突然だが今の状況を説明させてほしい。
何というか表現にこまるなんか一面に水面と空が続いている。どこかで見たことがあるが何処だっただろうか?何よりなぜ水面に立てているのか全く持って分からない、そして自分一人である、どうしろと?
「とりあえず歩いてみるか、何か見つかるかもしれないし」
試しに声を出してみたが声が返ってくるはずもなく、あるき始めた
それにしても何だろうか、そろそろ30分ほど立つと思うが周りの光景は何も変わらない、遠くに島が見えるわけでもなく、海のど真ん中で何をしているのだろうか?
ふと、足元を見る。下は水面だすなわち反射して自分が見えるはずだ、しかしそこに写っていたのは
見た事のない格好をしてこちらを覗き込んでいる女だった
「いや誰だよあんた」
声を出して気がつく声なが高くなっていた、そして自分の不機嫌な顔に合わせて、水面に映る女も顔を歪めている
その瞬間理解した、この水面に写っている女が自分であるのだと
「えっ!、いや?、はっ!!」
自分でもかなり戸惑っている
「嫌まで、そもそもだ、私はこんな服を着ていた覚えないぞ、そもそも私が持っている服は、服は」
思い出せない、私はどんな姿をしていただろうか、制服を着ていた気もするが、普通に私服を着ていた気もする、そもそも私の私服はどのようなものだっただろうか
もう一度まじまじと女を見る、全身青い服を着ている青い帽子に青い手袋、青い洋服
至る所すべてが青い、その中に銀の髪と金色の瞳はどことなく神秘的に映る
自分の体を眺めてみれば水面に映る女の同じ格好をしている、なぜ気づかなかったのだろうか、ここまで青だと目に入りそうなものだが
ブオーーーーン
「くっ」
突然強い風が吹いた、とっさに目を閉じる、目を開けるとそこには、分厚い一冊の本が浮いていた
「何でしょうかコレは?」
その本を手に取る、あまり重いとは感じなかった、表紙にはペルソナ全書と書いてあった
本を開けば図鑑のように様々な異形の数々が並んでいた、詳細情報が個体ごとに細かく記載されていた、中に書いてある絵は一枚一枚カードになっていた
「はてさて、何に使うというのやら」
首を傾げながらも一度本を閉じ前を見る、ぽつんと扉があった、どことなく家の扉を想像する木目調の扉だ
周りをぐるみと一周してみたものの後ろに何かがあるわけでもなく、ただそこにぽつんと扉があるだけだった
「さて、これは困りましたね、私この扉を開けたくてドキドキが抑えられません、それで失礼して」
ガチャッ
扉の先にあったのは草むらだった