とある将来の通行禁止   作:るなうるむ

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敗北=破産

 

 

 

「ねぇ、行方さぁん。やっぱり私はもう少し自信を持った方がいいですかねぇ?」

 

 

 

お昼にファストフードを食べに行くということで、南乃と行方は歩道エスカレーターで移動していた。

 

 

 

「そうよ?level5 たるもの、堂々と何があっても跳ね返すような......」

 

「跳ね返すように.........」

 

 

 

「...行方さん?」

 

 

 

横を見ると、行方が後ろから南乃の背ほどの少女に抱きつかれている。少女は髪は薄い灰色で長く、真っ白な肌だ。

 

 

行方は真っ青になり、硬直して汗をダラダラながしている。

 

 

 

『おや?お久しぶりですね。娘さん。』

 

 

 

「しゃべったぁ?!」

 

 

少女の背中にいる白いカブトムシが話し出したのだ

 

 

 

 

 

「え...えぇ...あの...」

 

 

先程まで最強を自負し、自信に満ち溢れていた態度とは全く違う、蛇に睨まれた蛙のようになっている

 

 

 

「いつものより少し大きいです」

 

 

 

 

ぎゅうぅ すりすり

 

 

「?!」

 

 

 

さらに青ざめる

 

 

 

『散歩中に偶然後ろから見かけたもので。今日はどこかへお出かけされるところでしたか...』

 

 

 

「行方さん!このカブトムシは?!」

 

 

 

「あ......うぅぅ」

 

 

 

 

「あなたのお母さん、まだ帰ってこないのです。」

 

 

『そろそろ我々も戻りましょう。理事長が心配するでしょう』

 

 

 

「わかりました。カブトムシさん。」

 

 

 

(カブトムシって名前なんだ......)

 

 

少女は背中にカブトムシを乗せると、エスカレーターを乗り換えどこかへ行ってしまった。

 

 

 

 

「行っちゃった......なんか不思議な...」

 

 

むんず

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

「.........。」

 

 

 

「えええぇぇぇぇ???」

 

 

行方は南乃を掴むと急上昇し、ファストフード店へ一目散に飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行方さぁん、落ち着きましたか?」

 

 

 

「えぇ、急に飛んだりしてごめんね。」

 

 

 

「さっきの女の子はなんだったんですかぁ?青ざめてましたけど」

 

 

 

「.........私のお母さんの友達...。昔にちょっとね...」

 

 

 

 

、、、

 

 

10年前

 

 

 

 

 

 

 

がしっ!

 

 

「偶然ですね。わたしもお買い物に来たのです」

 

 

「むぅぅぅ!いつもいつもママに抱きついて!!抱っこしていいのはわたしだけなんだからぁぁ!ベクトル5倍パ〜ンチ!」

 

 

 

ポカッ!

 

 

 

「あれ?効かない?」

 

 

長い灰色の髪の少女は何もないかのように平然としている。子供のパンチとはいえ、威力が5倍になり反動も逆向きにされている。常人の足の骨など容易く折れてしまうだろう。

 

 

 

「これは少し痛いです」

 

 

そう言うと少女は4歳の行方の頬に触れた

 

 

 

「あ!!ちょっと待ってって!!ミサ...」

 

 

 

「がはぁぁぁぁ...」

 

 

 

 

 

 

、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、何故か私は血を吐いて倒れてしまって...」

 

 

 

「え?なんかその人に攻撃されたんですか?」

 

 

 

「......分からない...どういうわけかママに電撃浴びせられて...その後のことはよく覚えてないけど、トラウマみたいで...」

 

 

 

「跳ね返せなかったんですか?」

 

 

 

「あの時はもう反射くらいは出来てたから物理攻撃だったら効かない筈だったんだけど...パパとママに聞いてもはぐらかされるし...」

 

 

 

「はぁ...」

 

 

学園都市最強のlevel5が敵わないものが存在......してもおかしくないか..1つくらいは。

 

 

 

 

バシャッ!!

 

 

「あ!ご、ごめんなさい!」

 

 

 

行方の上からジュースが降り注いだ。ベクトルのデフォルメに液体を入れていなかったため、びしょ濡れだ。

 

 

「な......なにすんのよ!このBBAーー!」

 

 

 

だいたい40歳くらいの黒い髪の見知ったおばさん。先ほどのトラウマでイライラしていたせいもあり、わざとではないと分かっていたがケンカを売ってしまった

 

 

(行方さん、アンタ何やって...)

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛............」

 

 

 

さっきの少女とであった時の如く、また行方は真っ青になった

 

 

 

「......は...浜ちゃんのお母さん......?」

 

 

 

ガクブル全開

 

 

 

 

 

「あら?....行方さんではないですか...口の悪さは相変わらずのお父さん似ですね.........さっき......BBAと言いましたか?...」

 

 

 

 

 

 

「いや、その......」

 

 

 

 

...

 

 

 

ドビュン!!

 

 

全重力を背中にかけ、全速力で店の外へ出ようとする...

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

「?!」

 

 

ズザザザザーーーードンッ!

 

 

 

 

 

ベクトル制御が不意に消え、行方は床に投げ落とされてしまった

 

 

 

 

(行方さんがベクトル制御を自分で切った?)

 

 

おばさんは何もしているようには見えない。不自然だ。

 

 

 

 

「とにかく、なんとか!」

 

 

 

タンっ!

 

 

足で地面を蹴る。いつもはこの衝撃を相手の真下から増幅させて地面から攻撃している。しかし

 

 

「あ...あれ?」

 

 

タンっ! タンっ!

 

 

何も起こる気配がない。

 

 

 

 

 

「あなたのAIM拡散力場は単純すぎる...」

 

 

 

「もぅ!!やっぱりっ...!!」

 

 

 

行方は普通に拳で殴ろうとする...が、

 

 

 

「い゛ダァあぁぁぁぁいいい!」

 

 

 

おばさんに触れた瞬間、こっちの拳がへし折れてしまった...まるで、自分の能力のように。

 

 

 

「やりたかったのはこれですか?」

 

 

タンっ!

 

 

 

 

「きゃあぁぁぁ!」

 

 

おばさんは足で地面を叩くと、行方の足元から衝撃が吹き出してきた。

おかしい。なんで目の前のおばさんがこれを使える?なぜ反射できない?意味が分からない

 

 

 

 

 

「............BBAは酷いですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁあぁぁぁぁぁーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......何この人。」

 

 

 

 

「ず......ずびばぜんでじだっ!」

 

 

 

 

「いいでしょう。お母さんによろしく言っておいてくださいね。」

 

 

あれから行方は一方的に能力を使えずボコボコにされ、40代の女性はお店から去っていった。

無論お店も半壊だが。

 

 

 

 

「学園都市最強ともあろう行方さんが...。

さっきの人たちは一体...?」

 

 

 

 

「ご...ごのま゛ぢばがぐぜい゛い゛がいのひとどがのぼうがづよぐで......わだじでもぜんぜんがなわ゛ないのも゛だぐざんいるがらぎをづけで........どぐにおばざんばね゛......

(この街は学生以外の人とかの方が強くて、わたしでも全然敵わないのも沢山いるから気をつけて。...とくにおばさんはね...。)」

 

 

 

 

 

 

学生で構成されるlevel5の頂点がいとも簡単に通りすがりのおっさんやおばさんたちに負けるとは...

 

 

 

 

 

 

 

数十年前、世界どころか全宇宙や異次元でさえも巻き込んだ戦いが多く起きたという。

今の私達では想像もつかないような人達が、この学園都市には大勢いる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろんlevel5などでは相手にすらならない、神でさえ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




世界は広いですね。新約を読んでると、超電磁砲の話がえらくチッポケに見えてきてしまうのは私だけでしょうか?
誰がだれだかもう、お分かりですよね。ヽ(*´∀`)ノ


直してみました!どうでしょう?
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