もし、〇〇〇が姉だったら   作:主義

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もし、お姉さん組が姉だったら

 

入学式と言えば…自分の両親などと一緒に来たりすることもあるだろう。そして僕も家族と一緒に入学式の会場に来たんですけど…明らかに目立っている。その原因は僕の姉さんたち。

 

 

「やっぱり目立ってますよ。だから、姉さんたちは家で待っていてくださいって言ったんですよ」

 

入学してもないのに他から注目を集めちゃってるし。これは来る前から分かっていたことなんだよね。だから僕は…なるべく目立たないようにするために姉さんたちにバレないように家を出ようとしたのに…玄関の前で今か今かとずっと待っているんだもん。逃げられる感じではなかった。

 

 

マリン「それはだめだよ。だって船長たちは弟くんの親代わりなんだから」

 

 

「それなら攻めて一人で良かったじゃないですか!?」

 

明らかに三人は来すぎ。この人たちは自分で自覚できていないかもしれないけど、僕の姉さんたちは世間で言えば『美女』の類に入るような人たちなんだ。僕も中学校まで別に何とも思っていなかったけど、僕の家に友達が遊びに来た時に「お前の姉ちゃんたち、美人だな」って言われてそれから姉さんたちはそうなのかなぁと思うようになった。

 

 

そう考えれば、姉さんたちと出掛ける時は何か視線を感じるなぁと思っていたんだよね。

 

 

フレア「だって弟くんの入学式だよ。私も行きたいし」

 

 

ノエル「もちろん、わたしも」

 

 

マリン「船長も」

 

 

 

僕の入学式にそこまでの価値はないんだけど…今更、追い返すのはほぼ不可能。入学生はそろそろ集合時間だし。

 

 

「それじゃあ…僕は入学式に行くので姉さんたちはなるべく大人しくしていてくだいね」

 

 

「うん、大丈夫だよ。お姉ちゃんを信用してよ!」

 

 

「い、いや…さすがにちょっと信用できなくて…」

 

この姉さんたちだと何を起こすか分かったもんじゃない。

 

 

 

そして入学式が始まって…早々にあの人たちは目立っていた。分かっていた事だし…仕方ないよね。そして姉さんたちは僕が入場してくると同時に「弟くん~~」って大きな声を出しながら手を振って来る。こんなの目立たないわけがないよね。

 

僕はなるべく気にしないようにしていたけど…姉さんたちはずっと僕の名前を言い続けている。本当にあの人は何をしているのだろうか。

 

 

そして入学式が終わるとクラスで…教師の紹介やこれからのことなどを話してくれる。そしてこういう時は両親などを一緒に説明を受けるのだ。もうこれを聞いた時に…最悪の事態は予測していた。

 

「弟くん!!」

 

 

「マリンだよ~」

 

 

「ちょっとマリンにノエちゃんも静かに」

 

フレア姉さんがどうにかしようとしてくれているけど、もう目立っちゃっていし。

 

 

「あの人たちって…キミのお姉さん?」

 

 

「ううん、違うよ」

 

僕はなるべく他人の振りをすることにした。そうじゃないと恥ずかし過ぎて…。

 

 

僕にとって…色んな意味で記憶に残った入学式となったのは言うまでもない。

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