アル中とさしす組   作:大塚ガキ男

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こんばんは。
語弊のあるタイトルですが、要は主人公の設定集みたいな感じです。


アル中、丸裸にされる。

 

 

 

 

 

名前:浮舟出(うきふねいずる)

 

 

 

性別:男

 

 

 

身長:170cm(正確には168cmだがプライド的な問題で170cmと公言している)

 

 

 

年齢:17歳(三年生だが、ギリ誕生日が来ていないので)

 

 

 

誕生日:8月24日

 

 

 

利き腕:左(右手があった時は右利き)

 

 

 

等級:準一級術師

 

 

 

術式:天与呪縛。

アルコールを体内に摂り入れると術師になれる。アルコールを摂れば摂るほどその力は強くなる。しかし、その分身体に掛かる負担も大きくなるので、摂り過ぎには注意。

ここでいう術師とは、一般的な術師としての能力を持っている人間のことを指す。

 

 

 

出身:岐阜のあたり

 

 

 

家族構成:母子家庭。一人っ子

 

 

 

一人称:オレ。酔ってなければ僕

 

 

 

血液型:O型

 

 

 

好きな食べ物:うどんやそば等の麺類、お茶漬け。元気だったらマック(同期とたまに行くから)

 

 

 

嫌いな食べ物:種があるタイプのブドウとさくらでんぷ。

 

 

 

好きな飲み物:お味噌汁。元気だったらマスカットジュース

 

 

 

嫌いな飲み物:お酒

 

 

 

好きな映画:スパイダーマン。この前五条とスパイダーマン3を観に行ったから

 

 

 

趣味:お喋り。話すのも聞くのも好き

 

 

 

特技:飲酒時、ゲロを吐かないギリギリのラインが完璧に分かる。でもギリギリはギリギリだから、走ったりすると吐く。

 

 

 

休日の過ごし方:同期と街に繰り出す

 

 

 

尊敬する人: 歌姫先輩 ←嘘つけ!←嘘じゃねぇわ勝手に消すな

 

 

 

好みのタイプ:言わなきゃ駄目? ←駄目

 

↑駄目    ↑駄目

 

 

 

同期に言いたいこと:交換日記、今誰が持ってる?オレのところ一週間くらい来てないんだけど

 

↑俺だわごめん

 

 

 

最近の悩み:四六時中同期と一緒にいる気がする

 

↑どうしたんだい?話聞こうか←良いです

 

 

 

彼女:今はいないけど、中学の頃はいた

 

↑その話詳しく聞かせて←また今度!また今度ね!

 

 

 

彼氏:いない。これからもいない ←ふーん

 

↑ふーん

 

 

 

みんなに秘密にしていること:あるけど言わない。 ↑教えろよ!

 

↑無理に聞くつもりは無いけど大事になる前に相談してほしいな   ↑怪我だけはしないでね

 

↑なんでみんな逐一コメントしてくるの?

 

 

 

 

その他、言いたいこと:なんでオレのプロフィール同期に見られてんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備考。

岐阜県のどこかのごく普通の一般家庭で育つ。父親は自分が幼い頃に亡くなっているが、何分(なにぶん)幼少期で記憶も朧げなのであまり悲しくはない。その分母親に愛情深く育てられたので、自分にも他人にも優しい、喧嘩一つしない大らかな少年に育った。

小中と友達に恵まれ、普通の学生として日々を過ごす。

初恋は、小さい頃に近所の公園で一時期会っていた金髪のお姉さん。好みのタイプを聞かれるも目の前のお姉さんが好きだったので、お姉さん!と返していた。今では立派な黒歴史。

ある日、母親が飲んでいたビールを好奇心から一口貰ったところ、体内で呪力が廻り始める。偶然任務終わりに近くを通りがかっていた夜蛾正道に呪力を感知され、スカウトを受ける。突然舞い降りた非日常にウキウキで呪術高専に入学。持ち前の人好かれする性格で、同期3人を半年と経たずにガチ恋勢にさせる。本人は自覚無し。

母親には全然連絡をしないので、心配されているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浮舟出による各人物への評価と、ちょっとしたエピソード。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五条悟:イケメン。変なグラサン。背高過ぎ。

最初は世間知らずのクソ生意気坊ちゃんって印象だったけど、最近は、デカいポメ(ポメラニアン)だと思ってる。周りうろちょろするし、よく笑うし。ただ、隙あらば抱きついてくるのは本当にやめてほしい。あと肩組む時わざわざ膝曲げんな嫌味か。

同期の中では一番マインドが近いので、笑いのツボが大体同じ。レギュラーのあるある探検隊で呼吸困難にほど笑ってるのは高専内でオレと五条だけ。五条家の力でエンタの神様の観覧席確保できないかと話し合い、手に入るギリギリのところで思いとどまったことがある。

 

 

 

 

 

夏油傑:イケメン。変な前髪。背高過ぎ。

最初は優しい紳士だと思ってたけど、後にコイツほどの性悪はいねぇって思った。その性格の悪さがオレには向けられていないのがせめてもの救い。最近は、スキンシップが過剰なエロ親父だと思ってる。尻触られ過ぎて、オレの尻が夏油の手の感触を覚えてしまった。最悪。後ろから抱き着いてオレの肩に顎乗せるの、くすぐったいからマジでやめて。

どこから仕入れるのか、オススメのオシャレなカフェとか美味い飯屋とか教えてくれる。はぐれないようにと手を繋ぎたがるのは意味分からんけど、連れてってくれるところがどれも当たりだから凄いなと思ってる。

あと、折角話しかけてくれた女の子を無視してまでオレと話し続けるのはマジでやめた方が良いと思う。

 

 

 

 

家入硝子:美人。たまに毒舌。ヘビースモーカー。

入学当初は、その美しさと煙草と塩対応にビビってあまり話さなかったけど、徐々に仲良くなっていった。最近は、気付いたらオレのパーソナルスペースに入ってきているので困惑している。意図が読めなくてマジで困惑している。硝子ちゃん、あなたご自分のビューティフルフェイスを鏡で見たことありますか?

煙草やめないの?と聞くとお酒やめないの?と返されるので、依存症脱却させバトルでは、勝敗が着かずお互い均衡を保ってる。

一年生の頃に同期四人でババ抜きで遊んでいた際、その時ずっと一位の座をキープしていた硝子ちゃんが、最下位──つまりは負けが込んでいたオレへの罰ゲームを発令。家入さん呼びをやめて名前で呼ぶように言われ、以降名前で呼んでいる。

この前昼寝から起きたらその御尊顔が目の前にあったベッドから転げ落ちたし、その後数分目が合い続けて、突然起き上がったかと思えば何食わぬ顔でオレの部屋掃除してから出ていったよね?あのドッキリのネタバラシってまだですか?

 

 

 

 

夜蛾正道:顔怖い。でも良い人。でも顔怖い。

オレに、呪術師という可能性を教えてくれた人。見た目こそ威圧的だけど、質問すれば答えてくれるし、挨拶すれば返してくれるしですぐにこの人は良い人だなと気付いた。

普段は五条と夏油の最強コンビを叱るマシーンと化しているけど、たまにオレと硝子ちゃんも混ざっていると「お前等もか……」って顔する。

五条と夏油は問題児ではあるけど、授業は比較的キチンと受ける。オレと硝子ちゃんは、校内で暴れたりはしないものの、時たま授業をバックれるので、五条と夏油(二人)とは違うベクトルで問題児扱いしてるらしい。

この前、いつもお疲れ様ですと缶コーヒーあげたら目頭を押さえていた。

おい呪術界、もっと夜蛾先生に優しくしろ。

 

 

 

 

庵歌姫:歌姫先輩優しい!歌姫先輩良い人!歌姫先輩可愛い!

初任務以来ずっとお世話になってる人。美人だし優しいし頼りになるしで、なんで五条と夏油に舐められてるのかが本当に謎。アイツ等歌姫先輩の何を見てるのだろうか。

拠点が京都校ということもあり、頻繁に会うような関係ではないが、会うタイミングをわざわざ作るくらいには歌姫先輩のことが好き。

歌姫先輩がお酒デビューをするとなったとき、冥冥さんも加えた3人で居酒屋に行ったことがある。初めてのお酒に緊張している歌姫先輩は、未成年なのに何故か()()()()()()しているオレのアドバイスを真剣に聞き、見事にトイレで吐いた。横で笑いながら介抱してたら、「アンタのせいでしょーが!」と腹パンされて、その後慌てて隣の個室に駆け込み二人仲良く並んで吐いた。あの時の痴態は、まだ冥冥さんの携帯のデータフォルダに入っているらしい。早急に消していただきたい。

歌姫先輩からの着信音は〝歓喜の歌〟に設定している。他の人はみんなデフォルトだけど、歌姫先輩は特別。同期からはちょっと引かれてる。

設定の仕方が分からなかったので、歌姫先輩に隣で教えてもらいながら設定した。照れながらも複雑そうな顔してた。

 

 

 

 

冥冥:美人。ミステリアス。お金好き。

たまに任務で一緒になる美人なお姉さん。任務先で冥冥さんのカラスを撫でさせてもらってから、段々仲良くなった。全幅の信頼を寄せたら破滅してしまいそうな雰囲気がある。でもいっか。

冥冥さんを見つけて声をかける時の声量、全呪術師の中でオレが一番元気な自信がある。

冥冥さんってあまり他の術師と(つる)まない印象あるんですけど、なんで飲み会誘ったら毎回来てくれるんですか?と以前聞いたことがある。そしたら溶液?洗剤?がどうとか難しい言葉を言われた。意味は未だに分かってない。

 

 

 

 

七海建人:後輩。大人。本当に一個下?

七海はオレが育てた。そう言いたくなるくらいしっかりとした後輩。

初めて会った時は礼儀正しくドライな感じだったけど、最近はよく話してくれる。五条や夏油みたいな先輩は苦手らしい。

七海はメールの文面が怖いので、何か絵文字とか使いなよとアドバイスしたところ、全ての語尾に猫の絵文字を付けてメールを送ってきたことがある。七海も何かがおかしいことに気付いたのか、それっきり絵文字を使うことはなくなった。

 

 

 

 

灰原雄:後輩。元気。本当に元気。

灰原はオレが育てた。そう言いたくなるくらい可愛い後輩。

初めて会った時は酔ってヘラヘラしてるオレを警戒してた。最近は、遠いところにいても目が合ったら駆け寄ってきてくれるくらい信用してくれてる。夏油のことを尊敬しているらしい。

灰原が、初めて一人で任務をやり遂げた時、お祝いにご飯に連れて行ったことがある。なんでも好きなだけ頼みな!と言ったらオレの財布の中身が一瞬にして消え去ったことがある。灰原とご飯に行く時は、財布の中身をパンパンにして衝撃に備えている。

 

 

 

 

伊地知潔高:真面目。礼儀正しい。五条と夏油のおもちゃ。

初任務の時に指導を担当した一年生。最後の方は酔い過ぎてて記憶ないけど、あれ以来普通に話せているので、どうやらオレは上手くやったのだろう。

伊地知くんって呼びづらいからイジッチーって呼んでも良い?って聞いたら、30秒ほど悩まれたことがある。

そういう、なんでもかんでも真面目に考えて真正面から解決しようとするところが、五条と夏油(二人)()()()()()()要因なんだろうなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他人からの浮舟出の評価と、ちょっとしたエピソード。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜蛾正道:呪術師にしては珍しい真人間。元気に挨拶してくれるので好ましく思っている。一方で、何か決断をする際、自分を()()()()()()()()()の上に乗せずに考えるのは本当に気を付けてほしい。

出のおかげで、同期の三人が入学当初よりまともになっている事実を喜びつつ、三人が出に並外れた執着心を抱いている事実からは目を背けている。すまない出、俺にあの三人を止めるのは無理だ。

今度、二人で屋台のラーメンを食べに行こう。アイツ等を止めてはやれないが、できるだけ手助けはさせてほしい。もし裁判沙汰になったら、先生は出の側についてやるからな。

 

 

 

 

 

 

庵歌姫:私を先輩として敬える、できた後輩。クズ二人にも見習ってほしい。

普段から酔っ払っているので、四六時中陽気な浮舟のメンタルを心配している。

浮舟が抱える闇を少しでも取り除けるように、二人でいる時はなるべく浮舟の話を聞いて優しく励ましている。

浮舟の涙を知っているのは私だけ。あんな顔、同期には見せるんじゃないわよ。

あと、硝子の気持ちに早く気付きなさい。

……さもないと、とんでもないことになるわよ。

 

 

 

 

 

 

 

冥冥:呪術師にあるまじき純粋さと、呪霊に対する容赦の無さ。その二つを併せ持つ不思議な子。私を邪な目で見ない点は、感心できるね。

私に気軽に電話をかけてくるのは君だけだよ。

お酒を飲むのは君の勝手だし構わないけれど、もう少し美味しいお酒を飲んだらどうだい?──何、今度教えて下さいって?……あのねぇ。浮舟君、少しいいかな?

用益潜在力(ようえきせんざいりょく)

君にはその、用益潜在力があると私は踏んでいる。だから私は君とこうして仲良くお話しているんだよ。私は君のことを良き友人だと思ってるわけじゃない。ただ、君といると後に利益が発生するから、泣く泣く、仕様が無く一緒にいるだけだ。

そこのところ、勘違いしないことだね。

違う。溶液でも洗剤でもないよ。私が使ってる柔軟剤を聞いてどうする気かな?良い匂いがします。って君、それ普通にセクハラだからね。あ、こら。私のカラスに妙な渾名をつけるのはやめなさい。カァ座右衛門と呼ぶのはやめなさい。

……全く、仕方の無い子だね。

 

 

 

 

 

 

七海建人:あの三年生の中で、唯一身構えずに会話ができる人。唯一、この人に付いていきたいと思えた人。

浮舟先輩は一人の人間としてとても尊敬出来るのですが、どうしてあんなに先輩方の地雷を笑顔で踏み抜いていくのでしょうか。もう少し考えて行動していれば、もっとまともな関係に落ち着いていると思うのですが。

なんで五条さんの獰猛な笑みに気付かないんですか。

なんで夏油さんの他を牽制する眼力に気付かないんですか。

なんで家入さんに薬指の太さを測られていることに気付かないんですか。

なんで皆で街に出た時、先輩方三人のガードをすり抜けて、困っている人に話しかけにいくんですか。

なんで、その挙句に連絡先を交換しちゃうんですか。

というかなんでそんなに人に好かれるんですか。

……浮舟先輩。

貴方いつか刺されますよ。

絶対に。

 

 

 

 

 

 

灰原雄:変な人かと思ってたら、めっちゃ良い人でした!!

僕は人を見る目はあるんですけど、初めて浮舟先輩を見た時、あっ絶対ヤバい人だと思っちゃいました!!でも話しているうちに、凄い良い人だってことに気が付きました!!よくご飯ご馳走してくれます!!

浮舟先輩を観察していると、浮舟先輩の求心力?の高さがよく分かると思います!!本っっっっっっっっ当に、引くくらい人から好かれてます!!

勿論、僕も七海も浮舟先輩のこと大好きです!!あ、浮舟先輩!!お疲れ様です!!浮舟先ぱ〜〜〜い!!……

 

 

 

 

 

 

伊地知潔高:浮舟先輩は、優しい人だと思います。はい。

以前、浮舟先輩と廊下ですれ違った際に、ついバランスを崩して転けそうになったことがありました。その時、浮舟先輩はすぐさま私の手を取り助けて下さったのです。

持っていた酒瓶から手を離してまで。

アルコール依存症の浮舟先輩からしたら、お酒というのは命そのもの。絶やせばどんなことになるかなんて、私には決して想像がつかないくらいに。

大切な酒瓶よりも私を優先してくださったことが、そんな状況を作ってしまった本人ながら嬉しかったです。

怪我は無い?と私に笑いかける浮舟先輩に、男同士なのに思わずときめいてしまいました。

浮舟先輩、こんなことを色んな人にやっているのでしょうね。

浮舟先輩の背後から、私を睨む家入先輩。そのブリザードのような視線を受けて、そんな感想を抱いたのを憶えています。

 

 

 

 

 

 

五条悟:最愛の人。もしくは俺の婚約者(フィアンセ)

最初は、すっげー雑魚入って来たなって思った。呪術のことなんにも知らないし、強くもないし、マジですぐ死ぬんだろうなって思ってた。

でも、話してみたら良い奴だなって思ったよ。俺のこと一人の同期としてしか見ないし、変な遠慮とかなんも無いし。

いずるといると、お互い肩肘張らないのが気楽で良い。

任務終わりに誰かと待ち合わせたのなんか初めてだった。

買い食いをしたのなんか初めてだった。

映画館に行ったのなんか初めてだった。

お笑い番組を見たのなんか初めてだった。

誰かの誕生日を祝ったのなんか初めてだった。

同い年の奴に本気で叱られたのなんか初めてだった。

なんにも知らないのは、いずるじゃなくて俺の方だって気付いた。

でも、俺の立場になったいずるは俺のことを馬鹿にしなかった。俺が知らない事は、なんでも教えてくれた。

お花見の楽しさも、花火の匂いも、ダイブした枯れ葉の感触も、雪合戦の温かさも、教えてくれたのはいずるだった。

勿論、何かする時は傑も硝子も一緒だった。でも俺は、隣で腹を抱えて笑ってるいずるの表情がいつまでも頭に残ってた。

俺はいつの間にかいずるのことが好きになっていた。

いずるに貸してもらった、漫画みたいな恋を、俺はいずるにしていた。

傑も硝子も、いずるのこと好きだけど。本当なら、同期三人で仲良くいずるを囲うのが最良なんだろうけど。

俺って最強だから。

いずるは誰にも渡さないって決めてるから。

いずる。

愛してるぜ。

 

 

 

 

 

 

夏油傑:最愛の人。もしくは私の伴侶。

教室で出と会って、話して、その日の夜は正直言って顔も思い出せないくらいの印象だった。

しかし、とある任務で出の戦いを見た時。

その暴力的で鮮烈な笑顔が、目に焼き付いて離れなかった。

気付けば出を目で追っていた。

勇気を出して自分から話しかけてみた。出は優しく返してくれた。

好きになった。

私はこんなにチョロい男だったか?そもそも出は男だぞ。

しかし、ああ。

可愛い。

なんだこの生き物は。本当に同じ性別の、同い年の人間なのか。

何故そんなに柔らかい笑顔を向けられる?

何故私をそんなに信頼できる?

何故そんなに収まりの良いサイズ感なんだ?

何故、君は一人で傷付く?

出は優しく、そして脆かった。硝子の反転術式も効かない出は誰よりも傷付き、そして誰よりも笑っていた。

生傷を絆創膏で、包帯で隠す出の笑顔が痛々しかった。酔っ払ってヘラヘラしてる出を見て、心底心が痛んだ。出が飲酒をやめられないのは、決して依存症のせいなんかじゃない。出が飲酒せざるを得ない状況にまで追い込むこの世界が悪いのだと理解した。

だから、同期皆で護ろうと決めた。出が飲酒をしなくても済むように、いつか出の本当の笑顔を見れるように。

でもね、出。

出を護る人間は、一人で事足りるとは思わないかい?

確かに、悟は最強だ。本気で殺り合えば私は勝てないだろう。

確かに、硝子は世間一般から見たら美人だ。君と同じ男の私では敵わないだろう。

けれども。出には私がいれば充分、そうは思わないかい?

私は欲張りなんだ。出来ることなら、出を私だけのものにしたい。そう思うのは当然だろう?

安心して、何も考えず私を選んでほしい。決して後悔はさせないよ。

私が君を害する全てから護り切ってみせよう。

君が生きるに足らない世界なら、私が更地に戻してみせよう。

こんな穢れた世界を見なくても済むように、私が君の瞳を後ろからそっと塞ごう。

君が暗闇でも迷わないように、耳元で囁いて正しい道へと導こう。

君が不安に駆られないように、絶え間無い快楽と微睡み、そして幸福を与えよう。

それでも君が私の手を取ってくれないのなら、どんな手を使ってでも必ず振り向かせてみせよう。

ほら、出。

おいで。

おいで。

こっちだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

家入硝子:最愛の人。もしくは私の旦那。

凄い馬鹿。能天気な馬鹿。反転術式効かないクセに、一番怪我して帰ってくる馬鹿。私のことを家入硝子(一人の人間)として見る馬鹿。はっきり言って、いずるの怪我の手当をしている時は溜め息ばっか吐いてた。普段は話さないようにしてたから、二人きりのこの時間が酷く気まずかった。

アンタ、怪我痛くないの。

退屈に耐えかねて、一度聞いてみたことがある。いずるは、ヘラヘラしながらこう答えた。

痛いよ。

当然。

……当然なんだけど。

当然のように言ってのけたいずるを見て、なんだか放って置けなくなった。あとから思うと私は、いずる(この馬鹿)に母性本能的なやつを刺激されたらしい。

何も言わずにいずるの隣に座ってみた。飛び上がるくらい驚いてた。

いずるに、罰ゲームとして私を名前で呼ぶように命じてみた。ぎこちないけど、照れながらも私の名前を呼ぶ姿が可愛らしく見えた。

いずるの目の前で、ふと身体の力を抜いてみた。みるみる内に倒れていく私の身体を、いずるは抱き止めてくれた。そのあと、勝手に触ってごめんと土下座して謝られた。

私の心音は、いつもよりうるさかった。

いずるが任務で居ない時、いずるのベッドで横になってみた。深呼吸したら、いずるの匂いが肺を満たす感じが煙草と似ていて、枕に顔を埋めながら一人で笑ってしまった。

後から知ったけど、いずるが任務に出るたびに私が授業をサボってどこかに消えるので、流石にクズ二人にはバレてたみたい。クソ。

いずるが部屋に居る時、いずるのベッドで横になってみた。いずるの顔が赤くなってるのを見て、両想い確定だと思った。いずるが夜寝る時に私を思い出すように、なるべく匂いを移しておいた。

いずるは、私がどれだけお膳立てしてあげても、絶対に手を出してこなかった。ムカつくくらい紳士だった。

いずるってチンコついてんの?

いつだったか、そう聞くと口を押さえられ、女の子がそんなこと言っちゃいけません!……ちゃんとついてます。って言われた。

じゃあ早く手ぇ出せやって思った。

同期のクズ二人も、いずるのことが好きらしい。しかも、本気らしくて心底ダルかった。

いずるの為にも三人で協力していずるを守ってきたけど、やっぱり私だけで良いじゃんね、って思ってよく抜け駆けしてる。咎められるけど、結局最後は私とくっ付くんだから、二人は何を足掻いてるんだろうか。

いずるは馬鹿だから、一度眠りに入ればちょっとやそっとのことじゃ起きない。頬を突いても、名前を呼んでも決して起きない。

それが任務で泥酔して帰ってきたとなればボーナスタイムだ。

同期三人集まって、30分でローテーションを組んで、いずるの部屋で、いずると二人きりの空間で各々好きなことをする。キスをしたり、いずるの手を取って自分の身体を触らせたり、耳元で決して届かない愛の言葉を囁いたり、思い切り抱き着いたり。

いずる。

今はどこをほっつき歩いてても何も言わない。

だって最後は絶対私の元に帰ってくるしね。

……でも。

我慢には限界があるから。

 

 

 

 

 

 




以上、設定というか妄想の垂れ流しでした。書いてる側はめっちゃ楽しいです。急いで書いたので、変なところあるかもしれません。
浮舟出とのエピソードって言ってるのに、段々と浮舟出への思いを語り始めてしまうさしす組。大好きだからしょうがないよね。
箸休めで書いたつもりがいつもと同じくらいの文字数になってしまいました。本編を楽しみにしていた方には申し訳ないです。次回は本編に戻ります。
それでは。

誰好き?

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  • 五条悟
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