〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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酒泉「飲んだらヤンデレになる薬?」正実モブちゃん「あのっ!!!」

 

 

 

「好きですっ!!!!!!!!!」

 

 

正義実現委員会の制服に身を包んだ少女がクソデカ大声でそう伝えてくる

 

……この人からの告白は二度目です、どうも折川酒泉です

 

あ、ちなみに監視さん達からの取り調べは終わりました………ていうか、百合園さんがいつの間にか手回ししてくれてた

 

でも、お礼を言おうとしたら焦ったように〝早く帰るんだ〟とだけ言われた………忙しかったのかな?

 

 

 

「……えっ?あの娘今、ゲヘナの生徒に告白した……?」

「ゲヘナとトリニティ……まさか、禁じられた恋!?」

「……トリニティの生徒ともあろう者が……あんな野蛮な男を選ぶなど……!」

「……は?恋愛に学校間の問題は関係ないでしょう?」

 

 

周りの人達にも聞こえるほど大きな声だった為、当然視線を集める

 

……何故か一部の人達は喧嘩しそうになってるけど

 

 

「……あっ!?ご、ごめんなさい!」

 

い、いえ………それにしても唐突ですね……

 

「その……酒泉さんの顔を見たら急に感情が抑えられなくなりまして……」

 

 

顔を赤くしながらもえへへと笑う

 

……いや、本当に素直だな

 

 

「あ、それよりも挨拶がまだでしたね………こんにちは」

 

こんにちは……と言っても、もうすぐ夕方になりそうですけどね……

 

「そうですね……そんな時間に酒泉さんは何をしにトリニティまで?」

 

命を狙われたのでトリニティまで逃げてきました、でもなんやかんやあって不審者認定食らって暫く質問責めされてました

 

「へえ……そんな事が────命を狙われた!?」

 

 

 

口を抑えて驚かれた……うん、そうだよね、それが普通の反応だよね

 

でもね、ゲヘナではそれは当たり前の事なんだ

 

ゲヘナにとっての常識は他校にとっての非常識で、他校にとっての常識はゲヘナにとっての非常識なんだ

 

そりゃあ、まともな生徒だっていっぱい居るよ?けど、それはあくまでも〝一部のテロリスト共に比べて比較的まとも〟ってだけなんだ

 

………もうさ、風紀委員と給食部の皆で転校しない?それか俺達で新しい学校作ろうぜ?駄目?

 

 

 

「な、なんか私の想像以上に危険な場所なんですね、ゲヘナって………」

 

まあ、もう慣れたもんですよ……

 

「慣れちゃいけないと思いますけど………その、転校とかは考えないんですか?」

 

……丁度今考えていました、多分しませんけど

 

「そ、そうですか………せっかく酒泉さんと同じ学校に通えると思ったのになぁ……」

 

 

 

彼女は平然とそう呟く

 

……一度振っておいてこんな事言うのもなんだけど、本当にいい人だよな

 

もし俺が誰も推していなかったら一瞬でオトされていたと思う

 

 

「……あの、話は変わるんですけど………今、お時間大丈夫ですか?もし時間に余裕があるなら一緒にお食事でも……」

 

あー……実は、この後ちょっと予定があって……

 

「そう、ですか…………予定というのは……その……」

 

ん?ああ、先生に会いに行くんですよ。なんか話したい事があるとかで……

 

「……なら良かったです、その予定が他の女の子との約束とかだったら嫉妬していましたから」

 

 

こ、好意の暴力……!高出力且つ純粋な好意をひたすら叩きつけられる俺の身にもなってくれよ!意志が揺らいじゃうだろ!

 

しかし流石は漢酒泉、心が揺らぐことはあっても決して折れたりは────

 

 

「……でも……久しぶりに会えたのにこのまま解散するのもなんですし………」

 

 

 

 

折れたりは………

 

 

 

 

「……い、いえ!何でもないです!………そうですよね、酒泉さんにだって予定があるのにそれを無理やり破らせようなんて………」

 

 

 

 

折れ……たりは……

 

 

 

 

「……………その、やっぱり少しだけでもお時間を頂けないでしょうか……?」

 

 

 

 

折れ……折れ……

 

 

 

 

「……駄目……でしょうか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「酒泉さん!次はあの〝カップル限定パフェ〟を食べにいきましょう!………その、できれば食べさせてほしいな~………なんて……」

 

………先生にモモトーク送っておかないとな

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「あの、セイア様?彼を帰してしまってもよろしかったのですか?」

 

「ん?ああ……特に問題を起こした訳でもないし、別に構わないだろう?」

 

 

ティーパーティーに付き従っている一人の生徒が目の前の少女に問いかける

 

 

「ですが、明らかに様子がおかしいかと………」

 

「……まあ、確かにただ事ではなさそうだが……それでも今引き留めるのは得策ではないだろう」

 

「それは……何故ですか?」

 

 

何故、と問われて困ったような表情を返すセイア

 

ティーカップを置いてからボソッと小さな声で呟く

 

 

「………大した理由ではないさ、ただの〝勘〟だ」

 

「勘……ですか?」

 

「ああ、あのまま彼をトリニティに置いておくと、とんでもない騒乱が起こる………そんな予感がしたのさ」

 

 

曖昧な理由だが、セイアの能力の特異性を知っている生徒は口を挟まない

 

……それでも微妙に納得してなさそうな顔をしているが

 

「………さて、報告感謝するよ。後は私に任せてくれ」

 

「はい、では………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………そろそろ行ったか?」

 

 

報告者が廊下の奥へと消え去り、足音が聞こえなくなる

 

 

 

 

「くっ………!」

 

 

 

次の瞬間、セイアは突然膝から崩れ落ちた

 

額には冷や汗、頬は熱を帯びて赤くなっている

 

 

「はぁ……はぁ……まさか、これ程とはな……」

 

 

手には自身の携帯端末が握られており、画面には〝折川酒泉〟という名前と共に酒泉の電話番号が表示されていた

 

セイアは右手でゆっくりと画面をタップしようとし、そして────

 

 

「っ!駄目だっ!!!」

 

 

────それを自身の左手で無理やり押さえつけた

 

 

「………彼の姿を見た瞬間、何か嫌な予感がして咄嗟に追い返してしまったが………まさか、一目見ただけでこの効果とは」

 

「この現象は………私が元々持っていた感情が増幅しているのか……?」

 

「一人で未来を抱える事への孤独感、その未来を変えられない絶望…………そして、そんな変えられないはずの未来を打ち砕き、私を恐怖から解放してくれた彼への恩義」

 

「その次に訪れたのが未来を視れなくなってしまった事への不安、それを似たような境遇の彼と共有できる事への歓喜、依存、好意…………まずい、自覚していても制御できなくなってきている」

 

「あと少し私の〝勘〟が遅れていたら、今頃もっと情けない姿を彼に…………」

 

「………いや、彼の事だからきっと受け入れてくれるだろう。しかし………」

 

「………少しだけだ、電話で少し会話する程度なら問題無いはずだ」

 

「そうだ、ちょっと声を聞いたらすぐに切ろう。そうすれば…………」

 

「……………」

 

「……こうなったら、直接会いに行ってしまおうか?」

 

「………っ!駄目だ……また思考が……」

 

「……はぁ……とんだとばっちりだな……」

 

「…………いや、彼に対する想いを再確認するいい機会なのかもしれないな。感情を抑えられなくなるということは、元々そういった感情を持っていたということなのだから」

 

「…………参ったな、想像以上に心細くなってきたぞ」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「むむむっ………」

 

 

 

なにがむむむだ!………じゃなくて、あの人は何をやっているんだ?

 

正実の生徒と食事を済ませた後、軽く会話してからそのまま解散した俺は真っ直ぐシャーレに向かおうとしていた

 

………が、駅に向かう道中でゲーセンのUFOキャッチャーを睨み付けている白洲さんの姿を発見した

 

凄く悔しそうな表情をしているけど………なんか狙ってるのか?

 

 

「あと三百円……ここは一旦引いて軍資金の補充を……いや、でももうすぐ落とせそうだし……他の人が取ってしまう可能性も……」

 

 

ブツブツと何かを呟く白洲さん、そんな彼女の視線の先を追ってみると………あれは……スカルマンのぬいぐるみ?あれなら前に白洲さんと遊んだ時に大量に渡したはずだけど………

 

………あれ?でも、なんか衣装が違うな………

 

 

「……仕方無い、ここは一度引いてからすぐに────あれ?酒泉?」

 

あ、目が合った………どうも、久しぶりです

 

「うん、久しぶり………今日はどんな用事でトリニティに来てたの?」

 

まあ、ちょっと面倒な事に巻き込まれまして………ところで、白洲さんは何をやってたんです?

 

凄く真剣そうにUFOキャッチャーを睨んでいましたけど………

 

 

「………この中に入っているスカルマン、通常のスカルマンとは違う姿をしてるでしょ?」

 

 

確かに……白い羽が生えてたり黄色い鶏冠が生えてたりと明らかに違う

 

………なにこれ?

 

 

「これはスカルマン・ペロロ様コスversion、来週の金曜日に一般販売される予定のぬいぐるみなんだけど………一部のゲームセンターでのみ先行販売されているの」

 

へぇ……そういえば広告でチラッと見たことがあるような……

 

「まあ……先行販売と言っても、こうしてUFOキャッチャーとかそういう系の中に景品として入れられてるだけだけど」

 

なるほど……確かにその方が熱心なファン達が金を落としてくれますし、戦略としては正しいんでしょうけど……

 

なかなか意地悪ですね……

 

「でも、これを手に入れる事ができたらヒフミも喜んでくれる」

 

……え?自分用じゃないんですか?

 

「勿論自分のも手に入れる予定ではある………けど、その前にヒフミに渡してあげたい」

 

 

おおう……天使かな?スカルマンとペロロ様ってそれぞれ二人が好きなキャラクターだし、何か思うところがあったのだろうか

 

モモフレ公式がヒフアズ推しとは……たまげたなぁ

 

 

「……でも、これが中々難しくて……私の実力では何とか他のぬいぐるみを掻き分けて上に出すのが精一杯だった」

 

 

そう言って指差す方を見るとウェーブキャットやMr.ニコライなど、他のモモフレキャラクターのぬいぐるみの上にぽてんと転がっているスカルマンが居た

 

ああー……他のぬいぐるみに引っ掛かりやすい位置にいるな、あれ

 

………いや、それ以前にここの店のアームって若干弱いんだよな……

 

 

「ここからでは難しいだろうか……」

 

恐らくは……もし良ければ俺が取りましょうか?

 

「気持ちは嬉しいけど、それは遠慮しておく………ヒフミには私自身の力でプレゼントしてあげたいから」

 

 

そう言って百円を入れる白洲さん

 

一度目の操作でアームを右へ移動させ、二度目の操作で奥へと移動させる

 

そしてアームの爪がスカルマンに引っ掛かる………ことすらなく、そのまま虚無を掴む

 

歯軋りしながらも再チャレンジする……百円で二回チャレンジできるとはいえ、あそこまで他のぬいぐるみとくっついていると厳しいだろうな……

 

 

「……あっ!?掴っ……あ、落ち………」

 

 

一瞬爪が引っ掛かったかと思えば、すぐにズルっと落ちてしまった

 

そのお陰で他のぬいぐるみからは若干離れたが……既に百円分のプレイは終わってしまっている

 

それに、こんな事を言うのも悪いが………白洲さんの実力でここのアームを使いこなせるとは到底思えない

 

あと残り数クレでどこまで行けるか………

 

 

「………駄目だ、やはり軍資金を補充してこよう」

 

……あれ?行っちゃうんですか?

 

「うん、財布の中に二百円しかないから、一度お金を下ろして────」

 

 

 

 

 

─────じゃあ、俺がやっちゃおっと!

 

「………え?」

 

 

 

 

 

白洲さんがぬいぐるみを近づけてくれたお陰で取りやすくなってますし、チャンスは今しかないでしょ!

 

「なっ……!それはズルいぞ、酒泉!」

 

早い者勝ちですよーっと!

 

「くっ……!」

 

 

白洲さんが隣で恨めしそうに睨んでくるが、そんな事しても状況が変わる訳でもない

 

俺は容赦なく百円を入れ、スタートボタンを押す

 

アームを若干右に移動させ、ぬいぐるみの正面から僅かにずれている程度の場所で止める

 

そのまま奥に進めてからアームを下ろすと、アームについている三つの爪がスカルマンのお腹と首周りを掴む

 

アームを持ち上げると一度ガクッ!と大きく揺れるが、それでもスカルマンはギリギリで放されなかった

 

そしてスカルマンを景品口に繋がる穴へと近づけ………た瞬間に爪がスカルマンの首周りから外れてしまう

 

 

「……え?」

 

 

隣で見ていた白洲さんが声を漏らす

 

おそらくは必ず取れると思っていたのだろう………しかし安心するのはまだ早い、このUFOキャッチャーは百円で二回できるのだ

 

再びアームを右に動かし、ほんの一瞬だけ奥側に動かす

 

先程と同じ流れでアームを下ろし、スカルマンを捕まえる

 

そして景品口に繋がる穴へと近づけ………また途中で落ちる

 

穴を囲んでいるアクリル板に引っ掛かり、あと少し動かせば取れるところで百円分が終了してしまう

 

 

「また失敗した……?どこか調子でも悪いの?」

 

いや、暫くやってなかったから腕が鈍っちゃって………じゃあ、次どうぞ

 

「………え?私?」

 

だって後ろで待ってる人が居るのに俺が連コする訳にはいかないでしょう、やるにしても白洲さんの後でやりますよ

 

「………」

 

 

 

何が言いたげな白洲さんを急かし、無理やりスタートボタンの前に立たせる

 

恐る恐る百円を投入し、スタート音と共にボタンを押す

 

一瞬右、ほんの少し奥と僅かな動作だけでスカルマンにたどり着いたアームはそのままスカルマンを掴む

 

三本の爪でスカルマンを持ち上げようとするが、その動作すら必要なく、少しズレただけでアクリル板から景品口へと滑り落ちた

 

その瞬間、白洲さんは目を輝かせながら素早い動きで景品口からスカルマンを取り出す

 

 

「と……取れた………!」

 

 

両手で持ち上げ、まるで我が子のように愛おしそうに抱きしめる

 

 

「こ、これでヒフミにプレゼントできる……!」

 

 

心底安心したのか、重大な任務を成し遂げたかの様に肩の力が抜ける

……いやぁ……UFOキャッチャーって難しいなー

 

悔しいけど、今日は撤退するか………先生との予定もあるしなー

 

 

「………酒泉、一つ聞いてもいい?」

 

 

軽く別れの挨拶を済ませてから帰ろうと考えていると、白洲さんが此方を下から覗き込んできながら話しかけてきた

 

………突然顔を近づけられるとビクッてしちゃうから止めてほしい

 

 

「もしかして……さっきの失敗ってわざと?」

 

………いや?さっき言った通り、単純に腕が鈍っていただけですよ?

 

「………嘘」

 

 

怪しむようにジト目で睨まれるが、残念ながら俺が嘘を吐いている証拠なんて一つもない

 

……だからそんな目で見つめないでくれ

 

 

ほら、あと一回残ってますよ

 

「……じゃあ、それは酒泉にやってほしい」

 

……え?俺?

 

「さっきのプレイは二回とも私に自分で取らせる為に位置を調整してくれたんでしょ?だから……そのお礼」

 

何の事だとしらばっくれようとしたが、先に〝もし断ったらこのぬいぐるみを返す〟って謎の脅しをされたから素直に受け取っておくことにした

 

白洲さんと位置を交代し、ボタンの前に立つ

 

そこからはスムーズだった、先程の失敗が嘘だったかのように一発でスカルマンを景品口に落とす

 

 

「……やっぱりわざとだったんだ」

 

やっべ………黙秘権を行使します

 

「……でも、ありがとう」

 

 

そう言って柔らかい笑みを浮かべる白洲さん

 

………かと思えば、突如視線をスカルマンに向ける

 

 

「それにしても、こんなにあっさり取れるなんて………」

 

……あー……なんかごめんなさい

 

「ううん、私は一般販売のを買う予定だから問題ない。ヒフミの喜ぶ顔が見られるなら、それだけで嬉しいから」

 

 

健気だ……やはりヒフアズは正義

 

いや、アズヒフか?………まあ、どちらにせよこのまま終わるのは少々心残りがあるな

 

………という訳ではい、これどうぞ

 

 

「……え?」

 

 

ズイっとスカルマンのぬいぐるみを差し出すと、白洲さんが困惑しながら此方を見つめてくる

 

 

「えっと……もしかして、私にくれるの?」

 

実は俺、この後予定があって………そのぬいぐるみ持っていけないんですよね

 

だから受け取ってもらえるとありがたいんですけど……

 

「……いいの?本当に貰ってもいいの?」

 

 

何度も聞いてくる白洲さんに無理やり押し付けてから〝むしろお願いします〟と頼む

 

暫くそのぬいぐるみを見つめながら、両腕でギュッと抱きしめながら礼を言ってくる

 

 

「ありがとう………一生大切にする」

 

一生って……そこまで大袈裟に感謝しなくてもいいですよ

 

「ううん、大切な人がくれた物だもん………絶対に一生大切にするから」

 

 

そう言って俺の視線に合わせ………え?大切な人?

 

 

「私を助けてくれたアリウススクワッドの皆も、私に居場所を与えてくれた補習授業部の皆や先生も、そんな人達を命懸けで護ってくれた酒泉も………全員、大切な存在だから」

 

 

白洲さんは照れる様子すらなく、真っ直ぐ此方を見つめながらペロロ様とスカルマンのぬいぐるみを抱きしめる

 

俺の場合、自分の目的最優先で戦っていただけだが………まあ、野暮な事は言わないようにしよう

 

意図せずとも結果的に誰かを救えたのならそれは誇っていい事だ、素直に感謝の気持ちを受け取っておこう

 

 

「だから、これは私の宝物にする」

 

まあ、喜んでくれたのなら何よりです

 

「……次は私がプレゼントする番、酒泉はどれが欲しい?」

 

え?俺は自分で取れるんで別に………

 

 

 

そこまで言い掛けて気づいた、白洲さんがめっちゃ気合いを入れていることに

 

ふんすっ!と意気込んでいる様子を見せられると断れなくなってしまう

 

 

………じゃあ、あまり無理しない程度にお願いします

 

「任せて、獲物の捕らえ方ならたった今、改めて勉強したから」

 

………本当に無理しなくていいですからね?

 

「大丈夫、さっきのような失敗はしない」

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

────────

 

──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん、また駄目だった………やはり私は無力だ」

 

白洲さん泣かしてんじゃねえぞこのクソ台がぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後本気を出した酒泉が台の中を全て枯らした、ちなみにこの店の台が酒泉に枯らされるのは二度目だった

 

店員さんが酒泉に泣かされるのも二度目だった

 

別にアームを設定している張本人って訳でもない為、普通に被害者である

 

………更に余談だが、アズサの自室はこの時の戦利品によってモモフレのぬいぐるみで埋め尽くされた

 

寝る時には枕元に必ず羽付きスカルマンが居るのだとか

 

 

 

 

 

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