アル中とさしす組   作:大塚ガキ男

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おはようございます!


アル中と夢。

 

 

 

 

 むかしむかし。

 せんねんいじょうもむかしのはなし。

 ひだのくに、やまのちゅうふくあたり、ひろいおやしきのなか。

 しんでんづくりとよばれるおやしきのおもやにて。

 おとこふたりが、むかいあってすわっていました。

 

「おい」

 

 おもやのちゅうしん。

 このやしきのあるじではないにもかかわらず、わがものがおで〝みちょうだい〟にてくつろぐ呪いのおう──すくながよびかけました。

 よびかけにたいしてすぐさまいずまいをただしたおとこは、ぜんしんによろいを──おおよろいとよばれる、じょうきゅうのきばむしゃがみにつけるようなよろいをそうびしていました。

 

「なんでしょう」

 

 かちゃかちゃと、おおよろいのかんせつがこすれるおとをならしながらへんじをしたおとこは、じつのところこのやしきのしゅじんにあたるけんりょくしゃなのですが、呪いのおうであるすくなのまえではかんけいありません。そのことはおとこじしんもわかっているのか、しゅくしゅくとただただこうべをたれていました。

 

「俺は、お前が俺の側に立つことを赦した。発言し、目を合わせることも赦した」

「その節はありがとうございます。オレが──そしてこの村が今もこうして変わらずいられるのは宿儺様のお陰です」

「おい」

「なんでしょう」

 

 すくながなにもないちゅうをなぞると、ずるりとおとこがみにつけていた()()がおちました。

 

「無礼者め」

 

 いな、おちたのは()()だけではありませんでした。

()()をつけていたひだりうでごと、とこにおちていたのです。

 

「うわああああああああッ!?!?」

 

 ひだりうでをおとされたおとこが、きずぐちをおさえながらおおげさにさけびます。

 しかしてのひらだけではおさえきれないうでのだんめんは、ゆびのすきまからちをふきだしつづけています。

 

「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬッ!! 宿儺様助けてェッ!!」

「笑える(ザマ)だ。もっとよく見せてみろ」

「愉悦しないでェッ!!」

 

 かんわきゅうだい。

 

「いやー、()()には理由がありまして」

 

 ()()

 おちたひだりうでをすくなのはんてんじゅつしきによってなおしてもらい、おおよろいをぬぎけいそうになったおとこ。せいざをしたまま、かたわらにそろえたおおよろいのいっしきをゆびさしてわらいました。

 

「言ってみろ。聞くだけ聞いてやる」

 

 きょうちゅうにいらだちをのこしながらも、そういったすくな。

 おとこは「さっすが!」とけいかいにわらい、ふところからとりだしたひょうたんにくちをつけ、それからはなしはじめました。

 

「ほら、オレって術式バカ強い代わりに紙装甲じゃないですか」

「初耳だな」

「言ってませんでしたっけ? ……まぁ、実際そうなんですよ。それで、この前結んだ宿儺様との縛りで自己反転が出来なくなっちゃったもんだから、敵からの攻撃一発で容易く命取りでして」

「成る程な。正当な理由くらいは引っ提げてきたのか」

「はい」

「──たわけめ」

 

 すぱっ。

 

「うわああああああああッ!?!?」

 

 きしかんをおぼえるやりとり。

 ふたたびひだりうでをおとされたおとこがさけび、すくながしかたなくまたはんてんじゅつしきでなおして──

 

「あっ、やっぱり左腕は宿儺様が持っていて下さい。お願いします」

「なんだ、このまま失血死したかったのか」

「そういうことじゃなくてですね!」

 

 ひじからさきをうしなっているというのに、くちだけはじょうぜつなおとこ。そのくちからあらかたせつめいをしおえると、きいたすくなはぶぜんとしたひょうじょうのままといかけた。

 

「……まぁ、お前のやりたい事は分かった。お前がどうしてもやりたいというのなら、左腕の一本くらい持っていてやっても良い」

 

 うらうめもいることだしな。

 すくなはそうつけくわえたあと、おとこをにらみました。

 

「だがな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()とはどういうつもりだ? よもや俺にただの遣いをさせようというつもりではあるまいな」

「まぁ、色々あるんですよ」

「…………」

「分かりました! 説明します! だから無言でアイアンクローしないでぇ!」

 

 きをとりなおして。

 きずぐちをなおして。

 

「早い話、オレの左腕が──まあ正確に言えば呪具化した籠手が──千年後、(いずる)……あー。えーっと、彼にとって必要なんですよね」

「聞こう。お前が時折語る、その彼とやらは呪詛師になるのか」

「いえ、高専……今で言うところの都側の、真っ当な術師の学校に通うことになります」

「お前の子孫なのだろう? 出自がバレた途端に殺されると思うが」

「まぁオレも宿儺様に加担して色々やっちゃいましたもんね……って、流石に()()()()()じゃ命は狙われませんよ」

「そういうものか」

「えぇ」

 

 おとこはせきばらいをひとつしてから。

 

「オレが()た限り、彼がオレの左腕を手に入れるまでは浮舟の血筋だとはまだバレていません」

「同じ浮舟なのにか?」

「その時点では術式が周囲にバレてないんですよ。だから苗字が同じでも絶対に結び付かない。それに、千年後には()()の血は絶えたことになってますから」

「……表情一つ変えず不気味なことを言うな、お前は」

「恐縮です」

「この村で慎ましく暮らしているお前の家族や子孫は、残らず死ぬということか?」

「その辺りはキチンと指示を伝えてあります。危機が来たら山を降りろと」

「全員にか」

「いえ、末子にだけ」

「…………」

 

 すくなはびみょうなかおでくちをとじました。

 

「そんな目で見ないでくださいよ〜! このプロセスを踏んでいかないと彼が生まれないんですからしょうがないじゃないですか」

「……全く。分かった、ぷろせすという言葉の意味こそ分からんが、黙ってお前の言った通りにしよう」

オレの左腕(ソレ)、籠手が付いたまま裏梅さんに渡してください」

「あぁ、何も聞かんとも」

 

 せんねんさきのことをはなすおとこと、はなしはんぶんにきいているふりをしてしっかりとあたまにいれているすくな。

 おとこがいつものくせでひだりてでまえがみをなおそうとしたさい、ひだりうでをおとされたことをおもいだしてつぶやきました。

 

「……そういえば、なんでオレ斬られたんですか?」

「あぁ、その話か」

 

 もはやとおいむかしのできごとのようにおもえるほどの、おとこからの()()()()

 すくなはどこかつかれたひょうじょうから、まじめなひょうじょうへとためいきひとつできりかえました。

 

「縛りを結んだ際に決めたはずだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、全て俺が──俺だけが治すとな」

「……今更ですけど、世代間を跨いだ縛りって成立するんですかね?」

「さあな。だがこの縛りの為に()()()()()()()鹿()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。ただの縛りとは一線を画していることは間違いないだろう」

「あー、確かに。じゃあ左腕を持っておいてもらうのもなんだか意味が増えて良いですね」

「なにが良いのだ」

「いやなんでも、兎に角──」

 

 もうしわけありませんでした。

 あたまをさげたおとこのせいじつなしぐさに、どくけをぬかれたすくな。

 ふたたびこうししようとしたじゅつしきを、しかたなくおさめたのでした。

 

「して、()()とは」

「あぁ。お前の顔が見えづらい。あとは鎧の音が五月蝿い」

「斬る前に言ってくれりゃあ良いのに……」

「なんだ、聞こえんな」

「いえなにも」

 

 すくなからのちゆをうけ、いまとなってはだんめんがひふでおおわれたひだりうで。しかしきられたいたみはいまだのうないにしつこくこびりついているので、おとこはくちをとじました。

 いたみからのがれるように、またひょうたんにくちをつけ。

 

「あっ、そうだ宿儺様。あとで村の者達にも顔見せてやってくださいよ。きっと喜びます」

「断る。呪いの王(この俺)に向かってああも肯定的でいられると、調子が狂って敵わんからな」

 

 すくながおもいだすは、このむらにはじめておとずれたときのこと。

 きまぐれで、このやまにすみつくおおきなおおきなりゅうをやっつけたすくな。

 あまりのあっけなさにひょうしぬけしたのもつかのま、くびをもってやまをおりるやむらびとたちからのあめあられのようなさんじのことば。

 みやこのものどもとはちがい、すくなのことをのろいのおうではなくむらをすくったえいゆうともてはやすむらびとたちのことを、すくなはおもはゆくおもうはんめん、されたことのないあつかいにすこしこまってもいたのでした。

 

「感謝してるんですよ。オレも村人も」

「龍一体()ろした程度で何が()()だ。……そもそも、この俺が手にかけずともその内お前が片付けていただろう」

 

 りちぎによんほんでうでをくんだすくながおとこをにらみます。じょうじんならばすくみあがり、あわをふいてたおれてしまうようながんりきに、しかしおとこはへらへらとわらうばかりでした。

 

「いやいや、紙装甲のオレなんかじゃ。近付く前にパクッと食われてしまいます」

 

 ほんしんか、それともすくなをもちあげるためのうそか。おとこのひょうじょうからなにもよみとれないとりかいしたすくなは、ためいきをあいずにかいわをおわらせました。

 

「……奴等には会わんからな」

「勿論。宿儺様の仰せのままに」

 

 おとこがうやうやしくあたまをさげます。

 ふいに、びょうぶのむこうからひとかげが。

 

「──宿儺様、昼食の御用意が出来ました。お持ちしますか」

「む、そうか……東の対だ。このまま寝床で食ってやるのは流石に気の毒だ」

 

 しょくじのさいにしぶきがとぶことをあんじたすくなが、こたびのしょくたくとなるばしょをみずからていあんします。

 

「承知致しました」

 

 へいあんじだい、しんでんづくりとよばれるこのおやしきでは、ひびのしょくじのさいにきめられたばしょでたべるというしゅうかんはありませんでした。

 ぎしきやえんかいにかぎっていえばはなしはべつですが、きほんてきにはおもやでたべるもよし、すくなのようにひがしのたい──たいのやでたべるもよし、はたまたていえんでいけをおよぐさかなをながめながらたべるもよし。

 そんなぐあいで。

 

「宿儺様、優しいっすね」

「たわけ。本当に気を遣うならあの池の側まで出向いておるわ」

 

 にもかかわらず、おもやではなくたいのやでのしょくじをていあんしたすくなに、おとこはかんしんしました。そのかんしんをすくながいっしゅうしたところで、おとこをにらむはついさきほどこのばにあらわれたじんぶつ──うらうめでした。

 

「おい。浮舟貴様、いつの間に左腕を無くしたのか。どこで落としてきたこの間抜けめ」

「裏梅、コイツの左腕はここだ。俺が落とした」

「……っ、申し訳ございません。出過ぎた真似でした」

()い。俺は今機嫌が良いからな」

「この左腕、どうすれば?」

「凍らせて仕舞っておけ。時が来たら使う」

「承知致しました」

「──それよりも、だ。お前は食わんのか」

「いやー、人肉料理はちょっと」

 

 しかももとはみやこのやくにんでしょ? 

 おとこがにがわらいとともにていあんをことわると、すくなはおもしろくなさそうにはなをならしたのでした。

 かんわきゅうだい。

 

「して、浮舟よ」

 

 ちゅうしょくをおえ、はらごなしにていえんをさんさくしていたすくなとおとこ。いけをおよぐさかなをながめながら、すくながくちをひらきました。

 

「なんでしょうか、宿儺様」

 

 おとこ──浮舟(うきふね)がにゅうわなえみとともにかえします。

 

「まだなにか企んでいるな」

 

 すくながおとこをにらみます。

 

「……あー、っぱ分かっちゃいます?」

 

 おとこはとくにいいわけもとりつくろいもせず、あんにみとめているようなくちぶりでこうとうぶをかきました。

 そのしぐさにすくなはちいさくわらいます。

 

「当たり前だ、このたわけ」

「彼関連のことで、今のうちに色々調整しておかないといけないことがまだまだ多くて。その辺りがちょっとネックなんですよね」

「ねっく」

 

 ききなれないことばに、すくながはんすう。

 すぐにさっしたおとこがいみをせつめいします。

 

「気掛かり、ってことです」

「最初からそう言わんか、このたわけ」

「申し訳ありませんでした」

 

 おとこはあたまをふかくさげ、そのくびがまだつながっていることにあんどしてからあたまをあげました。

 

「……千年後、だったか」

 

 すくなが、しせんをいけからそらへとうつしてからそうつぶやきました。

 

「はい」

「今よりも千年後の方が()()()()()()。お前は俺に(くだ)る時、確かにそう言ったな」

「はい。千年後の世の様相は、きっと宿儺様も満足なさるはずです」

 

 つよいひともそれなりにいますし。

 おとこが、まるでじっさいにみてきたかのようにかたります。

 

「……千年後、お前は俺の側にはいないのか」

 

 せんねん。

 きのとおくなるようなつきひのはて。

 いぜん、おおきなまんげつをふたりでみあげながら、そうぞうもつかないみらいのはなしをされたすくな。こうとうむけいで、なおかつみらいのできごとなのでしんぴょうせいもなし。

 しかしすくなは、おとこのことばをざれごとだとはおもわず。

 そうおもわなかったのは、ひとえにおとこのじゅつしきがじょうきをいっしているからにほかありませんでした。

 せんねんということばのおもみをあじわったすくなはめをほそめ、おとこのちゅうぎをためします。せんねんたってもかわらずおれにつかえているのかと、あんにといかけたのです。

 

「ははは、宿儺様と同じような方法はオレには取れませんから」

「下らん、下らんな。妙な(はかりごと)などやめて、さっさと呪いに成ってしまえば良いのだ」

「まあ、今度の死に様次第ではそう成ってるかも知れませんし。成ってなかったとしても、彼が好き勝手やってるうちに──つまりは千年後には絶対に会えますよ」

「その為の、調整か」

「はい。でもあと少しなんで」

()えているのか」

「まぁ、ぼちぼち。……あっ、未来のことは言いませんからね! 前よかれと思ってケンちゃんに千年後の面白イベント話したらブチ切れられちゃったんですから!」

「知るか」

 

 うきふねは、わかくしてこのむらのおさをつとめるじんぶつであり、そのじゅつしきから()()()()のかいごうにもしゅっせきをぎむづけられています。

 かれがみるけしきはかれしかしりえず、そのじゅつしきは()()()()にとって──ひいてはみやこにとってなくてはならぬそんざいでありました。

 

「おい」

「はい」

 

 ふいに、すくながぶっきらぼうにこえをかけました。

 

「……千年後、いざとなって俺独りだったら赦さんぞ」

「絶対に会えます。彼も、オレ程じゃないにしろ()()()()術式を受け継いでいるんで」

「村にいるお前の子孫達も相伝だと聞いたが」

「うーん、この場合精度って言うんですかね。大まかには同じでも、オレ程の逸材ったら()()いませんよ」

 

 いつざい。

 すくなのまえでそのことばをつかうおもみを、そしてぶれいを。まさかこのおとこがしらないわけがありません。

 しかしじっさい、すくなはそのことばにたいしてなんのひっかかりもおぼえず、はなしをつづけていました。

 いつざい。

 

「だから、千年後か」

「はい。千年後の彼より前には、誰も受け継げませんでした」

「……退屈だ」

「分かりますよ〜その気持ち。オレも、DSで遊べるまであと何百年待たなきゃならないんだよって常日頃もどかしく思ってます」

「言葉の意味は分からんが、()()と一緒くたにされると無性に腹が立つな」

「ははは、申し訳ございません」

 

 おとこのかるいしゃざいと、それにたいしてくつくつとわらうすくな。

 いけのほとり、ならんでわらうふたりは、みえないなにかでむすばれていました。

 そのえにしはせんねんのときがたとうとけしてたえず、ほどけず──

 

「あっ、千年後に彼と宿儺様が出会ったら、彼にくっ付いてる籠手の中の左腕は回収した(のち)丸呑みしちゃってください。丸呑みした左腕は、オレが無事復活出来た暁にまた使うので」

「…………話が戻った上に願い事が増えたな」

「そうだなぁ、籠手を取り除く合言葉はオレの名前とかどうです? 千年も経ってたら宿儺様もオレに会いたくてたまらなくなっちゃってるでしょう」

「どうだかな」

 

 あたまのなかはどうなっているのやら、きみょうきてれつなものいいですくなに()()()()をつづけるおとこ。

 こうもわがままをいいつづけてもすくながきくみみをもちつづけているのは、ふたりのあいだにそれだけのゆうじょうがめばえているからか、それともすくながいじょうにおんこうなのか。

 しんぎはわからず。

 やがて、ひょうたんのなかみをのみほしたおとこがとつぜんまゆをひそめたことで、はなしはしぜんとおわるのでした。

 

「……あ、宿儺様」

「なんだ」

「御三家の奴等が来ます」

「なに? いつの間に()たのか」

「はい。でもまだ宿儺様の呪力が相手に察知される範囲外です。今のうちに、裏梅さんと一緒に」

「そうか──また来るぞ」

「今度はオレが行きますよ」

()い。お前の屋敷の方が寛げる」

「ははは、宿儺様にそう言っていただけると幸いです」

「ではな」

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ∪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高菜、こんぶ?」

「…………あれ、棘ピー?」

 

 夢を見ていた気がする。

 知らない場所──でも知っている誰かと話していた気がする。

 夢の内容はもう既に忘れてしまったが、この夢を見るのは今回が初めてではないことはなんとなく分かる。

 場所も、誰と話していたのかも思い出せない。

 だから〝僕〟は、青髪女子とメカ丸が去った直後に立ったまま眠ってしまっていたという現実に──そして後輩である棘ピーに起こしてもらったという恥ずかしい現実に苦笑いしながら、今まで見ていた夢にこう結論付けた。

 

「…………変な夢」

 

 と。

 

「ツナマヨ?」

「いや、大丈夫だよ。起こしてくれてありがとうね、棘ピー」

 

 心配そうに〝僕〟の顔を覗き込む棘ピーに笑って応える。棘ピーの表情はそれでも晴れなかったものの、続く真希ちゃんの言葉でうやむやになった。

 

「棘ー、出センパイ起きたか?」

「しゃけー」

 

 少し遠い所からこちらに対して呼びかける真希ちゃん。真希ちゃんの側には〝僕〟と棘ピー以外の皆がいて、もう移動するところだったのだと今更ながら察した。

 

「ごめんね! 今行く!」

「いや、別に良いっすけど……大丈夫なんすか?」

「ぜーんぜん平気!」

 

 親指を立てて応え、小走りで合流。

 しかしこちらのリアクションに対して棘ピー同様眉を下げてしまった真希ちゃんに、なんでこんな心配されてるんだと微妙な表情をしてしまった。

 何故だ。

 こんなにも元気な小走りで駆け付けたっていうのに。

 

「なんか体内でヤバいことでも起きてんじゃないか?」

「いやいやパンダ。別にそんな大病の前触れとかじゃないんだよ。ここ数ヶ月は何度かあったし、別に身体自体はピンピンしてるから」

「いや、何度かある方がヤバいだろ」

「…………」

 

 正論だ。

 

 

 

 

 

 





男(浮舟):術式の関係で未来が視えるらしい。千年後にまた宿儺と出会う為に色々企んでいる。

両面宿儺:男とやけに仲が良い。男伝てに浮舟出の話を何度も聞いている為、まるで男と自分の子であるかのように思えてしまっている。

裏梅:男からたまにこの時代には無い調理法などを聞いては宿儺への食事で披露して褒められている。




この回マジで大事なので、あとで読み返してみて書き忘れていること(または書かなかった方が良かったこと)があったらしっかり目に修正が入ります!

いつかの産土神の過去と同じ書き方しちゃいました!読みづらくてごめんなさい!マジでごめんなさい!
でもあともう一回くらいやると思います!



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