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レースが近づくある日のトレーニング。アドマイヤベガとサイレンススズカの二人はまさに「輝く一等星」と「異次元の逃亡者」の目をしていた。さすがにレース直前の調整だ。いつものようにふざけて…本人たちは真面目だが遊んでるわけにはいかない。
「それじゃあアヤベはコーナーで前を塞がれてる想定でコーンの外側をまわってからスパートをかける。逆にスズカは最内でどこまで加速できるかの確認をしよう。」
「「はい!」」
二人は想定しているコースのコーナー手前でスタートの体勢をとる。レース終盤のシミュレーションだから全部を走ることはしない。
トレーナーが旗を振る。スタート。二人は加速してコーナーに入る。スズカは最内を、アヤベはコーナーに置かれたコーンの外側ギリギリをそれぞれ走る。ターフの外ではふざけているように見えるが本人たちは真面目一筋流石の二人だ。無駄のないコース取りで最終直線に入る段階に差し掛かる。そこで二人はさらに加速する。次のレースは直線が短い。コーナーでどこまで加速できるかが勝負となるだろう。特に後ろから仕掛けるアヤベはコース取り、タイミング等をしっかりイメージしておかねばならない。コースに目を戻すと二人はラストスパートをかけてゴールに飛び込んだところだ。
「よーし二人とも一度戻っておいで。」
「二人とも想定タイム通りだ。コース取りはバッチリだな。」
「だいぶ練習したから。そこは問題なさそうね。」
アヤベが言う。
「今回は直線が短い。スズカはもう一段階加速できればかなり有利になるだろう。できそうか?」
「そうですね…できますけど後ろがどのくらい近づいてるかでタイミングが変わりますからその調整が難しいですね」
スズカも自分の感想と次の方針を確認する。
「それじゃあいつも通りアヤベとスズカでラストの差し合いだな。感覚を掴む練習にはやはりこれだな」
こうして練習を続けていくのだった。その様子はいつもの駄々っ子だったり情緒不安定な様子とは大違いだ。
「さて今日はこのくらいにしておこう。クールダウンしっかりな。」
「そうね…ねえトレーナーさん。今日も手伝ってくれるのよね?」
「あっ…私もお願いしますね。」
早速いつもの二人に戻ったようだ。今日もクールダウンしながらいちゃつこうと努力している。
それからトレーニングの様子4割、トレーナー6割を録画した映像で捗る算段の二人なのである。
「それじゃあいつもの時間に今日のまとめのミーティングをするけど二人とも大丈夫か?」
「ええ、問題無いわ。」「はい、大丈夫です。」
「よし、じゃあ後でな。」
「今日もトレーナーさん堕ちなかったわね…」
「変ですね…汗と香りのフェロモンで一発ってよく聞くんですけどね?」
そう、この二人はもちろん真面目にトレーニングしているが同時にトレーナーへのアプローチも真面目にやっている。
「ボディタッチが足りないのかしら?どれくらいなら不自然じゃないのかしらね?」
かなり過剰に、それはもうベッタリ触ってることには気づいていない。もし性別が逆なら即刻打首のレベルだ。
「やっぱりもっと密着した方がいいんですかね?」
すでにものすごくピッタリしていて隙間を探す方が困難なのは言うまでもないだろう。
「耳ピタで悩殺!なんて本には書いてあったのに…やはりトレーナーになるような人には効果が薄いのかしら」
それもあるだろうが事あるごとに耳をくっつけて「うふふ…トレーナーさんの心臓の音うふふ…ドクドクいってて素敵…いつかひとつになって溶け合ってうふふ…」とか小声で言っていたらなかなかホラーではある。当然二人同時だ。ちなみに言われてる男の方は「いつものが始まったなあ。これで走ると人格が変わるんだから不思議なものだよな」と思って流している。
「どうしたらトレーナーさんが即堕ち2コマ?してくれるんでしょうか?2コマってなんですかね?」
スズカくん知らなくていい事も世の中にはあるんだよ。
「でも今日もトレーナーさんの映像が撮れたわ。コレクションが増えるのはいい事ね…」
「そうですね。名前を呼んでくれるところはテープが擦り切れるまで再生しますよね…テープって何でしょうか?」
スズカくんは誰と話しているのだろうか。
「いつになったら添い遂げてくれるのかしらトレーナーさん…」
「病めるときもこの世から去る時も共にありたいだけなんですけど…」
すでに全員病んでるしその男はとっくに二人にベタ惚れなのだが微妙にすれ違っているのである。乙女心とは難しいものだ。
実はアヤベさんとスズカさんかなり好きなんですよね。これはまだ極秘事項なのでばれてませんよね?今日は天気もいいし朝から隣の席にちょっとアレな人がいたからアヤベさんとスズカさんに挟まれてロジスティック写像してえなあということで生えてきました。
二人のトレーニングの様子を書こうとしてなんかグダって終わっちゃいましたね。やはりトレーニングの様子は難しいです。暑さと混雑で脳が茹ってますね仕方ないよね。