「なるほど…」
「年上の男性の落し方は…」
「「こうすればいいのね!」」
ここはいつものトレーナー室。アヤベとスズカはいつものように…ではなくある冊子を読んでいた。それも穴があくなんてものではなく目を血走らせている。それはもうすごくすごい顔である。間違ってもカメラを入れてはいけない。
「これはすごいわ…こんなテクニックが今の流行りなのね…」
「時代は進んでるのね…前のもあまり知らないけど…」
これは今流行りの漫画だ。トレーナーとウマ娘の禁断の恋を描いた一大スペクタルものなのだ!某ウマケットで頒布されたものであの有名な「どぼめじろう先生」イチオシの作品として名を馳せている。
「ここでそんなことを…」
「ああ〜これ以上は…」
そう言いながらも手を止められない二人である。この手の常識に疎い二人はここぞとばかりにトレーナーの口説き方を学ぼうとしている。その努力を学問にもいかしてほしいものだ。特にそこの緑の方だ。ともかく熱心に珍しくキャーキャー言いながら読んでいく。そして最後のページ、ついに二人は結ばれて幸せなキスをして終了となるのである。
完走した感想を言い合う二人。
「こういうふうにすればトレーナーさんも落とせるのね…」
「そうですね…早まって包丁を持ち出す前でよかったです…」
「そうね…丈夫なロープはまだ必要なさそうね」
なんだか物騒な感想だがそこはまあいつもの二人である。平常運転だ。
「ともかくこれで今日こそトレーナーさんと…」
「そうね…いよいよなのね…」
「「ふふ…うふふふふ……」」
そこに捕食者二人がいることをなんとなく感知しながら被捕食者がノコノコやってくる。鴨がネギを背負って鍋ごとゲートインするようなものである。
「なんだか禍々しいオーラが廊下まで出てるけど今度は何を企んでるんだ?」
「「トレーナーさん!!」」
「ど…どうした?」
一瞬のタメのあと二人は渾身の一言を放つ
「「私を壊して!!」」
「は?」
渾身のドヤ顔で自信満々にキメる二人。決まった…これでトレーナーさんは完全に私の虜…もう二人は離れられない死んでも一緒ようふふ…とトリップする二人。一方何言ってんだ頭は…ダメだったなとガッカリするトレーナー。
「さあトレーナーさん遠慮しなくていいのよ?」
「これで合法です!さあどうぞ!!」
「いや、何が?」
おかしい…話が噛み合わない…
「おかしいわね?これでイチコロのはずなのに…」
「本ではあんなに愛しあってたのに変ですね?」
二人はヒソヒソと打ち合わせる。一方取り残される鴨…いやトレーナー。
「これは第二弾の出番ね」
「そうですね。これならいけるはず…」
そして二人はトレーナーに向き合う。次はなんだと構えるトレーナー。
「「メチャクチャにしていいのよ!!!」」
渾身のドヤ顔とデカい声第二弾である。決まった…完璧に…これでトレーナーさんはもう立ち上がれない…そのまま攫ってしまおうかしらうふふ…とトリップする二人。確かに動けなくなるトレーナー。
「え~と…?二人とも何か拾い喰いしたのか?大丈夫か?」
なぜ!?まったく動じない…これが中央のトレーナーの力とでも言うの??さすがの二人も混乱する。
「さすがにおかしいわ…これで落ちないなんて…?」
「トレーナーさんだって男の人…このセリフと私達のパーフェクトボディ(最速の機能美)で落ちないなんて…おかしいですよ…?」
パーフェクトボディは一人では…?だが口には出さないネギ…いやトレーナー。
かくなるうえは最終手段しかない!覚悟を決めた二人は鍋…トレーナーに向き合う。
「「月が綺麗ですね!私死んでもいいわ!!いえ今から死にましょう!!!」」
やった…これ以上ないくらいにキマった!もう10バ身突き放してゴールするくらいせいせいとした告白!!これで落ちない男はもはやいないだろうというくらい渾身のドヤ顔・デカボイスで返事を待つ二人。アドリブで最後に入れた一言がいい味を出していると思っている。内容が被るとはやはり仲がいい。
「ええ…今までのってそういう事…?え?そうなの…?」
「そうです!そういう事なんですよ!」
「やっとわかってくれたのね!さすがトレーナーさん!」
今ので通じるのはさすが二人のトレーナーである。伊達に長い付き合いではない。
「それは…二人とも意味分かって言ってるのか…?」
一応確認するトレーナー。一方聞かれたら二人は憤慨する。
「失礼ね!分かってるわよ!あなただから言うんじゃない!」
「そうですよ!こんな事トレーナーさんにしか言いませんよ!」
「分かってるのになぜそのドヤ顔とデカい声なんだ…」
頭を抱える鴨、片や二人は気づく
「そう言えば大きい声では言ってなかったわね。」
「そうですね。どっちかと言えば…囁くような感じでしたね。」
ついに答えに辿り着いた二人。そしてネギもふと思いつく。
「そうだ二人とも両側からさっきのを囁くように言ってみてくれないか?二人の声で囁かれるとこれはすごくすごいことになりそうだ。」
なるほどそれならばと鍋の両脇に立ち耳元に手を当て囁くように言う
「私を壊して…メチャクチャにしていいのよ…?私死んでもいいわ…」
本来の二人の声でこれを囁かれて耐えられる男がいるだろうか?ましてや完全にゾッコンのトレーナーは昇天しそうになるのも無理はない話だ。思わず気絶しそうになる。
「トレーナーさん?大丈夫?」
「本当に死にそうですけど…?」
「危なかった…二人とも間違っても他の男にそれをやったらダメだぞ…死体が量産されてしまうからな…」
「もう…こんなことトレーナーさん以外に言えるわけないじゃない…」
「そうですよ…なんといったって…こんな特別なお誘い…」
「スズカさん!ちょっと大胆すぎるわよ!」
「あっ!!ついつい言ってしまいました!」
「そこは恥じらうんだな…」
現代のほぼJKである二人に若干ついていけなさを感じるトレーナーである。この二人が特殊なのではないだろうか?
「それはそうよ…なんといってもトレーナーさんじゃないと…だって私達のこと一番知ってるもの…」
「そうですよ。トレーナーさん以外に任せられるわけないじゃないですか…」
「二人とも…そうか…そう思ってくれているのか…」
「そうよ…なんといっても”夜の運動”なんだから…」
「ア…アヤベさんも言ってるじゃないですか~もう~」
これはいよいよ覚悟を決めないといけないかと思うトレーナー。近くのドラッグストアはどこだったかな。コンビニのモノは信頼できるのか?と久々に真面目に考える。
そんなトレーナーを置いて二人は盛り上がる。
「そ…それで…いつやるんですか…?早いほうがいいですよね?速いですし」
若干目がグルグルしてるスズカ。
「そうね…この場合は早いほうがいいわよね…その方が何回もできるし」
こちらもグルグル目のアヤベ。
二人ともそこまで考えてるのか。最近のJKは進んでるな…二人は興味ないのかと思っていたがやはりそんなことはなかったんだなとなぜか父親めいて考えるトレーナー。
「そうだ!どこでやるんですか?寮は無理ですよ?」
「そうね…そう言われると…他に場所もないし…ここでいいんじゃないかしら?ヨガマットを敷きましょう!」
「!!?」
まさかの提案にトレーナー仰天する。確かに場所がないとは言えまさか学園内で、しかもこの部屋でというのか!?
「そうですね!ここでも問題なさそうですね。ちょうど三人でできますし!」
アヤベとスズカのまさかの発言!いきなり三人だと?最近のJK進みすぎでは?いやこういうものなのか?たしかにこの二人の場合どちらが先かで揉めそう…
なんで揉めないんだ?
おやつの順番で殺気立ってた二人がなぜこの大事な局面で揉めない?
「順番は…?順番はどうするんだ?それはいいのか?」
一応トレーナーが聞く。
「順番?そういえば考えてなかったわね…」
「そうですね…いつもは交互ですし…昨日はどっちが先でしたっけ?」
昨日?交互?なんだか妙じゃないか?
「昨日はあなたが先にやってもらって走りに行ってたじゃない。だから今日は私からでいいわよね?」
「そういえばそうでしたね。ついつい先をもらっちゃってすいません」
「別にいいわよ。私は少し硬いから時間かかるし…」
「ちょ…ちょっと待った!二人とも”夜の運動”の話だよな?」
トレーナーが慌てて確認する。二人はキョトンとしたような顔だ。
「そうですよ?」「そうよ」
「「”夜寝る前の柔軟体操”」」
「は?」
「「??」」
「確認なんだが…”私を壊して、メチャクチャにしていい”って…柔軟体操でってことか?」
「そうよ?」「そうですよ?」
「開脚とか関節とか」「少し無理するくらいでもいいかなって」
「トレーナーさんなら加減がわかるでしょ?」「他の人には頼めませんよね?」
「おお…もう…」
やはり情緒が微妙にズレてる二人に結局頭を抱えるトレーナーであった。
実はアヤベさんとスズカさんが好きがすぎるんですよ。今日は湿気がすごくすごいから蒸し暑くて頭がどうにかなりそうだったのでミッタク=レフラーの定理してえなあと思っていたら生えてきました。
そうです、久々のおやつシリーズです!おやつは不滅です!!おやつはないのですか~とか言うドトウにはおやつはありません!おやつおしまい おしまいで~すです!これは超極秘でウィキペディアにも載ってない情報なんですけど特別にお伝えしますとなんと前回のおやつからだいたい10日空いてます!一ヶ月のだいたい三分の一おやつがありませんでした。つまりネタがないのです!!由々しき事態です!!トプロさんの語彙がすごくすごいことになって、ドトウのおやつがおしまいで、覇王の王冠が無くなるくらいネタが無いのです。ここに書くネタも厳しいのです。悲しいなあ…
ということでおやつのレシピと共依存アヤベさんと崇拝スズカさんとローレルさんとアルダンさんのネタを募集しておきますね。