俺は懲戒部門にある『予言屋』の収容室の前に立っている。
タブレットに表示される指示された作業は愛着作業。どうやら今回はアブノーマリティと楽しく会話をして話に花を咲かせれば良いようだ。なんて簡単、バカバカしい。
収容室の扉に備え付けてある覗き窓から室内を覗いてみた。首から下を青いコートで覆い、橙の体毛が生えた顔に仮面をつけた鳥足のアブノーマリティがいる。ここでは比較的マシな見た目だ。
「そこから見えるのが、今回あなたが作業を行うアブノーマリティよ。名称は『予言屋』、過去に脱出した例がない比較的安全なアブノーマリティなの。だから危険ランクはZAYIN。このアブノーマリティには愛着作業が有効で、その際は私たちと言語を通して閑談を試みてくるの。そして予言のような暗示的なことを会話の中で発するわ。でもほとんどは具体性のない予言だから無視して構わないよ」
クローディアが手元のタブレットでエンサイクロペディアをカンニングしながら解説してくれた。
現在クローディアは俺の初作業に同行してくれている。ここに着くまではルンルンスキップで先導してくれた。
かつて会った職員ランクの高い管理職の人たちは目が死んでいたり、気だるげな雰囲気を纏っていたりと諦念が滲んでいたのだが。
クローディアは今まで会ってきた管理職の人間とは雰囲気が大きく違い、接し方がよく分からない。
「案内ありがとうございました、クローディア先輩」
「いーえ、問題ないわ。私もこの後作業割り当てられてるし、通り道だからね」
クローディアはにこやかに微笑み返した。見る人が見ればその笑顔は明るく美しいものに見えるのだろうが、ことL社の中では異質に浮いていた。おそらく彼女は慣れているのだろう、ここで起こる全てに。
「それじゃあレスター君、後はマニュアル通りに。作業終了まで扉はロック。入退出はカードキーで」
「作業終了はアラーム通知。ええ、問題ないですよ。では、また」
俺は収容室の扉のロックを解除した。プシューと音を立てて扉が開く。廊下の途中の棚にある木製の椅子を掴んで俺は収容室へと入っていった。
俺が収容室に入り扉を閉めると、扉がロックされた。予言屋は俺の入室に気付くと、仮面をこちらに向けてきた。こちらの所作を観察するようにゆっくりと身体を揺らす。
俺は持ち込んだ椅子を地面に下ろして腰掛け、背もたれの部分に寄りかかった。胸ポケットに手を入れ、ボイスレコーダーのスイッチを押す。これで独り言を聞く体制は整った。
「やぁ、ごきげんよう。俺が今日の話し相手だ」
予言屋は顔をこちらに向けると、のそりと近づいてきた。
『やぁ、君がここに来ることは見えていたよ。あなたとは良い会話を楽しめそうだ』
まるで無理やり言葉を話そうとしている鳥のような声だった。喧しくない程度に高い声で話す声の主は俺を馬鹿にするかのように首を傾げた。
俺は手元のクリップボードの紙に予言屋の反応を記入していく。
ボイスレコーダーで音声情報を、クリップボードから視覚情報の記録をとるのだとか。
「さて、予言屋。あんたは予言をするらしいじゃないか。……本当に当たるのか? まさか予言を自己実現しているなんて言わないよな」
『まさか、違う。全くもってだ。予言とは未来を映し出す鏡のようなものさ。私はその鏡の前に立ち、謎めいた言葉で人々を引きつけるのだよ。それが真実かどうかは君次第だがね』
話し方は少し苛つくが、予言屋に少し興味が湧いた。俺は予言屋に興味を持ちつつも、自制をもって慎重に言葉を紡いだ。
「なるほどな。なら予言屋、俺になにか予言を一つ頼むよ。なにか特別なことを予言してくれ」
『君の運命の鍵は、選択の中にある。進むべき道は分かれ道にあり、選んだ一歩が未来を切り拓くだろう。しかし、慎重に選ぶことを忘れてはならない。闇と光が交錯する時、決断の果てに君が見出す真実こそが、運命の答えとなるだろう』
予言屋の言葉には深い意味が込められているような、中身のない詐欺師のような感覚を感じた。
「なら、どのような選択をすればいいんだ? どの道が俺の未来を切り拓くのかは分かるのか?」
そう聞くと『予言屋』は仮面の向こうで微笑んだように思えた。
『答えは君自身の心に宿っている。深く内省し、自分の信じる道を辿れば、真実を見つけ出せるだろう。未来は君の手に握られている。選択し、そして自らの運命を切り開けば良い』
予言屋の言葉はよく言えば謎めいたまま。俺は抽象的な質問は予言屋相手にはそぐわないことを理解した。こいつにはもっと具体的なことを聞いた方が有意義な気がする。まぁ聞けば答える機械ではないから有意義もくそもないのだが。
「なるほど、ありがとう。では俺の身の回りの非常事態に関する予言はできるか?」
すると予言屋は逡巡し、諳んじるように零した。
『一人が重力に衝突し、一人が太陽に焦がれるだろう』
「重力? 太陽? 何のことだ」
『君たちの素敵な隣人だ』
「ならそれは俺のことか? 他の誰かのことか?」
俺がそう言うや否や、腕時計からピピピピとアラームが鳴った。作業時間は終了のようだ。俺は腕時計のボタンを押してアラームを止めた。
早く続きを言えと言外に示したが、予言屋は話は終わったと言うように部屋内を徘徊し始めた。
「時間のようだ、残念だが俺は行く。続きはまたの機会に」
俺は椅子から立ち上がり、ドアをカードキーで開ける。そして椅子を持って収容室を一歩出た直後、予言屋が零していった。
『次は黄金、合図は冠』
聞き返すよりも振り向くよりも早く収容室の扉は閉じた。
作業結果:良い
メインルームに戻ると、ジェームズがインスタントのお茶を飲んでいた。ソファに座りながら椅子に足を乗せ、盛大に寛いでいる。自宅と勘違いでもしてるのか?
「随分と寛いでるなジェームズ」
「その声と不遜な物言い、レスターだな? 良いんだよ、オレは『レミングス』と相対した後なんだぞ? 少しは寛ぐ権利くらいあるさ」
そう言ってジェームズは欠伸をした。思わずつられそうになる大欠伸だ。喉奥が見えそうなほど口が大きい。
十秒くらい口を開けっ放しにしていたジェームズは口を閉じると、先ほどよりも真剣な顔になった。少々面食らったのは秘密だ。
「それで、オレが懲戒部門に異動してから教育部門に何があった? 資料には詳細は伏せられていた。なぜお前を除いて全滅したんだ? なんでお前は助かった? 教えてくれ」
ジェームズは俺から目を離さずにそう言った。なんだか真面目な面をしたジェームズは面白おかしく思えてきた。しかし、それはそれとして話すのは憚られるのも事実だ。あの夕立に関しては俺個人の話ではないから。
「悪いが話せない。よほど気になるなら部署長に聞いてくれ」
「教育部門のか? あのときから交代してなかったか?」
「いや、懲戒部門の部署長だ。一枚噛んでるからな。じゃ、俺は仮眠でもしとくから」
そう言って強引に話を切り上げ仮眠室へ向かおうとすると、ジェームズに頭を軽くはたかれた。痛、え、何こいつ。
「あほか、作業終わったらカウンセリング受けろ。記録部門と安全部門が殺しにくるぞ」
「あー、なんか研修で言ってたっけ、そういえば」
事務職のときは知る由もなかったのだが、アブノーマリティへの作業が終わった管理職はカウンセリングが義務づけられている。作業後の記録と、作業を終えてどれほどの正気度を保っているかの確認が目的らしい。事務職と比べて、管理職へのサポートのなんと手厚いことか。
正確には義務ではないが、まぁほぼ義務みたいなもんだ。聞いた話では、記録部門の部署長が尽力したらしい。とんだ記録ジャンキーだ。
ジェームズからの諭しを受け、俺はカウンセリングへと足を向けた。
カウンセリングルームの扉を叩くと、中から返事が聞こえた。扉を開いて中に入ると、そこは個室に繋がる扉がたくさんある待合室のような場所だった。
「あら、見ない顔ね。また新しい人が来たのかしら?」
煙草の匂いがした。少し大きめのソファに目をやると、声の主が足を組んで座っている。チャイナドレスに白衣を羽織った黒い長髪の女性が寛いでいた。さっき見たジェームズよりかはマシに寛いでいる。
彼女は灰皿に煙草を押し付け、面倒そうに立ち上がった。
「お前のお名前と担当したアブノーマリティをどうぞ」
タブレットを操作しながら視線だけこちらに向けて問いかけてきた。声は親しげなのに顔には疲れが見える。全体的に気怠げな雰囲気を纏った人だ。
「レスター、予言屋に愛着作業をしてきた」
「ふむふむ、新人恒例の予言屋作業ね。んー、今は他が出払ってるしここでいいか。じゃあそっち座ってちょうだい」
そう言うと彼女は向かいのソファに座るよう促した。普通こういうのは個室でやるもんだと思うんだが……。まぁ、いいか別に。聞かれて困ることもなし。
俺はソファに腰かけ、カウンセリングが始まった。
「──てことで去り際に何か言われたけど聞き取れずじまいで。これで以上だ」
「へーぇ、あんた随分と予言屋に気に入られたようね。今までそんなに会話が成立した記録はないわよ」
「そうなのか? なら俺は期待の新人ってわけだな。存分に投資してくれて構わんよ」
「ははは、バカ言ってんじゃないよ」
俺たちはカウンセリングという名目で歓談に興じていた。俺を担当したこのフィオナとも話に花が咲いた。
懲戒部門のカウンセリングチームは、フィオナを入れて五人ほどいるらしく、今は他が出払っていてフィオナしかいないそうだ。彼女曰く人手不足というわけではないらしい。
俺は予言屋の話は話半分でこれっぽっちも覚えていなかった。そのためボイスレコーダーを聞きながら当時の状況を説明した。
「それにしても、重力に太陽ねぇ。重力ならまだしも、太陽みたいなアブノーマリティなんていたかしら」
「へぇ、重力には心当たりあるんだな。参考までに耳を肥えさせてくれよ」
「心配しなくても、近々お目見えするはずよ。そいつの危険ランクはTETHだから」
フィオナは若干呆れ顔で苦笑を零し、手元のタブレットを操作した。
「予言屋は予言の最中に精神に攻撃をするようだけど、まあその様子なら精神面の問題はなさそうね。あんたこの後も作業割り当てられてるの?」
「いいや、後は業務終了まで待機だな。残業は無しだ」
前から話は聞いていたが、ここの管理人はノルマを達成したらさっさと切り上げてしまうらしい。事務職のときから残業をしている管理職を見ていない。
「あら給料泥棒、羨ましいわね。なら鎮圧に備えて……いや、E.G.Oも装備してないのに指示されないか。まぁのんびり探検でもしてれば? 最初くらいよ、のんびりできるのは」
「検討しておくさ。もうカウンセリングは終わりかい?」
「ええ、お疲れ様。これであたしも煙草の続きが吸えるわ、生きてたらまたね」
フィオナは先ほど揉み消した煙草に再び火をつけた。吸いかけを使うのかと指摘すると「アタシの好きな煙草は高くてね、カートン一つで一万
彼女のスモークリングを横目に見て、俺はカウンセリングルームを後にした。
メインルームに戻った俺は、まだ寛いでいたジェームズと合流し、雑談をして過ごした。ここの支部にまつわる噂やここで一番強いという懲戒部門長の話など、興味深い話が多かった。俺は結構真偽が不明確な口伝の類が好きだ。想像力が刺激される。真に受けるのは愚だが、楽しむ分にはいい薬だ。
するとメインルームの扉が開き、黒いマントがなびいた。今朝の顔合わせのときにいたスローンだ。なぜかイラついているようだった。
スローンは早足でメインルームの壁際にある棚を開け放つと、大きめの空き箱を手に取った。側面には手書きのバイオハザードマークが描かれている。
「なぁジェームズ、スローン先輩何してんだ?」
「……てめぇ俺以外には先輩呼称なのちょっと腹立つな。まぁ見てればわかる。スローンさん流のストレス発散だ」
ジェームズがそう言うのとほぼ同時にスローンは空き箱を開け、中身を掴んで口に放り投げた。そして彼は思い切り噛み砕き、俺のいるところまでバリボリという音が聞こえた。あんな音がするんだ、スローンの見た目からは考えられないほどの強靭な歯と顎をしているのかもしれない。
「……で、あれはなんだ? 何を喰ってんだよ」
「飴玉だよ。嚙み砕くときの感触がストレスに効くんだとさ」
……やっぱりここに勤める管理職は変わった奴ばっかりだな。というかスローンは顔合わせのときにも飴くれたし、脳髄が砂糖で浸されているのかもしれない。砂糖も高級品になってきているのに。
……昇進したら給料結構上がるのだろうか。
そんなことを考えていると、飴玉の噛みごたえが無くなったであろうスローンがこちらに歩いてきた。黙ってこちらに来るスローンの迫力はただならぬものがあった。気分は追い詰められたネズミだ。
堪らずジェームズの方を伺うと、そこにはもう彼の姿はなかった。逃げやがったなあいつ。
辺りを見回すと、メインルームから今まさに退出したジェームズの後ろ姿が見えた。殺す。
ジェームズへ呪詛を送っている間にスローンは眼前まで迫っていた。
無表情のスローンは顔が怖いな。ガキに見せたら泣くだろこれ。
「スローン先輩、俺になにか?」
「……今日は終わりか」
「……えぇまぁ、転属初日なのでこんなものかと」
研修の中で勇気レベルも上がったのだろうか。顔を逸らすことはなかった。
するとスローンは少し満足そうに口角を上げ、俺の手を取って握ってきた。少々面食らっているとスローンは一言だけ口にした。
「……よく休め」
スローンが解放した俺の手のひらには大きめの飴玉が乗っていた。スローンはそのままメインルームを後にし、後には俺と飴玉と事務職たちだけが残った。
飴玉を口に入れるとそこそこ口の中がいっぱいになった。この飴は舐めることを強いてくるタイプの飴だ。唾液と熱で溶け出た飴玉は、いろいろなフレーバーの甘い味がした。俺は頭の中でスローンのことを『甘味中毒』とラベリングした。
『本日の業務は終了です、お疲れ様でした』
メインルームでいまだ尽きることのない飴玉を舐めていると、業務終了の放送が流れた。今日はアブノーマリティの脱走もなく、比較的平和な一日だった。
どうやら今日は、本社からアブノーマリティは送られてこなかったらしい。平時に強く、事態に弱いと噂の管理人には願ってもない日だっただろう。
地下の懲戒部門から地上の玄関ホールまではエレベーターが出ている。帰宅するためエレベーターに揺られていると、途中で停まって扉が開いた。
「あれ、レスター君じゃない。もう帰るの?」
オペレーターのアリサがファイルを片手に乗ってきた。この様子だとまだ仕事中のようだ。事務職から管理職になって一番良かったことは、業務量が格段に減ったことだろう。
「おかげさまでな。今この瞬間に初めて管理職になって良かったと思っているよ」
「ふーん、羨ましいわね」
なんといっても業務時間にソファで寛ぐ管理職がいるくらいだ。管理職は刑執行直前の死刑囚のように自由がきく。
たった今見つけた微細な幸福を噛み締めていると、アリサが俺のネクタイをスーツごと掴んで顔を引き寄せた。
「なら今日は私に付き合いなさいよ。こっちは情報部門の実験に参加させられて気分は最悪なのよ」
どうやら俺の親愛なる友人はご機嫌ななめのようだ。こうなったアリサに付き合わなかった暁には、向こうひと月は根に持たれる。
「分かったよ、ネオン街のいつもの店で待ってる」
「あら、休憩室で待ってたりはしてくれないのね」
「……そっちがお好みならそうするさ」
「あはは、大丈夫よ。先に店に行っててちょうだい」
アリサは俺から手を離すと、教育部門の階で降りていった。閉まるエレベーターの扉を見ながら、俺はネクタイを直す羽目になった。最悪喉が潰れるから止めるよう言っておかないと。
行きつけのバーでのんびりとアルコールを摂取していると、隣にアリサが座った。さっきエレベーターで会ったときよりも疲れた顔をしている。あれから一時間ほどしか経っていないが、急いで業務を片付けたのだろう。
「待たせたわね、マスターいつものお願い」
「お疲れさん、先に楽しませてもらってるよ」
軽く雑談を挟んだ後アリサの注文が届いたのを見計らい、二人でグラスを傾けた。
「────でね、この前情報部門に新しいアブノーマリティが配置されたって言ったでしょ? そいつの実験記録のオペレーターやらされたのよ」
「へーぇ、何てアブノーマリティなんだ?」
「確か『影法師』だったかしら。ほんと、人が地面に溶ける瞬間なんて見るもんじゃないわね」
アリサ曰く『影法師』というアブノーマリティは脱走する際に職員の影に擬態し、職員を影に溶かすことで実体化するアブノーマリティだったそうだ。影に溶かすって言い方が少し恐怖を煽る。
「別にいいのよ、幸いあんたたちと違ってオペレーターは基本的に安全圏だから。でも実験と称して何人も影に溶けるのを見させられるこっちの身にもなれってのよ! 自分たちはガスマスク被ってタブレットを弄ってればいいからって全部こっちに押し付けないで欲しいの! ……ねぇ、聞いてる?」
「聞いてるよ。まぁなんだ、お疲れさん」
酒が回り始めたのか、アリサは語気を強めて愚痴を吐き出す。ちらりとマスターを窺えば、気にしていないように微笑んだ。ここのマスターはL社の内情にも詳しい。どこで知り得たのかは微笑みで流されてしまうが。案外この人は名の通った便利屋だったりするのだろうか。
「ふー、今日はありがとね。少しすっきりしたわ」
「なら良かった」
仕事への罵詈雑言をあらん限りの憎しみとともに吐き出した彼女は、幾分か気分が優れているように見えた。この場は俺が支払った、順番だしね。
「悪いわね、愚痴も聞いてお金も出してくれて」
「今回は俺の番だったろ、気にすんな。また飲もうぜ」
酒も抜けつつあるアリサと解散し、俺も帰路についた。足元は若干ふらつくが、酒による高揚感もあって俺は無敵だ。今なら噂のレミングスに相対しても躊躇なく鼓膜を破れそうだ。
俺は自宅に無事帰還した。
寝床に金を惜しまないことが良い眠りの条件だ。高級なベッドはすぐに俺を夢の中へと誘ってくれる。
仕事場や業務内容ががらりと変わると結構ストレスも溜まるみたいだし、それもあるのかもしれない。俺はベッドに倒れこむと、一瞬のうちに眠りに落ちた。
これが俺の新しい日常になったってわけだ。