〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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感想欄で結構前から色んな方がちょくちょく言ってたネタです

次から本編入ります、暫く触ってなかったんで本編はまとめて投稿すると思います


特撮系酒泉君

 

 

 

ヘイヘイヘーイ!元気かい?画面の前の諸君!

 

俺の名前は折川酒泉!今をときめく高校生さ!

 

所属校はゲヘナ……ではなく、トリニティ……でもなく………

 

ミレニアムでもアビドスでもアリウスでも山海でも百鬼でもSRTでもレッドウィンターでもクロノスでもワイルドハントでもハイランダーでもなく………

 

………まあ、実は何処の学園にも属していないんだけどね

 

え?じゃあ、普段から何をしているのかって?そんなの〝研究〟に決まってるでしょ!〝研究〟に!

 

………このキヴォトスってさー、〝神秘〟だの〝恐怖〟だの色んなもんがあるじゃん?更には男の子の大好きな特撮系ヒーロー・カイテンジャーなんてものまで存在しているときた

 

じゃあさ、作るしかなくね?…………そう!変身アイテムを!!!

 

俺は歓喜したね、自分が前世で〝死ねた〟ことに!だってそうだろ?そのお陰で俺はこの世界に居るんだから!

 

幸いにも、俺は前世から〝異様に〟頭が良かったから、技術面の問題は余裕でクリアできたよ………自分で言うのもなんだけど、事実だしね!本当に恐ろしいのは私自身の才能さぁ………なんちゃってね!

 

……ん?〝開発費とかはどうするんだ〟って?

 

no problem! その辺の問題は既に解決済みさ!

 

カイザーPMCを筆頭とした、色んな軍事企業に技術提供したら皆喜んでお金を出してくれたよ!

 

俺の作った兵器が他の人に迷惑を掛けてるかもしれないが…………それに関しては銃を作った人間より、銃を撃った人間の方が悪いだろう?

 

まあ、これは必要な事なんだ─────色彩を撃退する為にも、ね

 

え?狂ってるって?……残念だけど、俺は〝それっぽい科学者ムーブ〟を演じてるだけの常識人さ

 

本当に狂ってる奴等っていうのは星ごと心中しようとする兄貴やゲーム感覚で世界滅亡RTAを始める神殺しとか、〝正義と悪〟じゃ正義が絶対に勝つからって〝正義と正義〟を戦わせるどっかのCEOのことを言うのさ

 

…………この世界が〝どのルートのキヴォトス〟か分からない以上、他人に自らの命を預けることなんて俺には出来ないね

 

なら自分の力で色彩を倒せばよくね?それが俺のたどり着いた結論さ!

 

どう?さいっこうでしょ?てんっさいでしょ!?

 

………と、まあ……別にそんな事しなくても先にベアトリーチェを倒せば良いだけの話なんだけどね

 

でも、それが厄介なことに……全く接触できないんだよねぇ……

 

カタコンベの場所が分かっても正しいルートを当てないとベアトリーチェの元には辿り着けないし………これはイベントまで待つしかないかな……

 

まあ、果報は寝て待てって言うし、ここはのんびりしてますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────なーんて考えていたらイベント発生しちゃいました、はい

 

今、俺の目の前には多くのアリウス生達が倒れている

 

……これ、多分先生達か聖園ミカのどっちかがやった奴等だな

 

つまり………この跡をタドルレガシーすればいいって訳だ!やはり俺は天才で優秀で………三つ目はあえて言わない

 

さて、そうと決まれば………へい!オートバジンちゃんスタンバイ!モードを戦闘モードから追跡モードに変更!

 

 

《嫌です、自分で走ってくださいクソご主人様》

 

 

良くないなぁ……こういうのは……!

 

《だってクソボケご主人様、私の扱いが荒いんですもん》

 

なんだよぉ……この前専用の洗剤が無かったからって固形の石鹸で洗ったこと、まだ怒ってんのか?

 

《当然でしょうクソボケアホカスご主人様》

 

ご、ごめんて……そんな怒んないでよバジンたん……

 

《誰がバジンたんですか、汚物》

 

とうとう汚物になった……

 

《じゃあタイプトライドロンとでも呼びましょうか?それかコズミックステイツ、もしくはホーリーライブ、ジーニアス、クローズチャージ》

 

やめろぉ!いくら何でも言って良い事と悪い事があるだろ!?

 

分かった!今度は最高級のパーツを取り寄せてやる!だから乗せてくれ!

 

《……はぁ、仕方無いですね………ほら、さっさと乗ってください、思考回路が仁良光秀以下のクズ》

 

ひ、ひどい………

 

《性格ケケラ、プライドだけは蛮野、ゲンムのやべー奴の完全下位互換》

 

………生きててすいませんでした

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「はぁ……私って、結局何がしたかったんだろうなぁ……」

 

 

ユスティナ共に弾丸を放ち、目の前のバルバラ殴りつけながら一人愚痴るように呟く

 

 

「サオリ達を殺す為に来たかと思えば、結局あの子達に協力しちゃうし………」

 

 

しかしバルバラはミカの強烈な拳を食らいながらも、吹き飛ばされることなく反撃する

 

他の雑兵がミカの弾丸を食らって消滅した事を考えると、この敵だけは他の奴等と一味も二味も違う事が窺える

 

 

「……っと!もう……女の子が話してる時に野暮な事はするもんじゃないよ?」

 

 

アンブロジウスの炎が燃え広がり、バルバラのガトリングがミカを襲う

 

辛うじて重傷は避けるものの、それでも身体全体に血が流れる程のダメージを負う

 

 

「っ………はぁ……もうちょっと行けると思ったんだけどなぁ」

 

 

腕はボロボロ、上げることすら困難

 

脚が震える、歩くことすら困難

武器は所々欠けている────まだ使える

 

闘志────まだ燃え尽きていない

 

 

「………うん、これならまだ戦えるね」

 

 

バルバラが先頭に立ち、多くの亡霊を引き連れてミカに接近する

 

一番後ろにはアンブロジウスが炎を灯し、すぐにでも攻撃できる態勢を取っている

 

 

「……あはは!この程度の人数で私を止められると思っているの?だとしたら……相当お馬鹿さんだね、貴方達☆」

 

 

誰の目から見ても一瞬で分かる、ただの強がり────ではない

 

ミカは自分が負けるとは思っていない、どれだけ追い詰められているのか自覚していても………それでも自身の敗北の可能性を考えない

 

 

(だって………任されたんだもん)

 

 

サオリから、先生から、その背中に想いを託された

 

故に、自身が負けることなど有り得ない………有ってはならない

 

「………ふっ!」

 

 

息を吸ってから大きく一歩踏み出す

 

自身に襲いかかる弾丸を正面から受け、それでも止まることなくバルバラに一直線に突っ込む

 

頭を踏みつけ、大きく飛躍し、アンブロジウスの顔面の位置まで辿り着くと拳を振りかざす

 

後ろに仰け反り、そのまま倒れ込んだのを確認すると、今度は亡霊共をサブマシンガンで消し去りながらバルバラに向かう

 

撃つ、撃たれる、殴る、殴られる、周囲の敵の攻撃を食らいながらもひたすら攻撃を繰り返す

 

そして、ついに──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁ……っ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────ミカが倒れた

 

 

体力切れ、出血多量、理由など幾らでも考えられる

 

………むしろ、この瞬間まで立っていたこと自体が異常だった

 

 

「意気込んだ途端にこれとか………情けないなぁ、私」

 

 

自身の命を奪おうと亡霊の軍団が銃口を突きつけながら迫ってくるが、ミカにはもはや抵抗する力すら残っていなかった

 

そんな彼女に出来る唯一の行動、それは………祈ることだけだ

 

自分の為にではない、他者の………今も戦っているであろう彼女達の為に

 

彼女達の勝利を信じて………彼女達が救われることを願って、ミカは静かに歌い出す

 

 

「kyrie eleison────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────ライザッウィーン!駆け抜けーろー!

 

「───っ!?」

 

 

 

 

 

その神聖な祈りを破壊するかのように、一台のバイクが突っ込んできた

 

咄嗟の出来事に、亡霊共の視線が停止したバイクに集中される

 

しかしそんな事などお構い無しに少年はバイクから降りてヘラヘラ笑う

 

 

 

 

 

─────このイベントが発生してるってことは………Oh my god!やはり間に合わなかったか!

 

これで色彩は確定………っと

 

「…………貴方は?」

 

まあ、こうなった以上は別に焦る必要はないか………あ、でもどうせ儀式が始まってるならロイヤルブラッドの力とやらは見てみたいかな………どうする?救出の邪魔でもするか?

 

「おーい?聞いてるのー?」

 

いや、態々シャーレと敵対するのもな………戦闘の余波でロイヤルブラッドが良い感じに負傷して良い感じに血を流してくれれば安全にサンプルが採れるんだけど……

 

「もしもーし?そこの物騒な事言ってる貴方ー?」

 

 

 

ミカの声に漸く気づいた少年ははっ!としたように倒れ込んでいるミカを見下ろす

 

 

────HEY!バッドガール!随分と気持ちよさそうに寝っ転がってるね!日光浴?

 

「こんな所で出来る訳ないじゃん……って、そうじゃなくて!貴方、誰なの?何をしに来たの?」

 

んー……強いて言うなら……第三勢力?

 

「ふーん?…………で?こんな死地まで飛び込んできて何をするつもりなの?逃げるなら早くすれば?………まあ、私も貴方ももう助からないと思うけどね」

 

………そいつはどうかな?調印式の事件のお陰でヒエロニムスのデータと力の一部は取れたし、漸く実戦運用できるようになったからね!

 

「……?一体何を────ベルト?」

 

 

 

意味不明な言葉を発する少年を、ミカは訝しげに見つめる

 

しかし、そんな少年の腰周りに突然金色のベルトが現れた

 

中央には何かを差し込むような穴が、そしたいつの間にか少年の右手にはスタンプのような〝ナニカ〟が

 

 

『キューガドライバー!』

 

───クウガだと完全にパクリだし、流石に……ね?

 

「……なっ……!?」

 

 

 

少年がスタンプをベルトに差すと、突然複数の怪物達………のホログラムのような物が出現し、少年の周囲を回り出す

 

 

 

 

「これは……一体……」

 

─────他の総力戦ボスの力も欲しかったけど、時系列的に手に入らない奴等もいたからさ………今回はこれで我慢するとしよう

 

それに……本家よりスペックは劣るとはいえ、キヴォトスで戦う分には色彩以外はこれでなんとかなるだろう

 

お前達には実験に付き合ってもらう………答えは聞いてないけどね!

 

 

 

『ビナー!』『ゴズ!』『ペロロジラ!』『カイテンジャー!』『ホド!』『シロ!』『クロ!』『ケセド!』『ヒエロニムス!』

 

 

────変身

 

 

 

 

 

『スクランブル!』

 

全てのホログラムが少年を包み込む

 

『九種の奇跡!』『訪れる喜劇!』

 

右腕が金色のアームに包まれ、それ以外が全て黒と灰色で染まる

 

『祝え!』『唸れ!』『誕生せよ!』

 

頭部には黄金のリングがヘイローのように展開される

 

『仮面!』『ライダー!』

 

両目が赤く光る

 

『キューガ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

─────我にYESッッッ!!!YESッッッ!!!賞賛をっっっ!!!

 

「貴方……何者なの?」

 

 

 

魔女の問いが聞こえていないかのように、少年はケラケラと笑い続ける

 

そして、戦いの合図を鳴らすかのようにベルトから静かに声が鳴る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『NOT OVER』

 

 

 




完全に趣味全開になりました、後悔はしていません
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