side リズ
こころがマッサージごときでまさか逃げ出すとは思っては居なかった…訳ではない。
正直な所、こころは意外と弱点が多いのだ。確かに痛みに対してはかなり強い。初めて戦った日の事を思い返してみても、あれだけ痛みに対する耐性がついている魔法少女はそうはいない。
覚悟を決めたくらいで我慢できるほどの痛みではないはずだったけど…それでも耐え抜いて見せたのは本当に凄いと思う。戦える妖精である僕の目から見ても十分凄いのだ。
反面、彼女はその…快感に対してかなり弱い。もしこの世界がそういう系の世界だったとしたら、1話で直ぐに堕ちるレベルで。本当に耐性が無いのだ。奇跡的なまでに付かないと言っても良い。痛みに関しては相当耐性が付いているから分かる。獣化によって感覚が研ぎ澄まされているとしても、あそこまで弱いのはおかしい。
今までも危惧してはいたものの、少し前の偽吸血鬼相手でよく分かった。多分催眠おじさんとかマジカル何とかさんが出てきたら負ける。以前からもカギムーの事を考えれば兆候があったが、ここまでとは思っていなかった。
もしも敵がこの弱点に気づいていた場合…かなりまずいだろう。下手をすれば一発で無力化されてしまう。何とか気づいていない事を祈るばかりだが…いつかはバレるだろうなぁ…!
side オタク博士
先ほどからバタバタと音がする。どうやら、あの同僚が来ているらしい。拙者がオタクの道に引き摺り込んだ相手だ。初めてプリズムハートちゃんに会った時はかなり雑な態度だったが、おそらく今会えばたじたじになっているだろう。拙者が把握していた通り、魂が童貞だったようだ。
「おいクソ野郎!プリズムハートの弱点が分かったぞ!」
「ほう…!それは興味深いですな?」
ふむ。弱点…いくらでもあると思っているが、果たして。彼はどのような答えを出したのか。長い間の研究(ビデオ鑑賞) をした成果を聞くとしよう。
「それはズバリ…快感だ‼︎
つまり、積極的に快感を与える怪人を生み出せば…!」
「…それ以上は」
「ん?」
「それ以上は決して言ってはなりませんぞ‼︎
そんな卑怯な手段に出るなど笑止‼︎そもそも拙者達の目的をお忘れか⁉︎
その上、そこの一線は決して超えてはならぬ線‼︎
それ以上の事をしてしまっては…これまでの活動が全て無駄になるというもの‼︎
それを分かって言っているのですかな⁉︎貴殿は‼︎」
それだけはダメだ。その線は越えるべきでは無い。そんな横暴は許してはいけない。そんな事をするのであれば、刺し違えてでも止めねばならない。
確かに、先日のコウモリ怪人は良くなかった。だが、彼はあくまでも吸血行為によって快感を生み出すだけだった。それも、吸血鬼になりたいという意志がもたらした力に過ぎない。最初から快感を与えるためだけのものではないのだ。
「良いですかな⁉︎確かに快感に顔を蕩かすプリズムハートちゃんは可愛い。それは拙者も分かっております。その上で動きを止められるともなれば、その選択肢を視野に入れたくなるのも分かりますぞ⁉︎
ですが!その線だけは超えてはならぬのです!
最初からそれを目的とした怪人を生み出す事は、決してダメなのですぞ‼︎」
「そ…そこまでいうなら…仕方あるまい…」
ふぅ。もしも専用の怪人を作るともなれば、『上』に知られることになってしまう。そうなれば、この世界は一巻の終わりだ。彼女という最後の砦が消えれば、本当に終わってしまう。せっかくこれまで保ってきていたのに、この平和を崩されては困るのだ。
「それにしても…まさかそこまでムッツリになるとは思いませんでしたな?作戦にかこつけてプリズムハートちゃんのあられもない姿を見たいだなんて…」
「そっ…そういう事ではないわ‼︎
やはり貴様は真面目でも何でも無いクソ野郎だったな‼︎見直して損したぞ‼︎」
「デュフフフフフフ!!!!!」
流石に真面目になり過ぎていたので、同僚を茶化して話を和ませる。やはり、彼との関係はこうではなくては。こんなシリアスさは拙者達には不要なのだ。
そういえば…また今度レイスターレット殿と話し合いをしておくべきだろうか?あそこまで強いとなれば、もしかすれば…
現状を打破できる希望の存在かもしれない彼女に、拙者は期待を寄せているのであった。あっ、もちろん最推しはプリズムハートちゃんですぞ‼︎
明日は今日の分も更新…出来ると良いなぁ…
モチベup&番外編用?人気度アンケート どの魔法少女が好き⁉︎
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桃井こころ/プリズムハート
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青木すみか/ブライトダイヤ
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藤原なぎの/グリッドスペード
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緑谷よつは/シャイニークローバー
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白銀あかり/レイスターレット
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リズ/プリズムイクリール