一般警察官の日常   作:名無しの権左衛門

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よくわからなかったので、相棒と科捜研の女を見てました。


in本庁 そして毛利小五郎氏との初邂逅

「日本道路公団に関する資料や過去に関連する企業の贈賄、談合はありますか?

たしか入札に関するグループがあるとか聞いたことあるんですが」

「例の談合グループのことかい? それなら、総会屋によって1991年、解散になったと聞いてるよ」

「ありがとうございます。しかし、1958年に日本道路公団が東都高速道路の建設計画を決定したじゃないですか。

発注者が施工業者と癒着したとか、そういうのないんですか?」

「ここには過去の資料しかないんだ。そういうのは、関係者に聞き込みをするしかないね」

 

 高木巡査部長と一緒に、本庁の捜査資料を閲覧する。

流石に過去に関連企業の癒着の形跡は見られなかったけれど、談合グループという存在や

所属していた企業を見つけることが出来た。

こういうのって、後で尾を引くと相場が決まってる。

 まずはこういう公金チューチュー企業を探してリストアップ。

そこから佐伯さんや黒羽くんの情報を待って、色々精査している間に爆破された関連していそうなインフラを再確認。

 

 そうして、状況証拠が揃ったら、少年探偵団に公正取引委員会へ証拠を提出してもらう。完全な第三者じゃないとどうしようもないからね。

情報だけ渡して、整理整頓の後に提出という形になる。

 もちろん偶然居合わせた目暮警部とガッチャンコさせる。

マッチポンプを演出するんだ。

 

 残念だけど、僕は主人公じゃない。ただの一般人。

そして名探偵コナンという舞台の警官なんだ。

 子どもだから、未成年だからという理由で守るけれど、

多くの人命を救うのならばコナン君にお願いする道を選ぶよ。

 

「失礼します。すみません、河野巡査はいますか?」

「はい、河野です」

「無線機に交番から直通が入ってます」

「わかりました。ありがとうございます」

 

 交番からこっちに装備を持ってきたから、厳重な備品管理のため安置所へ置いてきたんだ。そこに常駐している人が、僕に伝言してくれる。

なにかあったんだろうということで、高木巡査部長と一緒に出てきて安置所へ駆け込む。

 

「はい、河野です」

<もしもし!? 佐伯です>

「佐伯さん、何かありましたか!?」

<ニュースを見てくだされ! 都市計画責任者の大江戸が、殺人未遂で軽症を負いやがった!>

「なんだって!? 重要参考人というか、被疑者だったはず。

佐伯さん、彼のところに足を運んだんですよね?」

<そうですとも! 今朝はピンピンしてたし……いや、夕方に予定があるとか言ってたな>

「それですよ! 佐伯さんのお家に伺えばいいですか?」

<いんや、奴の目が覚めたら一緒に見舞いに行きましょうぞ。

事情聴取としゃれこみましょうや>

「お、いいですねえ。こっちも刑事さんつれていきますね」

 

 そういうわけだ。大江戸さんは被害者枠で、怪我を負ってしまった。

軽症でも骨折というのが軽症の分類なので、実際はもっと重症に映るだろう。

しばらくあっちは放置して、都市計画の関係者に話を聞くのがいいかもね。

 

「高木巡査部長」

「なんだい?」

「首都高の爆破によって、対策委員会が発足されたりしました?」

「まだだね」

「でしたら、今回の首都高爆破区間を発注したところと、施工した業者を

訪れてみませんか?」

「うん。僕もそっちの線を疑ったよ。一緒に行くかい?」

「よろこんで!」

 

 さすが高木巡査部長だ! 話が早くて助かります!

そうして安置所から、再装備を行って玄関から出ようとした。

その時、毛利小五郎と毛利蘭・江戸川コナンがお目見えになった。

 おおーっと、コナン君どうどうのエントリーだ。

何があったんだろうか?

ちょっくら聞いてみようかな。

 

「おや、コナン君こんにちは」

「河野巡査!? こ、こんにちは」

「今日はどうしたの?」

「おじさんのお手伝いだよ」

 

 毛利小五郎氏は、出待ちしていた目暮警部と話をしている。

今回はまだ事件と事故の狭間にある状態なんだ。

だけど名探偵コナンの事件のほとんどが、故意であろうとなかろうと殺人である可能性が

高い。

 本当に、自殺や失意の投降は少ない。

ほとんどが逃亡しているか、行方をくらませているからだ。

 

「どうして交番の巡査が、警視庁にいるの?」

「それは、僕が頼んだからだよ」

「高木刑事!」

 

 話を聞いてみると、毛利探偵事務所の前にある道路も一部のマンホールが吹き飛んだこともあって、これが事件性があるかを聞きに来たらしい。

少なくとも、けが人が出ているので、捜査に協力することもやぶさかではないという。

 毛利小五郎氏はなぁ、身内か身内に似た感性をもった人物じゃないと覚醒しないから……。

今回は君が頼りなんだよ、コナン君。

 

「毛利さん!」

「高木じゃねえか。警部どのから伺った。事情聴取するんだって?」

「はい! ぜひ、毛利さんにもご足労ねがいたく……」

「しょうがねえな! よおし、この名探偵毛利小五郎に任せなさい!」

 

 さすが高木刑事。僕も毛利氏とお近づきになりたい。

だけどただの交番勤務の巡査だから、あんまり関係がないよね。

ご近所付き合いをよろしくお願いいたします!

 

 そういうわけで、自動車に乗って日本道路公団が本部、霞が関のビルへレッツゴー!

まあ、警視庁の隣区だから、歩いていったほうが早いと思う。

だって信号を2回渡った先だよ? でも、このあと千葉に飛ぶから、自動車でもいいのかな?

 ちゃちゃっと乗っていくけど、毛利小五郎氏がこいつ誰だよって言われた。

ですよねー。

 

「こちらは捜査一課に協力してくださってる、巡査の河野ですよ」

 

 へいへい、どーせ巡査長は巡査の名誉職ですよーだ。

 

「ご紹介に預かりました。南交番の巡査、河野正です」

「交番勤務の警官が、捜査協力だ? 聞いたことねえな」

 

 貴方が元警察官なのは有名ですし、人質に取られた奥さんに拳銃を向けて発砲し

怪我をさせたことで、懲戒処分されたのは知ってるよ。

特に射撃については、天下一品。百発百中の凄腕だ。

雪崩を制御する音響機械に、プロパンガスボンベの爆発音をお見舞いするとき一役買ったんだ。

 この拳銃で本当にやりやがったんだから、凄いお人だよ。

まあ、名探偵といって調子乗ってる今が、彼にとって一番いいのかもしれないけど。

 

 そう言いつつも、日本道路公団……後のNEXOCO東日本の本社に来た。

話を聞くために、施工管理や担当者にお願いして聴取を行うんだ。

聞く内容は、佐伯さんが電話をかけてきた後の安置所で、再装備しているときに決めた。

 だから聞く範囲もちゃんとわかっているし、大事な肝も注意して聞くことにしている。

ここだけは逃さないさ。

 

 




疲れたのでコレをすぐに終わらせて、交番勤務に戻します。
なにせ、タイトル詐欺なので
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