アヤベさんとスズカさんとの日常   作:鉄鷲

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3分で読めるほのぼの日常
今日はあんまり病んでません以上閉廷うまぴょい
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アヤベさんとスズカさんと引越し

年度末が近づいてきたある日のこと。俺は二人の愛バに重要なことを告げねばならなかった。

「突然だが荷物をまとめてほしい。」

「「!?」」

「ど、どうしたのトレーナーさん!」

「そうですよ、いきなり荷物をまとめるって!」

アドマイヤベガとサイレンススズカの二人を脅かすようになってしまった。

「実はな、ここを出ていくことになったんだ」

「「!!??」」

そう、このトレーナー室から別の広い部屋に移ることが決まったのだ。今年一杯で引退するチームトレーナーの部屋をくじ引きで引き当てたというわけだ。

「ト…トレーナーさん…本当なの…?」

「そんな…そんなことって…」

アヤベとスズカが驚いたように言う。当然だ。これまで運試しやくじ引きで大したものが当たったことが無いのにいきなり設備の良い広い部屋を引き当てたのだから。もしかしたらメンバーを増やすように言われるかもしれないな…二人になんて説明しよう…それだけが問題だ…

「本当なんだ。急な話になってすまないが事情があってな」

年度末の休み中に空いたこの部屋を改修して別のトレーナーが使うことになっている。そのため早めに出ていく必要がある。

「だけど安心してほしい。新しいところでも二人なら上手くやっていける。保証するよ。」

「「……」」

二人とも固まってしまっている。そんなにこの部屋に愛着があるのか。無理もない色々な思い出があるからな。

「そう…もう決まっているのね…?」

「ああ、そうなんだ」

「それで…具体的にはいつなんですか…?」

「今週中だな。二人とも荷物はそんなにないだろう?」

アヤベもスズカもここにはそんなに物を置いてないからすぐ片付くだろう。フワフワグッズが少しあるがアヤベはしっかりしてるからな。

「「……」」

「それから俺は手続きや何やらでしばらく顔を出せない。二人とも準備を済ませておいてくれ。」

「え?そんな…?」「なんですって…?」

そう。今日もこれから引き継ぎ等がある。しばらく忙しくなりそうだ。

「すまない。時間だ。行ってくる。二人とも準備を頼むぞ」

会議に遅れそうだ。急いで行くことにしよう。

 

こうして引き継ぎと事務作業に追われて久々にトレーナー室に顔を出せるようになったのは数日後。二人にも部屋に来てもらい詳細な話をしないとな。

「おお、部屋がスッキリしてる。さすが自慢の二人だ」

「それなのにどうして…」

「どうして置いていくんですか…?」

「二人とも来たな!早速移動の話を…」

「その前に!理由を話してよ!」

「そうです!いきなりすぎてどういうことなのかわかりません!」

 

どうしたんだ二人とも?ずいぶん怒ってるな?

「理由は…大したものはないんだ…ただ時期がきたということかな」

「大したものがない…?」

「そんな…」

ずいぶん驚いてるな。まあ急な話だったし仕方がないか。

「それで追い出すっていうの?」

「そうです!あんまりですよ!」

「追い出すって言うのは違うな…これは俺が決めたんだ。」

「何ですって!」

「本当なんですか?どうして!?」

「いつまでもここにこだわっても仕方ないだろう?これは二人のためでもあるんだよ。」

その通り新しい部屋は少し設備が良いし練習場にも近いので何かと便利なのだ。

 

「そう…そうなのね…」「私たちの…」

「そうだ。わかってくれるだろ?」

「そうねわかったわ」「決まりですね。」

良かった納得してくれたんだな。

「それじゃあ行きましょうか」「抵抗しなければ痛くしませんから」

ん?なんだか不穏な雰囲気だな?

「スズカ…?何を?」

「それはこっちのセリフよ。大人しくしていて。」

「アヤベもどうした…?」

二人の様子がおかしい。いや割と平常運転だが少々いつもと違うような…

 

「私たちも覚悟を決めたんですよ。トレーナーさんだけ行かせませんから。」

「そうよ。私達は一心同体なのだから」

あれ?これはいつものカワイイモードになってないか?そうなる要素あったかな?

「待て、二人とも今日はどうした?」

「私たちはいつも通りよ?あなたならわかるでしょ?」

「そうですよ。トレーナーさんは私達をよくご存知ですよね?」

うん、知ってる。だからこそわからない。なんでこんな鬼気迫る状態になってるんだろう?

 

「さあ行きましょうトレーナーさん。これからはずっと一緒よ?もう離れようなんて思わせないから…」

「そうです。これまで以上にピッタリくっついて過ごしましょうね。うふふ…」

うーむ、完全にカワイイモードに入ってしまってるな。原因は引越しの話かな?

「ちょっと待ってくれ。そんなに引越しが嫌だったのか?」

「そうじゃないわ。あなたがいなくなることが耐えられないの。」

「そうですよ。トレーナーさんがいない生活なんてもう考えられません。」

 

ああ…そういうこと…

「俺は居なくなったりしないぞ。もしかして俺がトレセンを辞めると思ったのか?」

二人の動きが止まる。図星のようだ。

「待って、トレセンを辞めてどこかに行くつもりだったんじゃないの?」

「辞めるなんて一言も言ってないぞ。」

「ここを出ていくって言うのは?新しいところって言ったじゃないですか?」

「このトレーナー室を引き払って新しい部屋に引越すっていう意味だけど。」

「トレーナー室の引越し?」「え?えっと…?」

もしかして…もしかしなくても勘違いか…前提を伝え忘れたかな…

「落ち着いて聞いてくれ。荷物をまとめるように言ったのはトレーナー室を引っ越すからであって、俺が辞めるわけじゃないからな。」

「「……」」

二人とも完全に停止してしまった。

「だいたい二人を置いてどこかに行くわけないだろ?俺以外誰が二人の面倒を見られるんだ。それに…」

 

それにこんなにカワイイ二人を他のヤツに渡すわけないじゃないか。




実は病みやすいアヤベさんとスズカさんが好きなんですよね。今日は日差しはあるけど過ごしやすいからホーキング放射で蒸発してえなあと思ったら生えてきました。
今日の二人はあんまり病んでないですね。このトレーナーさん大事なことは言うけど前提が抜けがちというか説明が下手というか一体誰に似たんでしょうか?困った物ですね。まあおかげで二人のカワイイところが見られるので悪いことばかりではないですね。先に言っておくとこの先トレーナー室の広さが話題になることはあったり無かったりするかもしれないし、もしかしたらまた引っ越すかもしれません。つまり行き当たりばったりですね。
引越しのダンボールって捨てるのめんどくさいよね。
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