空に浮かぶ島。そこには大きな木がある。名前はこころの大樹。そんな大樹は地球上のどこかに存在し、一般の人間には知られていなかった。だが植物学者には知られていて研究対象にもなっている。そしてその大樹は世界中の花と後もう一つ。こころの花と呼ばれる花ともリンクしている。そしてそんな大樹で戦闘が起こっていた。
1人は淡い藤色のような色をしたロングヘアーで、前髪が三日月のように逆立ったような髪型になっていて、頭頂部の左側には青いバラの髪飾りを身につけている。そして、身にまとった服はロングドレスのようで、肩には天使の羽根のような装飾があり、銀色と藍色を基調とした配色にウエストのリボンなど黒の挿し色が入る。スカートの部分は前から後ろにかけて徐々に長くなっていっているトレーンタイプ。右手にのみ薄い藍色の長手手袋をつけている。靴は白い編み上げ風のブーツ。名はキュアムーンライト。こころの大樹を守っている伝説の戦士。
そんなキュアムーンライトと接近戦をしている黒い人物。名はダークプリキュア。緑色のおかっぱ型の髪型をしている。黒色のゴシックロリータ風のコスチュームを着用している。胸元には青いブローチを飾り、左手には黒色の手袋をはめている。両足はロングブーツを履いていて、頭部の左には赤色の尖った髪飾りをつけている。
「「はっ!」」
2人は激しいぶつかり合いを繰り広げている。互いの強さはほぼ互角と言ってもいいほどだ。そしてそんな2人が戦っていると、キュアムーンライトに向けて黒いエネルギー弾を放った。そのエネルギー弾を放った人物。サバーク博士。砂漠の使徒の総司令官を務めている。銀色の黒髪に顔全体に仮面を被っている。黒色の基調のロングコートを着用している。
そんなサバーク博士が放ったエネルギー弾が、ムーンライトに当たると思われたその時、当たる直前そのエネルギー弾が何かに当たり消えた。
「おいおい、俺が相手しているのにずいぶん余裕そうだな。サバーク」
サバーク「スカル……」
ムーンライトの近くに現れたのは、骸骨のような顔をしていて、黒いアーマーのような鎧を身にまとい、白い帽子とマフラーを身につけた人がいた。その名は仮面ライダースカル。
ムーンライト「ありがとう…スカル」
スカル「気にするな」
スカルはそう言ってスカルマグナムの銃口をサバーク博士に向け、顔はダークプリキュアの方へ向け、顎でダークプリキュアの方へ指す。
スカル「お前はあっちに集中しろ」
ムーンライト「ええ、わかったわ」
ムーンライトは再びダークプリキュアへと向かっていく。そして俺はサバーク博士にスカルマグナムの引きがねを引き、エネルギー弾を放ちながら近づいていく。
スカル「さっきも言ったが、ムーンライトにちょっかいを出す余裕があるんだな」
サバーク「ふん、どうだろうな」
スカル「てめぇ…」
スカルはスカルマグナムのバレルユニットを下げた後、アルファベットのLに似たベルト、ロストドライバーから、スカルメモリを抜いてスカルマグナムへと装填し、下げたバレルユニットを上げた。
『スカルマキシマムドライブ』
スカル「スカル…パニッシャー…!」
そして再び引きがねを引くと、マグナムから強力な破壊光弾が発射される。
サバーク「はっ!」
サバーク博士は黒いエネルギー弾を放ち、スカルパニッシャーにぶつける。だが、スカルパニッシャーの方が強かったのか貫通しサバーク博士へと向かっていくが、サバーク博士はそれを素早く避ける。
サバーク「まったく…スカル、あなたは本当に厄介ですよ。あの鳴海荘吉のように」
スカル「へぇ〜、おやっさんみたいと言われるとなんだか嬉しいぜ。……だがお前の言葉じゃなければな…!」
俺はその言葉が心から嬉しかった。だが、それはおやっさん…俺の師匠、鳴海荘吉の言葉じゃなければなんも嬉しくない。そんなことを言っていると、ダークプリキュアがサバーク博士の近くへやってくる。俺も一旦距離をとるか。
ダーク「キュアムーンライトそれにスカル。こころの大樹と共に滅ぶがいい!」
そう言って、閉じていた右目が開く。ダークプリキュアの右目は普段閉じられている。そんな右目を開くと金色の目が姿を現す。ってか俺はついでかよ。
ムーンライト「こころの大樹は守る。それが私の使命!集まれ花のパワー!ムーンタクト!」
ムーンライトは左胸についている青いバラのエンブレムからムーンタクトを取り出す。本当はフラワータクトとも言うらしいが知らん。
ムーンライト「プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ!」
フォルテッシモ記号のような形をした明るい赤紫色のような色を身にまとう。
ダーク「闇の力よ集え、ダークタクト!」
ダークプリキュアもエンブレムから自分の武器を取り出す。ダークプリキュアが持っているのは、ムーンライトの持つフラワータクトと違って黒や赤などの色しており、フラワータクトは指揮棒をイメージしているが、ダークタクトはロットのような形になっている。
ダーク「プリキュア・ダークパワー・フォルティシモ」
ムーンライトと似ている技を使用するダークプリキュア。そして赤いエネルギーを身にまとう。
そして2人はさらに激しいぶつかり合いを始めた。そして、お互い最後の一撃を喰らわす。数秒お互い動かなかったが、先にダークプリキュアが膝を地面につけた。ムーンライトの勝ちだと思った……が、遅れてムーンライトにダメージが発生し、先まで身にまとっていたものが消え、ワンピースのような物に変化した。
まさかムーンライトが負けてしまったのか。
サバーク「伝説の戦士プリキュア…敗れたり。これでこころの大樹が枯れてしまえば、世界は我ら砂漠の使徒の物になる」
もしそうなってしまったら、もういよいよやばいぜ。だが……
サバーク「なぜ花は散ったのに、枯れぬのだ?」
そう、こころの大樹は花は散ったのだが、こころの大樹は枯れてはいなかった。
ムーンライト「残念だったわね。例え私が倒れてもこころの大樹を守るプリキュアは、必ずお前達の前に現れる」
スカル「おい、大丈夫か?」
俺はムーンライトの近くまで近寄る。いや、ムーンライトと呼ぶべきか、それとも変身する前の名前で呼べか良いのかわからんな。
ムーンライト「ええ、大丈夫よ」
そう言うがかなりピンチの状態だぞこれ。
ダーク「スカル!お前もキュアムーンライトと一緒に散ってもらう!ダークフォルテウェーブ!」
技を使用しこちらに近づいていく。すると、ムーンライトは変身する時に使用するプリキュアの種でバリアを作り、ダークプリキュアの攻撃を防ぐ。
「「キュアムーンライト!スカル!」」
俺らの名前を呼んだのは、妖精のシプレとコフレの二匹だった。二匹とも模様の色はペパーミントの色をしており、シプレは耳が上に立っており、コフレは耳が横に倒れている。そして二匹とも首には銀色のブローチをつけている。
ムーンライト「シプレ、コフレ!ココロパフュームを次のプリキュアに渡しなさい!」
シプレにコフレはそう言われて泣きそうになりながらこのこころの大樹から離れていく。
ダーク「どけっ!」
ムーンライト「うっ…」
ダークプリキュアはシプレ達をすぐ追いかけようして、力を強める。それにムーンライトは少し後ろに下がってしまう。チッ…こうなったら……
『クイーン』
そんな電子音が鳴る。すると、ムーンライトが張ったバリアと同じくバリアが展開する。スカルが使用したのはクイーンメモリ。このガイアメモリはスカルと同じメモリである。
ムーンライト「スカル…!」
ダーク「スカル!お前も邪魔ばかりしてくれる!」
ムーンライト「スカル!あなたはここから離れて!そしてシプレとコフレを守って!」
スカル「うるさいムーンライト。これは俺が自分自身で決断してした事だ。だからここからは離れない」
ムーンライト「スカル…」
スカル「さーて、最後まで相乗りしてもらうぞ。ムーンライト」
ムーンライト「ええ、わかったわスカル。………妖精達よ私の代わりを探して」
すると、スカルが張ったバリアが敗れ、それに続いてムーンライトが持っていたプリキュアの種がヒビが入り、真っ二つに割れてしまった。
そして、大きな爆発が起きてしまったのだ。
そして、そんな戦いを夢で何度も見た一人の少女がこの希望ヶ花市に引越しをする為車の中にいた。
「大丈夫?つぼみ?」
その少女の名前は花咲つぼみ。
つぼみ「う、うん大丈夫だよ(また、あの夢)」
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俺の名前は比企谷八幡。この希望ヶ花にある私立探偵事務所、鳴海探偵事務所の探偵だ。所長である鳴海荘吉はある事件で死去してしまった。
その事件は昨日のように思い出す。
ある日、依頼がありその調査におやっさんと一緒に来た俺。だけど、俺はおやっさんの言いつけを破ってしまった。そのせいでおやっさんは背中を撃たれてしまった。
八幡『お、おやっさん!』
荘吉『は…八幡…』
八幡『喋ったらダメだ!まだ……まだ助かるかもしれない』
荘吉『こ、これを…』
おやっさんは倒れたまま、近くに落ちた帽子を俺の頭に被せた。ロストドライバーとスカルメモリを俺に押し付けるようにして渡してきた。
八幡『これって……』
荘吉『これを……お前に託す。……この町を………頼んだぞ』
八幡『やめてくれよ……そんな縁起でも悪い事。それに…それに俺に帽子は早い…まだはえぇよ!!』
荘吉『……似合う男になれ…』
最後にそう言ったおやっさんはよろよろになりながらも立ち上がり俺を押して火の海に飛び込んで行った。
八幡『おやっさーーーーん!!!』
そして俺はおやっさんが呼んだであろうスカルギャリーへ落ち、探偵事務所へ戻った。
その後、鳴海荘吉の弟子である俺が事務所を引き継いでいる。
八幡「って、今はそんな事思い出している場合じゃなかったな。早くこの猫を探さないとな」
俺は今、迷子猫を探ている。ある家で飼っていた猫が窓を開けた瞬間外に出てしまって、すぐに追いかけたけど見失ってしまったらしい。けれど近くを探したが見つけることができなくて、俺に依頼してきたと言うわけだ。
八幡「しっかし、見つかんねぇな。色んな人に聞いてみたが…そう簡単には見つかんねぇな」
ふと、周りを見渡すと植物園が見えた。ちょっとあの人に聞いてみるか。そう思い植物園の中へと入る。
八幡「すいません」
「あら、八幡くん」
俺の名前を呼んだ人は花咲薫子。ソバージュの髪型が特徴の人だ。そして、この植物園の園長である。
「「あっ!八幡ですぅ!!」」
すると、何やら聞き覚えのある声がした。声のした方を見るとそこにはシプレとコフレがいた。二匹は俺の胸へと飛び込んでくる。
八幡「お前ら、無事だったんだな」
シプレ「はいですぅ。キュアムーンライトと八幡のおかげですぅ」
八幡「そっか…良かった」
俺らはお互いの無事に喜んでいると、濃いマゼンタ色でツインテールの髪をした少女がいた。
「…えっと…おばあちゃんこの人は?」
薫子「ああ、そういえばつぼみは知らなかったわね。この子は比企谷八幡くん。この街の探偵よ」
「た、探偵さん?」
薫子「ええ」
どうやら俺の事は知らないみたいだ。
八幡「さっき紹介してもらった通り、俺の名前は比企谷八幡。鳴海探偵事務所の探偵だ」
つぼみ「は、初めまして花咲つぼみと言います」
花咲つぼみと名乗った少女はサッと立ち上がり、礼儀正しくお辞儀してくれた。
薫子「八幡くん。つぼみは私の孫なの。そしてつぼみはこの街に引っ越してきたばかりなの。だからよろしくね」
なるほど。それだったら俺の事を知らない訳だ。
八幡「はい、わかりました」
薫子「あ、そうそうつぼみ。さっきこころの大樹の夢を見たと言ったでしょ」
つぼみ「う、うん」
薫子「そこに骸骨のような人いなかった」
つぼみ「えっ!なんでわかるの!?」
薫子「やっぱり見たのね」
つぼみ「うん、でもそれがどうしたの?」
薫子「その骸骨の人がこの比企谷八幡くんなの」
つぼみ「えっ……ええぇーーー!?!?」
八幡「えっと…どういうことですか?」
薫子「そうね。説明するわね」
俺は最初なにかなんだか分からなかったので、薫子さんやシプレとコフレの話を聞いた。
八幡「なるほど。この子が新しいプリキュアか」
キュアムーンライトの次に現れたプリキュアか。
薫子「ええ」
つぼみ「あ、あの」
八幡「なんだ?」
つぼみ「比企谷さんってプリキュアなんですか?」
八幡「いや、俺はプリキュアじゃない」
つぼみ「え?そうなんですか?キュアムーンライトと一緒に戦っていたので、比企谷さんも同じなのかなって思ったのですが」
八幡「ああ、そうだ。プリキュアじゃない。俺は仮面ライダースカル」
つぼみ「仮面…ライダー…スカル」
八幡「まぁ、それは一旦置いといて、デザトリアンはどうしたんだ?」
つぼみ「あ…そ、それが…」
俺はこの薫子さんの孫である花咲つぼみとシプレ、コフレの話を聞いた。
シプレ「そして、突然謎のイケメンさんが出てきて助けてくれたんですぅ」
八幡「なんだそれ?」
なんだよ謎のイケメンさんって。意味がわからん。
八幡「それで、デザトリアンは倒したのか?」
コフレ「まだですぅ」
八幡「逃げたということか?」
つぼみ「うっ…」
まぁ、プリキュアなったばかりだからな無理もないか。それに敵に最弱のプリキュアなんて呼ばれているとは。
八幡「まだか…それでデザトリアンにされた人は」
コフレ「これですぅ」
コフレに球体を受け取る。そこにはウェーブのかかった青い色の髪の少女がいた。この子のこころの花がデザトリアンにされたのか。
薫子「こころの花が弱ってきているわ」
八幡「ですね」
というかなんかどこかで見たような気がするなこの子。どこだったかな……あっ、思い出した。コイツ同じクラスの来海ももかの妹だ。あのカリスマモデルの妹だコイツ。まさか、姉となんかあったのか?
シプレ「サソリーナの仕業ですぅ」
サソリーナか。それにしてもここ最近は大人しいと思ったら、再開したんだな。はぁ…まったく。
すると、突然大きな音が聞こえてきた。どうやら外から聞こえてきたらしい。
コフレ「サソリーナ達が近くまで来ているですぅ」
つぼみ「えぇ!?」
八幡「とりあえず行くか」
俺たちは植物園から出ると、そこには逃げ惑う住人達がいて、その奥にはデザトリアンがいた。見た目はなんかのぬいぐるみかなんかだろう。そして、近くの街灯の上にサソリーナが現れる。
サソリーナ「見つけたわよ妖精達。さっきは邪魔が入ったけど、今度は逃がさないわよ。…ん?あんた生きていたの!?」
八幡「お陰様で」
まぁ、あれは運が良かったのかもしれないな。だが、そんな時だった。コフレが持っていた球体の中の来海の妹が、苦しみ始めた。
「あたしはつぼみのためを思ってめちゃもてにしようと思っただけよ。それなのにもも姉ときたら」
なるほど。来海が関係していると思っていたが、この花咲も関係しているらしい。それを見たシプレがデザトリアンの中にあるこころの花見た。
シプレ「こころの花の白いシクラメンが、もうすぐ真っ赤に染まっちゃうですぅ」
薫子「白いシクラメンの花言葉は純血。赤になると嫉妬に変わってしまうわ」
つぼみ「そうなったらどうなるの?」
八幡「後は枯れるだけだ。もし、枯れてしまえばそいつは心を乗っ取られたまま、永遠にその球体の中で眠るだけだ」
つぼみ「そんな……!?」
シプレ「友達を助けるにはつぼみがプリキュアになって、デザトリアンを倒すしかないですぅ」
コフレ「さぁ、プリキュアに変身するですぅ」
つぼみ「わ、わかった」
そう言って花咲は変身アイテムである、ココロパフュームを取り出そうとしていた。
つぼみ「あれ?……ない!…ない!…ない!?」
八幡「おい、どうした」
つぼみ「変身する時にシュシュってするやつがなぁーい!!」
「「えぇーーー!!」」
おいおい、何してんだよ。シプレとコフレ、相当驚いているぞ。
サソリーナ「さぁ、デザトリアン。こいつらをボコボコにしちゃって」
サソリーナはデザトリアンにそう指示する。ったく、仕方ねぇな。
八幡「…ちょっと下がってろ」
つぼみ「え?」
八幡「俺が時間を稼ぐ。だから、お前はさっさとココロパフュームを探せ」
俺はそう言ってロストドライバーを腰に装着し、内ポケットからスカルメモリを取り出す。
『スカル』
八幡「変身」
俺はそう言いながら、左手で頭に被っていた黒い中折帽子を外し、右手でスカルメモリをロストドライバーのスロットに入れた後、右に押し倒した。すると、風のようなものが吹き俺の体を黒い鎧を身にまとい、顔は骸骨のようなものに変化し、額にはSのような亀裂が入る。そして、左手持っていた黒い中折帽子が何故か、白い中折帽子へと変身していた。そして、その白い中折帽子を再度被り直した。
スカル「さぁ……お前の罪を数えろ!」
つぼみ「……これが……仮面ライダースカル…」
サソリーナ「スカル!やっぱりあんたは毎度毎度邪魔ばっかりしてくれるわね!やっちゃってデザトリアン!」
デザトリアンは両手を上に上げた後、それをスカル目掛けて振り下ろした。だが、その攻撃をスカルはいとも簡単に受け止めていた。つぼみは思わず目を閉じてしまったが、ゆっくりと目を開けるとスカルは平然としていたので驚いていた。
つぼみ「すごい……」
スカル「おい、何やってんだ!早くココロパフュームを探せ!…はっ!」
スカルはそう言って、振り下ろされた腕をはね上げた後、デザトリアンの腹に強烈なパンチを食らわせ、デザトリアンを飛ばした。
つぼみ「あっ!はい!」
つぼみはそう言われて再度、探そうとしたその時、横から祖母である薫子の手が出てきて、肩を叩き何かを差し出した。
シプレ「あ、ココロパフュームですぅ」
なんで、あなたが持ってるんですか!?
薫子「つぼみの横に落ちてたわよ」
え?それって、花咲がこの植物園に来た時ってことだよな。それなら、早く渡してくれませんかね。
つぼみ「ありがとうおばあちゃん。…もう少し頑張ってください」
そう言った後、薫子さん達を安全な場所へ行ってもらい、自分は俺の横までやってくる。
つぼみ「お待たせしました」
スカル「ったく、遅いぞ」
つぼみ「すみません。……絶対にえりかさんを助けるんだから!」
そう言ってココロパフュームを構える。
つぼみ「プリキュア・オープンマイハート!」
そう言って花咲つぼみは変身した。濃いマゼンタから鮮やかなマゼンタ色の巨大なポニーテールとなり、それを濃いピンク色のリボンで結っている。瞳の色も髪の色の同じに変化している。コスチュームの基本カラーはピンクで、ピンクと白のフリルのついたミニスカートワンピースを身にまとい、胸部に丈の短いリボンをつけ、膝まであるロングブーツを履いている
ブロッサム「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!」
スカル「ほぅ……これが新しいプリキュア…キュアブロッサム…か」
そんな事言っているとデザトリアンが飛び込んでくる。それも俺を無視してだ。
スカル「構えろ!」
ブロッサム「ふんっ!」
ブロッサムはデザトリアンのパンチを両腕で受け止めた後、それを真上に弾き返し、発勁のごとく手を広げてデザトリアンの腹に喰らわせると、デザトリアンはさっきと同じように飛んでいく。
ブロッサム「…これがプリキュアの力」
サソリーナ「なにやってんの!ちゃんと気合い入れて!」
するとデザトリアンはハンマーを作り出した。
ブロッサム「えーー!」
あらら、そうきますか。すると、デザトリアンの姿が消える。
スカル「ブロッサム、後ろだ!」
ブロッサム「っ!?」
デザトリアンはハンマーを横に振るがブロッサムはそれをしゃがんで躱した…が、追撃のごとくハンマーを上から叩きつけるようにする。でも、それをも躱しその場を離れるが、またデザトリアンは瞬間移動のごとくブロッサムの前に立ち塞がり、またハンマーを上から振り下ろす。ブロッサムはそれをギリギリで躱した。すると、ブロッサムは目の前の花に気を取られてしまい、デザトリアンの横振りを喰らってしまい、空中に飛ばされてしまった。でも、ブロッサムは難なく着地する。ん?なんか様子が変だな。
スカル「おい、大丈夫か?」
ブロッサム「はい、大丈夫です」
だが、少し肩が震えているようにも見える。本当に大丈夫かよ。
ブロッサム「えりかさんを苦しめるだけではなく、花達まで…私…堪忍袋の緒が切れました!」
これは、さっきまでとは雰囲気が違う。すると、ブロッサムは素早く飛び蹴りをしてハンマーを砕いた。そして、回転しながら蹴りを喰らわすがデザトリアンに弾き返され、後ろへ飛ばされる。そして、デザトリアンは追撃を仕掛けるがそれをスカルが受け止めた。
ブロッサム「…八幡さん」
スカル「俺もいる事を忘れんな…よ!」
デザトリアンの拳を受け流し、回転蹴りを喰らわした後、スカルマグナムを取り出し至近距離でぶっぱなすと、デザトリアンはひるんだ。
スカル「いけっ!ブロッサム!」
ブロッサム「っ!はい!」
ブロッサムはデザトリアンに連続攻撃を喰らわした。中々、良い動きをするなあいつ。
ブロッサム「さっきよりなんか強くなってる?」
薫子「友達や花達を助けたいという気持ちが、プリキュアの能力をあげているのよ」
ブロッサム「そうなんだ」
すると、ブロッサムはサソリーナの髪に縛られてしまい、中に浮かされた。だが、すぐにそれは解かれる。
スカル「ったく、よそ見するなよな」
ブロッサム「ありがとうございます!」
サソリーナ「スカル!邪魔すんじゃないわよ!」
スカル「黙れ」
そう言って俺はサソリーナの腹に飛び蹴りを喰らわせ遠くの方へ飛ばす。
ブロッサム「…すごい」
シプレ「ブロッサム、今のうちにデザトリアンを倒して、友達のこころの花を奪い返すですぅ」
ブロッサム「倒すって、どうやって倒すんですか?」
コフレ「ブロッサムタクトを使うですぅ。集まれ花のパワー、ブロッサムタクトって叫ぶですぅ」
ブロッサム「わかりました!……集まれ花のパワー!ブロッサムタクト!」
ブロッサムはムーンタクトと同じようなフラワータクトを取り出した。
シプレ「花よ輝け!プリキュア・ピンクフォルテウェイブって叫ぶですぅ」
サソリーナ「そうはさせないよ!」
すると、サソリーナがそれを阻止しよとやってくる。
ブロッサム「くっ、これじゃあ」
スカル「ブロッサム、ここは俺に任せてお前はさっさとデザトリアンを浄化しろ」
ブロッサム「はい!花よ輝け!プリキュア・ピンクフォルテウェイブ!」
ブロッサムはブロッサムタクトからピンク色の蕾の形をした、エネルギー弾をデザトリアンに向け飛ばす。
俺はスカルマグナムのバレルユニットを下げ、ロストドライバーに入れたスカルメモリを抜いて、スカルマグナムのスロットに差し込み、下げたバレルユニットを上げる。
『スカルマキシマムドライブ』
スカル「スカルパニッシャー!」
俺もスカルマグナムからエネルギー弾を飛ばす。
サソリーナ「ちっ」
だがサソリーナにスカルパニッシャーを躱された。だけど、これでブロッサムの邪魔をされずに済んだ。そして、ブロッサムの方はと言うと、先程放ったピンクフォルテウェイブはデザトリアンに当たり、桜の花が咲いた。そしてブロッサムはブロッサムタクトの中心にあるクリスタルドームを回転させ力を送り込む。
「ポワワワワ」
そう言ってデザトリアンは浄化され、ぬいぐるみとこころの花と分裂した。
サソリーナ「おのれぇプリキュア!スカル!覚えときなさい!」
そう言ってサソリーナは消えていった。終わった事を確認し俺は変身を解除する。解除すると帽子も元の色に戻る。
八幡「ふぅ…おいブロッサム。そいつにこころの花を戻してやれ」
ブロッサム「あ、はい」
球体に角柱型のクリスタル当てると、こころの花は持ち主の元へ戻り元に戻った。
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その後俺達は来海えりかが目覚めるまで待つことになってから数分後。ようやく来海が目を覚ました。
えりか「ここは?」
つぼみ「おばあちゃんの植物園の温室です」
えりか「どうして私ここにいるの?」
薫子「公園の前で倒れていたのを八幡くんが見つけてくれて、ここに運んだのよ」
ちょっとなんでそこを俺に降るんですか?
えりか「そうだったんだ。ありがとうございます」
八幡「まぁ…気にするな。たまたま通りかかっただけだ」
えりか「それでもですよ!八幡さんに見つけて貰えなかったら今頃どうなってたか。だからありがとうございます!」
八幡「はいよ」
つぼみ「え?えりかさんって八幡さんの事知ってるの?」
えりか「そりゃもちろん!だってこの希望ヶ花の探偵さんだよ。知らない人はいないよ」
つぼみ「そうなんですね」
えりか「う〜ん…それにしても眠っている間、超リアルな夢見ちゃったな。私の体から花が取り出されて、それが人形に取り付いて暴れ回る夢」
ピンポイントな夢だな。
八幡「あんまり聞かない夢だな」
ここはこいつの話に乗ってやるか。知ってるけど。
えりか「でしょ!それにキュアなんちゃらという女の子と骸骨みたいな人が現れて…」
おいおい、マジでピンポイントだな。変身する前の姿見られてないよな。
薫子「面白い夢ね」
えりか「そうですよね。……ふぅ、よし」
来海は一息ついた後、花咲の方へ体を向ける。
えりか「つぼみ!あの…その…えっと…ごめんね!」
来海はそう言って頭を下げる。
つぼみ「え?」
えりか「私って相手の事考えないで、自分が思っている事、ついつい押し付けしちゃうんだよね。もも姉と違って」
つぼみ「そんな事はありません。変わろうとしている私の事を思ってやってくれたことですから」
えりか「私の事怒ってないの」
つぼみ「はい!それよりえりかさん」
えりか「さん付けはやめて、えりかでいいよ」
つぼみ「じゃ、じゃあえりか、ファッション部に入ればこのお人形もっと可愛くできますか?」
えりか「え!?ファッション部に入ってくれるの!?」
つぼみ「園芸部と掛け持ちで良ければ」
えりか「ありがとう!大歓迎だよ!あっ、いっけね買い物中だった。明日までに私が直しとしてあげる」
来海はそう言って買い物袋を持って立ち上がる。
えりか「つぼみ、つぼみのおばあちゃん。そして八幡さん。改めて、倒れているのを助けてくれてありがとう!じゃあね」
そう言って来海は植物園から出ていった。立ち去った後、シプレがこころの種を生み出した。
つぼみ「なんですかこれ?」
薫子「こころの種よ。えりかちゃんのこころの花が浄化されて、生まれたの」
そして次にコフレがココロポットを取り出した。そして、花咲は生まれたこころの種をココロポットに入れた。
薫子「つぼみ。こころの大樹を枯らせ、人々の心を無くそうとしている砂漠の使徒は、必ず攻撃を強めて来るわ」
シプレ「大丈夫ですぅ。私のパートナーつぼみがプリキュアとなって、きっと守ってくれるですぅ」
つぼみ「あなたが私のパートナーなんですか?」
シプレ「はいですぅ!プリキュアの種を出したり、アドバイスもです。シプレですぅ。改めてよろしくですぅ」
つぼみ「こちらこそ」
コフレ「つぼみ一人じゃ心配ですぅ。なんてなって史上最弱のプリキュアですから」
つぼみ「なんですかそれ。ちゃんとデザトリアンをやっつけたのに」
コフレ「僕もプリキュアになってくれるパートナーを探したいですぅ」
シプレ「きっと見つかるですぅ」
薫子「大丈夫よ。八幡くんもいるんですから」
シプレ「そうですぅ!八幡もいるから大丈夫ですぅ!」
薫子「あっ、そういえば八幡くん。ここに用事があったんじゃないの?」
八幡「あっ!そうだった。実は迷子猫を探してまして。この猫なんですが見た事ないですか?」
薫子「う〜ん。……ごめんなさい見た事ないわね」
八幡「そうですか。一体どこに行ったんだろうな。すいません、ありがとうございます。もし見つけたら連絡してもらっても良いですか?」
薫子「ええ、いいわよ」
八幡「ありがとうございます。では自分はこれで」
薫子「頑張ってね」
八幡「はい、ありがとうございます」
俺はそう言って植物園を後にして帰路についた。
そして、その翌日に迷子猫を見つけることができた。
とこんな感じにしてみました。