アンカジ公国でも重要人物である商人の息子、ポポロを魔物から守り、そのポポロの母親を原因不明の病から救い、オアシスを汚染していた魔物を討伐し、アンカジを滅ぼそうとした魔人族から多くのアンカジの住人を救った。
これほどの功績を残したオレは自分で言うのもあれだが、アンカジの救世主といっても過言ではないのだろうか?
にも関わらず、そんな救世主であるはずのオレは今、
「オレとの契約を破った挙句、こんな扱いとはな……恩を仇で返すとはまさにこのことか……」
「す、すまない……」
アンカジにある一番デカい宮殿の地下牢で手足に枷をはめられ、囚われていた。
とりあえず、オレの身に何が起きたのか説明しよう。
オレが魔人族をボコしたあの日、もう昨日の出来事になってしまったが、あの後オレは興奮したアンカジの住人達に囲まれ、もみくちゃにされていた。マスコミに囲まれる芸能人というのはきっとあんな感じなんだろう。分かっていたことだが、有名になるというのは良い事ばかりではない。今回の事件ではそれを深く学んだ。
そんな感じで感謝されることには悪い気はしなくとも、老若男女問わずのおしくらまんじゅうにオレのメンタルは着実にすり減らされていた。
騒ぎを聞きつけた兵士が現場に現れたのは、ちょうどそんなタイミングだった。
兵士達はオレの姿を見るなり、血相を変えると、腰に刺さった剣を抜いて襲い掛かってきた。案の定、オレを魔人族だと勘違いしたんだろう。
本物を見て改めて思ったが、やっぱりオレと魔人族とでは見た目からして違う気がする。あの魔人族の男だって、オレを同類だとは判断していなかった。まあ、人間からしてみれば肌の色が普通じゃない亜人族以外は魔人族判定なんだろうし仕方ないかもしれない。
しかしそこで、兵士達にとって予想外の事態が発生した。
オレと魔人族の戦いを見ていたアンカジの住人、そしてビィズまでもがオレをかばいはじめたのだ。オレも一瞬驚いたが、先程の様子を思い出せば彼らの行動にも納得した。しかし、兵士達の方はそう簡単に納得するはずがない。それをオレによる洗脳だと勘違いされ、まあブチ切れられた。うん、確かに大勢の人間が明らかに人外な奴をかばったら洗脳されたと思うよな。
状況はオレの方が有利に働いているが、流石にこれはマズイ。思考を回すまでもなく、そう判断したオレはひとまずアンカジの住人とビィズを落ち着かせ、兵士達に対話による解決を提案した。当然守るべき民を傷つけるわけにはいかない兵士達はその提案を受け入れるしかないのだが……オレが話し合いの場として案内された場所がこの地下牢だった。
そこから先の展開はあれよあれよという間に進んでいき。気づけばオレは地下牢で拘束されていた。
「それで、オレはいつになったらここから出れるんだ? もしダメなら、最悪この宮殿ぶっ壊してでも逃げるつもりだけど……」
「今、父に掛け合っているところです! もう少し、もう少しお待ちください!」
牢屋の前ではビィズは地面に頭を擦りつけ、ひたすらに謝罪している。アンカジでオレが何をしたかすべて知っているビィズからしてみれば罪悪感と恐怖がとんでもないのだろう。地下牢にオレがいると知ったその時から、オレを捕らえるよう裏で指示を下したであろう父親に抗議している。
とはいえ、残念ながらその行動がすぐに実を結ぶことはなく、オレが地下牢から出れたのはそれから二日後のことだった。
「悪かったな。息子から話はすべて聞いた。証拠も揃った。勘違いであるとはいえ、我が国を救った貴様にこのような扱いをして申し訳ない」
目の前にはビィズによく似た容姿の男が豪華な椅子に座っている。男の名はランズィ・フォウワード・ゼンゲン。ビィズの父親であり、このアンカジの現領主だ。
ランズィの目からは未だに疑っているような視線が飛んでくるが、状況証拠や国民の意見などで論破され、最終的にはビィズがポポロの母親の件で脅したことによって認めざるを得なくなった。オレが釈放されたのにはそんな経緯があったらしい。
「そういう勘違いがあることは元から予想してた。それでもやりすぎだとは思うけどな。それよりも、ここまでのことをしたんだ。謝礼は勿論あるんだろうな?」
「ああ、もちろんだ。相応の物を用意しよう」
魔人族とワイバーンをオレが倒したことを状況証拠から知っているランズィは断ったら何されるか分からないとでも思ったんだろう。オレの提案をしぶしぶ承諾する。正直言って報酬は普通に欲しい。金は勿論、そろそろちゃんとした食べ物も食べたい。それにやっぱり情報は欠かせない。少なくとも、【グリューエン大火山】の場所くらいは把握しておきたい。
そんな理由から、さっそくなに貰おうかなーっと、内心笑みを浮かべていたオレの思考をランズィは中断させる。
「しかし、その前に貴様の腕を見込んで頼みたいことがある」
「……頼み?」
明らかにオレを信用していない様子のランズィからは仕方ない、という雰囲気がありありと感じ取れるけれど、他に頼れる者もいないのか、はたまたそれほどまでに切羽詰まっているのか、真意は分からないが、とある依頼をしてきた。
その依頼とは、【グリューエン大火山】で取れる"静因石"を取れるだけ採取してほしいという内容だった。オアシスの汚染がまだ人体に害を与えるレベルではないとはいえ、ポポロの母親のように症状が現れてしまう者もいるかもしれない。実際、ここ数日でポポロの母親程ではないとはいえ、体調不良を訴える者が少なからずいたらしい。
それの対策として、魔力の暴走を防ぐ静因石が大量に必要らしい。とはいえ、アンカジ中に行き渡せるほどの量となると、【グリューエン大火山】のかなり深いところまで行かなければ難しい。そこで上がってくる問題が、今のアンカジの戦力ではそこまで辿り着くことすら難しいということだ。
そこで、魔人族やワイバーンを倒せるほどの実力を持ったオレに白羽の矢が立ったというわけだ。正直、人を無理矢理拘束しておいて図々しい頼みだとも思ったが、多くの人間の命がかかってる以上、オレの気分なんかで断るわけにもいかない。
「分かった。その頼み、引き受けてやる。でもその前に……まずはその静因石とやらの実物を見せてくれ。オレはそういう知識には疎くてな。それにもしかしたら、わざわざ採集に行かなくてもなんとかなるかもしれん」
「なに? それは一体……いや、そんなことは後でいい。静因石の実物だったな。すぐに持ってこさせよう」
話を聞いたランズィは手をパンッパンッと二度叩く。すると、まるで忍者かのように天井の回転扉から一人の兵士が飛び降り、豪華な布に乗せた薄い桃色の小さな鉱石を手渡してきた。内心「なにそれ!? オレもやりたい!」という気持ちでいっぱいだったが、なんとか顔には出さずに静因石を受け取る。
「これが……なるほどな。そこまで複雑な構造じゃなさそうだ。このくらいなら変えられる」
「変えられる? 一体何を……」
「まあ、見てろ。すぐに分かる」
実際にこの目で見て、実際に手で触れ、オレは静因石という存在を認識した。できれば味も確かめたかったが、不味そうなのでやめておく。それに、あまりにも複雑な素材ならば難しかったが、この程度なら問題ない。
元となる何かさえあれば……いくらでも量産出来る。
「静因石になれ!」
オレは宮殿に転がっていた小石にそう言って変化ビームを当てる。すると、小石は薄い桃色の小さな鉱石へと姿を変えた。
「ほら、これでいいか?」
「何を……こ、これは!?」
変化させた静因石をランズィへと投げ渡す。それを上手くキャッチし、自身の手の中にある鉱石を見たランズィは面白いほどに目を丸くして驚いた。そして、焦った様子で"鉱石鑑定"を使える者を呼んで調べさせた結果、本物の静因石だと分かり更に驚愕の表情を浮かべる。
「まさか貴様は……静因石を作れるのか!?」
「作るというよりは変えれるだな。オレはどんな物であっても別の物に作り変えられる。生物とかは例外だけどな。いらない物があれば持ってこい。全部静因石に変えてやるよ」
「なっ……っ! 今すぐ処分用の物を集めてこい! なんでもいい! 早くしろ!」
あまりにも自分達に都合の良すぎるオレの能力にランズィ含め王宮内の人間のほとんどが呆然とするも、誰よりも早く切り替えたランズィが兵士達に指示をだす。すると王宮中の人間が慌ただしく動き出し、次々とオレの目の前にはガラクタが積みあがっていく。壊れた武器、使い捨ての魔道具、宮殿の消耗品、更には残飯までもがどんどん集まっていく。
「……いや、多すぎだろ」
「す、すまない。まさかここまでとは……」
結局、その宮殿のいたるところから集められた『いらない物』の山は天井にまで届くんじゃないかと思うくらいまでに積みあがった。ランズィもまさか自分の住んでいる場所にここまでゴミがあるとは思わなかったんだろう。指示を出したのは自分だというのにかなり引いている。
「オレも全部持ってこいって言ったしな。手っ取り早く終わらせよう。……静因石になれ! はい、完成」
「「「おお~!!」」」
単純に変化させる範囲を広げるだけならそこまで負担に差はない。サクッとゴミ山を変化ビームで静因石の山に変えた。それを見た宮殿の人間達からは感激の声が上がる。特にメイドや執事からの声が大きい。静因石が集まったというよりは、これだけのゴミを捨てる必要がなくなったという事実に感激しているようだ。世界が違くとも、ゴミ捨てがめんどくさいと感じるのは変わらないようだ。
「これだけあれば十分だろ。いや、ちょっと多すぎるか?」
「いいや、問題ない。数はあればあるほど良い。仁殿、本当に感謝する」
先程の様子から、ランズィはオレの事をかなり警戒していたようだが、この静因石大量生産によってオレへの対応が大きく変わった。名前呼び+殿付けになったのがその証拠だ。なんというか、態度があからさまに変わってちょっと気持ち悪い。今では「神よ。この方に出会えたことに感謝します」とか祈りはじめている。
思い返してみればビィズもそうだが、アンカジの人間はかなりちょろいと思う。普通自分達を救ったからといって正体不明のオレをここまであっさり信用するのはおかしい。あの息子にしてこの父親だ。もしかしたらアンカジの人間というのは例外なく騙されやすい性格なのかもしれない。
「ああ、存分に感謝してくれ。その分の礼も上乗せしてくれてもいいんだぜ」
「当然だ。私が用意できるものならばどんなものでも用意しよう」
「あ、マジで上乗せしてくれるのね……」
最初の印象がビックリするくらいに変わり、それから先の話は特に問題もなくスムーズに進んだ。
その後はランズィから救国の報酬を用意するのに時間がかかるため、明日まで待っていてほしいと言われたオレは、宮殿にある客室を一部屋借りて、その日は宮殿にて一夜を明かすこととなった。
個人的には少しポポロの様子も見ておきたかったのだが、アンカジの住人がオレを見つけた途端に群がってくるだろうからと、外には出られなかった。
その日の夜。
「……誰だ」
与えられた客室で休息を取っていたオレは、深夜にも関わらずドアの向こう側から気配を感じた。こんな時間帯にまともな人間が訪れるはずがない。そんなことする奴はドエロイ恰好でハジメの元に来た白崎みたいなちょっとヤバめの奴くらいだ。そう決めつけたオレはいつでも迎撃できる準備を整え、来訪者に声をかける。
その直後、ドアはゆっくりと開き一人の男が現れる。
「……ビィズか? こんな夜中に一体なんのようだ」
「仁殿……」
それはビィズだった。領主の関係者が暮らすこの宮殿に領主の息子であるこの男がいたとしても不思議ではないが、ビィズの部屋は確かこの部屋とは大分距離があったと思う。部屋を間違えたとか馬鹿みたいな理由ではないはずだ。
それに、なにやら様子がおかしい。この暗さでも分かるほどに頬が赤く、息が荒れている。なんだろう。とてつもなく嫌な予感がする。
「お、おう。なんのようだ」
本能がこいつを殺せと訴えているが、そんな風に気軽に人間を殺せるほどオレはバカではない。必死に理性で湧き上がる殺気を抑えつつ、なんとか対応する。
「私は……私は…………」
ふらふらとおぼつかない足取りでうつむきがちに近づいてくるビィズ。やっぱり不気味だ。オレはすぐに戦闘に移れるよう警戒する。
「それ以上近づいてみろ。おまえといっても容赦はしないぞ」
「もう……我慢できません!」
「ひっ!?」
警告した直後、ビィズは着ていた衣服を脱ぎ去り、オレが腰を下ろすベットへと飛びかかってきた。的中してほしくない嫌な予感の中でも最悪のやつが的中した。どういうわけか知らんが、ビィズの奴は完全に欲情してやがる。それを理解してしまえばもう抑えることなど出来なかった。
「死ねえぇぇ!! この変態野郎があぁぁ!!」
殺してしまうかもしれない。そんな考えは跡形もなく吹き飛び、オレは思いっきりビィズに向かってエネルギー波を放った。放たれた光線は真正面からビィズに直撃し、背後の壁ごとぶっ飛ばす。
「はぁ、はぁ、はぁ……これなら野宿の方が100倍マシだ……」
結局、その日のオレは一睡もすることができなかった。
次の日
「「本当にすいませんでした!!」」
「最期の言葉はそれでいいか?」
ちゃっちゃと報酬を貰って逃げるように宮殿から逃げようとしたオレの前では昨日オレを襲おうとしたビィズとその父親であるランズィが地面に頭を擦りつけて謝罪してくる。昨日の件について、ランズィはビィズ本人から何があったか聞いたようで、青い顔をしてオレに謝罪をしている。
一応言い訳を聞いてやると、オレが宮殿に泊まることになった後、兵士によって酒を飲ませられ続けたビィズは酔いすぎたあまり性的な欲望が大爆発。その結果、オレを襲いに来たという。
そんなアホみたいな理由を聞かされて許すつもりなど微塵もない。というかなんで生きている。あの時オレは全力でエネルギー波を食らわせたはずだ。ざっくりとミサイルを至近距離からぶっ放されたくらいの衝撃はあったはずだが、これが変態の力か?
「へぇ、おまえは酔っぱらったら身近にいる相手を襲うのか……よくそれで今まで問題を起こさないでこれたな? いや、それとも問題を起こしたとしても揉み消してきたのか? いつものように……」
「「っ……」」
「……ふん、許すわけがないだろ。でも、おまえは一度とはいえポポロを救った。その行動に免じて今すぐ殺すのはやめてやる。ただ……次やったら、この宮殿ごとおまえらを塵に変えてやる。分かったな?」
そう殺気を込めて告げると、二人は小さく悲鳴を上げながらもこくこくと頷く。ちなみに報酬は無理矢理増やさせた。食料、一か月分、金銭、別荘が買える程度。情報、あるだけ全部。ざっくりとこんな感じだ。
「もういいだろ。オレは行かせてもらう!」
「あ、あの……」
「あ゛?」
「なんでもありません!」
この期に及んでまだなにか言いたそうにしていたビィズを黙らせてオレは宮殿から出ていった。ランズィが護衛を与えようとしていたが、「自分よりも弱い護衛など意味が無い」と言ってやれば大人しく引き下がった。
現在の時刻は日本の時間で考えると朝の四時。まだ多くの人々は寝静まっている時間帯だ。あの日、魔人族を倒したあの時からアンカジの国民はどうやらオレの事をめちゃくちゃ神聖視しているらしい。もうグッズまで作り始めているとか。
そんな人間がいっぱいいる状況でアンカジから出るのは不可能に近い。だからこそ、オレはわざわざこんな早朝の時間帯から宮殿を出た。
念のため、マントの魔法を起動させて人間に姿を似せた状態でオレは人気のない道をひっそりと進む。勿論朝早くから仕事で起きている人もいたが、運がいいことに誰にも見つかることなく、アンカジと外の砂漠を繋ぐ門にまでたどり着くことが出来た。
「ん……っ!? あ、あんたは!?」
「静かにしろ。連絡は伝えておいたはずだ。ここを通してくれ」
しかし、門には当然門番がいる。門番は二十四時間勤務だから避けようがない。だからこそ、勿論対策も考えている。
驚くことに、オレがアンカジに来た時に門番をしていたあのセクハラ野郎が今日担当の門番だった。普通にイラッときたが、ビィズに比べればまだマシだと考えると、なんとか抑えられる。
オレは一時的にマントの魔法を解除し、本来の姿を門番に見せる。最初こそオレの姿に驚いていた門番だったが、すぐに状況を理解したのか、落ち着いた様子を見せる。事前にこの時間にアンカジを出ることを門番に伝えておくようにと宮殿の兵士に頼んだのはやはり正解だった。おかげで話がスムーズに進む。
「任せな。話は聞いてる。でも少し待ってくれないか?」
「……? なんか必要な手続きでもあったか?」
「いや、あんたにどうしても会いたいって奴がいてな」
そう言い残すと、門番は門の脇に建てられている小屋へと入っていった。そして少しの間待っていると、門番は出てきた。
一人の子供を引き連れて。
「お兄さん! 無事だったんですね!」
「ポポロ? おまえ、どうしてここに……」
その子供はポポロだった。オレの姿をみると嬉しそうに近寄ってくる。
「あんたが宮殿に連れてかれた次の日から、ずっとここであんたが来るのを待ってたんだよ。何度も帰れって言ってるのにあんたに礼を言うって聞かなくてな」
「マジかよ……あの変態に気を使わないでさっさと脱獄すれば良かったな」
「あはは、どうしてももう一度会ってお礼を伝えたくて……」
あの日からということは四日間。治った母親と一緒にいたいはずだろうに、こんなところでオレを待ち続けていたのか。純粋な子供にここまで感謝されるというのは悪くないが、同時にもっと早く来れば良かったという罪悪感が強い。
「お兄さん。母を助けてくれて、本当にありがとうございます!」
ポポロは一度大きく深呼吸をして自分を落ち着かせると、綺麗に90度腰を曲げて頭を下げる。そして顔を上げると、覚悟を決めた瞳でまっすぐオレの目を見て言った。
「僕も、いつかお兄さんみたいに旅に出ようと思います。世界を回って、いろんな人を見て、大きくなったら父のような立派な商人になってみせます」
「……そうか。一人旅は厳しいぞ。それこそ、オレくらいには強くなきゃならない。それでもおまえは旅をしたいと思うか?」
その顔を見れば何を言っても無駄だとは思うが、あえて厳しい言い方をしてポポロの覚悟を確かめる。しかし、やはりというべきか、ポポロの返答に迷いはなかった。
「はい! それならお兄さんと同じくらい――いいえ、お兄さんよりも強くなって見せます!」
所詮子供の戯言と言ってしまえばその通りだが、そう切り捨てることなどさせない雰囲気が今のポポロにはあった。
だからこそ、オレは返答にこの言葉しか思いつかなかった。
「そうか、やれるもんならやってみろ!」
その時のオレは表情は、きっと第三者でも分かるほどに緩んでいただろう。
これにてアンカジ編は終了です。
特に理由はないけど、ビィズがこのままちょっと良い奴風に終わるのが気に食わなかったので、ちょっと仁くんにぶっ飛ばさせてもらいました。
次回からは、グリューエン大火山に(ぼっちで)挑戦します。戦闘描写は物凄く苦手ですが頑張りたいと思うので読んでいただけるとありがたいです。