もし、〇〇〇が姉だったら   作:主義

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もし、PEBOTが姉だったら

 

僕には三人の姉さんがいる。そしてそれぞれが特徴的な姉さんたち。逆に姉さんたちの個性が強すぎて僕の無個性が目立ってしまうほど。

 

 

「それじゃあ…始めるぺこよ」

 

そしてこれから始まる時間は…一週間の中で最悪な時間。

 

 

「ぼ、ぼくは部屋に帰っちゃダメなの?」

 

 

「ダメだよ。トワたちは弟くんの顔を見るのが楽しみなんだもん」

 

 

「弟くんのビビっている時の顔は中毒があるんだよな」

 

このドSの姉さんたちは僕がホラー映画を見て、怖がっているところを見るのが大好きなのだ。そして半場無理矢理に僕は毎週金曜日に見させられる。どうにか回避しようと友達とご飯を食べに行っても、連れ戻される。何よりも驚きなのが、姉さんたちに食事をしている場所も教えていないのに特定してくるところ。本当にどうなっているんだろうと思っちゃう。

 

 

 

ぺこーら姉さんが選んだ、ホラー映画を今回は見るらしくて姉さんがいうには「今までと非にならないほど怖いぺこ」と言っていた。本当に…この姉たちは僕をどこまで怖がらせたいのだろう。

 

「じゃあ、いくぺこ。弟はぺこーらの近くから離れちゃだめ」

 

 

「ううん。トワの隣に」

 

 

「え~~あたしの隣にした方がいいと思うけどなぁ~」

 

僕は姉さんたちの会話を適当に聞いて…まずは心を落ち着かせる。この部屋は防音室なのでどんなに打鍵だとしても外に漏れることはないらしいけど、さすがに男として怖がっているところを身内でもあんまり見られたくないものですし。

 

 

 

 

そしてついに…ホラー映画が始まる。どうやら…今回はぺこーら姉さんが気を使っていつもよりも怖くない、ホラー映画を選んでくれたらしい。

 

 

 

 

十分後

 

「ぎゃあああああああああ」

 

 

 

 

二十分後

 

「むりいいいいいいいいいいいいいい」

 

 

 

 

三十分後

 

「…む、むり……もう…むりぃ…」

 

さすがに僕の状態を見て…姉さんたちがホラー映画を止めてくれた。

 

 

「大丈夫ぺこか?」

 

 

「…む、むり…で…す」

 

 

「やっぱり怖すぎたんじゃない。只でさえ、弟くんは普通のホラー映画でも無理なのに」

 

 

「それはそうかも。あたしでも…ちょっと怖いと思っちゃったもん」

 

 

ぼたん姉さんが『怖い』って思ったなんて…僕に耐えられる訳ないじゃん。この中でも一番ホラー系に強いと言ってもいい人なのに。

 

「だ、だって…トワ様もぼたんちゃんも面白そうだった乗ったじゃん。ぺこーらだけの所為にしないでよ!」

 

 

「トワは…弟くんが可哀そうって言ったよ」

 

「あたしも…無理じゃねって言ったけどなぁ」

 

 

ぺこーら姉さんは今にも泣いてしまいそうな感じになっちゃったので…僕はどうしていいか分からず、ひとまず抱きしめることにした。

 

「ぼ、ぼくは大丈夫ですから。だから、ぺこーら姉さんは泣かないでください」

 

 

「…………///」

 

 

「……ぺこーら姉さん?」

 

 

「う、うん……泣かないぺこ…」

 

 

「それなら良かったです…」

 

 

「…お、おこってない?」

 

 

「はい。怒ってないですよ。でも、まだ心臓はバクバクですけど…」

 

まだ心臓の鼓動が落ち着きそうにない。それにあんなものを見たら今日は眠れるかも分からないですけど。

 

 

「ぺこらちゃんだけずる~~い。トワも弟くんに抱きしめられたい!」

 

 

「あたしも抱きしめて欲しい」

 

 

「だめぇ~ぺこーらのことを見捨てようとした奴らに弟は渡さないぺこ!」

 

僕はそんな姉さんたちの言い争いを微笑ましく見守っているのであった。

 

 

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