無傷ではあるものの、精神的に大きなダメージを受けて体力的にも消耗している八重樫とその周囲で剣に貫かれ、魔力封じの枷を嵌められたクラスメイト達。そして、そんな中でただ一人余裕の笑みを浮かべて立つ裏切り者――中村恵理。
「さて、ゴミを片付けてやるか……」
危機一髪の状況で八重樫を助けに入ったオレは兵士と騎士達の集団を操る中村に視線を送る。戦闘力的な面で見ればオレの足元にも及ばない。秒殺できる。ただ今の中村にはどこか油断できない不気味な雰囲気があった。
メルド団長からハイリヒ王国の危機を知らされたオレは、すぐさま治療したメルド団長と清水を担いで全速力で王国に向かって飛んだ。距離的にはそこまで遠くもなかったため、かかった時間は十五分程度だ。ここで瞬間移動を使えばもっと早く着いたんだろうが、正確な場所と八重樫達の気をよく覚えていないことから、確実性を重視して舞空術を使うことにした。
そうして王国に辿り着いたオレ達がまず目にしたのは、魔人族と魔物の軍勢に襲われる人々の姿だった。大勢の人が慌て、恐怖し、我先にと逃げようとしている。かなり危機的な状況に一瞬焦ったが、そこに人々を守るように戦うどこか見覚えのある少女達が現れたことで戦況は覆った。
少女達の正体は、以前ウルでオレがボコボコにした少女達だった。魔人族の戦力はかなりの数だが、少女達の単独での強さはそれを容易く上回る。どちらが勝つかなどは明白だった。
地上を見下ろした後に今度は上空に目を向けると、そこではまた見覚えのある厨二病が神の使徒と戦っていた。こちらの方も畑山先生を抱えている分多少は苦戦しているようだが、負けることはないだろう。
その後、王宮の方からたくさんの気が急激に消耗しているのを感じ、清水とメルド団長をそこら辺に投げ捨てて、その多くの気が集まっている場所へ向かった。そこで、オレは裏切った中村が八重樫を殺そうとしている場面を目撃したため、助けに入ったのだ。
オレはどういう理由があって中村が裏切ったかなど知らないし、わざわざ知ろうとも思わない。中村恵理という女がイカれてるということなど、
天之川は日本にいた頃からの人気者であったが、それでも今まで面倒なタイプの厄介ファンが現れることはなかった。その原因が中村にある。
この女は周りに迷惑をかけるレベルの天之河ガチ恋勢やストーカーにまで達するヤバめの女共をギリギリ犯罪にならない範囲で天之河から遠ざけていたのだ。オレはその場面を偶然目にしたことがあるからそれを知っている。だが正直どうでもよかったため見て見ぬふりをし続けていた。
だからこそ、中村が裏切ったことに驚きはない。どうせいつもの天之河関連だ。今理解していればいいのは、この女が敵であるということだけ。そして敵相手に情けをかける必要はない。
「……ねぇ、君誰? 魔人族ならさっさと消えて欲しいんだけどぉ。ちゃぁんと勇者達はお人形にしてプレゼントするからさぁ。僕の邪魔しないでくれる」
オレがそんな思考を抱いているどころか、オレの正体にすら気づいていない様子の中村は不機嫌そうな顔で近づいてくる。どうやら、この女は魔人族と繋がっているらしい。傀儡である兵士と騎士達がほとんど消滅させられたというのに、余裕を崩さないのもオレを魔人族だと勘違いしているからだろう。どうせ、今この国が襲われてるのもこいつの手引きあってのことだ。
まあ、だったら手加減する必要は更になくなる。
「――少し黙ってろ不愉快だ」
「……うん?」
はっきり言おう。今のオレは冷静ではない。
そこに例えどんな理由があったとしても、八重樫を殺そうとしたという事実を許すつもりはない。相手が人間でも女でもクラスメイトでもそれは関係ない。この時点でもう、この女はオレの逆鱗に触れた。殺してもいい相手だ。
「ねぇ、君何を言って…………はぇ?」
だからこそ情けも甘えもいらない。ただひたすらに冷酷になればいい。
「あ…嘘……そ、んな……あ、あ、あがぁぁぁあああーーー!!!」
オレは不満気な雰囲気を崩さないまま近づいてきた中村の左腕を容赦なく掴み、なんの躊躇いもなく引きちぎる。
広場内に木霊する中村の甲高い悲鳴と共に、真っ赤な鮮血が左腕の根本から溢れ出す。先程までそこにあったはずの腕をもう片方の手で探そうとするも、あるはずの感触がないことで己の身体に襲う痛みを現実のものだと受け入れ始めた様子だ。そしてそのまま、あまりの痛みと恐怖に先程までの余裕の笑みを崩し、中村は悲鳴を上げ続けながら後方へと少しづつ下がっていく。
「ひぃ!?……なんで、なんで僕の腕がないんだよぉ!」
「どうした? さっきまでの余裕はどこにいった? 笑えよ、中村恵理」
恐怖に顔を歪ませ、尻もちを着いた状態でオレから逃げようとする中村にオレはゆっくりと近づき、容赦なく腹に蹴りを入れようとする。女を蹴るという行為に抵抗感を感じないわけではないが、このクズ相手ではそんな躊躇いも薄くなるというものだ。
「……ん?」
「え?」
しかし、蹴りが直撃する直前、突如オレと中村の間に十枚もの重ねられた輝く障壁が出現した。中村が発動したものではない。状況的にも天職的にもこいつには不可能だ。第三者が発動した魔法だということはすぐに分かった。いきなり目の前に現れた障壁に中村も驚愕しているのがその証拠だ。
しかし……
「はは、関係ないなっ!」
「がはっ!」
展開された障壁の強度と枚数を瞬時に把握したオレはそれが容易に破壊できるものであると判断し、構うことなく足を振るう。オレの蹴りは十枚にも重なった障壁をガラスのようにあっさりと砕き、その奥に守られていた中村の腹を蹴り飛ばした。
この障壁は内包魔力も発動速度も申し分ないものであったが、オレからしてみればまだ薄すぎる。破壊など余裕だ。問題はこれを発動した奴についてだが、まあこの状況でなら一人だけ心当たりがある奴がいる。
何故か先程までこの場におらず、この状況だけを見れば真っ先に中村を助けるようなお人好しで、このレベルの障壁を瞬時に展開できる者。簡単に想像がつく。
「恵理ちゃん!」
声を聞こえた方に顔を向ける。そこには、まだ残っている騎士達の隙間から、膝をガクガクと震わせてその顔に恐怖の感情を見せながら、想定通りの人物――白崎香織が立っていた。
「か、香織……」
「雫ちゃん! 待ってて、直ぐに助けるから!」
白崎は広場の入口から兵士達に囲まれる雫達へ必死に声を張り上げる。そして、急いで全体回復魔法を詠唱し始める。多分上位の回復魔法だろう。恵理を含めたクラスメイト達の状態と周囲の状況から一気に全員を癒す必要があると判断したらしい。
良い判断であるが、もう少し状況判断能力が欲しかった。
「みなさん! 一体、どうしたのですか! 正気に戻ってください! そこの貴女、皆さんに何をしたのですか!?」
「……いいや、何も」
そして白崎に続くように現れたこの国の姫……確かリリアーナ・S・B・ハイリヒといったはずだ。彼女は兵士や騎士達の雰囲気と倒れるクラスメイト達を目にして酷く混乱しながら、オレに問い詰めて来る。だがそれをオレに言われても困る。それをやったのは全部中村だ。
彼女達からしてみれば、魔人族に攻め込まれたハイリヒ王国でいかにも魔人族っぽい奴が仲間であるはずの中村を蹴り飛ばそうとしていたのだ。警戒するのも無理はない。確かにヒントなしでこの一枚絵だけを見せられればその勘違いも生まれてしまう。
ただオレがこの場で何を言おうとも、彼女達は信じてくれないだろう。ならば、後は信じて任せるしかない。
オレは二人の存在を無視して吹き飛んだ中村に近づき、髪を掴んで持ち上げる。苦悶の声が中村から上がり、焦った白崎がオレを止めるために詠唱を中断して攻撃しようとしてくるが、その行動をとある人物が止めた。
「待って香織! あいつは味方よ。騎士団の人達を操ったのも、光輝達があんな状態なのも、全部恵理の仕業よ! 私達は助けられたの!」
「え……なにそれ……どういうこと、なの……恵理ちゃん」
「雫さん。それは…ほんとう……なんですか?」
その人物は八重樫だった。流石は頼れる幼馴染だ。安心感が違う。
この場において唯一、オレの正体を見破った八重樫だけがオレを正確に味方として認識できている。まあ、なんでオレが風磨仁だと気づいたのか? とは思ったが、気分的には悪くない。むしろ嬉しいくらいだ。今まで誰一人として初見で気づいてくれなかったオレの正体に一番気づいて欲しい相手が悩む間もなく解ってくれたのだ。これが嬉しくないわけがない。
八重樫から詳しい説明を受け、白崎とリリアーナは驚愕を隠すことすらせずにオレに髪を掴まれている中村に視線を向ける。その顔は信じられないといった驚きの感情で染まりきっている。
しかし、当の本人は痛みと恐怖で混乱し、白崎が来たことにすら気づいていない。
「……なんだよ。なんなんだよお前! いきなり来て僕の邪魔して! 魔人族ならさっさとこの国の人間殺して来いよ! そういう約束だろ!」
「おいおい、オレをあんな三下共と一緒にしないでくれよ。悲しくなるじゃないか。どうやら、おまえは奴らと何かしらの交渉をしたみたいだが、オレは魔人族じゃないからな。その対象には含まれない。残念だったな」
「だったら……本当になんなんだよお前!!」
最初の余裕が完全に消え去り、狂ったように声を上げながらオレを睨んでくる中村を掴んでいる腕を上げることで、完全に体が地面から離れるまで持ち上げる。
「いいよ。それじゃあ改めて自己紹介だ」
そして最大限の殺気と笑みを向け、これから中村を殺すことになるであろうオレの名を告げた。
「オレの名は風磨仁。かつてはおまえらと一緒に勇者とかいうおままごとをしてた日本人で、今はこの世界に現存するたった一体の魔人。そして……おまえを殺す者だ」
〇
「……へ?」
彼の名乗りを聞いたその場にいる者達は八重樫雫を除いて驚愕した。あの日南雲ハジメと共に【オルクス大迷宮】で命を落としたはずの少年――風磨仁。彼の生存は、雫を除いて誰一人として信じていなかった。いいや、同様に奈落へと落ちたハジメが生還していたのだから、可能性くらいは考慮していたのかもしれない。
それでも、目の前にいる者がその風磨仁だとは誰一人として信じられなかった。
ハジメもかなりの豹変具合であったが、今の仁はそのレベルが違う。髪の色とか目の色とか体格とかハジメも色々変わっていたが、骨格そのものや人としての根本的な部分は変わっていなかった。しかし、仁の場合はどうだろう。骨格どころか、性別や種族といったむしろどうすればそこが変わるんだという部分まで変化している気がする。
そのため以前の仁を知る者からしてみれば、どう考えても同一人物だとは考えられない。
そして当然、幼馴染である香織にもそれは当てはまる。
「へ? 仁君? えっ? なに? どういうこと?」
「落ち着いて香織。あいつは本物の仁よ。少し見た目変わってるけど貴女なら分かるでしょ」
「分からないよ!? え、あれで少し? ホント? 本当に仁君なの? ちょっと待って本当にどういうこと? というか、なんで雫ちゃんはそんな簡単に受け入れてるの!?」
「なんでって……あいつはどう見ても仁でしょ?」
「……!?!?」
目の前のピンク肌女が幼馴染の名を名乗り、それは当然のように受け入れる親友。ついていけない現状に香織は雫と仁を交互に見てあからさまに混乱している。なんとか冷静さを取り戻そうとし、記憶にある風磨仁の姿と目の前の女性の姿を重ね合わせようとするも、まったく重なることなく更に混乱が加速する。
アンカジで聞いた話から、仁が生存していて姿が変わっていることを予測していた香織だったが、流石にここまでのものは推測できるわけがなかった。それもそうだ。ハジメの変化と仁の変化ではジャンルが違う。もし事前情報なしで仁の変化を予測できる者がいたとすればそれはもうただの異常者だ。
そんな香織以外にも、この場には仁の変化に大きな衝撃を受けた者達がいる。
「え……あれって魔人ブウじゃないのか?」
「……だよね? 確か南雲君をボコボコにしてた……」
「ど、どうなってんだ!?」
それは以前、愛子と共にウルの町へ行き、ハジメと仁の戦闘と呼ぶには一方的過ぎる戦いをその目で目撃した者達だ。
彼らは自分達を救った存在が魔人ブウであると認識した瞬間、困惑すると共に恐怖した。もしかしたら、次は自分達が殺されるのではないかと。あのハジメがあっさりと敗れた場面を見た者がその感想を抱くのはそう不思議なことではない。
そして、魔人ブウが風磨仁であると名乗った現状で、今度は別の理由で彼らは困惑する。そこには、勿論他のクラスメイト同様に姿が違いすぎて信じられないというものもあるが、最大の要因は別にある。
要するに、
(((じゃあなんであいつ、南雲(君)をボコしたんだ)))
そんな感じの疑問だ。
ウルでその事実を告げていれば、もっと穏便に解決できたんじゃないか? という疑問が彼ら彼女らの脳裏に過る。実際のところ、そこには仁の真剣な理由四割、ふざけた理由六割があるのだが、それを知らない者からしてみれば当然その疑問は避けては通れない。
そんな風に香織に治癒されながら困惑するクラスメイト達を置いて、事態は進んでいく。
「あり……え、ない。あいつは……死んで…………」
「おまえ今更そこか? どうせハジメが生きてることも知ってんだろ? あいつが生きられたんだ。どうしてオレだけが死んだと思える」
仁はハジメと光輝達が再会していることなど知らない。ただメルドがハジメの生存を認知しているため、再会していてもおかしくないと推測しただけに過ぎない。そして事実、彼らはハジメと再会を果たしていた。
どれだけ綿密に計画を練っていた恵理とはいえ、ハジメだけならともかくもう一人の生き残りが自分の計画を妨害してくるなど、まったく警戒していなかった。故に今の彼女には、ただその現実を否定することしかできない。
しかし、この計画は恵理だけのものではない。
「うぉおおおおお!!」
「……なんだ今度はおまえか。こっちに来るのかよ。まあ、それはそれでやりやすいからいいけど」
突如、雄叫びのような声を上げながら、何者かが仁に背後から襲い掛かってきた。
騎士剣を手に姿を現したのは……檜山大介だった。
この計画の首謀者は恵理ただ一人ではない。恵理と神の使徒、そして檜山の目的が一致したからこそ、この悲劇は始まったのだ。
檜山の目的など今更悩むまでもなく明確である。
白崎香織を手に入れること。
奇しくも、恵理と同様に想い人を手に入れるという願いを持って手を組んだ檜山だったが、その願いを叶えるためにはいくつかの避けられない条件があった。
その中でも最大のものこそが、中村恵理の生存。
恵理に協力する報酬として、檜山は自分にとって都合の良い白崎香織を手に入れる。そういう契約だった。だからこそ、罪を犯すことにも躊躇いはなかったし、クラスメイトを裏切ることにも罪悪感の欠片すらなかった。しかし、恵理の存在そのものが消えてしまえば、その計画は根本から破綻する。檜山の願望は永遠に叶わない。
それだけは絶対に避けなければならないと彼は考えた。だからこそ、突如現れた風磨仁を名乗る化け物にも躊躇うことなく襲い掛かることができたのだ。この場で香織を手に入れることが不可能でも、恵理さえ生きていればチャンスは何度だってある。何度でも挑戦すればいい。最終的に自分の隣に香織がいるならば檜山という男はなんだってする。
意外にも冷静に判断することができている檜山の姿を目にした恵理は痛みに苦しみながらも、口元に笑みを浮かべて残っている騎士達に命令を下す。直後、檜山を先陣に大勢の騎士達が一斉に仁に襲い掛かった。
「仁、避けてッ!」
すぐさま檜山と恵理の行動に気づいた雫が必死に警告する。他のクラスメイトは檜山の奇行に戸惑っているが、既に恵理と同様に檜山が裏切っていることを知っていた雫はすぐにその思惑に気づいた。そして、その警告の声は仁の耳にしっかりと届く。
だが仁は回避も防御の動作も見せない。
ただ焦ったような表情を見せる雫の方へ視線を向けて、『大丈夫』と言いたいかのように笑みを浮かべるだけ。その反応に雫は一瞬戸惑うも、何か考えがあるのだと察して安堵の表情へと変わった。
そして、檜山と騎士達の剣は何物に遮られることなく仁の体に直撃し、その肉体を容易く貫いた。背から突き刺された何本もの騎士剣が仁の胸や腹から生える。クラスメイト達やリリアーナ王女から小さな悲鳴が上がる。
「アハハ、油断大敵ぃ~。意外に大したことなかっ……」
さっきまでの恐怖に歪んだ表情を一転させてニヤついた表情に戻った恵里だったが、仁が何の痛痒も感じていないかのように欠伸をしている事で、その表情を引き攣らせた。不死身に等しい肉体を持つ仁にとって、ただの剣など避けるまでもない。
雫や香織は大量の剣に貫かれたその姿を見てショックを受けているようだが、それを気にしていない仁は首を百八十度回転させて頭部だけを後ろに振り向かせると、口からある程度威力を弱めたエネルギー弾を放って剣を突き刺してきた檜山と騎士達を吹き飛ばす。
「そうだな。確かにおまえらは大したことがなかったな」
あまりにも人間離れしたその攻撃方法に、香織の治療によって回復したクラスメイトや恵理や檜山、香織や雫までもが驚愕のあまり唖然としてしまう。しかし、そんな状況であっても傀儡兵となった騎士達は止まらない。彼らは死者故に心というものが存在しない。だからこそ、目の前で異常な光景を見せつけられたとしても、ただ忠実に与えられた命令に従うだけ。
"目の前の敵を殺せ"という命令を与えられた騎士達は吹き飛ばされても動じることなく立ち上がり、先程まで手にしていた騎士剣は未だ仁の体に埋まっているため仁に向かって拳を振りかぶる。それを確認した仁は首を元の状態にグリッと戻しながら、恵理を掴んでいない方の手で刺さった剣を引き抜きながら小さく呟いた。
「武器は奪ってやった。後はあんたの仕事だ。騎士団長を名乗るなら、部下にこれ以上罪を重ねさせてやるな」
「ああ……任せろっ!」
その声に応えるようにして一人の大柄の男が影から現れた。
男は仁に迫っていた騎士達をタックルで吹き飛ばすと、仁の背を守るように騎士剣を構える。その男の姿を目にし、クラスメイト達は困惑しながらも安堵の表情を浮かべ、恵理と檜山はあまりの驚愕に言葉を発せないでいる。
光輝が涙ぐんだような声で、男の名を呼ぶ。
「……メルドさん……来てくれたんですね」
「お前達……遅くなってすまん! 後は俺達に任せてくれ!」
そう、仁を守るように部下である騎士達を吹っ飛ばしたのは、騎士団団長メルド・ロギンスだった。仁によって王都にポイ捨てされた彼はダッシュでこの場までやってきていたのだ。メルドのセリフに「俺達って……ほとんどやるのはオレじゃね?」という疑問の声を仁はポツリと溢す。
既に傀儡兵となった部下達にメルドは憐れみの視線を向けると、「これ以上お前達を苦しませない!」と宣言して大勢の騎士相手に突っ込んだ。
メルドは仁と違って人間の枠には収まってはいるものの、かなりの実力者だ。武器を持たず、駆け引きもできず、技能はあっても技術はない。そして何より、戦意を感じない。そんな騎士達にメルドが負けるはずがない。
故に、彼は部下であった騎士達を殺すためではなく、救うために剣を振るった。
「ふざけんなっ! なんであんたがここにいるんっ……」
「……おいクソ野郎。あんま暴れるなよ。狙いが外れちまうだろっ!」
「いい!? あっがぁあああ!!」
そして、メルドがこの場にいるということは、同時に王都にポイ捨てされた彼もこの場にいるということを意味する。
恵理の共犯者である神の使徒に逃げたメルドの処分を任せた檜山は、殺したはずの相手に倒れたまま怒声を浴びせようとするも、突如太腿を鋭い何かで貫かれたことで、その声は悲鳴へと変わる。
足を貫く痛みに悲鳴を上げながら首を捻って背後に視線を向けると、自身の足を短剣で貫いて地面に縫い付ける男の姿を目にした。
「お……お前……清水、なのか?」
「へぇ……俺なんかを覚えてるのかよ」
上から見下すように檜山を見つめるその男の名は清水幸利。イケメンでもブスメンでもなく、特別強いわけでも役立たずになるほど雑魚でもない。どこまで行ってもノーマルの枠を超えられない復讐者だ。
檜山にとって、香織がヒロインでハジメが踏み台だとするならば、清水の印象はどこにでもいるただのモブだった。だからこそ、自分にここまでの敵意を向けてくる理由が理解できない。
「……さて、次はどうする?」
「っ……」
混乱し続ける檜山を無視して、仁は恵理にそう笑顔で問う。
仁は恵里が何をしたのか詳しい事は知らないし、興味もない。だが雫を殺そうとした以上、ただで殺してやるほど優しくしてやるつもりはない。敢えて手札を全て出させた上で、それを正面から打ち砕いて己の無力さを思い知らせようとしているのだ。
それが、無駄にプライドの高い人間にとって最大の屈辱だとよく知っているから。
故に、仁は問う。他にも何かできるならやってみろ? 潰してやるよ? と。
それを正確に読み取った恵里は、ギリッと歯を食いしばった。もげた腕から大量の血が溢れているにも関わらず、唇の端が切れて更に血が滴り落ちる。今の今まで自分こそがこの場の指揮者で、圧倒的有利な立場にいたはずなのに、それを一瞬で覆した仁に憎悪と絶望が湧き上がってくる。
恵里が、激情のまま思わず呪う言葉を吐こうとした瞬間、突如右足の感覚が消失した。
「ぇ……あ……あ……あぁあああああ!!」
仁が刃状の気を纏わせた腕で恵理の右足を切断したのだ。呪いの言葉が純粋な悲鳴へと変わって口から飛び出す。
「……ほら、隠し玉があるなら早く出せ。急がないと次は右腕が無くなるぞ」
掴まれた髪を離され、地面に投げ捨てられた恵理は左腕と右足を失った痛みにもがき、のたうち回る。そんな恵理の右腕を仁は上から踏みつけて、骨を粉砕する。その痛みに悲鳴が更に大きくなって広場中へ響き渡る。
痛みに苦しむ恵理を見下ろしながら、仁は少し悩んだような動作を見せてから、何か思いついたかのような笑みを浮かべると、恵理に指先を向ける。
「……腹が減ったな」
その瞬間、恵理は即座に理解する。
『僕は……僕は喰われて死ぬ』
恵里の脳裏に、大口を開けた仁が自身を頭から喰らうイメージが鮮明に流れ始める。もはやこれまで、と恵理は死を覚悟した。しかし、彼女の悪運はまだ尽きていなかったらしい。
仁が恵理に何かをする直前、仁目掛けて火炎弾が飛来したからだ。かなりの威力が込められているらしく白熱化している。しかし通じない。火炎弾は仁の背に衝突するも、多少体が溶けた程度で瞬く間に再生する。
「うぉおおおおお!!」
その火炎弾を放ったのは、清水に拘束されたままの檜山だった。足を短剣で地面に縫い付けられた上から"重力魔法"で五倍程度の重力をかけられ、闇魔法で意識があるまま洗脳され、体の動きを封じられた状態でボコボコにされた檜山が地面に押さえつけられたまま、掌だけを仁の方へ向けていた。
そして檜山は清水の拘束を力づくで抜け出すと、地に転がっていた騎士剣を拾い、口から大量の血を吐きながら、砕けて垂れ下がった右肩をブラブラとさせて飛びかかってくる。もはや、鬼の形相というのもおこがましい、醜い異形の生き物にしか見えない。
通常ならば、手負いの檜山と強くなった清水では実力に大きな差がある。檜山が拘束を力づくで抜けられるわけがない。当然であるが、危機的な状況で奇跡的なパワーに目覚めたとかいう主人公っぽい力を発揮したわけでもない。
単に、清水が敢えて拘束を緩めたからだ。
それは檜山に同情したからでも、人を傷つけることに抵抗感を抱いたからでも、油断したわけでもない。ただ仁の方がより苦しめて殺せると判断した。ただそれだけのこと。
それに、どうせなら仁の手で復讐を遂げて欲しい。そんな感情によって、清水は拘束を緩めた。
その清水の推測は、ある意味正しかった。
「……クッキーになっちゃえ!」
清水の意図を知ってか知らずか、仁は飛びかかって来た檜山に顔を向けないまま指先を向けると、"変化ビーム"を発射した。その桜色の光線は檜山に直撃し、その姿はデフォルメされた檜山の絵柄が描かれたクッキーへと変わる。そして、仁は三十センチ程の檜山クッキーを掌の上に乗せた。
「「「「「………………は?」」」」」
目の前で人間がいきなりクッキーに変わった光景を目にし、その場にいる清水やメルド、痛みに悲鳴を上げる恵理を含めた全員が驚愕の声を上げる。しかし、仁の驚くべき行動はこれだけでは済まない。掌に乗るクッキーを掴み、口を大きく開ける。
「アーーーー……ン」
なんと、一口で檜山クッキーを口の中に放り込んだのだ。バリバリモグモグと口の中で咀嚼してからクッキーは仁の胃の中へと消えていく。
「……ひや……ま……」
よく檜山と絡んでいた小悪党組の一人からそんな掠れたような声が漏れる。例え裏切り者であるとはいえ、クラスメイトの死を……それも喰われるという形で目にした彼らの脳裏には、これまで檜山と共に過ごした日本での記憶が過る。
そんな中でも、最もショックを受けたのは……恵理だった。
「……イカれてる」
別に恵理にとって檜山は大事な人でも死んで困るような相手でもない。ただの使い捨てが可能な駒の一つに過ぎない。それでも、人間を喰うというやり方は一般的な目線で異常者の部類に入る恵理からしても理解ができなかった。
目の前の存在が本当に風磨仁ならば、少なくとも自分達と同じ日本人ではあったはずだ。つまり、この状況はクラスメイトを喰い殺したということとなる。そんなこと、まともな生得観念を持っていれば行えるわけがない。
だから恐怖した。自分でさえ理解することすらできない異常者を目の当たりにし、痛みすら忘れて不快感が押し寄せて来る。
「随分と余裕そうだが、次はおまえがこうなるんだぞ?」
「ひぃ……」
そう嫌悪するように見つめる恵理に対して、仁は冷酷に告げた。
その瞬間、恵理の頭を『死』の一文字が埋め尽くす。恐怖のあまり逃げようとするも、腕と足が一本づつ欠け、残った腕も骨を砕かれているため、這いつくばってナメクジのように移動するのが精一杯だ。彼女一人ではどうあっても逃げることなどできない。
そんな恵理の背後から死を告げる足音はゆっくりとそして確実に近づいてくる。
「い……いや……僕はまだ死にたくない。助けて……助けてよ……誰か助けてよ!」
「仲間を裏切って、国を売って、大勢の人を殺して操ったおまえを助けるアホなんていると思うのか? もう諦めろ。そうだな、せめてもの情けとして好きなお菓子を選ばせてやるよ。何がいい? チョコレートか、プリンか、それとも檜山と同じでクッキーがいいか?」
恐怖のあまり、恥を捨てて必死に命乞いをするが、皆顔を逸らすだけで誰も助けようとはしない。善性の塊である香織でさえ、恵理のやったことは許せるものではないと分かっているようで、辛そうな顔をしながらも目を逸らす。ただ一人、鈴だけは戸惑っていたようだが、雫によって宥められ、ただ涙を流していた。
裏切り者である自分を助ける奴なんていない。それを理解した恵理は絶望する。それでも、お菓子にされて食べられるなど耐えられない。殺すにしてもせめて普通に殺されたい。
「ご……ごめんなさい。謝る、から……許してください。何でもします。だから、見捨てないで。お願い、助けて。もう誰も殺さないから……鈴、香織……雫……光輝くん……お願い……」
「ここに来てそんな命乞いか……くだらん。口先でどれだけ謝罪を述べたところで、おまえの本質は何も変わらない。誰もおまえを信じる奴なんていない。今ここで殺す。救いは与えない。希望も見せない。その下らない理想を抱いたまま死ね」
既に誰が見ても恵理には『死』以外の未来はない。どれだけ謝罪を述べたとしても、この場にそれを信じる者はいない。救いの手が差し伸べられないまま、仁の指先から放たれる変化ビームによって恵理のその生涯は終える……はずだった。
「やめろぉおおおお!!」
「……はぁ?」
まさにこれから恵理をチョコレートパフェに変えてしまおうかと仁が腕を伸ばすと、その腕が完全に想定外の人物によって切断された。ダメージはない。すぐに再生する。それでも、意識の外からきた攻撃に仁は思わず動揺する。
そして同時に、自身の腕を切断した襲撃者に殺意を向けて睨んだ。
「……一体なんのつもりだ。天之河」
そう、裏切り者であり、大量殺人鬼であり、魔人族の内通者である恵理を救ったのは、勇者であり一番の被害者でもある光輝だった。
香織によって癒された体が十全の力を発揮し、魔力封じの枷をまとめて破壊した光輝の体からは、激しい怒りをあらわすように純白の光が一気に噴き上がっている。激しい光の奔流は、光輝を中心に纏まり光輝の能力を五倍にも引き上げた。"限界突破"の最終派生"覇潰"である。
「恵理は殺させない!」
「光輝くん……」
恵理を守るかのように立ち聖剣を構える光輝に、仁は珍しく青筋を浮かべて本気の殺気をぶつける。しかし、光輝は殺気などという曖昧なものに気づける程繊細ではない。周囲が自分に向けられているわけでもない殺気に顔を青くする中、光輝はまっすぐと仁を睨み返した。
守られた側である恵理は先程までの絶望の表情が一変し、惚れた女の顔を見せる。その顔からは、やはり恵理が何一つとして改心していないというのは仁はすぐに理解した。きっとこの女を放置したら、今度は取り返しのつかないことになるということも。
「そこをどけ天之河。そいつはおまえらを殺そうとしたんだぞ。相応の報いを与えるべきだ」
「恵理は反省してる! どうしても、こんなことをしなきゃいけない理由があったんだ! こんな大怪我を負って……もう十分罰は受けた! これ以上恵理を傷つけることは俺が許さない!」
「おまえ……正気か?」
あまりにも理想に溢れた言い分に、仁の怒りはどんどんヒートアップしていく。
仁の怒りは正当なものであるが、周囲のクラスメイト達も突然の光輝の行動にオロオロとする。自分達に戦いを教えてくれた騎士達を殺し、たった今自分達をも殺そうとした恵理を助けたいと思う者などここには光輝を除いているはずがない。
「いい加減にしなさい、光輝! 貴方恵理が何したか本当に分かってるの!」
「そうだぜ。そいつは俺達を殺そうとしたんだぞ! それを許すってのか!」
「どうしちゃったの……光輝君!」
「騙されるな光輝! そんな謝罪など嘘だ! どうせいつかまた同じことをするぞ!」
雫が叱責し、龍太郎が理解できない幼馴染の考えに焦ったように説得し、香織がオドオドと動揺しながらも声をかけ、メルドがこの状況でなお甘さを捨てられない教え子に本気で怒声を浴びせる。
そんな関係性の深い者達の声も、光輝の考えを改めさせるまでには至らない。
「大丈夫だ。俺を信じてくれ! 恵理も仲間なんだ。ここは俺に免じて許して欲しい!」
証拠も根拠もない感情論。流石にこの状況ではいつも光輝におんぶにだっこであったクラスメイト達でさえもついてはいけない。自分達の命が掛かっているのだ。いくら光輝とはいえ、そう簡単に信用することなどできない。
周囲から「許せない」やら「正気に戻れ」やらと声が響くが、その全てを光輝はプラスの意味に捉えて、まったく届く様子はない。
そんな光輝の相変わらずな姿を目にし、仁の我慢はついに限界を迎えた。
「……ああ、そうか。分かったよ」
「分かってくれたか! じゃあ、香織に恵理の怪我を治してもらおう。それと、檜山もきっと反省してるはずだから元に戻してやってくれ。風磨ならできるんだろ?」
諦めたかのように仁は腕を降ろす。それを自分の説得を聞き入れてくれたからだと勘違いした光輝は嬉しそうな表情を見せ、すぐさま地に伏せる恵理の救助に移ろうとする。しかし、それは大きな勘違いだった。
「よーく、理解できた。いや、分かってたはずだった……」
「これは酷いな。おい、風磨……お前も少しはてつ、だ……て…………」
倒れる恵理の状態を見て焦った光輝がもう一度仁の方を振り向くと、突如光輝の腹部に強烈な痛みが走った。仁のボディーブローだ。その衝撃は光輝の腹筋を貫き、身体を貫通して飛び出す。
言葉で何を言ったところでこの男には通じないと理解した仁は躊躇う事なく力で光輝を屈服させることにしたのだ。
「おまえが……どうしようもないくらいの偽善者だってことがよ」
「……な……にを……」
あまりに強烈な痛みを受けたことによって、光輝の体は意識に反して痙攣し、両膝を地面に着く。そして意識はみるみるうちに朦朧とし始める。
「安心しろ。おまえが起きた頃には全部終わってるはずだ」
「やめ……ろ……」
「やっぱりオレは、おまえが嫌いだ」
地に倒れ、意識を掠めながらも、必死に恵理へと近づく仁を止めようと光輝は足を掴む。だが、即座に顎を蹴り飛ばされて。その意識は完全ブラックアウトした。
光輝が恵理を守るために行動した時間は長くて数十秒。大した時間ではない。それでも、この光輝の対応が、恵里を殺すための時間を削いでしまった。恵里が逃げ出したのではない。腕と足が一本ずつしかない人間がそんな素早く動けるわけがない。
ならば何が起きたのか? その答えは単純、新たな乱入者の登場だ。
その瞬間、空から襲い掛かってきたのは……眩いばかりの極光だった。
「クソッ……時間切れか。ハジメ達は一体何やってんだよ」
仁はその場から動かないまま、極光を片手を軽く振るうことで弾き返す。そして、新たな襲撃者に視線を向けた。
それは一人の魔人族だった。空を羽ばたく巨大な純白の竜の背に乗る赤い髪の男。雰囲気や装備からして今まで相対した魔人族とは異なるその男は、仁の姿を見下ろしながら、言った。
「……そこまでだ、女。大切な同胞達と王都の民達を、これ以上失いたくなければ大人しくすることだな」
男の名は――フリード・バグアー。この世界で唯一、神代魔法を手に入れた魔人族のリーダーである、
ピンク担当 仁
普通に好きな女の子殺されかけてキレた。
より苦しめるためにお菓子にした理由は、意識だけを残したままお菓子にすることでじっくりと溶けていく感覚を味わせようとした。クッキーにした理由は腹の具合。
今回の件で光輝アンチとしての部分が更に強くなった。
フルボッコされ系女子 恵理
左腕が捥げ、右腕は折れ、右足が切断された満身創痍の光輝ガチ勢。
全てが計画通りに進んでいたのだが、仁によってあっという間に逆転された。雫が有能だったこともあって、今のところクラスメイトを一人も殺せていない(檜山は別)。これでも生きてるだけ運がいい。
光輝に助けられたことで状況も考えずにキュンとしたが、それによって光輝を手に入れたいという欲がさらに強まる。本当にあの勇者は余計なことしかしない。
クッキー系男子 檜山
三時のおやつになった思い込みヤバ男。
心の底から自分こそが香織を幸せにできると信じており、香織のためなら人を殺すことも許されると本気で思い込んでいる。
仁が本物であるかどうかなどはどうでもいいが、とりあえず恵理が殺されたらヤバいと全力で戦いに挑んだ。結果はクッキーエンド。ちなみに、そんな美味しくなかったらしい。評価をつけるなら、7点。
生存ルート突入 香織
もう絶対にサブより上に行けない哀れなヒロイン。
多分一番ハジメのことを想ってて、自分の命を使ってまで探していたのに、吊り橋効果で寝取られた。どんまい。
仁と再会できたことに喜ぶべきなのだが、姿が変わり過ぎているため全く実感が湧いていない。この作品では、仁がいるため檜山に殺されることはない。というか出来ない。だから、ノイントの体に乗り移ることもない。あくまで人間として強くなってもらう。
即席で張ったとはいえ、結界がただのキックに壊されたことに少し落ち込んでいる。
やらかし系勇者 光輝
またやらかした。
まだ仁が本物であるという確信は持っていないが、本当に仁なら恵理を見逃して、きっと檜山も食べたふりをしてるだけだという甘すぎる考えを抱いた結果、行動に移った。その結果、腹パンダウンに終わる。
原作のように雫を傷つけられなくて、クラスメイトも殺していない。それに香織も死ななかったため甘い考えが生まれてしまった。この後起きたらブチギレる。
勇敢な騎士団長 メルド
仁の正体を知って目を飛び出して驚いた。
かなり覚悟を持って、部下に苦しみながらもとどめを刺していたら、恵理を光輝が守って「ゑゑ!?」って感じになっている。
復讐完了 清水
復讐終わった。
ただ、個人的にはあっけないと満足していない。いずれ解消させる機会を与えるつもり。もうすぐ仁のパーティーから離脱する。
天さん?「清水は俺が置いてきた。強くはなったが、はっきりいってこの戦いにはついていけない……」
かませ犬 フリード・バグアー
止めろフリード! 早く逃げろ!
間に合わないヒーロー ハジメ
原作と違ってノイントに手間取った結果、香織達の救助に遅れている。
おまけ
~仁の体内~
少年H「な、なんなんだよここは!?」
青年O「おや、新しいお客さんだ。どう歓迎するべきかな?」
魔人B「たべちゃお♪ たべちゃお♪」
少年H「く、来るなー! 化け物ぉーー!!」