〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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酒泉「モモチューブショート?」その5

 

 

 

 

『クソボケクソボケ、理科室借りて何つくってんの?』

 

『ん?べっこう飴ですけど?』

 

『うわなっつ!』

 

『小学生の頃授業で作ったわ~』

 

『砂糖と水とアルミカップだけで作れるもんねー』

 

『あとホットプレートね』

 

『でもなんで急に?』

 

『そこに砂糖があるからさ』

 

『流石は糖尿病予備軍!』

 

『ちゃんと栄養考えながら自炊してるんで平気ですぅ』

 

『えー?それほんとー?』

 

『いやガチだぞ、こいつの弁当毎回中身しっかりバランスとれてるし』

 

『男の癖に自炊スキル高いのやめろよ〝じゃ…じゃあ私が作ってきてあげよっか?〟みたいなムーブできないじゃん』

 

『自治区にあるスーパー全てのタイムセール時間を把握してる俺に隙はありませんよ』

 

『お母さんだ……』

 

『そろそろきゅうりの糠漬けがいい感じになってくる頃なんですよね』

 

『お婆ちゃんだ……』

 

『今日はパンケーキでも食って帰るか……タピオカも頼もっと』

 

『女子高生じゃん……』

 

 

 

──────────

 

 

 

コメント欄

 

 

 

《よおクソボケ》

 

《久しく感じるぞクソボケ》

 

《ちょっと見ない間に随分逞しく……ごめんやっぱ気のせいだったわクソボケ》

 

《動画投稿サボってる間に新しいヒロイン作ってないだろうなクソボケ》

 

《お前この前百鬼夜行で焼き鳥食ってる美少女と並んで歩いてたろクソボケ》

 

《お前この前駅のホームでぶちギレながらハイランダーの姉妹追いかけ回してただろクソボケ》

 

《お帰りクソボケ》

 

《待っていたぞおおおおおおおお!!!クソボケええええええええええ!!!》

 

《お前は後!》

 

 

 

 

 

 

 

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『まーだーゆーめーのなーかーでおどーるーよーにー♪』

 

『歌上手いなクソボケ……』

 

『特撮関連の曲だと特にね』

 

『カラオケ歌ってると歌詞の背景にその作品の戦闘シーン流れたりするじゃん?特にその作品知らなくてもなんとなく見入っちゃうよねー』

 

『わかるー……あ、変身した』

 

『あれが強化フォームってやつ?』』

 

『ラップパートうまっ!?』

 

『さーて、点数は……96!?お前凄いなクソボケ!』

 

『おう、自分でも嬉しすぎてクソボケって言われても何も気にならんわ……よし、次番が回ってきたら今度はまほリバ三期のオープニング歌うか!』

 

『特撮にロボットに魔法少女……』

 

『お前……なんでもいけるのな……』

 

『クソボケが歌上手いのってもしかして委員長達ですら知らないんじゃ……』

 

『つまり我々風紀モブ同盟だけの秘密ってことか……』

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

コメント欄

 

 

 

《投稿してる時点で秘密じゃなくなるのでは?》

《クソボケの意外な特技発見キタコレ》

 

《女の子に囲まれてカラオケだと!?なんてことだ……君の罪は止まらない!加速する!》

 

《酒泉さん!!!まほリバの曲でしたら劇中挿入歌もオススメですよ!!!あれは二人用の曲なので今度一緒にデュエットしましょうね!!!》

 

《共通の趣味の相手とカラオケ行くと二人用の曲とかも歌えるからいいよね》

 

《ただ相手のハマり具合によっては〝ごめん……流石にキャラソンまで全部聴いてるほど重度のファンって訳じゃないから……〟みたいになることもあるけどな》

 

《正に諸刃の剣よ》

 

《各フォームの挿入歌を全部聞くなんて特撮好きなら当たり前だよなぁ?》

 

《私だってシャーレを抜け出して酒泉と特撮カラオケしたかった!!!》

 

《〝閃光〟の英語パート全部スムーズに歌えるのはもう才能だろ》

 

 

 

 

 

 

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『酒泉君、唐突ですがバンドを組むことになりました』

 

『……なんて?』

 

『バンド名は〝コロンビア〟ね』

 

『なにその両手挙げてそうな名前』

 

『ほら、なんかちょっと前にトリニティが謝肉祭のバンド云々で盛り上がってたじゃん?だったらゲヘナも対抗してなんかやらないとねぇ』

 

『ちなみにこの前のカラオケの点数を鑑みた結果、ボーカルは酒泉に決定しました』

 

『てことで頑張ってねー』

 

『いやなに勝手にチームに入れとんねん』

 

『出た!シュセウザーさんの1秒間に10回〝レ○プ〟発言!』

 

『ま○こー!!!』

 

『ぜってーピー音入れろよてめえら!!?』

 

 

 

 

 

 

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《酷いものを見た》

 

《こいつは逆レされる側定期》

 

《そんな最低な定期は存在しない定期》

 

《あら♡とても素敵なライブになりそうですね♡》

 

《こんなん通してもらえるわけねえだろ》

 

《ピー音入ってても普通に言葉を察せてしまう》

 

《かつてない酷い回になったな……》

 

《エッチなのは駄目!!!死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑!!!》

 

《出た!コハウザーさんの1秒間に28回死刑宣告!》

 

《エ駄死ー!》

 

《当たり前のように特定されてて駄目だった》

 

 

 

 

 

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『はいどうも、この前の動画の件で委員長にぶちギレられた風紀モブちゃんずでーす』

 

『当たり前だ!むしろあれで怒られなかったら空崎さんの精神状態を心配するわ!絶対過労してるだろそれ!』

 

『えー?でもちょっと暴れただけだよー?』

 

『ちょっとじゃすまないから怒られたんすよ……つーかなんすかそのふざけた名前』

 

『ああ、風紀モブちゃんずのこと?』

 

『どうだー?私達にピッタリな名前だろー』

 

『どうもー特徴の無い量産型フェイスの滝代ですー』

 

『いやいやいや、モブ名乗るには皆可愛すぎるでしょ、顔だって全員違うし』

 

『はうっ』

 

『ぐはっ』

 

『…………わ、私には効かないしー?』

 

『……見分けつくんですかー?』

 

『いや、余裕っすけど……』

 

『……無個性でも、ヒロインになれますかー?』

 

『なんで急に有名漫画からパクったみたいな台詞を……?』

 

『……独り言ですー』

 

『あ、あああああああの……わわわわわ……わたしのことも可愛いっててててて……』

 

『うわあああああ!?笹木ちゃんが頭から煙出したあああああ!?』

 

『メディック!メディイイイイイイック!』

 

『(お?ロイミュード?ハートの真似か?)』

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

コメント欄

 

 

 

《なあ、このクソボケ殺らね?》

 

《賛成》

 

《賛成》

 

《ボコられたくないので反対》

 

《化物の前に立ちたくないので反対》

 

《命を懸けてでも一発ぶん殴りたいので賛成》

 

《余裕綽々とした表情であしらわれた挙げ句〝大丈夫っすか?〟て逆に心配されて完膚なきまでにプライドをへし折られて二度と立ち上がれなくなりそうなので反対》

 

《どの道ろくな生徒じゃねーんだ!見つけ次第殺るぞ!》

 

《全員特定したわ、私の理解者に指一本でも触れようものならその瞬間から貴方達の黒歴史が電子の海を彷徨う事になるからよく考えて行動しなさい》

 

《王女は鍵を手に入れ、箱舟は用意された》

 

《名もなき神々の王女、AL-1Sが承認します!ここに、新たなサンクトゥムが舞い降りん!》

 

《ごめんなさい》

 

《ごめんなさい》

 

《ごめんなさい》

 

《さっぎのゴメ゛ンド!!!取り消すわ゛けにはいかねェがなァー!!?》

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

『クソボケクソボケ、実は〝こいつの学力ってどんな感じなん?〟みたいなコメントちらほら見掛けんだよねー』

 

『んでさ、今日は学力テストあったでしょ?てことで……』

 

『えー……この時点でもう察しちゃったんですけど……』

 

『第1回!クソボケの成績発表会~!』

 

『いえ~い!』

 

『じゃあまずは歴史から!』

 

『まだ誰も見せるなんて言って────返してくれよ俺のテスト用紙ぃ!』

 

『どれどれ~?点数は100点中~?……おお!94点!』

 

『なんだ、結構やるじゃん』

 

『まあ、歴史学ぶのは嫌いじゃないんで……(前世で習ったのとは違う歴史知れるし)』

 

『さてさて、お次は……数学!点数は……88点!』

 

『おお、こっちも高得点……数学って苦手な人が多いイメージなんだけどな』

 

『私なんて一年生の時は数学で20点とっちゃったよー』

 

『(人生二週目だし流石にな……)ははっ……それ得意気に言うことですか?』

 

『だって数学ってさー、なんか数字の計算の癖にxだのyだの意味分かんないのついてくんじゃん』

 

『まあ、確かに……俺も昔は〝計算式なんて+と-と÷と×だけでいいだろ〟って思ってましたけど』

 

『でしょでしょ?そんじゃ次ぃ!化学!こっちは……76点か、初の70点台だね』

 

『それでも高い方なんだけどね』

 

『化学はちょっと苦手でして……難しい言葉が沢山並んでると頭痛くなるんすよね』

 

『苦手でこの点数とか馬鹿にしてるのか貴様』

 

『え?だって苦手な教科って一番多く勉強するもんでしょ?』

 

『このお利口さんがああああああ!!!』ワシャワシャワシャー

 

『ちょっ……や、やめ……急に頭撫でまくらないでくださいよっ!?キレてんのか褒めてんのかどっちなんすか!?』

 

『もういい!次は英語!こっちは……お?なんと68点!』

 

『おお!ここにきて最低記録更新!』

 

『うっ……え、英語だけは昔から駄目でして……何度勉強しても覚えられる気がしないんですよ……』

 

『……一番苦手そうな教科で60後半の点数か』

 

『やっぱ舐めてんだろコイツ』

 

『いいか!?英語が苦手な奴ってのはなぁ!私みたいにテストで22点を取る奴の事を言うんだよ!』

 

『そうだそうだ!私みたいな14点取った奴の気持ちを考えたことあるのかー!?』

 

『この動画全世界に投稿するんですよね?』

 

『馬鹿にしてくるコメントは全部消すからいいの!それじゃ最後!国語!これは……90点!』

 

『おお!二度目の90点台!』

 

『やるね酒泉』

 

『ありがとうございます』

 

『…………』

 

『…………』

 

『……ねえ、一つ思ったこと言っていい?』

 

『……なんすか?』

 

『全体的に優秀すぎるし苦手な教科でもあんま点数悪くないから面白味に欠けるよね』

 

『オチ弱くない?』

 

『もっと馬鹿であれよ、どう見てもそういうキャラだろお前』

 

『普段先輩が俺のことをどう思っているのかハッキリ理解できました』

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

《高校一年生なんて勉強せずに遊び呆けてクソみたいな点数取って友達とゲラゲラ笑い合う青春送ってりゃいいんだよ》

 

《風紀委員なんていうブラック企業同然の委員会に入っている変わり者達が勉強をサボるとでも?》

 

《酒泉君、貴方が良い子なのは理解できるけどさっきの発言はちょっといただけないわね。もしミレニアムに来る機会があるならセミナーに寄りなさい、数学が面白くなるコツを教えてあげるから!》

 

《保健体育の成績も気になりますね……特に実技科目の♡》

 

《保健の成績もいいのかな?だったら……今度、子供の作り方を聞いてみようかな》

 

《うわあああああん!この前旧校舎で受けたテストで解答欄が全部一つずつズレていたのに今更気付いてしまいましたああああああ!もうおしまいですうううううううううう!》

 

《うああああああん!酒泉は私と同じ馬鹿枠だと思ってたのにー!裏切り者ー!》

 

《それ酒泉君に言ったら凄く怒ると思うよお姉ちゃん……》

 

《ん……酒泉は保健体育の勉強はあまりしてないから成績は期待しない方がいい、この前も保健体育の勉強してると見せかけて教科書のカバーをイケない本に被せてただけだし》

 

《は?おいうそだろ》

 

《まてアンタなんで》

 

《いやお前まさか》

 

《このコメントは撤回されました》

 

《このコメントは撤回されました》

 

《このコメントは撤回されました》

 

《このコメントは撤回されました》

 

《酒泉、話があるから後で風紀委員室まで来て。大丈夫、酒泉のお気に入りの本に登場する女の子が白髪多めな件についてちょっと訊ねるだけだから。まさか髪が白かったら誰でもいい訳じゃないよね》

 

 




スバルすき
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