久々の主観小説です。
後同年が多いのであえて教師でいくことにしました。
ものっていうものは意思がない。血も流れていないため命もない。
あえて命と言うなら壊れた時だろう。
そして俺【ギャレンバックル】は死んだ。
死んだというべきか壊れたというべきかわからない。
しかし俺の仕事は終わったに等しい。俺の仕事はアンデットが封印されたラウズカードの一枚、チェンジスタッグのカードの力を引き出しオリハルコンエレメントを展開、俺を装着した人間にギャレンアーマーを纏わせることで仮面ライダーギャレンに変身させることだ。
無論他にも仕事はある。アーマーや武器の管理、レッドランバスの管理など様々だ。
しかし全てはアンデットを封印するためだ。そして俺の二人目の装着者【橘朔也】がジョーカーを除く最後のアンデット、カテゴリーKのギラファアンデットを封印したことで俺の仕事は終わった。
俺自身ももう使われることはない。戦いにより俺自身が破壊されたからだ。
しかしこの結末に俺は後悔していない。むしろ最後の最後まで戦えた。
ジョーカーも俺の後輩の装着者【剣崎一真】の我が身を呈した行動により封印されることはなくなったものの、種同士の戦い【バトルファイト】はある意味での終わりを遂げた。
剣崎の人生を壊す結果になったとはいえ一抹の終わりを終えた。
俺ももう用はない。
このまま静かに眠りにつこう・・・。
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「生まれてきてありがとう。私の赤ちゃん」
目の前には若い女性。
そしてその女性の旦那? らしき男性が。
・・・・・あれ?
俺ってたしか壊れて・・・、それにものだったはずだ。どうなってる? それになんだか手足のようなものを感じる。
俺は手を眼の前まで動かす。
まさに"俺"だった。
「オ、オギャア!」
(ど、どういうことだ一体!?)
とりあえず俺は心の中で叫んでみたがあくまで今の俺は赤ん坊。
ろくな言葉が出るわけがなかった。
───────────
18年後
遅生まれではあるが俺は17歳となった。
俺はアメリカで生まれた。そのまま両親の下平和に暮らした。
ひとつおかしいのは・・・。
「日本で教師・・・」
俺はもとが電算能力が異常な機械であったがためか俺の計算能力は並ではなかった。自分で言うのもなんだが7歳ですでに二次方程式を一問数秒でできる子供は普通ではないと思う。
おかげで俺は既にハーバードの理工学部を首席で卒業し教職免許も取った。そして日本人の父の薦めで日本で数学の教師をすることになった。
そして今、俺は4月から働くここ音ノ木坂学院の校門前で哀愁にひたっている。
「・・・・・ここにいても意味ないか」
「あら? 誰かと思えば」
「南理事長・・・」
すると1人の女性がやって来た。ここの理事長をしている女性だ。
「この春からよろしくね橘先生」
「はぁ・・・。でもなんでまた俺みたいな新人を・・・」
「色々とね。橘先輩のたのみだったしこの学院最後の仕事に若い教職者をここで育てられたらねと思ったの」
「最後の仕事?」
「・・・・あ、なんでもないわ。気にしないで」
「・・・・・とにかくこの春からよろしくお願いします。何かと未熟ですが色々とご指導お願いします」
「はい♪」
俺に笑顔で答える南理事長。
しかし若い人だな。これで俺と変わらない歳の娘がいると聞くから驚きだ。
その後俺は冷蔵庫が空であることを思いだし、買い物してから自宅であるマンションに帰った。
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「? 宅配?」
マンションの前につくと宅配便のトラックが止まっていた。
そして俺が住む二階では宅配物を手にした若い男性が。
「あの、俺に宅配物ですか?」
「! あの、もしかして橘サクヤさんですか? 良かったぁ〜〜〜。お届けものです」
「?」
俺は駆け足で部屋の前まで移動する。
ちなみに俺の親の姓は『橘』、そして名前もなんの因果か『サクヤ』と名付けられた。
しかしおかしい。引っ越したのは最近の上、ずっとアメリカにいた俺に日本の知り合いがいる訳がなかった。
とはいえ彼も仕事。
受け取らない訳にはいかないため俺はサインをして荷物を受け取った。
「ありがとうございました〜〜〜〜!」
帽子をとりお辞儀をしながらトラックに戻った男性を確認した俺は荷物の差出人を見る。
「セロ・H・クロウ?」
誰だこの名前。ますますわからない。これだけでなくもう一つ巨大な荷物も玄関前にスタンバっている。とりあえず俺は家の中に入り荷物を開けた。
「! 何・・・」
そこに入っていた物を見た俺は唖然となり思わず中身を床に落とす。
そこにあったのはあるわけがないもの・・・。
「ギャレンバックル・・・・」
かつて"俺"だった存在とチェンジスタッグのラウズカード、そしてアンデットが封印されていない12枚のラウズカードとレッドランバスのカード、SDカードが入っていた。