アヤベさんとスズカさんとの日常   作:鉄鷲

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だいたい3分で読めるほのぼの日常おやつシリーズがだんだん長くなってたぶん4分くらいで読めるようになりました 今日はしっかり病んでます
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アヤベさんとスズカさんと濡鼠(トレーナーさん)

「お願いトレーナーさん!死なないで!!あなたがいなくなったら私…私もうどうしたらいいの!!」

「トレーナーさんトレーナーさん!!しっかりしてください死なないで死んじゃ嫌です!!トレーナーさん!!」

どうしてこうなってしまったのだろう…後悔先に立たず。俺は自分の軽率な行動を呪った。だが誰がこうなると予想できるだろうか?まさか…

 

まさかくしゃみ一つしただけで愛バ二人、それもあのアドマイヤベガとサイレンススズカが泣き叫びながら錯乱するなど… まあこの二人ならあり得るかと思えるのはうん…その通りなんだが…話は数分前にさかのぼる…

 

「ただいま〜って二人ともいたのか」

俺が外からトレーナー室に戻ると二人が居た。

「トレーナーさんどうしたの?ずぶ濡れじゃない」

「まあ…大変!とりあえずタオルを…」

「ああ、急に雨に降られてな…クシュン!」

その日はたまたま気温が低くおまけに急に雨に降られて濡れた俺はクシャミをした。この場合してしまったと言うべきだろうか?とにかくその瞬間、時が止まったかのように二人がこちらを見て固まってしまった。そして一瞬にして間を詰めた二人に左右から掴み掛かられて散々揺さぶられながら冒頭に至ると言うわけだ。

「トレーナーさん!死んじゃダメ!眠ったらダメよ!起きて!!」

雪山じゃないからそれは違うんじゃないかなあと思っても喋らせてもらえない。

「息をしてトレーナーさん!深呼吸です!!ヒッヒッフー!」

それは深呼吸じゃないんだよなあと思ってもこちらも喋らせてもらえない。そもそも息はしている。

「お、落ち着いてくれ…」

「落ち着けるわけないじゃない!トレーナーさんにもしものことがあったら私…私は…」

「そうです!何かあってからじゃ遅いんですよ!!万一手遅れになったらどうするんですか!!」

ウマ娘パワーでガックンガックン揺らされる方がよほどヤバいんだけどなあ、と思ってもなかなか喋らせてもらえない。というか聞こえていない。二人は完全にトリップしてる。

「アヤベ!スズカ!大丈夫だから!寝ないし息もしてるから!喋れてるから大丈夫。だから揺らさないでくれえ!」

なんとか声を絞り出す。すると通じたようで揺らすのをやめてくれた。

「本当?本当に死なない?置いていったりしない…?」

アヤベの気丈さはどこへやら完全に置いていかれると思ってしまっている。

「トレーナーさんトレーナーさんもしもの事があったら…そうしたらこの世は終わりです…生きている意味がありません…」

スズカもこの世の終わりを想像してガタガタ震えている。二人ともカワイイなあ…じゃなくてこのままでは本当に風邪をひいてしまう。

「とりあえず身体を拭いて暖かくしてれば大丈夫だから。えっとタオルタオル…」

その瞬間、二人は目を合わせて一瞬で行動に移した。アヤベは部屋の奥にダッシュ。スズカは…俺の服を引きちぎらんとばかりに飛びかかってきた!

「ス…スズカ!?いきなりどうした?服が千切れる…」

「抵抗しないでください!人間がウマ娘に勝てるわけないんですから!今服を脱がせますからね!!!大丈夫です!速いですから!!」

何が大丈夫で速いのかはさっぱりわからない。そしてアヤベが戻ってくる!その手にはアヤベお手製の超フワフワタオルをこれでもかと抱えて!

「さあトレーナーさん!!このフワフワタオルで全身隈なく一滴の水分も無くなるまで拭きましょう!!大丈夫痛みなんて一切感じないほどにフワフワだから!!」

二人とも目が血走ってる!変に興奮してる分レースより酷い状況だ。実況解説が見れば「掛かっていますね。これはもうダメですね」と即答するレベルで暴走している。いよいよ年貢の納め時かもしれない。その年貢は給与天引き式だったな、などとどうでもいい事を考えているうちに残るはパンツ一枚にまで脱がされてしまった。

「待て!さすがにここまでだ!これ以上は俺が連行されてしまう!そしたら本当に会えなくなるぞ!!」

二人の動きが止まる。

あ、これはミスったな。まあ脱がされなければセーフか?

「「嫌あああああああああ!!!!!やめてえええええ!!!トレーナーさん行かないでええええええ!!!」」

そうなるよなあ…

「お願いだからどこにも行かないで!!なんでもするから捨てないでえええ!!!一人にしないでええええ!!!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!私が全部悪いんです!!許してください!!!ごめんなさいトレーナーさんごめんなさい!!!」

あーもうメチャクチャだよどうしようかなこの惨状。

整理しよう。俺はパンツ一枚で愛バ二人にフワフワタオルまみれで押し倒されている。

その愛バ二人は大泣きしながら謝罪と懇願をし続けている。

どう収拾をつければいいんだろう…

 

「よーしよしよし、二人とも大丈夫だぞ。俺は死なないしどこにも行かないからな。アヤベもスズカも心配してくれたんだよな。ありがとうな〜」

「ほんとに…?大丈夫なの??置いていかない??」

「大丈夫だよ。アヤベを一人になんてしないからな。」

「トレーナーさん…ずっと隣にいてくれるんですよね…?」

「スズカも約束したじゃないか。隣で先頭の景色を見るって」

「トレーナーさん…よかった…」

とりあえず二人を撫でながら落ち着かせることに成功した。成功したのだが…こうなると次は…

「トレーナーさんを失うのは嫌…だから…」

「ずっと側にいてもらえれば安心…ですよね?」

今日はこっちの方かあ、まだマシかな?

光の無い目で二人が見つめてくる。ここまで愛されるのはトレーナー冥利に尽きるというものだ。

「「だからずっとずっと永遠に一緒にいましょうね??」」




実は病んでるアヤベさんとスズカさん大好きなんですよね。
今日は寒くて雨も降って低気圧でやる気が出ないからホウ素中性子捕捉療法してえなあと考えてたら生えてきました。おやつシリーズにあるまじき長さだなあ??
しっかり病んでるアヤベさんとスズカさんはとってもカワイイですね。これにはファンもニッコリ。カワイイ〜推せる〜待ったなし!今回は危うくトレーナーさんが変質者として連行されてしまうところでしたね。それでもきっと二人は愛してくれるでしょう…え?原因が何言ってるって??
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