アヤベさんとスズカさんとの日常   作:鉄鷲

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アレ美味しいよね。アレだよアレ。
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アヤベさんとスズカさんとアレの名前

「それで…トレーナーさんはどっちと一緒に死んでくれるの?違ったわ。どっちを選ぶの?」

「もちろん私ですよね?さっくり死にましょう、違いました。私を選んでくれるんですよね?」

いつもの爛れた愛の巣でいつも通りアヤベとスズカに選択を迫られてしまった。

「確認だけどどっちでもいいという答えは…」

「無いわね。」

「ありませんね。」

即答かあ。仲いいな。

「いかにスズカさんとはいえこれは譲れないわ。」

「そうですね。同じく譲れませんね。」

「まあまあ…ここは落ち着いてだな…」

「トレーナーさん!それでどっちを選ぶの!?」

二人の顔が近い。これは困った。こうなると長いんだよなあ…

二人の間にある箱に入った円盤状のモノに視線を移す。今日のお題になった元凶だ。買ってきたのは自分だけど…

「トレーナーさんはこれを『今川焼き』と呼ぶわよね?将来的に私と同じお墓に入るのだから。」

アヤベが言う。

「いいえ、これは『大判焼き』です。それにトレーナーさんは私と同じお墓に入るんですよ?」

今度はスズカが言う。

お墓はともかくとして、この小麦粉を円盤状に焼いて中に餡子を詰めたお菓子の名称で二人がターフ上の目つきになっている。これはどうにかしないと今すぐに心中することになってしまいそうだ。

「まずは食べようじゃないか。冷めてしまうぞ?」

「ダメよ。トレーナーさん。この問題に決着をつけないと安心して死ねないわ。」

「そうですよ。これが解決しないと夜しか眠れません。あと走ってる時にモヤモヤします。」

それは困ったな。

「そうは言ってもだなあ…」

下手に選ぶと選んだ方は安心して心中しようとするし選ばないと不安で心中しようとするだろうからなあ…

「トレーナーさん…自分に正直になって…これは今川焼きよ…?語感がいいでしょ?」

「いいえ、大判焼きのほうがお得感がありますよね?大きいんですよ?速くないけどお得ですよね?」

うーむそう言われるとそんな気も…あんまりしないなあ。とりあえず考えてみよう。

「トレーナーさん、私を選んでくれたらこれを半分こして食べさせ合いっこしましょう?きっと素敵な味よ?」

「あ、私もしたいです。トレーナーさんに餌付けされて飼われるなんて素敵すぎます。」

「そうよね、やっぱりトレーナーさんに飼われるのは素敵よね…このまま結婚してもいいわよね?」

「いいですね。この際ここで式をあげましょう。ケーキの代わりにこの大判焼きで…」

「スズカさん?今川焼きよ?」

「違います大判焼きです。」

残念、結局話が戻ってしまった。

 

「やっぱりここはトレーナーさんに決めてもらうしかないわね。」

「そうですね。ここはトレーナーさんに任せましょう。」

「「さあどっちを選ぶの!??」

こうなればヤケだ。

「ベイクドモチョモチョ…」

「「???」」

「これはベイクドモチョモチョだよ…」

苦し紛れにもほどがある…

「ベイクド…」

「モチョモチョ…」

「そういうことだよ。重要なのは名前じゃない。美味しいかどうかだ。そうだろう?」

さあどうだ?この脱力感たっぷりのネーミングでどうでもいいということになってくれ…

「…まあそうよね…」

「…そうですね…味ですよね…」

おお!なんとかなりそうだ!よくやったぞベイクドモチョモチョ。やっぱりなんだろうなこれ…

「そういうことだ!さあ食べようじゃないか!」

「そうね。そうしましょうか。」

「そうですね。早い方がいいですからね。」

よかった。なんとか今日中に心中する必要はなくなりそうだ…

「あ、そうだ、大事な事を忘れてました。」

おや?なんだろう?

「そうだったわ。一応確認しておかないと。」

何かあったかな?

「これ…つぶあんですよね?」

「これはこしあんよね?」

今日が命日になるかもしれないな。

 




実はアヤベさんとスズカさんとおやつが好きなんですよね。これはまだ誰にも知られてなかったと思うんですけど事実だからお得感たっぷりですね。某トッポみたいにたっぷりだと嬉しいですね?
今回は久しぶりにおやつらしい1おやつに収まりましたね。1おやつは焼く1500文字です。おやつは焼くものなのでこれで合ってます。つまりお手軽スナック感覚でアヤスズの病みを食べられるお得感たっぷりなのです。お得ってつけておけばお得な気がするので人間はチョロいものです。やはり人がウマ娘に勝てるわけがないのです。早くここのトレーナーさんもアヤスズと結婚すればいいのです。なんの話だっけ?
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