アル中とさしす組   作:大塚ガキ男

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おはようございます。ブーストなんてものは最早存在し得ないのかも知れませんね。




東京都立呪術高等専門学校編
東京都立呪術高等専門学校編。上


 

 

 

 

「今日から新しい学校だよ」

「……いきません。もう誰も傷付けたくありません。だからもう、外には出ません」

「君にかかった呪いは、使い方次第で人を助けることも出来る。力の使い方を学びなさい」

「……」

「全てを投げ出すのは、それからでも遅くはないだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ∩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東京都立呪術高等専門学校。

 人目の付かない山奥に建てられたこの学校は、僕みたいな里香ちゃんという呪いを抱える人間にも例外無く門戸を開く。

 まぁ、メチャクチャ危険視されてはいるけれど。

 兎に角、僕の身体に流れる呪力というものを使う──呪術を学び、扱う専門学校というわけだ。

 里香ちゃんが同級生を殺してしまい(里香ちゃんは僕の為にやったので、それはつまり原因を辿れば里香ちゃんを制御出来ない僕のせいということになる)全てが嫌になっていた僕を半ば無理矢理入学させた、目元を包帯で隠した白髪の教師の存在を思い浮かべながらここ数ヶ月のことを思い出してみる。

 入学初日の挨拶、初っ端から里香ちゃんが出てきちゃったり。

 同級生の内の一人(一匹?)はパンダだったり。

 同級生の真希さんと一緒に行った僕の初任務で、里香ちゃんを完全顕現させちゃったり。

 同級生の狗巻君との任務で、狗巻君は語彙がおにぎりの具しかないけどとても優しい人なんだと分かったり。

 喋ってみるとパンダ君が一番普通の同級生らしかったり。

 

「……」

 

 季節は移ろい、夏。ジリジリと照り付ける日差しと晴れ渡る空。傍らに置いた竹刀に触れてから、ひとりごちる。

 うん。

 最初は怖かったけど、みんな良い人で良かった。

 

「何一人で笑ってんだ? 憂太」

「──パンダ君。ちょっと、入学した頃のことを思い出しちゃって」

 

 屋外、グラウンドへと降りて行く石階段の途中。真希さんと狗巻君の組手の様子を眺めながらぼーっと過去を懐かしんでいた僕は、パンダ君が僕の顔を覗き込んでいるのを、話しかけられてからようやくパンダ君の存在に気付いたのだった。

 

「まあ確かに、この数ヶ月は憂太からしたら濃い数ヶ月だったもんな。つい過去を懐かしむのも訳無いか」

 

 どかっ。

 パンダ(ぱんだ)君。僕の同級生。

 僕よりも背が高く、それでいて大きな身体。見た目はパンダの成体そのものなパンダ君は、僕の隣に座る為にその腰を下ろした。その際もふもふの毛が少し宙に舞う。高専に入学してからコロコロを使う頻度が激増したのは、パンダ君には内緒だ。多分傷付くだろうから。

 グラウンドから、足音と共に同級生の狗巻君が石階段を登ってくる。片手を上げてきたので、僕も片手を上げて返す。

 狗巻棘(いぬまきとげ)君。僕の同級生。

 言葉に呪いを込めて放つ、呪言師と呼ばれる狗巻君は、他の人への安全の為に自らの語彙を制限している。誰も傷付けず、影響を与えない言葉──即ちおにぎりの具で。僕にはしゃけが肯定でおかかが否定、ということくらいしか分からないけど、真希さんとパンダ君は普通に意思疎通が取れている。凄い。

 狗巻君は、僕とパンダ君が座る段の二段下に横向きで座り、半身で僕達を見上げてきた。

 

「しゃけ」

「狗巻君。組手はもう良いの?」

「すじこ」

「真希が飲みもん買いに行くから休憩、だってよ」

「そうなんだぁ」

「そうなんだぁ、じゃねぇよ憂太。テメェ、自分の番じゃないからって気ぃ抜いてんじゃねぇだろうな」

 

 僕は飛び上がる勢いで驚いた。

 禪院真希(ぜんいんまき)さん。僕の同級生。

 近接戦闘にとても優れていて、組手ではいつも真希さんに稽古を付けてもらっている。どうしてか分からないけど苗字(みょうじ)で呼ばれることを嫌うので、僕も名前で呼ばせてもらっている。

 

「ま、真希さん!? 飲み物は?」

「ア? んなに時間かかるかよ、おら棘、続きやるぞ」

「……おかか」

「まあ真希、こんな暑いんだからちょっとくらい休憩してけよ。それに、憂太も真希と話したいってさ」

「ハァ?」

 

 一言も言っていない台詞をパンダ君に捏造される。案の定真希さんは片眉を上げて変な奴を見る目で僕を見ていた。

 仕方ねぇな。

 真希さんは渋々ながらもそう言って、棘君の隣に腰を下ろした。

 同期四人勢揃いだ。

 

「あんま休んでると悟がまた()()()()()()始めるからな。五分だけだぞ」

「しゃけ」

「あー、あれ始まると長いんだよな」

「毎回出会いのエピソードから話すのやめてほしいよな。テメェが勝ったのは分かったって」

 

 ()()()()()()

 目元を包帯で隠した僕達一年生の担任教師──五条先生が、時折語るとある人物についてのトーク。

 以上。

 以上というのは、高専に入学して数ヶ月経った今も、恥ずかしながらいずるさんが誰なのかあまり詳しくは知らないからだ。いずるさんと五条先生がどれだけラブラブだったのかは()()()()()()で知っているけど、そもそものプロフィールは知らない──そんな感じなわけで。

 同級生四人、加えて休憩中。僕はこの数ヶ月味わっていた少しばかりの疎外感を払拭する為に、思い切って聞いてみることにした。

 

「今更なんだけど、質問しても良いかな」

「どうした?」

「こんぶ?」

「何だよ」

()()()さんって、一体どんな人なの?」

「……あぁ、そうか。そういえば憂太にはキチンと説明してなかったかもな」

 

 僕の問いに納得した様子を見せたパンダ君は、一度言葉を区切ってから話し始めた。

 

「浮舟──浮舟出(うきふねいずる)って人が、その昔高専に居たんだよ」

 

 まぁ、もう死んだらしいけどな。

 パンダ君の口から続いた言葉に、思わず背筋が凍った。

 そうだ、ここは呪術の専門学校。呪いと戦う場所なんだ。当然、死ぬ危険性だってある。入学前から五条先生に言われていたことじゃないか。

 しかし、いざこうして他人の〝死〟を話題に出されるとどうしても内臓が縮み上がってしまう。

 唾液を飲み込む。それから、おずおずと手を挙げた。

 

「……そ、それで」

「何だよお前ビクビクしやがって。怖ぇのか?」

 

 質問ばかりで恐縮な気持ちになっている僕が気に食わないのか、座っている位置から動かず、見上げて僕の脛をパンチしてくる真希さん。

 

「こ、怖くないよ」

「真希落ち着け。……10年前以上のことだから俺も聞き伝(ききづて)だけどよ。何でも、悟と硝子の同期だったらしくてな」

「五条先生と、家入さんの同期……」

「メッチャ仲良かったらしいぜ」

 

 五条先生と、家入先生の同期。最強と名高い実力を持つ五条先生と、反転術式を他者に使える家入先生の同期ということは、浮舟さんも相当な実力者だったのだろうか。

 そんな、顔も知らない大先輩の姿を想像している僕の背中に冷水を垂らすような、真希さんの一言。

 

「でも任務中に呪霊に喰われて死んだ」

「……そ、それはつまり、いずるさんがやられるくらい強い呪霊だったってこと?」

「はぁ? ──あぁ、そういうことか。言っておくけどな。あの悟と同期だったってだけで、浮舟出は悟ほど強くはねぇぞ」

「準一級術師だったらしいな」

「しゃけ」

 

 準一級術師はかなり強い部類だと思うのだけれど、それでもやはり、五条先生よりは実力が下というのは間違い無い。なんて言ったって五条先生(あの人)は最強なのだから。

 

「あとは何だ? 呪術師にしては珍しい真人間でお人好しとか?」

「しゃけしゃけ」

「私はお酒が大好きだったって聞いたぜ」

「み、未成年飲酒!?」

 

 いずるさんの情報を出し合う、パンダ君と狗巻君と真希さん。その中で出た聞き捨てならない発言に僕は思わず声を上げてしまった。

 なんてこった。

 五条先生による度重なる()()()()()()によって、なんだか分からないけど凄い人なんだなと尊敬の念を抱いていた人が、まさか未成年飲酒を決め込むような不良だったなんて。

 顔も知らないいずるさんの姿を思い浮かべて、僕を虐めていた前の学校の同級生と重ねてしまい、勝手に幻滅して肩を落とす。その肩に両手が乗せられた。

 

「ひっ」

「やっほー! グッドルッキングガイ五条悟先生だよ!」

「んだよ、悟か」

「そう残念そうにしない! ……憂太、いずるのことが知りたいのかな?」

 

 包帯の向こうにあるであろう両目が、真っ直ぐ僕を見つめる。五条先生はいつものように笑顔を浮かべているものの、その迫力になんとなく喉が乾いてしまった僕はコクコクと小刻みに頷くことしかできなかった。

 よいしょ。

 五条先生は僕とパンダ君の間に割り込んで強引にスペースを確保し、その長い脚を優雅に組んだ。

 

「また()()()()()()か……」

「長くなるなら教室戻ろうぜ。日焼けしちまう」

「ツナ……」

「阿笠博士が少年探偵団にクイズ出す時くらい不評じゃん」

「んな例えするくらいなら年1のペースにしてくれ」

「はははは、メッチャウケるね」

「い、いや、別にウケませんけど……」

「えー、憂太もドライなの? 酷いなぁ」

 

 ぶつくさ言いながらも「じゃあ少しだけ短めに」と前置きしてから話し始めた。

 

「いずるはね、天与呪縛持ちだったんだ」

「ッ!」

 

 五条先生の言葉に、今まで鬱陶しそうな顔をしていた真希さんの目が開く。僕はその光景を尻目に天与呪縛がなんなのかについて改めて思い返しておくことにした。

 天与呪縛(てんよじゅばく)

 生まれながら肉体に強制された「縛り」のこと。一般的には強大な呪力を得る代わりに何かを持たずに生まれるというパターンが多い。天与呪縛という大まかな括りで名称つけられているだけで、その中身はピンキリだ。

 ……つまり、いずるさんは少なくとも普通の術師ではなかったということか。

 

「……天与呪縛持ちで、準一級ってことかよ」

 

 真希さんが、眉間に皺を寄せながら言う。真希さんの口角は僅かに震えながらも吊り上がっていた。的外れかも知れないけど、なんだか楽しそうにも見えた。

 五条先生は笑って返す。

 

「うん、そうだよ。あっ、そういえば二年生の終わりには一級に推薦するって話もちょこっとあったな」

「「一級!?」」

「おかか!?」

 

 真希さんとパンダ君の言葉が重なる。狗巻君は五条先生の話を聞いて目をキラキラさせていた。

 

「おいおい、クソ強ぇじゃねぇかよ浮舟出!」

「まぁでも、僕達同期と上層部の意見の一致でその話は永久に見送られたんだけどね」

「あの、意見の一致って」

 

 みんなとタイミングが被らないように見計らってから、一級推薦よりも気になった点を質問。

 

「よくぞ聞いてくれました! ──まあ詳しくは一致してないんだけど、結論としては一緒って意味ね」

「……というと?」

「ほら、みんなも知ってる通り僕達っていずるのこと大好きだからさ。なるべくいずるには危ない思いして欲しくなかったわけ」

「あぁ、硝子の反転術式も効かないって話だもんな」

 

 パンダ君がありがたい補足を入れてくれる。

 

「そうそう。だから尚更ってわけじゃないけど、やっぱり好きな人には幸せでいてほしいじゃん? でも一級術師に昇格したら相手する呪霊も強くなっちゃうでしょ? だから僕達は猛反対したってわけ」

「……えーっと、つまり。上層部の方達も、いずるさんのことを大事に思っていたってことですか?」

「バッ、憂太!」

「え?」

 

 先程の〝意見の一致〟という言葉から僕なりにその先を想像してみると、真希さんからの叱責。その理由に覚えが無い僕は首を傾げるしかなく。しかし傾げながら何となく見た五条先生は地面に顔を向けてしまっていて、その背後には尋常じゃない呪力が揺らめいていた。

 

「わ、悪ぃ悟。憂太は何も知らねぇんだ」

「ごめんなさい……」

 

 真希さんのフォローに合わせて慌てて頭を下げる。瞳が見えないのが余計に怖い。見たこともない五条先生の怒った姿に内心だけでなく自分の身体さえもビクビクしてしまう。

 

「──分かってるって。大丈夫大丈夫! この僕がそう簡単に怒るわけないでしょ?」

 

 しかし、効果音が付きそうなくらいの明るさで僕の不安を笑い飛ばした五条先生。その元気そうな様子を見て、僕と真希さんはほっと胸を撫で下ろした。

 

「憂太には言ってなかったよね。──いずるは、上層部から滅茶苦茶嫌われてたんだ」

「……え?」

「僕達同期はいずるを危ない目に遭わせたくなくて。上層部は単純にいずるが一級術師になるのが許せなくて──それで一級推薦に反対したって感じかな。上層部の方は推論になっちゃうけど」

「は、はぁ」

 

 自覚出来るほどの生返事。それもその筈、僕はこの数分で受け取った情報量の多さに早くも参り始めていたのだから。

 

「いずるの死因って聞いた?」

 

 呼吸が止まる。さっきみんなから聞いたので勿論知っているが、いずるさんと同期──言うならば、いずるさんの死と密接に関わっている五条先生から改めて問われると、僕はついさっきまで何の異変も滞りも無く行えていた呼吸という作業さえも、おっかなびっくり、もしくは探り探りになってしまう。

 なるべく間を空けてしまわないように、言葉以外での返答を優先する。

 つまりは首肯。

 五条先生は僕の頷きを見てから続けた。

 

「いずるはさ、言ってしまえば被害者なんだよ」

「こんぶ?」

 

 五条先生の発言に、狗巻君が首を傾げる。なんて言ったのかは分からないけど、理解したパンダ君が言葉を引き継いだ。

 

「棘の言う通りだ。冷たく聞こえるかもだけど、呪霊にやられたんだろ? 相手が一級呪霊ってことは等級違いって訳でもないだろうし」

 

 確かに、パンダ君の発言は一瞬酷いように感じてしまうけれど。しかしその発言は全く以って正しいのだろう。

 

「うん。でも、色々事情があったんだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「どういうことだ?」

「本来いずるに与えられた任務は、複数体の二級呪霊の祓除というものだった。いずるも何事も無くその任務を終えたんだけど、その直後〝窓〟伝てに連絡が入ったんだよ。『貴方の後輩二人が今大ピンチです』ってね」

 

 人差し指を立てて、言い聞かせるように語る五条先生。真希さんが、唇を尖らせながら返した。

 

「……応援ってことかよ」

「そう。それでもっていずるって天与呪縛の関係で、持久戦や連続戦闘にはマジで向かないんだよね」

「……質問良いですか?」

「いいよ」

「……いずるさんの天与呪縛って、どういったものだったんですか?」

「あ、それ私も気になってた。教えろよ」

「いずるの天与呪縛はね」

「「「「……」」」」

 

 溜める五条先生。僕達は次の言葉を黙って待つ。何秒でも待つ。

 パンッ。

 しかし五条先生は、固唾を飲んで待つ僕達四人のことなんて全く気にせず、手を一度鳴らして立ち上がった。

 

「さっ、休憩終わり!」

「えぇ!?」

「はぁ!?」

「おかか!?」

「ハァ〜〜〜〜〜〜!? 悟テメェおちょくってんのかよ!」

 

 突然の暴挙にみんな仲良く驚く。真希さんが誰よりも早く立ち上がり、みんなの気持ちを代弁してくれた。

 詰め寄られた五条先生はと言うと、いつものようにヘラヘラと笑いながらその(怒り)を〝無限〟で受け流していた。

 

「おちょくってないよ。ちょっと話し過ぎちゃったかなって思ってさ」

「いつもの()()()()()()はもっと長ぇだろうが! 折角、初出しの浮舟出の戦闘面での話だからちゃんと聞いてたってのによ!」

「それはそれ、これはこれだよ。ほら戻った戻った! みんな僕みたいにもっと強くなりたいんでしょ?」

「……最低な大人だな」

「……しゃけ」

 

 先程までウキウキでトークに興じていたのにも関わらず、トークを途中でぶった斬って訓練に戻るように促す五条先生を、パンダ君と狗巻君はゴミを見るような目で見ていた。

 突然始まり突然終わってしまった今回の()()()()()()。僕はその不完全燃焼さに心にもやもやとした思いを抱えながら、傍らに置いていた竹刀を持って立ち上がった。

 

「……もっと知りたかったら、硝子のところに行ってみな」

 

 耳元で、五条先生の声。振り返ると、五条先生は自分の唇に指を当てて(所謂(いわゆる)秘密を意味するジェスチャー)いた。

 口元は間違いなく笑っているのに、どうしてか僕には五条先生が悲しんでいるように見えて仕方がなかった。

 

 

 

 

 





あの日から10年経っています。彼がこの世を去った後、彼の同期二人はどのように何を思って日々を過ごしてきたのか。乙骨君目線で至極曖昧に書けていけたらなと思っています。


あと、誤字で新しいアンケートの質問が高圧的になってしまいました。気にしないでください。
超敬具。

誰好き?

  • 浮舟出
  • 五条悟
  • 家入硝子
  • 夏油傑
  • 七海建人
  • 灰原雄
  • 伊地知潔高
  • 庵歌姫
  • 冥冥
  • 夜蛾正道
  • 九十九由基
  • 乙骨憂太
  • 折本里香
  • 禪院真希
  • パンダ
  • 狗巻棘
  • 枷場美々子
  • 枷場菜々子
  • 伏黒甚爾
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