もし、〇〇〇が姉だったら   作:主義

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もし、ハッピーセットが姉だったら

僕には三人の姉がいる。それぞれ個性に溢れたような人たちだ。

 

だけど、一つ言えるのはちょっと一人暮らしをさせると怖いかなぁと思うような人たち。しっかりと掃除だったり、食事バランスだったり、遅刻せずに起きれるかとか…心配なことはたくさんある。

 

 

―――――――――――

 

 

 

一人目はロボ姉さん。

 

 

「ロボ子さんが買ってきたものが消費期限を切れていたので捨てましたよ」

 

 

「な、なんで…」

 

 

「いや、消費期限が消えているものを残しておいてどうするんですか?」

 

 

「そ、それは…」

 

ロボ子姉さんに関しては一人暮らしを始めたら心配してしまうぐらいにだらしない。お部屋の掃除に関しても僕が掃除する羽目になっていますし。

 

 

でも、一つだけロボ子姉さんのやることで尊敬できるのは料理。本当に料理に関しては美味しくて、ロボ子姉さんの料理を食べると落ち着けるような味。

 

 

「僕はロボ姉さんに体調を崩すようなことをして欲しくないんです」

 

 

「…お、おとうとくん」

 

 

「ロボ姉さんが体を壊してしまったら、僕はとっても悲しいです。だからこれからはちゃんと消費期限を守って食べること。そしてもし、消費期限を守れなかったら捨てることをしてくださいね」

 

 

「わかった。ロボ子、次からはちゃんと消費期限を守るようにする!」

 

 

「お願いします」

 

 

 

 

―――――――――

二人目はまつり姉さん。

 

 

「まつり姉さん、お菓子が減っていたんですが食べましたか?」

 

そう問いかけるとさっきまで僕の方を向いていた視線が急に外れて、そっぷを向き始めた。

 

 

「た、たべてないよ」

 

 

「本当のことを話してくれないとしばらく、お菓子は禁止にしますよ」

 

 

「…たべました」

 

 

「誤魔化したりせず、正直に話してくださいね」

 

 

「うん」

 

まつり姉さんに関してはお菓子を置いておくと全てがなくなってしまう。なのでお菓子とかはあんまり買わずにしておかないと、あとで体重を図っている時にすごくキレイな悲鳴が聞こえて来ることになる。

 

 

 

そして後々、僕に対して「弟くん!お姉ちゃんまた太っちゃったぁ~~見捨てないでよ~」と言い始めるのだ。こうなるとまつり姉さんを落ち着かせるまで色々と面倒なので辞めて欲しい。

 

「僕はどんなまつり姉さんのことも好きですが、あんまりお菓子を過剰に取るのは健康のためにも止めてくださいね。ご飯をたくさん食べることに関しては別にいいんですが」

 

 

「…うん」

 

元気のない返事が聞こえてきた。

 

 

「ま、まつりって太ったかな…?」

 

 

「太ってないと思いますよ。少なくとも見た目に変化はないですけど」

 

特にまつり姉さんは体重のことをすごく気にするけど、弟の自分から見れば別に変化が分からない。僕があんまりそういうことに関心がないのか分からないのかもしれないけど、本人があんなに叫ぶほど見た目が変わっているようには思えない。

 

 

「ほんと?ほんとに太ってない!?」

 

 

「太ってませんよ。それに僕はどんなまつり姉さんのことも好きですよ」

 

 

「じ、じゃあ…まつりに貰い手がいなかったら弟くんがもらってくれる?」

 

 

「…はい、大丈夫ですよ」

 

まぁ…ただの冗談かな。

それにまつり姉さんは本当に明るい人で男性に好かれるようなタイプの人だとは思うんだけど。

 

 

「やったぁ~~弟くんがまつりのことを貰ってくれる!」

 

 

なぜかとてもテンション高く喜んでいる、まつり姉さんを横目に次の姉さんのところに足を運ぶ。

 

 

 

 

―――――――――

三人目はあやめ姉さん。

 

 

「あやめ姉さん、明日は寝坊はしないようにするんですよ」

 

 

「は~い」

 

 

「それだけ守ってくれれば別にいいですから」

 

 

「余、わかった!」

 

あやめ姉さんに関しては本当にふわふわしているような人なので、どこかに飛んで行っちゃうんじゃないかと幼い頃はずっと思っていた。そしてそんなあやめ姉さんは寝坊することがしばしばある。なのであやめ姉さんが所属している『ホロライブ』という事務所の人から「しっかりと寝坊しないように起こしてあげてください」と言われているのだ。

 

 

「寝坊せずに行ってくれたら…あとで何かご褒美を用意するつもりなので」

 

 

「ごほうび!?」

 

 

「はい、しっかりと起きて事務所に行ったらですよ。しっかりとあやめ姉さんのマネージャーさんから連絡が来るのでウソを付いても無駄ですからね」

 

 

「う、うそなんかつかないもん!」

 

 

「ごめんなさい。疑っているわけではないんですが」

 

 

「疑ってる。弟くんって余のことあんまり信用してくれない!」

 

 

「信用してますよ。起きる以外のことであれば」

 

少し前にあやめ姉さんはどうしても遅刻できない時に遅刻してしまったことがあった。その日は僕も早く出なけちゃいけなかったので前日にはしっかり言い聞かせたけど全てが無駄だった。それがあってからは今まで以上に言い聞かせるようにしている。

 

 

「余がちゃんと起きられるもん!!」

 

 

「…信じてますよ」

 

 

「信じて!!余は一人でも起きられる!!」

 

 

「ほんとうにお願いします」

 

 

 

この三人が僕の姉さんたち。本当に個性に溢れた人。

 

 




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