忙しかったのと体調崩してたので書けませんでした
ここからも忙しいのでもしかしたら更新速度が2日に1回とかに落ちるかも…本当にすみません…
side こころ
目が覚めると、そこは家のベッドだった。久しぶりだ。
そう言えば何でここに?オレは特訓してたはず…そうだ。新しい形態を使って…その反動で…
「目が覚めたかい?こころ‼︎」
「オレは…あの時…」
あの時、新しい形態で敵を追い詰め居ていた時に起こった事。いきなり心臓が痛くなって動きが思わず止まってしまった。何とか倒しはしたものの、その後も痛みは治らなくて。博士に言われるままに変身を解除したら痛みが引いていって…気絶したんだった。
「あの形態の反動についてだろう?
それなら大体の仮説はついてるよ。」
「本当か⁉︎」
リズ曰く、反動の原因は異常なまでの再生力。傷を負ってない状態だと、癒しの力が暴走してしまうらしい。一体どうしたら良いのだろうか?常に傷を負わないといけないだなんて。そんな簡単に出来るわけ…いや、出来る。
むしろ、今まで以上に痛いのをたくさん喰らえるかもしれない。相手の攻撃を避けず、受ければ良い。傷は再生するし、反動も消える。これなら良い感じだろう。
それにしても…オレが不死鳥ねぇ?確かに諦めずに立ち上がって勝つのを見てればそう思うかもしれないけど…うーん…?
正直なところ不死鳥やフェニックス、鳳凰のイメージとオレのイメージって合致しない気がするんだが…まぁでも、オレに『逆転』という力が無いと思ってる人からすればそれも納得かもしれない。
普通に考えて、逆転という固有魔法が存在するだなんて思う人はそうそう居ないだろう。オレやリズだって初見は意味が分からなかったし。しかも、この新しい形態ですら『逆転』の力を引き出したものらしい。
思っていた以上に強力な力だ。だが、言われてみればこの形の強化に納得もいく。普段の逆転は、見方を変えれば諦めない限りは死なない踏ん張りスキルのようなものだ。それそのものが形成を逆転する力にはなりにくい。ごく稀にそういった力を引き出せることもあるが、それでも本当に稀だ。
死なない踏ん張りスキルとしてみれば強力ではあるが、逆転と言い切るのはどうなのだろうというレベルだ。しかもほぼ強制的に敗北直前に持っていかれる始末。今までがまともに機能していなかったと言われても納得だ。絶対に逆転出来ると言い切っているくせに、実際は負けを認めずにひたすら足掻いて勝ちをもぎ取っているのだ。
さて、これからの戦闘方法と方針が決まったところで、組織について分かった事が色々とあるのでそこもリズと共有して整理しておきたい。
リズとも話して分かったこととしては、明確なヤバめのラスボスがいる事。博士達は無理やり働かされていた事、博士達の生み出した怪人はやっぱり殺しをしないが、推定ラスボスが生み出した怪人は容赦なくぶっ殺してくる事。
じゃあ殺す殺す言ってた怪人は…推定ラスボスが生み出した怪人なのだろう。その中でも強力な個体が、例のレベル10だったという事か。
組織から逃げた怪人に関してはまだ分からないが、博士達の事だし何か裏があるだろう。
怪人を生み出す装置についてだが、オレの見立てではどうも人間が素体にされてるとかは無いようだ。だが、人の気配のようなものは感じられた。周りに動物のケージと試験管があった事とオレに投与された薬から、エキス的なものが使われているのは間違いないだろう。
博士に聞けばもしかしたら話してくれるかもしれないが…どうなんだろうか?流石に聞き過ぎだろうか?
ちなみに、博士曰くラスボスの部下はすでに魔法省に潜り込んでいるらしい。そのため真実を明かそうものなら直々に攻めてくるので、魔法省には頼れないらしい。
本当にこういう時の組織って役に立たないが、まぁ仕方ない。そういうものだろう。大きな組織である分、ネズミが入り込んでも気付けないのだ。
こんな事を話していると、怪人が現れたと情報が入ってきた。即座に現場に急行する。
現場に着くと、怪人が人質を取って周囲を脅していた。明らかにオレを呼び寄せようとしている。怪人の両腕はカニのハサミのようになっていて、人型なのに腹の辺りから複数の脚が生えている。足の先は棘だらけで鋭く、アレに貫かれたらなかなか良さそうだ。
「おい怪人‼︎人質を放せ‼︎」
「ん〜?来たか魔法少女‼︎人質は…放さないよ?
せっかく手に入れたんだし!利用しない手は無いね‼︎」
「もしこっちが動いたら…?」
「その時はこの人質がどうなるか、分かってるよね?」
…仕方がない。これでは下手に手出しが出来ない。相手の隙を見てどうにか助けるしか無いだろう。こちらが攻めてこないと分かった怪人は、強気に攻めてきた。鋭い脚が串刺しにしようとこちらに迫る。
回避をしようと考えるも、動くなと言われている以上は回避も許されないだろう。
「ごふっ‼︎ぐ…ぅ…‼︎」
「ふっふ〜ん!どこまで耐えられるか見ものだねぇ?」
鋭く尖った脚が腹を貫通した。さらに怪人はトゲトゲとした脚が返しになって抜けにくくなっているのを無視して無理やり引き抜く。
「ぐぅあああああ!?!?!?!?」
貫通される事は今までもあったが、返しごと引き抜かれるのは初めてだ。傷を再度抉られる感触は、想像以上にキた。正直くせになりそうだ。
「ごめんなさい!私なんかのために…‼︎」
「大…丈夫…!必ず…助け…ごふっ‼︎」
「あれ〜?まだまだ脚はあるのに随分強気だね〜?」
心配してくれる人質の言葉が沁みる。この言葉が聞きたかった。今度は一気に脚が貫通した事でオレの身体が浮き上がったのを見て、人質の顔が青ざめていく。
大丈夫だと伝えようとしたが、引き抜かれた勢いで思い切り血の塊を吐き出して倒れてしまった上、地面にどくどくと赤い染みが広がっている状況では逆効果だ。
吐き出した血が飛び散って若干顔に掛かってしまったのもマイナスポイントだろう。このままでは、オレが負けると思われてしまうかもしれない。そうなれば、もしかしたら無理やり逃げようとして人質が怪我を負わされてしまうかもしれない。
大量出血でふらふらとしながらも、何とかあの形態になろうとする。これだけ傷を負っていれば、反動が来るのも遅いはず。ある程度圧倒していても反動が来るまでには倒せるはずだ。
トドメとばかりに繰り出したハサミをそのまま受ける。ガッチリと挟まれた状態で、相手が力を込めるたびに骨が軋む。切れ味が悪くて助かった。そうでなければ、真っ二つでもおかしくなかった。
やっべ。早く変身しないと。人質の目が死に始めてる。これが俗にいう絶望顔か。冗談じゃない。オレの前でそんな顔をさせるわけにはいかない。
何とかしなければと考え続けていると、不意に身体の奥が熱くなる。今だ。リズ命名の新形態。
「
間に合った。傷が再生していくのが分かる。この形態なら、人質を一瞬で助けることもできる。
「動いたな?なら人質を…なっ!?」
「残念だったなカニ怪人‼︎
今のオレの速さなら…お前が人質を害するよりも救う方が早い‼︎
怪我はないか?ちょっとあざが出来てるな…それっ!この炎があれば傷も治るはずだ!」
「ほんとだ…傷が治ってる…!
ありがとうございます‼︎頑張ってください!応援してます‼︎」
走り去っていく人質を見て一安心。奇襲とばかりに繰り出された脚が腹を貫通するが、無視して攻撃を繰り出す。脚を叩き折って引き抜けば、傷が塞がった。反動も来てないし、これならいける。
カニ怪人の甲殻は普段なら強力な鎧だが、問題ない。思い切りステッキをぶつければ砕ける。横殴りに振り抜かれたハサミを敢えて受ける。骨が折れた音がするが、これも無視。ハサミに向けて連続で光弾を放てば、ハサミが砕け散った。
「じゃあなカニ怪人‼︎
プリズムハート・フェニックスバースト‼︎」
思い切り繰り出した光線は、今までとは比べ物にならない火力だった。触れた瞬間にカニ怪人が消し飛んだのだ。
この形態の感想としては…最高の一言だ。勝てるし痛いしでもう最高。ある意味原点回帰だ。だが問題としては…絵面がなぁ。
再生するからと攻撃を避けもせず、ひたすら受け続ける姿はもしかしたらやばいんじゃ…まぁ、昔もそうだったかもしれないし、okか‼︎
後ですみか達にめちゃくちゃ心配されたのは、また別の話。
そろそろ終わりが見えてきました…が
まだまだ続きは書けるように考えてます
そのための異世界からの使者設定ですからね‼︎
モチベup&番外編用?人気度アンケート どの魔法少女が好き⁉︎
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桃井こころ/プリズムハート
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青木すみか/ブライトダイヤ
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藤原なぎの/グリッドスペード
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緑谷よつは/シャイニークローバー
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白銀あかり/レイスターレット
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リズ/プリズムイクリール