はぁ……なんでこんな日に電車が遅れているんだよ。まったく、これでもし落ちたらどうするんだよ。一応、遅延証明書を貰ったけど、役に立つかな。まぁ、いい。ちょっと走る速度早めるか。
え?なんで急いでいるのかって?その理由は今日、デュエルアカデミアの実技試験会場に向かっている。え?何?なんでデュエルアカデミアの試験受けたのかって?それは何でか知らないけど、母ちゃんと妹の小町に勝手に申請されてな。それで試験を受けにきたんだよ。と言うかなんで勝手に応募してんの?ジャ〇ーズかよ。そして、会場につき受付の人に声をかける。
八幡「あ、あの「ちょっと待ったー!」っ!」
俺が声をかけたと同時に草むらから飛び出してきた男が現れた。話を聞くと、その男も俺と同じで電車が遅れたそうだ。なんとか2人で会場に入る。
十代「俺、遊城十代!お前は?」
なんだこいつ?いきなり自己紹介はじめやがって。それにナチュラルに名前まで聞いてきやがった。まぁ、相手が言ったんだ。俺も言わないと失礼だよな。
八幡「…比企谷八幡」
十代「八幡か!よろしくな!」
八幡「あ、ああ」
なんだこいつ。馴れ馴れしい。そう思いながら中に進むと、1人の男が試験官と決闘をしていた。その男は罠カード破壊輪で相手のライフを0に削っていた。
十代「あの1番見事なコンボだったな」
「そりゃそうさ。受験番号1番、つまり筆記試験第1位の三沢君だよ」
ほーん。なるほど、受験番号ってそんな意味が。俺は88番だったから、88位ってことか。そして、1番の三沢とか言う奴が俺らの近くに座ると、十代が話しかけていた。そして、相手に今年の受験生で2番目に強いかもなと言った。
『受験番号110。遊城十代君』
どうやら、遊城の番号が呼ばれたようだ。
十代「よぉーし、俺の番だ。じゃあ先に行ってくるぜ八幡」
八幡「勝手に行けよ……」
三沢「キミ、なんで俺が2番目なんだ?」
十代「1番は俺だからさ!」
八幡「うわっ…」
十代「おい!八幡!?」
八幡「あ……」
やっべぇ……声に出てしまった。
八幡「…ほら、早く行けよ」
十代「あ、そうだった」
そう言って遊城が向かった後、1番の三沢が話しかけてきた。
三沢「君は彼の友達かい?」
八幡「は?んなわけねぇだろ。ただ、同じ遅刻組なだけだ」
三沢「そ、そうか」
そんな会話をしながら遊城の方を見ると、そこには試験官とは違う雰囲気をしている。その正体はどうやら、学園の先生らしい。そんな人がなんで?そんな事を思っていると決闘が始まる。
十代「E・HEROフェザーマンを召喚!」
ヒーローデッキってところか。だが、クロノス先生はコンボを決めて、古代の機械巨人を召喚をした。おいおい、いきなりだなおい。そして、古代の機械巨人でフェザーマンを粉砕した。それに古代の機械巨人は貫通効果がある。
十代「俺は手札よりハネクリボーを召喚!」
いや、HEROじゃないの?だが、それでは負けてしまうのではと思ったが、どうやらあのハネクリボーはダメージ無効の効果があったらしい。
十代「そして、俺は融合を発動!」
遊城は墓地のフェザーマンを回収し、特殊召喚されたバーストレディと融合をした。
十代「E・HEROフレイム・ウィングマンを召喚!」
だが、攻撃力が足りない。どうする気だ?
十代「フィールド魔法、スカイスクレイパー!」
フィールド魔法が発動され、そこにはたくさんのビルが現れる。そして、遊城はフレイム・ウィングマンで古代の機械巨人に攻撃宣言した。そこでフィールド魔法の効果が発動し、フレイム・ウィングマンの攻撃力は1000ポイントアップし、古代の機械巨人の攻撃力を上回り破壊した。そして、モンスター効果により、相手のライフを0にした。
おいおい、勝っちゃたよあいつ。
十代「どうだ!見たか八幡!」
八幡「あー、はいはい。見た見た。すごいすごい」
十代「棒読みするんじゃねぇよ」
八幡「まさか、あそこから逆転するとは」
十代「それは俺に実力があったからだ」
八幡「あー、そうですか」
「でも、本当にすごいよ!」
三沢「最高教育責任者に勝てた君は合格するだろう」
十代「へへっ、ありがとな!」
『受験番号88番。比企谷八幡君』
そして次は俺の番のようだ。
十代「頑張れよ!」
八幡「へいへい。…………やりますか」
決闘場へ向かう。そこにはさっき決闘で負けたクロノス先生が落ち込んでいた。
八幡「あの……すいません」
クロノス「ん?ぎゃあああ!ゾンビぃぃーー!」
八幡「……あんた失礼だな。……一応受験生なんですが」
クロノス「あー、そういえばもう1人いたノーネ。よろしい!ユーもこの私がお相手するノーネ!」
他の人が良いんだが……仕方ないよな。デュエルデェスクを装着し、デッキを入れて準備完了。
「「決闘!」」
クロノス「先行は受験生からノーネ」
八幡「では、お言葉に甘えて……俺のターン、ドロー」
俺は自分の手札を確認する。さて、どうするか。まぁ、とりあえずこうするか。
八幡「俺は永続魔法トイポッドを発動!」
発動すると俺の背後にガチャマシーンのような機械が現れる。
八幡「こいつは1ターンに一度、手札を1枚捨てて発動できる。その後、デッキから1枚ドローし、お互いにかくにんし、そのカードが「ファーニマル」モンスターだった場合、手札からモンスター1体特殊召喚する。違った場合、ドローしたカードを捨てる。ってことで、俺は1枚墓地に送り、1枚ドロー!」
さてと、ドローしたカードは……よしっ!
八幡「俺がドローしたカードはファーニマル・ベアー。そしてそのまま召喚します」
「ベア」
ファーニマル・ベアーはそう鳴きながら登場する。すると、何故か会場が静かになった。あれ?どうしたの?
「「「かわいいーー!」」」
そんな会場にいる女子達の声が聞こえてきた。まぁ…うん、そうなるよね。
クロノス「見た目によらず可愛らしいモンスターを使うノーネ」
ホントこの人失礼だな。
八幡「俺は1枚ふせてターンエンド」
八幡 LP4000 手札3枚
クロノス「では次は私のターンなのネ。私のターンドロー!私は永続魔法古代の機械城を発動!」
するとクロノス先生の後ろに城が姿を見せた。
クロノス「そして、私は古代の機械兵士を召喚するノーネ」
なるほど、古代の機械城を先に発動させたのは、城にカウンター置くためか。まぁ、誰でもそうするよな。でも、古代の機械兵士の攻撃力は古代の機械城により300上がっている。
クロノス「バトル!古代の機械兵士でファーニマル・ベアを攻撃!攻撃する時、古代の機械兵士の効果発動!相手はダメージステップ終了まで魔法・罠を発動できないノーネ」
八幡「ぐっ」 LP4000→LP3600
呆気なくファーニマル・ベアを破壊させれてしまったが、ダメージステップが終了した事により魔法・罠を発動できる。
八幡「古代の機械兵士の効果終了と共に罠発動!ファーニマル・クレーン。自分フィールドの表側表示の「ファーニマル」モンスターが相手の攻撃または相手の効果で破壊され自分の墓地へ送られた時、破壊されたその自分のモンスター対象として発動できる。そのモンスターを手札に加えた後、俺はデッキから1枚ドローする。それによりファーニマル・ベアを手札に加え、1枚ドロー」
「なるほどね。破壊されたモンスターを回収するだけではなく1枚ドローするなんて」
「いい反応だな」
十代達とはまた違う観客席から2人の男女が見ていた。
「だが、クロノス教諭が相手だ。そう易々と勝てるとは思えんが」
「その心配ない」
そんな2人に声をかける人物がいた。2人は振り返るとそこには、青髪のポニーテールを黄色いリボンでまとめており、青いデュエルアカデミアの制服を着ていた。
「セレナ。あなたも見に来てたの?」
セレナ「ああ。今デュエルしているやつを見に来た」
「今デュエルしている人って確か…比企谷とか言っていたような」
セレナ「八幡だ」
「へぇ……ってセレナ彼の事知っているの?」
セレナ「ああ、奴とは幼なじみなんだ」
「へぇーそうなのね。あ、もしかして彼の事」
セレナ「な、何を言っているのだ明日香!」
明日香「ふふっ、顔を赤いわよセレナ」
セレナ「なっているわけないだろ!」
明日香「ふふっ、そういう事にしてあげるわ」
セレナ「明日香!」
明日香「ほら、彼のデュエル見ないと」
セレナ「覚えておけ明日香」
クロノス「中々良い反応なノーネ。私は1枚伏せてターンエンド」 LP4000 手札3枚
八幡「俺のターンドロー。俺はトイポットを発動。手札を1枚捨ててデッキから1枚ドロー……チっ、魔法カードだった為このカードは墓地に捨てる」
クロノス「ぷぷっ、そう易々と引けるわけないノーネ」
まぁ、確かにあの人の言う通りだな。まぁ、いいさ。
八幡「俺はファーニマル・ライオを召喚」
「ガオ」
「「「かわいい!」」」
またか。でもまたこのセリフを聞くことになるかもしれない。
八幡「自分フィールドに「ファーニマル」モンスターが存在する時、こいつを特殊召喚できる。こい、ファーニマル・シープを守備表示で特殊召喚!」
「メェ〜」
「ヒツジさんだぁ〜!」
「「「かわいい!」」」
八幡「バトル!ファーニマル・ライオで古代の機械兵士に攻撃!」
クロノス「攻撃力は同じまさか相打ち狙いなノーネ」
八幡「この時、ファーニマル・ライオの効果発動。このカードの攻撃宣言時、攻撃力が500上がる!」
クロノス「なっ!?じゃあファーニマル・ライオの攻撃力は」
八幡「2100になる」
ファーニマル・ライオで古代の機械兵士を破壊する事ができた。
クロノス「ぬっ」 LP4000→LP3500
八幡「俺はこれでターンエンド」 LP3600 手札3枚
クロノス「ぐぬぬ、中々やるノーネ。私のターンドロー。罠発動、リビングデットの呼び声を発動するノーネ。墓地より古代の機械兵士を特殊召喚」
おっと、古代の機械兵士が戻ってきやがった。
クロノス「そして、古代の機械城の効果発動。このカウンターが2個置かれたカードをリリースし、古代の機械巨人をアドバンス召喚するノーネ」
これはやっば。だけど、古代の機械城が無くなった為、攻撃力は上がらないから良いけど。
クロノス「バトル!古代の機械巨人でファーニマル・ライオを攻撃するノーネ!」
八幡「ぐぁっ…!」 LP3600→LP2200
クロノス「古代の機械兵士でファーニマル・シープを攻撃するノーネ」
ダメージは発生しないがファーニマル・シープが破壊されてしまった。
クロノス「私はこれでターンエンドなノーネ」LP3500
明日香「ねぇ、セレナ。多分このターンで彼が勝たないといけないけど、いけると思う」
セレナ「八幡ならいける。私は信じている」
明日香「ふふっ、そう」
八幡「俺のターンドロー」
これは……よしっ。
八幡「俺はトイポットの効果で手札を1枚捨ててデッキから1枚ドロー!ドローしたカードは罠カードにより墓地に捨てる」
クロノス「ぷぷっ、また違うノーネ」
八幡「墓地のファーニマル・ウィングの効果発動!場にトイポットが存在する時、墓地のこのカードを除外し、自分墓地の「ファーニマル」モンスター1体を除外し、自分はデッキから1枚ドローする」
ファーニマル・ウィングの効果で、ウィングと墓地にあるファーニマル・ライオを除外して、俺は1枚ドローする。
八幡「そして、さらにファーニマル・ウィングの効果発動」
クロノス「まだあるノーネ」
八幡「場にトイポット1枚墓地へ送り、デッキから1枚ドローする」
よしっ、これならいけるかもしれない。
八幡「俺は手札から融合発動!」
クロノス「あなたも融合使うーのですか」
八幡「俺は手札のファーニマル・ベアとエッジインプ・シザーを融合!悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!」
両手をあげて、左手で握りこぶしをつくり、その左手に右手を包むようにして握り、合わせた両手を一気に顎の付近まで下げる。
八幡「融合召喚!現れよ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ!デストーイ・シザー・ベアー!」
フィールドに現れたのはファーニマル・ベアだが、見た目がかなり変わっており、腹にはハサミのような物が付いており、口の部分には目のような物が見え、手はハサミのようなもので体と繋がっている。もう見た目はホラーのようなもの。そのためか観客から少し悲鳴のようなものが聞こえる。
クロノス「な、なんですーノ!あんなに可愛い見た目だったのが、こんなに怖い見た目になんなんて……」
八幡「さらに手札から魔法カード、トイ・パレードを発動。EXデッキから特殊召喚された自分の闇属性モンスター1体を対象として発動する。俺はデストーイ・シザー・ベアーを選択。このターン、選択したモンスターでしか攻撃できないが、選択したモンスターは戦闘でモンスターを破壊し墓地に送る度に続けて攻撃ができる」
クロノス「そんな事しても、古代の機械巨人の攻撃力に届いていないーノ」
八幡「それは後の楽しみにってな。バトル!俺はデストーイ・シザー・ベアーで古代の機械兵士を攻撃」
クロノス「ぐぬぬ」 LP3500→LP2600
八幡「この時、デストーイ・シザー・ベアーの効果発動。このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地に送った時発動する。墓地に送ったモンスターをこいつに装備することができる」
クロノス「なぬっ!?」
八幡「装備された時、デストーイ・シザー・ベアーの攻撃力は1000ポイント上がる」
クロノス「なんでとー!」
十代「おおっ!これで古代の機械巨人の攻撃力を上回ったぞ!」
三沢「それだけじゃない。トイ・パレードの効果でもう一度攻撃ができ、古代の機械巨人破壊し墓地に送られると」
「そうか。デストーイ・シザー・ベアーの攻撃力はさらに上がって、さらにもう一度攻撃ができる!」
三沢「まさに連続攻撃」
十代「すっげぇ〜ぜ八幡!」
セレナ「さすがだ八幡」
明日香「すごいわね」
デストーイ・シザー・ベアーの攻撃力は3200。これで古代の機械巨人を破壊できる。
八幡「トイ・パレードの効果でもう一度攻撃ができる。続けて古代の機械巨人を攻撃だ」
クロノス「私の古代の機械巨人がぁ〜」
LP2600→LP2400
八幡「そして、デストーイ・シザー・ベアーの効果により古代の機械巨人を装備する」
これでデストーイ・シザー・ベアーの攻撃力は4200。十分に相手のライフを削り切れる。
八幡「トドメだ!デストーイ・シザー・ベアーで直接攻撃!」
クロノス「ぐぬぁぁーーー!」LP2400→LP0
はぁ、何とか勝ったな。ちょっと危なかったわ。もしかしたら負けるかもしれなかったしな。……ん?
ふと、観客席の方を見ると見覚えのある一人の女の姿を見た。な…なんであそこにあいつがいるんだよ。見に来てんじゃねぇよ。
そんな事を思いながら観客席の方へ戻る。
十代「やったな八幡!」
八幡「あ、ああ」
十代「なぁ、八幡!合格したら俺とデュエルしようぜ」
八幡「いえ、遠慮しときます」
十代「なんで!?」
八幡「いや、普通にめんどい」
十代「そんな事言うなよ〜」
八幡「うるせぇ」
十代「絶対にデュエルしよな!!」
あ、これ諦めない奴だ。はぁ…仕方ない。
八幡「……気が向いたらな」
十代「約束だぞ!」
八幡「はいはい」
はぁ……これからどうなるんだろうな俺
どうでしたか?こんな感じにしてみました。ARC-Vにでて来たセレナを出しましたが服の色を変えています。
ではまた。