本日は日曜日、アヤベとスズカのコンビはショッピングモールに消耗品の買い出しにきていた。
「これで必要なものは全部ね」
「そうですね。しばらくは大丈夫そうです。」
その帰り道ふと気になるものを見つけた。
「あら?こんなところに喫茶店なんてあったかしら?」
「入れ替わりで入ったんですかね?初めて見ました。」
時刻は午後3時頃。おやつの頃合いである。
「せっかくですから入ってみましょうか?」
「そうね。ふわふわケーキ…」
早速入ってみる二人。内装は落ち着いたシックな造りであり静かなものだ。窓際に通された二人は飲み物とケーキを注文する。
「トレーナーさんも一緒だったらよかったんですけどね。」
「仕方ないわ。急用って言ってたし…何だったのかしらね?」
「そう言えばまた分厚い資料がデスクに置いてありましたよ?私たち以外を担当しようとしているんじゃ…」
「それはいけないわね…キツく言っておかないといけないわ…」
あらぬ疑いをかけられるトレーナー。それどころかもっとメンバーを増やせと言われているのを何とか回避していることは二人もうっすらと知ってはいる。まあそれでも心配になってしまうのは乙女心というものだ。
「それにしてもトレーナーさんもそろそろ私たちに堕ちてくれてもいい頃だと思うのだけれど…」
「そうですねえ…だいぶアピールしてるんですけど…」
とっくに堕ちていると思うのだがまだ足りないらしい…乙女心とは複雑だ。
そうこう言ってるうちに飲み物とケーキが出てくる。これはなかなかのふわふわねと内心レビューするアヤベ。これを今度のおやつに作ろうかしらとも思っている。こうして糖分とふわふわを補給するのだった。
「またのご来店をお待ちしております。」
一息ついた二人は喫茶店を後にする。後は帰って荷物を整理すれば終わりなのだが…
「あら?あれは…」
そこには花屋があった。店自体は前からあるものだが展示されてる花の説明に二人は食いついた。
「ねえ、スズカさん。あの部屋にも彩りが必要よね?」
「そうですね。アヤベさん。私もそう思ってました。まさにピッタリですね。」
そう言うと二人は一本ずつそれを買うのだった。
「おかえり、二人とも大変だったろう?」
部屋に戻るとトレーナーが待っていた。どうやら用事は終わったらしい。
「あら、トレーナーさん。用事は終わったみたいね。」
「そうなんですか?それじゃあちょうど良かったです。」
二人は買ってきたそれをトレーナーに差し出す。
「おや…これは…」
それは白い彼岸花、花言葉は…
「「思うはあなた一人」」
実はアヤベさんとスズカさんが病みやすいのが好きなんですよね。これは地球が平らではないということぐらいの極秘事項なのでまだバレてないと思うんですよ。今日はいい感じの気候で過ごしやすかったからマクスウェル-ガウスの式してえなあと思ってたら生えてきた話なんですよね。ちょうどおやつらしい長さになってるし病みが薄めだけど滲み出てるかなあくらいの塩梅なのでなかなかだと思いますね。なんかネタねえかなあと探してたら彼岸花というのがピンときましてね、そういや花言葉なんてものがあったなあとヤホーのググール先生に聞いてみたらこれはいいじゃんという感じだったので使ってみた所存なんですよね。他にも桜の花言葉もあったんですけどこっちは9割できてるローレルさんの話ですでに使ってるなあと思い出したんですよ。だいぶ初期に作ったんですけどどうも最後の一手が足りなくて、というかオチが救いはねえし病んでるかこれ?って感じでおねんねしてるんですけどなかなか目覚めなくて困っていますね。まあそんな感じでおやつシリーズも29作目、次で30ということでまさかの大台なわけですよ。でもね最近二人の仲良しさと病み力が不足してる気がするんです。初期のおやつを読み返すとこういうのでいいんだよこういうのでというような素朴なプレーンクッキーみたいな感じなんですよ。で、最近のおやつはちょっと素材にこだわったけどなんか焦げてるみたいな感じでこれはこれでなんだけどもう少しこう手心を…みたいな味つけなんですよね。お菓子作りは難しいですね。用法用量を守って良いおやつライフを。