一般警察官の日常   作:名無しの権左衛門

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消えた死体殺人事件

 

 退院したその次の日。

米花町一丁目を散策していると、見覚えのある子供たちを発見してしまう。

一体不法侵入して何やらかそうとしてるのやら。

 僕は子供たちに厳重注意をするために近寄ってみると、子供たちが急いで外に出てきた。

血相を変えて出てきたんだけど、まさか。

 

「どうするんですかコナン君!」

「警察だ!」

 

 僕は応援要請とともに彼らに近づく。

 

「警察が必要なのかな?」

「あ、えーと」

「河野だよ。久しぶりだね、コナン君」

「久しぶり、じゃなくてっ」

「わかってる」

 

 僕は扉を飛び超えて浴室の窓ガラスへ向かい、携帯電話のカメラで

浴槽と周辺を撮影する。

現場を保存したら、すぐに現場へ突入する。

ここに住んでいらっしゃる方に事情を話して入れてもらう。

 そのまま浴槽へ来ると、そこに死体はなかった。

携帯には確かに撮れて……いない!

あの短時間でどうやって。

 

 いや、骨格と臭いでわかる。

この死臭は……。

 と考えていると、目暮警部がいらっしゃった。

管轄が違うので現場引継ぎとともに、一緒に来ている鑑識の方に携帯電話を預けて去ろうとした。

 

「ありえない」

 

 結局死体が見つからなかったということで、退散するみたいだ。

警部は間違って呼んだ僕と少年探偵団を叱って去っていった。

ちなみに僕は、まあ減給と謹慎かな。

 

「……どう思う、河野巡査」

「溺死体は新鮮なうちは綺麗だよね。でも、徐々に尿素とか出てくるから、臭いを消さないといけない。

コナン君。あの弟は危険だぞ」

「っ!? ま、まさかっ。なんで突き止めなかったんだ!」

「僕巡査でただの地域部門で交番勤務の新卒したっぱ。

それでさっきのおじさんは、警部で刑事部捜査一課の雲の上の人」

「初動捜査で行けるでしょ!」

「今の警察って誤認逮捕による信頼の失墜を恐れてるから。

とにかく、やるんだったら慎重にな」

 

 そうして僕は、捜査中止ということで突き返された携帯電話を見せる。

 

 この後交番に帰ったが、今夜当番を代わる30分前に容疑者の家の近くに来た。

しばらくして物音と携帯電話の呼び鈴がなった。

ははは、遅いんだよ。

 

「皆さん、よろしくお願いします」

「「「応!」」」

 

 僕は新卒仲間かつここら辺の区域を掠める交番勤務の方々に声をかけて出動してもらっていた。本来ならば、僕一人のほうがいいかもしれない。

でも、もしも相手が凶器を持っている場合があれば、僕かコナン君の身が危なくなるだろう。やっぱ数は力だな!

 そのあとすぐに制圧して、コナン君を助けて兄にあこがれる弟さんを逮捕した。

もちろんすぐに現場を移管して、それぞれの持ち場に帰ったんだけどな!

 

 ありがとうございました、中村巡査部長。

そして、自ら隊・機動隊・機動捜査隊の方々。

 

 後日少年探偵団は表彰を受けていたようだ。

よかったねぇ。だけど、いくら主人公クラスでもここは現実だ。

なるべく事件にかかわってほしくないね。

 最後に誤った呼び出しに関する責任は不問にされた。

うん、一安心だ。

 

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