魔都、それは数十年前に突如、日本各地に謎の門が出現し、その先には東京都ほどの異空間が広がっていた。そしてその場所を魔都とよばれた。そして、謎の門「クナド」と呼ばれ、そこから人を好んで襲う怪物「醜鬼」が現れ魔都災害が発生していた。一方、魔都には口にした者に特異な能力を与える桃という資源が存在した。だが、その桃は女性にしか能力をもたらさず、これにより男女平等がなくなってしまい、そして日本政府は醜鬼による災害対策と、桃やそれを生み出す魔都の管理のため、異能力を得た女性たちで構成される「魔防隊」を組織した。
だが、魔防隊以外にも醜鬼を倒す者がいた。それは……
突発的に現れるタイプの門が出現し、そこから現世側から人が入ってきた。
八幡「ったく、見てしまった以上やるしかねぇな」
そして、視線の先に魈鬼の大群がこちらに向かってきている。
八幡「さてと、さっさと片ずけるか」
そう言って俺は戦国ドライバーを腰にあてると、自動でベルトが伸び腰に巻かれる。そして、ロックシードを取り出し開錠させる。
《オレンジ》
すると、頭上に大きなオレンジが現れる。そして、開錠したロックシードを戦国ドライバー中央に嵌め込み、開錠しているロックシードをロックする。
《ロックオン》
すると、ほら貝を吹いているような音が鳴り響く。
八幡「変身!」
そう言って、カッテングブレードを倒すと、ロックシードは展開した。
《オレンジアームズ!花道オンステージ!》
頭上にあった大きなオレンジが俺の頭にすっぽりと入ると、オレンジが変形し俺の体に身に纏う。そして、右手には大橙丸が出現し、左手に無双セイバーを持つ。
八幡「いくぜ!」
そう言って地を蹴り醜鬼の大群に向かって走る。そして、2つの武器で醜鬼達に攻撃する。醜鬼は真っ二つに切れたり、首を切り落としたりして、倒していく。やはり、醜鬼達は簡単に倒せる。だが、数が多いと討漏らす可能性があり、そうすると漏れた醜鬼達が門を通り現世に行ってしまうかもしれない。俺はカッテングブレードに手を伸ばし1回倒す。
《ソイヤ!オレンジスカッシュ!》
八幡「はっ!」
大橙丸にエネルギーが集中し、そのエネルギーを醜鬼達を斬り裂く。すると、斬り裂かれた醜鬼達はオレンジ状のエネルギーエフェクトが発生し爆散した。その後も醜鬼達を倒していくと、この場にいる醜鬼達よりも遥かに大きいサイズの醜鬼が現れたのだ。
八幡「ほう、まだいるというのか。チッ、めんどくせぇな」
そう言って俺は大橙丸と無双セイバーの柄頭同士を連結させ、無双セイバーナギナタモードに変形させる。
《ロックオフ》
《ロックオン》
戦国ドライバーについていたオレンジロックシードを取り外し、無双セイバーナギナタモードの無双セイバーにオレンジロックシードを取り付ける。
《一!十!百!千!万!オレンジチャージ!》
無双セイバーナギナタモードにエネルギーを集中し、そのエネルギーを大きいサイズの醜鬼に飛ばすと、オレンジ型のエネルギーで拘束され、醜鬼は身動きが取ることができない。拘束されている醜鬼に接近して横に両断する。すると、醜鬼は断末魔を上げながら爆散したのだ。
八幡「ふぅ…終わった」
門の前を見渡すと醜鬼の姿が無かった。どうやら醜鬼を現世に向かわせる事無く、醜鬼を倒すことができた。すると、こちらに向かって来る者がいた。何やら見ない醜鬼のような物に乗りこちらに向かって来る。あれが所謂《魔防隊》と言うやつか。
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少し時間が遡る
ここは魔防隊七番組の寮。そこでは今、奴隷兼管理人の和倉優希が作ったご飯を食べていた。
朱々「んー!やっぱユッキーの料理美味しーい!」
京香「ああ、さすがだな」
優希「ありがとうございます!」
みんな優希の作った料理を美味しく食べていた時、《千里眼》の能力を持つ大川村寧が門が出現したのを視たのだ。
寧「門が出現します!」
京香「わかった。出撃だ!急ぐぞ!」
寧「あっ!待ってぐださい!門の近くに誰かいます!」
京香「なに!?遭難者か!?」
日万凛「早く行きましょう!」
京香「急ぐぞ!」
全員出撃準備をし、急いで門の出現場所へ向かっていると、寧が千里眼で再び状況見ると…
寧「え!?」
日万凛「どうしたの?」
寧「千里眼で状況を確認していたのですが、遭難者と思われた人が果実を身に纏ったんです」
日万凛「えっ!?それって!」
そう、果実を身に纏った何者かが醜鬼を倒しているという情報が、魔防隊全員の耳に届いていた。ほぼ全員が耳を疑った。自分達魔防隊の他にも醜鬼を倒す者がいるだなんて思ってなかったのだ。しかも、現世に出現した醜鬼を魔防隊よりも早く現場に着き、醜鬼を倒し、逃げ遅れた人々を助けてもらったと、言っている人もいた。だが、助けてもらった人の情報によるとその者は、オレンジを身に纏っていると言われていた。だが、疑問に思うことがあった。それは桃以外の果実があるとは聞いていなかったからだ。
朱々「まさか本当にいるなんて」
京香「確かめる為先に行くぞ!優希!」
優希「はい!」
京香の能力《奴隷化》により無窮の鎖で醜鬼のような姿に変えた優希が京香を乗っけて現場へ急いでいた。すると、そこには醜鬼達を倒す鎧のような物を身に纏った何者かがいた。
優希「あれが果実を身に纏った者?」
京香「どうやらそうのようだ」
そして、その何者かが大きいサイズの醜鬼をオレンジ型のエネルギーで拘束した後、横に両断し倒す姿が見えた。
優希「あの大きいサイズ醜鬼を一撃で!?」
京香「とりあえず接触してみよう」
優希「はい!」
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京香「そこのお前」
見たことの無い醜鬼から降りた女性は俺に声をかけてきた。
八幡「なんだ?」
京香「お前は何者だ」
そんな事聞かれたこと無かったな。だが、いい機会だ。名乗っとくか。
八幡「俺は仮面ライダー鎧武」
京香「仮面…ライダー…?」
優希「鎧武?」
八幡「うおっ!?そいつ喋るのか!?」
京香「ああ、こいつは私の奴隷だ」
八幡「は?」
え?何?奴隷?それがこの人の能力か。
京香「まぁ、それはひとまず置いといて。それでその仮面ライダーは一体何者なんだ」
八幡「何者か……そんな事聞かれた事無かったな」
どう答えようか考えていると、車とバイクが近づいてきた。
京香「来たか」
日万凛「組長!こいつが果実を身に纏う者」
朱々「こんな姿をしてたんだ」
寧「初めて見ました」
日万凛「それでこいつは何者なんですか?」
京香「本人曰く仮面ライダー鎧武と言っていた」
日万凛「か、仮面?」
朱々「ライダー?」
寧「が、がいむ?」
日万凛「な、なんですかそれ?」
京香「それを今聞いてるところだ」
八幡「さっきの質問の答えだが」
京香「ああ」
八幡「ある人曰く、全ての人の自由守る戦士だ」
京香「全ての人の自由を守る戦士?」
八幡「ああ」
京香「そうか。それでお前は私達魔防隊の敵か?」
八幡「俺的には敵じゃないと言いたいが、そちら側の考えは?」
京香「そうだな……醜鬼を倒す所を見たから敵とは言い難いが……」
八幡「なるほどね。で?どうするんだ?」
京香「話がしたい。出来れば手荒な真似はしたくない」
八幡「まぁ、別に構わないぞ」
そう答えると魔防隊は目を見開いていた。おいおい、そんな驚くことかよ。
京香「良いのか?」
八幡「ああ。だって遅かれ早かれこうなると思ってたしな」
京香「そうか、感謝する。ではまず自己紹介からだな。私は魔防隊七番組組長羽前京香だ。そしてこっちは組員たちだ」
日万凛「東日万凛」
こいつは俺の事を疑っているな。まぁ、そういう態度になるよな。
朱々「駿河朱々」
寧「大川村寧です」
優希「俺は和倉優希」
向こうが名乗ったんだ。こっちも名乗るのが筋だよな。そう思い俺は変身を解除しながら名乗る。
八幡「俺は比企谷八幡だ」
京香「やはり男か」
八幡「男で悪いか?」
羽前の言葉にイラッときたので強い口調で言う。
京香「すまない。声が男のようだったので男かもしれないと思っただけで、不快な思いをさせるつもりはなかった。もし、不快な思いをしなのならば謝罪する。すまない」
そう言って羽前はこちらに頭を下げてきた。こうも素直に謝罪されたら、これ以上言えねぇな。
八幡「いや、別に構わねぇよ。こんなご時世になってからそう思うのは当然だから、気にしてねぇよ」
京香「そう言ってもらえると助かる」
八幡「それで?拘束するならしてもいいぞ」
京香「いや、私はするつもりはない。大人しくしてくれるのなら拘束はしない」
八幡「そうか」
日万凛「組長良いんですか!?」
京香「ああ、私がそう判断した」
日万凛「…わかりました」
八幡「で?早くしてくれねぇか。門も無くなって帰れなくなってしまったけど」
いつもは門が消える前に醜鬼を倒して、現世に戻ってるんだがな。
京香「ああ、すまない。すぐに私達の寮に行こう。日万凛、寧、比企谷を後ろに乗せてやってくれ」
日万凛「…はい」
寧「わかりました」
その後、東と大川村が乗っていた車の後ろに乗り、羽前達の寮に向かった。だが、向かってる最中も東は俺を警戒しながら運転していた。
ここまで警戒させるとは思ってなかったが、はてさてこれからどうなることやら。