久しぶりの投稿です。大変長らくお待たせしました!!!!
色々と荒い部分はありますが、完結だけはさせる予定なので…
最後まで応援、よろしくお願いします!!!!
sideこころ
泣き落としで突破したのは失敗だったか…?でもあれくらいしか怒るすみかを止められなかったしな!仕方ない!ともかくだ。前回の脱走は許されたものの、これ以上の脱走は普通にやったら無理だ。
すみか以外のいつもの皆は当然あっち側についており、肝心のリズも何やら別の事で忙しいらしく脱走を手伝ってはくれなさそうだ。なんか最近そればっかりな気がするが…まぁそういうもんだろうか。
ベッドの上からボーッとテレビを見ていれば、ニュースが目に飛び込んできた。あれは…すみか達だ。変身して戦っている。相手は…この前のナンバーからしてⅥだろうか?
なぎのとよつはが牽制技を放った。直撃したように見えたが…いや、当たってない。爆風に紛れて避けている。けど、すぐ近くには隙をついたすみかが居る。おそらくバリアを纏った状態で接近戦を挑んで…
「…は?倒れた?」
パタリとすみかが倒れ込んだ。一瞬の抵抗も無しに崩れ落ち、ぴくりとも動かない。一体何が起きた⁉︎攻撃が早過ぎてカメラで捉えきれなかったか?いや、だとしても攻撃を受けた以上はすみか自身が衝撃で少しでもブレるはずだ。それも無く倒れるなんて…何が。
居ても立っても居られなくなり、後で怒られるのを承知で飛び出す。あり得ない。確かにすみかはバリアを張っていたはずだ。貫通するはずはないが、万が一貫通するほどの威力の技なのにすみか自身が衝撃で動かないはずがない。それに、見た限り目立った外傷もなかった。考えれば考えるほど謎は深まるが、今は考えるのはやめだ。まずは現場に辿り着かないと。焦りながらも駆け出していき、不死鳥の衣を纏う。
「光焔…鳳凰ッ‼︎」
ブランクがどうとか、そんな事は言ってられない。もしも。Ⅵ以降の相手がこれまでとは桁の違う相手で。オレの判断ミスが原因ですみか達がやられたら。そう考えるだけで頭がいっぱいになる。必死に考えないようにと思っても、嫌な想像ばかりしてしまう。最悪のイメージを振り払うように頭を左右に何度も振り、必死で駆け抜けてゆく。
そうしてたどり着いたオレの前に広がっていたのは。
「すみ…か…?なぎの…よつは…?」
身じろぎ一つせず、地面に倒れたみんな。それも、変身が…解けた姿で。
「ヤットキタカ!魔法少女!」
「あ…あぁ…!」
Ⅵが何か言っているが、聞こえない。
「ン?ナンダナンダ?ドウシタ?」
「ああああああああ‼︎‼︎」
オレの眼前の光景が示すのは。すみか達が…死んでしまったという残酷な事実だった。
「…うそだ。嘘だ嘘だ嘘だ!夢だ!こんなの!」
「夢カ?確カニ夢ッチャア夢ダガ…」
アイツの言葉は全く頭に入ってこない。既に頭の中はぐちゃぐちゃで、後悔と悲しみと怒りとがごちゃ混ぜになっている。分かっている。不死鳥の力で癒せるのは、生きている人間だけ。既に死んでしまった命は戻らない。それこそ、世界の法則をひっくり返すような無茶苦茶な何かでもない限り。無理だ。すみか達は…死んだ。魔法少女の変身が解けるのは、気力が尽きたか死んだ時だけ。あの状況で気力が尽きるほど戦えなくなるはずは無い。
「ひっぐ…うぁ…!うぅ…ああああああ‼︎‼︎」
「夢ヲ見テルカドウカハソイツ次第ダゼ?」
オレが弱かったから。不甲斐なかったからだ。心配させ過ぎた結果、3人で戦う機会を増やしたからだ。すみか達を信じて送り出したあの時、引き止めれば良かった。すみか達は油断もしてなかった。全力で戦って、そして死んだ。
「すみか…みんな…」
せめて戦いに巻き込まれないように動かそうとして、違和感に気づく。さっきは頭がグチャグチャになっていたせいで気づかなかったけど、呼吸音が聞こえた。よく見れば、身体はわずかに上下している。
「生き…てる?生きてる!良かった!でもなんで…」
「アー…イイカ?オレガヤッタノハアクマデモ眠ラセタダケナンダガ…」
……え?眠らせた?そういえば…これまで眠らせてくるやつなんて居なかったな。あれ?もしかして変身って気力を削がれる、死ぬ以外にも…意識を失ったら解除されるってことなのか?だとしたら…本当に眠らされただけ?
「良かった…良かったぁ…!!!!」
思わずすみかを抱きしめてわんわんと泣き始める。止めようにも気持ちが抑えきれなかった。ひとしきり泣いたあと、未だ目覚めないみんなを隅っこに移動させた上であらためてⅥと対面する。
「なんていうか…色々悪かったな?いやまぁお前が元凶だから謝るのも変な気はするが…それでも待たせちゃったしな」
「イヤ…邪魔ガ入ラナイヨウニシタツモリダッタガ、コウナルト予測シナカッタオレモ悪イカラナ…ム?ソロソロ睡眠ガスガ効イテ来ル筈ダガ?」
「残念だったな…ごふっ!一応…こっちだって対策は出来るんだぜ?」
少々恥ずかしい勘違いで号泣してしまったが、アレはナシだ。問いに血反吐を吐きながら答えれば、Ⅵは少し考えてからこちらのタネを暴いた。あえて自傷ダメージを受ける事で、無理やり眠らないようにしているという力業だ。まさかバレるとは。だが、こうしていれば眠らされる事はない。こちらに攻撃してこようものなら、あえて喰らって起きればいいし。
「ナァオマエ…オレノ実験台ニナラナイカ?」
「断る!けど一応話は聞かせて貰えるか?」
「ソウカ…マァ従ワナイナラ無理ニデモ連レテ帰ルガ!
ダガ先ニ話ダケハシテオコウ、ソチラノ方ガ効率的ダシナ?」
色々と複雑な説明を受けて頭がこんがらがりそうになったが、要は…
「連れて帰って解析して、良い感じにⅣ以降を造る…で合ってるか?」
「ソレデ合ッテイル!馬鹿カト思ッタガ以外ト理解力ハアルヨウダナ?」
「意外とってなんだ意外とって!そんな馬鹿に見えるか?オレは!」
唐突な罵倒に言い返しつつ、もう一度頭の中で整理する。恐らくこいつはすみか達を攫う目的で造られたのだろう。傷ひとつなく眠らされているのもそういう事か?それにⅣ以降と言っていたし、既にⅤは造られている…のかもしれない。
「馬鹿ダロウ?コウシテオレト会話シテシマッテイルノダカラナ!」
「何言って…ぐっ⁉︎」
急に足に力が入らなくなり、ガクッと膝をつく。今オレは何をされた?ただアイツと話していただけの筈だ。急に眠らされる対策だって取っていた。それ以外に…何が…!
「痺レガスダ!速攻性ノアルヤツヲ周囲ニバラマイテイル…効果ガ出ルマデニココマデ時間ガ掛カッタノハ想定外ダッタガナ」
「痺…れ…ガ…ス…?」
「二度言ワネェト分カラナイカ?オレハ睡眠以外ニモ様々ナ毒ガスヲ使エル…ソノヒトツガ、痺レガスッテワケダ!」
不味い。痺れガスを身体から出しても、アイツが放出し続けるんじゃ意味がない。どうにかしないと勝ち目がない…だが。
「へ…っ…!こうして…痺れ…てても…!必ず…お前を…倒して…やる…からな…!」
「コノ痺レガスヲ受ケテモ動ケルノカ⁉︎」
全身は動かせないが、少しずつ身体が動かせるようになってきた。どんな相手でもオレは負けるつもりは一切ない。ある程度痺れガスを喰らって耐性を付ければ、いずれは完全に効かなくなる筈だ。その時まで耐えていれば勝機はある。そう考えていたオレだったが…そんな甘い考えは簡単に打ち砕かれた。
「ヤハリ危険ダナ…フム…プリズムハートハ捕獲失敗ダガ、他ハ捕獲可能…ヤツラヲ捕獲シ退散トスルカ!」
「今…なんて…?退…散…?」
一瞬頭が真っ白になる。ダメだ。それをされたらどうしようもない。初期フォームでの逆転に賭ける事すら出来なくなってしまう。逆転の欠点は、逃走。途中で逃げられてしまえば勝ち様子がない。勝ち逃げに弱いのがこの力だ。1人で戦っていた時は問題無かったが…まさかこんな形で弱点が突かれるなんて。
「やめっ…やめろ!」
まだ身体は少ししか動かせない。Ⅵがすみか達を攫うのを、手を伸ばして見ていることしか出来ないのだ。
「返せ…すみか達を返せ!オレが相手してやる!怖くてオレとは勝負したくないってか?この小物が!」
「無意味ナ挑発ダ、役立タタズ!コイツラハ頂イテイクゾ?」
「やめろ!おい!Ⅵ‼︎すみか達を返せ…返せぇ!!!!」
アイツの言う通り役立たずなオレは…挑発を悉く受け流され、何も出来ないままⅥを見送ったのだった。
その後、意気消沈のまま帰宅したオレが見たのは、ボロボロになってなんとか逃げ切ったリズの姿。コイツが大怪我をして逃げ延びる相手なんて1人しか居ないだろう。
なんとか絞り出すように声を出したリズが伝えてくれたのは、散々助けてくれた銀の魔法少女・レイスターレットが。突如姿を現したラスボスに敗北して連れ去られたという、厳しい現実だった。
曇らせが少ない気がしたので、二度に分けて入れました。
最終章も佳境に入りましたし、ここらで実質敗北回です!
モチベup&番外編用?人気度アンケート どの魔法少女が好き⁉︎
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桃井こころ/プリズムハート
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青木すみか/ブライトダイヤ
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藤原なぎの/グリッドスペード
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緑谷よつは/シャイニークローバー
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白銀あかり/レイスターレット
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リズ/プリズムイクリール