すごい久々に。
なかなかモチベーションが上がりませんでした。
side:ギャレン
「はっ!」
アンデットに殴りかかる俺。
流石はアルマジロの祖だけあり硬い。しかし硬いのは外側のみ。腹部などの内側は殴れば手応えを感じる。
ならば俺のやることは一つ。
「はっ!」
俺はアンデットの顔面を殴りふらついたところに膝蹴りを打つ。
そしてそのままアッパーで宙に浮かせストレートで吹き飛ばす。
「本来ならけりをつけられるパターンなんだがな」
本来ライダーの戦い方はそれなりの間合いや隙を見てカードをラウズ、コンボ技で一気にけりをつけるのが定例だ。しかし今の俺にはそれは出来ない。
「やや不恰好だが仕方ない」
駆け出す俺にアルマジロアンデットは口から弾丸を放つ。
「!」
反応が遅れた俺の腹部に弾丸が命中し、火花を散らしながらよろける。
「! この!」
膝をつきながら俺は【醒銃ギャレンラウザー】を抜くとアンデットの弾丸を狙い撃ち落としながら接近、もう片方の手で顔面を殴る。
そのままよろけたアンデットを俺は押し倒し膝で押し潰す。
そして銃口をアンデットの腹部に押し当てる。
「!」
「この距離じゃバリアは・・・・、ていうか張ってないが」
危機感を感じたのかラウザーを見るアンデット。
しかしもう遅い。
俺はラウザーの引き金を引き続ける。アンデットの腹部から幾度となく火花が散る。
数十発撃つとアンデットは静かになりバックルが開き2の数字が現れる。
これがある程度のダメージを受けアンデットが封印可能になった状態だ。
俺はラウザーのトレイを開くと一枚のカードが発光する。
発光したカードをアンデットに投げると綺麗に刺さり、アンデットを吸収し俺の元に返ってくる。
見るとそこにはバレットアルマジロのカードが。つまりは封印完了だ。
「後10体か」
ダイヤのカテゴリーのみとはいえ先が長い。しかし決め手となるであろう一枚を得たのは大きい収穫だ。
俺はバックルのハンドルを引くとターンテーブルが戻る。エースのカードを引き抜き現れたオリハルコンをくぐり俺は変身を解き、元の橘サクヤに戻る。
「ふう・・・」
一息入れると俺は穂乃果達のもとに駆け寄る。
「怪我はないみたいで安心した。立てるか?」
「た、たたた橘さん・・・、さっきの怪物ははははは・・・・」
口を金魚みたいにパクパクする穂乃果。
とりあえず俺は穂乃果と他二人の少女の手を取り起こす。
また一人の少女は足がすくんでいるらしく起き上がれない。
「ちょっと足が・・・」
致し方ない。俺は少女をお姫様だっこで抱き抱える。
「えっ・・・、その・・・」
照れてるのか顔を赤くする少女を俺はレッドランバスのリアシートに座らせる。
「とりあえずもう夜だし家に送ろう。歩けるか? 高坂さんと・・・」
「あ、私は園田海未と申します。先ほどは助けて頂きありがとうございました」
「園田さんか。君は? 失敬。橘サクヤだ」
「南・・・、ことりといいます・・・」
もう一人の少女に続きランバスのリアシートに座る少女が小さく自己紹介する。
あれ?
南ってどこかで・・・・、気のせいか。
「南さんか。とりあえず君達を家に送ろう。南さんはそのままそこに座っててくれ。俺がバイクごと押してく。悪いが二人は歩いてついてきてくれ」
「あの・・・・・」
「この件には首を突っ込まない方がいい。それに連中をなんとかできるのは俺しかいない。とりあえず行こうか」
【園田海未】が口を開こうとするが俺はそれを遮る。
現代兵器はおろか決して殺せない相手に女子高生が絡んでもろくなことにはならない。なら関わらせない方がいいだろう。
俺は【南ことり】を乗せたランバスを押し、他二人は俺の後を追いかけながら俺達は町を歩いた。
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side:穂乃果
穂むらについた私達。
「とりあえず高坂さんはここで。俺は二人を送ってから帰る」
「あの! 橘さん!」
ことりちゃん、海未ちゃんと歩き始める橘さんを私は呼び止める。
「! なんだ?」
「・・・・・えっと・・・やっぱりさっきのこと・・・・」
「・・・・とりあえず今日はおとなしく帰った方がいい。明日から学校だろう。また会うことがあればその時に話そう」
「・・・・・わかりました・・・。おやすみなさい・・・。海未ちゃんことりちゃんもね」
「ああ・・・」
私は橘さんに礼をして二人に手を振る。幸い二人も返事を返してくれた。
そして橘さんと一緒に歩いて行ってしまった。
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side:海未
ことりを送り終え私はバイクを押す橘さんと夜道を歩いています。
ですが・・・・。
「「・・・・・」」
・・・・気まずいです・・・。正直同年代の男性とこんな夜までいることなんて初めて・・・、はっ!
まさかこのまま私をどこかいかがわしい所に連れていって・・・。
「い、いけません! 初めては一生を添い遂げる方とでなければ!」
「何いってるんだ君は・・・」
「・・・・え?」
気づいたら橘さんがすごいジト目で・・・。
「それに君の家はどの辺りなんだ? 妄想に浸るなら自分の部屋でしてくれ。俺も明日から仕事なんだ」
「も、妄想なんて! あ! こ、ここです。わざわざすいませんでした」
気づいたら園田と標識のでた見慣れた家が。
まぁ私の家なので無理はないですが。
「それじゃあ俺は帰るから。明日から学校だろうから夜更かしは禁物だぞ」
「はい・・・・。あの・・・」
「?」
ヘルメットを被りながら橘さんはこっちに視線を向けてきました。
「本当にありがとうございました。本当なら私が二人を守らねばならないのにあんな・・・」
「いや、二人を庇っただろう。十分立派だ。俺だって変身できるからあんなふうに戦える。もし変身できなけりゃ腰を抜かしてただろうな。だから君は立派に二人を守った。だから恥じることなんてない」
「そう・・・・でしょうか・・・」
「ああ。とにかく今日は疲れただろう。早く寝たほうがいい。それじゃあな」
「はい・・・。お休みなさい・・・」
橘さんはエンジンをつけるとサムズアップをしてそのまま走り去ってしまった。
途端に凄まじい疲労感が。やはり慣れないのに同年代の男性と話し過ぎたからでしょうか。
「・・・・・私も疲れました・・・」
私はそのまま家の中へ。
そして入浴後すぐ寝てしまいました。
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side:サクヤ
翌朝
新聞を手に珈琲を飲む。
そこっ! 親父臭いとか言うな!
昨日のアンデットが載ってないかも気になったからだ。幸い直ぐに封印したのが響き載ってはいなかった。
「今日から教師か」
不安と期待だったら圧倒的に不安が多い。
初めての仕事なうえに周りはほぼ女子だ。さながら秋葉原で見たようなアニメにデジャヴする。
「まぁなんとかなるだろう。成せばなるということもあるからな」
俺は東京の女子高生がそんなやわなものでないことも知らずに朝食を済ましスーツに身を包み家を出た。
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・・・・・。
始業式が終わり現在は新人教師の就任式。新人は俺だけらしい。
しかし問題が起き俺は絶賛フリーズ中。
壇上から見た全生徒の絵が凄まじいうえに全員女子、しかも偶然にも口をあんぐりする穂乃課と目があった。近くには園田や南の姿も。
・・・・・まさか穂乃課達がここの生徒だったとは。
気づいたら南って名字に聞き覚えがあると思ったら・・・。
しかし今さら仕方ない。こうなったら腹をくくるしかない。
「本日付けをもって皆さんの学舎で数学教師をさせていただく橘サクヤです。皆さんとは同年代ですので僕自身共に教育というものを皆さんと仲良く学んで共に成長していきたいと思います。どうか皆さんよろしくお願いします!」
生徒だけでなく他の先生方からも拍手が沸く。
とりあえず第一関門はクリアした。
しかし俺はこの時知らなかった。
男はオオカミだとか言われているがとんでもない!
同年代の男子を相手にした女子高生はオオカミどころかケルベロスになることを。