそうな奴だな、そいつも。」

 

いつの間にかノブナガとフランクリンは戦いをやめて話を聞きに来ていた。

 

「そんな簡単に他人を連れてきていいのか?仮にも俺たち賞金首だぞ。」

「一応、団長に聞いたら好きにすればいいって言ってたよ。」

「そうね。余計なことするようなら殺せば問題ないね。」

「ま、そうだな。」

 

それを聞いて、そんなことしたらヒソカはかなり怒るだろうね、とマチは思った。

 

「…ところでそいつどんな奴だ?むきむきの大男とかか?」

「…それじゃウボォーとキャラ被りすぎだよ。むしろその逆。ぱっと見は小柄な女の子。」

「女のガキだぁ?おいおい、そんなのをあいつは気に入ってるのかよ。ロリコンだな。」

「まぁ、見た目もかなりいいと思うけど、念の方もそれなりだよ。ヒソカには勝ったことないみたいだけど。」

「ヒソカに勝てないレベルなら大したことないね。」

「そうだな。」

 

時はたち、日はとっくに沈んでいた…マチ達も到着し、残りはあと1人だった。

 

「ちっ、こねぇな…」

「もうすぐ夜明けね。」

「ヒソカの野郎…今度会ったら八つ裂きにしてやる。」

「おやおや、物騒な話をしているねぇ♠︎怖い怖い♣︎」

 

そう言いながら姿を見せたのはいつものようにニンマリと笑ったヒソカだった。これで、有名な賞金首、幻影旅団のメンバー13人が全て揃った。

 

「ヒソカ!てめぇ!」

「遅かったじゃないか!」

「こないかと思ったよ。」

「約束破ったら君の念糸縫合が見られなくなっちゃうからねぇ♦︎」

「団長!そろったよ!」

 

そうシャルナークが逆十字の男に声をかける。

 

ぱたん

 

男は読んでいた本を閉じるとゆっくりと皆の方を向いた。その男を見ているヒソカは今までのどの獲物を見つけた時よりも不気味な、気持ち悪い笑みを浮かべていた。

 

(あぁ…クロロ…あいたかったよ…♥︎)

 

「団長!今回は何を盗むんだ?」

「アンダーグラウンドオークションのお宝を奪う。」

「何のお宝を盗むんだい?」

「古文書とか?団長、本好きだし。」

「ちがうね、きとゲームね。世界一高いゲームが売りに出されるね。」

「とりあえず金銀財宝全部が基本じゃねぇか?」

「全部だ。オークションのお宝丸ごとかっさらう。」

 

流石の旅団もこれには驚いたようだった。

 

「本気かよ団長!?オークションは世界中のヤクザが協定組んで仕切ってる。そいつら全員敵に回すことになるんだぜ!?」

「怖いのか、ウボォーギン?」

「嬉しいんだよ!嬉しくてタマンねぇ!さぁ、命じてくれ団長!今すぐに!」

「俺が許す。殺せ。邪魔する奴らは一人残らずな。」

「うぉぉぉおおお!!!」

 

ウボォーの声が、夜が明け始めている空にこだました。

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