アヤベさんとスズカさんとの日常   作:鉄鷲

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大体3分で読めるほのぼの日常ものです 
今日は病んでます 
つまりおやつです 
久しぶりなんだよなあ?

pixiv→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20070421


アヤベさんとスズカさんとトレーナーさん(切り傷)

ここはいつものトレーナー室、アヤベとスズカはいつも通りトレーニングの準備をしていた。

「痛っ!」

その時愛するトレーナーの不穏な声を聞いてしまったのだ。一体何事だ!救急車かレスキュー車が必要か?場合によっては人工呼吸もしなければなるまい、マウスピースは不要だからすぐに取り掛からないといけないわ、ああついにこの時が来たのね、と二人があまりファンに見せられない顔をしながら駆けつけると…

「いやあ紙で指を切ってしまっただけだよ。ちょっと血が出てるだけだから心配しないで」

なんということだろう…愛するトレーナーの指から血が出ているではないか…こんなチャンス…いや一大事だ。たっぷりと恩を売りながらイチャつかねば…ではなく一刻も早く治療しなければならないと二人の脳が高速回転する。そして二人は向かい合って同時に言う。

「私が手当てするからあなたはトレーニングに行ってていいわよ。」

「私が手当てしますからそのままトレーニングに行ってください。」

 

二人は共に相手が何を言ってるのか理解するのにたっぷり数秒かけた。そしてもう一度言う。

「ここは私に任せて大丈夫よ。」

「ここは私に任せてください。」

やはり二人は仲が良い。同じ事を同じタイミングで言うのだからもはや芸術の域だ。

「ダメよスズカさん、トレーニングをおろそかにしては。ここは私に任せて走ってきていいのよ?」

「ダメですよアヤベさん、トレーニングをサボるなんてらしくありません。走ってきていいんですよ?」

やはり同じ事を同時に言う。そして何を言ってるのかを時間をかけて咀嚼する。

「今からトレーナーさんの止血をして絆創膏を貼りながらピッタリくっつくという大事な作業をするから走ってきていいわよ?」

「今からトレーナーさんにピッタリくっつきながら止血と絆創膏を貼るのでトレーニングに行っていいですよ?」

 

おかしい、なぜ会話が進まないのだろう?二人は考える。それはもう期末テストなんか目ではないくらい高速で思考を回す。そして結論が出た。そうか、一番大事な事を伝えてないから通じないんだなと

「今からトレーナーさんの指を血が止まるまで、いえ止まっても舐め続けて愛を語りあうの。だから早く出て行って。」

「今からトレーナーさんの指を舐めながら甘える大事な時間なんです。早く出て行ってください。」

渾身のドヤ顔でお互い勝ち誇ったようにトンチキな主張を同時にする。なんの勝負をしているのだろう?

 

困った、会話が進まないうえに相手が何を言っているのか全く理解できない。愛するトレーナーを治療しながら愛を囁くのは愛バである自分の役目なのにどうして分かってくれないのだろう?

「確かにスズカさんは大事な親友でチームメイトだけどトレーナーさんを治療するというこの重要で緻密な作業は愛バである私がするから安心して走ってきていいのよ?それがトレーナーさんのためなの。早くトレーナーさんの大事な血を舐めたいの。だから早く出て行って。」

「確かにアヤベさんは大事な親友でチームメイトですけどトレーナーさんを治療するという早さが必要な大事な作業は愛バである私がします。だから安心してトレーニングに行ってください。それがトレーナーさんのためなんです。早くトレーナーさんの大事な血を舐めたいんです。だから出て行ってください。」

 

いくらなんでもおかしい。この人はここまで聞き分けが悪かっただろうか?ここまで言って通じないなんて何か悪いものでも食べたのではないだろうか?愛するトレーナーさんに悪いものが移ったら大変。その時は誰が一番大切な愛バなのか看病しながらじっくり洗脳…いや話し合わないと。でもまずは目の前のご馳走…いえトレーナーさんの治療をしなければならないのに一体どうして分かってくれないのだろう?ああ、早く血を舐めながらたっぷり甘えて共依存したいのに…こうなったら!

「ここはもうコインの裏表で決めましょう。私が表、あなたが裏。表が出るまで投げるからこれでいいわよね?」

「そうですね。私も投げます。こっちは私が表でアヤベさんが裏。表が出るまで投げますね?」

「ちょっとそれじゃ決着がつかないじゃない。素直に負けを認めて走ってきてよ」

「やっぱり決着がつかないじゃないですか諦めて走ってきてくださいよ。」

 

これは困った。ついに天運でも決着がつかない。仕方がない、最終手段に出るしかない…

「こうなったら…これだけは使いたくなかったけど仕方ないわね…」

「やはりそうなりますか…これだけはやりたくありませんでしたけどもう仕方ないですよね…」

 

「「トレーナーさんに決めてもらいましょう!!」」

 

「選ばれるのは私だから泣きを見る前に走りに行った方がいいわよ?選ばれなくて泣きたくないでしょ?」

「選ばれるのは私です。今ならまだ間に合いますから泣く前に走ってきてください!」

最後まで仲が良い二人なのである。こうして二人の命運はトレーナーに託されたのである。

 

「さあトレーナーさん!どっちにメチャクチャにされて戻れなくなりたいの!?」「トレーナーさん!どっちにしゃぶってもらってゾクゾクしたいんですか!?」

 

トレーナーの決断は…

 

「なんで絆創膏を巻き終わってるの?」

「なんで絆創膏を巻き終わってるんですか?」

「いやだって長くなりそうだったから」

 

二人は同時にため息をついて言う。

「あのねえ、今からあなたの大事な大事な愛バがあなたをしゃぶって気持ち良くしてあげようとしていたのよ?」

「それを目の前で見ていながらなんでさっさと一人で済ませちゃってるんですか??」

「え?これ俺が悪いの??」

「他に誰がいるのよ!」「他に誰がいるんですか!」

「ええ…?そんなあ…」

 

こうしてこのしょうもない闘いは引き分けとなったのである。




実はアヤベさんとスズカさんが病んでるのが大好きなんですよね。これは第一級の極秘情報なので誰にも知られてないはずなのでセーフです。今日は雨でしたけど大した事なくてまあ過ごしやすかったので焼戻しトルースタイトしてえなあと思ったら生えてきました。まあまあ病みやすい二人が書けたので良かったと思います。
アヤベさんとスズカさんに両手の指をしゃぶられるってもう実質R18めいた行為ですよね?これはトレーナーさんが処されるのも仕方ないですよね?もう絶対許されないよなあ…?このトレーナーさんはカレンチャンさんの”お話”が必要そうですね。そうですよね?え、うん。
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