ホロメンとの高校生活   作:主義

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テスト勉強をする主人公たち

 

 

「ねぇ…スバルとテスト勉強しないっすか!?」

 

「ううん。ちょことしない?色々教えてあげたいし」

 

「ここは天才シオンと一緒に勉強しようよ!」

 

「余と勉強しよう余!」

 

「…あ、あてぃしと」

 

 

―――――――――

 

そして僕は大空さんたちのお誘いを受けて大空さんの家でテスト勉強をすることになった。そしてもちろん、他の四人も付いて来て今は六人。テスト勉強とはテストで悪い点を取らないために取るものであるという認識は……間違っていないと思う。

 

 

 

だけど…今の状況は―――

 

「やっぱり、ちょこはキミのことだいすきだよ」

 

「す、すばるだって大好きだよ!」

 

「シオンがキミのことを大好きに決まってるじゃん!」

 

「余の方が好きだもん!」

 

「あ、あてぃしも…だ、だいすき…!!」

 

 

 

何でか愛のセリフのようなものを囁かれ続ける。普通、勉強中に愛を囁かれるような状況が存在する訳ない。でも、今の自分はその状況に陥っているんだから…そういう状況もあるのかな。

 

「ちょこが一番だもん!」

 

「いや、スバルだって!」

 

「シオンしか勝たんでしょ!」

 

「いや、余以外は勝たない!」

 

「あ、あてぃしだもん…」

 

 

この人たちはもしかしたら…テスト勉強をする気はないのかも。だってまず…教科書やワークをテーブルの上に出してないし。

 

 

「ねぇ…す、すばるのこと…どう思ってるの…?」

 

 

「大空さんですか?」

 

 

「う、うん」

 

 

「大空さんはとても明るい方だと思いますよ。いつも明るいですし、落ち込んでいる時も励ましてくれますし。本当に大空さんは太陽のような人ですね」

 

 

「…そ、そうかなぁ……///」

 

 

「はい。僕はそう思っていますよ」

 

大空さんの顔が赤くなっているところを横目に僕はテスト勉強を再開する。この人たちの雰囲気にのまれると勉強をせずに終わりそうですし。僕はそんなに自頭が良いわけではないのでそれなりに時間を費やさないと覚えられない。

 

 

「ちょこのことはどう?」

 

 

「どうとは?」

 

 

「キミにはちょこがどんな風に映っているのかなぁと思って」

 

 

「癒月さんはかなり大人っぽくて頼りになる人ですね。たまにからかってくるのは止めて欲しいですけど、そういうところも含めて癒月さんだと思いますし。僕は全てひっくるめて癒月さんのことを好きですよ」

 

 

「…す、すきぃ……///」

 

なぜか、癒月さんは体から蒸気が出て倒れてしまった。

 

 

 

 

 

「じゃあ…シオンのイメージは?」

 

 

「次は紫咲さんですか。紫咲さんは悪ガキですかね」

 

 

「え、シオンのイメージってそれだけ!?」

 

 

「そうですね…」

 

 

「そ、それは…シオンでも泣くよ!!泣いちゃうよ!!泣いてもいいんだね!!!キミに泣かされたって学校で言いふらしてやる!!!」

 

 

「冗談ですよ。紫咲さんは…確かに悪ガキなところも多いですけど、何だかんだピンチになったら助けてくれるところはカッコいいですよ」

 

 

「ほ、ほんと?」

 

 

「うん!本当ですよ」

 

 

「そ、そっかぁ……///」

 

紫咲さんは本当にギャップの人間だと思う。普段がちょっかいを掛けて来るイメージしかないのに僕が本当に困ったときは…颯爽と助けに駆けつけてくれるところは本当にスーパーヒーローみたい。

 

 

 

「余は?余は?」

 

 

「今度は百鬼さんですか?」

 

 

「うん!!余もイメージを聞いてみたい!」

 

 

「百鬼さんのイメージですか……そうですね。百鬼さんは可愛い人だと思いますよ」

 

 

「か、かわいい!?余が!?」

 

 

「はい。ポンをするところも含めて皆から愛されるような人だと思いますし、それに優しいですしね。でも、そろそろ宿題は自分の力でやってきて欲しいですね」

 

 

「余は…キミを信用しているからさ。宿題を任せているだけだ余」

 

 

「いや、そんな信頼はいりませんから。しっかりとやってきてください」

 

宿題があれば全て百鬼さんに「写させて」と言われている気がする。逆に言われない事の方が少ないというか……今まで一度もなかったんじゃないのかな。

 

 

「あ、あてぃしは…」

 

 

「湊さんは本当にコミュ障ですよね」

 

 

「ぐぅ……」

 

 

「初めて会った日は今でも覚えていますよ。入学してすぐの時に他己紹介をするみたいな話が合ってその時に湊さんと席が隣で…他己紹介をするってなってまずは自己紹介をした時に一度も僕のことを見てくれなかったですよね。ずっと床を見ていて、『この人、大丈夫かなぁ』と思ったのを今でも覚えていますよ」

 

 

「……そ、そうだったっけぇ……」

 

 

「そうでしたよ。でも、今ではたまに目を見てくれるまでは進展しましたよね。それが素直に僕としては嬉しいですよ」

 

 

「…う、うん」

 

半年でここまで成長するとは思っていなかったんですよね。それにまさかここまで関わりが深くなるなんて初めて会った時は思いもしなかった。

 

 

「これからも少しずつ湊さんと距離を縮められたらいいなぁと思っていますよ」

 

 

「……そ、それって………///」

 

 

「…うん?」

 

どんどん湊さんの顔がリンゴのように赤く染まっていって…癒月さんと同じで倒れてしまった。

 

 

 

翌々考えればこの中では僕が一番頭が悪いのではないだろうか。湊さんは…普通に頭が良い。前の席の時に分からないところを湊さんに教えてもらったこともあった。それにテストでも80点以上を普通に取っていた。

 

百鬼さんはポンなところも多いけど、真面目な時はしっかりと真面目。テストでも悪い点を取ったところを見たことない。

 

紫咲さんに関してはこの中で一番頭が良い。本人は点数を見せてきて、かなり煽ってきたりするが、それができるのは良い点数が取れているから。学年のTOP10は張り出されるけど、紫咲さんの名前がないところを今のところは見たことない。

 

癒月さんも本当にいつも良い点しか取っていない。授業中に『愛しているよ』とかふざけている割にはしっかりと点数は取って来るんですから本当にすごいですよね。よっぼど家でも勉強しているんだろう。

 

大空さんは…「勉強得意じゃない」と公言はしているものの70点はしっかりとキープしている。謙遜をしていることも多いですが、それでも僕としては十分なんですよね。

 

 

 

「頑張らないと…」

 

僕以外の五人はそれからもテスト勉強をする素振りを見せることなく、テスト勉強会は終わった。

 

 




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