〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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ウィクロスのブルアカコラボデッキ作って友達と遊んでいたせいで投稿が遅れました

つまりヒナちゃそが可愛すぎるのが悪い(暴論)

あ、いつも通り感想欄ネタです


酒泉「若返る薬?」ミカ「うん」

 

 

 

「………てことで飲んでみない?」

 

飲むわけねーでしょ、アホでっ…………このやり取り、なんか前にもやりませんでした?

 

「そう……だっけ?」

 

 

 

何て言うんだっけ……既視感?みたいなのを感じる

 

……まあ、気のせいだろう

 

 

 

「……因みにだけど、さっき酒泉君が飲んでたジュースに混ぜてあるんだよね………その薬」

 

何やってんだミカアアアアアア!!!

 

………ねえ、やっぱりこのやり取りどっかでやりましたって

 

「そんなこと言われても……私は本当に知らないし……」

 

 

 

うーん……やっぱり俺の勘違いか、まあいいでしょう(マスロゴ感)

 

それよりも問題は目の前のゴリラがやらかしてくれやがった事についてだが………

 

「うーん……なかなか効果が出ないねぇ……」

 

当たり前だ、そう簡単に若返って────………ねえ、一つ聞いてもいいですか?

 

「ん?なーに?」

 

その薬……もしかして、鼠耳の少女に貰いました?

 

「よく分かったね……うん、そうだよ!」

 

やっぱりか畜生!そんなもん作れる奴なんて限られてるだろうな!

 

つーことは、効果は本物─────な、なんだ!?俺の身体が光ってる!?俺はどこぞの馬のモルモット君になった覚えは─────

 

「しゅ、酒泉君の全身から光が────!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「………で、そこにはちっちゃくなった酒泉君が居たから、連れてきちゃった☆」

 

「連れてきちゃった☆………ではありませんよ!?貴女はゲヘナの生徒に対して何て事を!?」

 

「ご、ごめんなさい………その、本当に効果があるとは思わなくて……」

 

 

ミカが肩に担いでいるのは幼児程の大きさになった少年

 

ぐーぐーと寝息を立て、口元からは涎が垂れている

 

 

「いやー……昔の酒泉君ってこんなに可愛かったんだ、今の生意気そうな顔が嘘みたいだよ」

 

「………ミカさん、どうやら反省していないようですね」

 

「な、ナギちゃん?冗談だからそのロールケーキは置いてね?」

 

「まあまあ、二人とも落ち着きたまえ………そんなに騒ぐと彼が目覚めてしまうよ?」

 

────ん……んん………

 

「……って、もう遅かったか」

 

 

 

セイアが二人に注意するが、既に酒泉の目は半開きになっていた

 

欠伸をし、目を擦ってから完全に開くと………

 

 

 

 

─────………っ!!?ど、何処ここ!?

 

「あっ!起きた!おっはよー☆」

 

や、やだ!おろせ!おろして!

 

「うわっ!?あ、暴れないで!?今、暴れられると危ないから─────」

 

 

 

ミカの肩でジタバタと暴れ出す酒泉

 

そのままバランスを崩して床に落ちるが、涙目で痛みに耐えながらもミカから距離を取る

 

 

 

「だ、大丈夫!?」

 

────は、はね!?にんげんじゃない!?かいじん!?

 

「ええ!?キヴォトスでは羽の生えてる人なんて珍しくもなんともないでしょ!?」

 

 

 

 

 

────ち、ちかよるな!ゴリラかいじん!オレに手をだしたらかめんライダーがだまってないぞ!

 

「ちょっ……お、落ち着いて?私は別に敵じゃ───」

 

たすけて!ちぇいす!しんにーさん!ごう!

 

「ど、どうしよう……全く話を聞いてもらえない……」

 

「あんな担ぎ方をしてたら、そうもなるでしょう………」

 

 

ミカを手で制止しつつ、怯える酒泉にゆっくりと近づくナギサ

 

しゃがんで目線を合わせると、ニッコリと微笑みながら語りかけた

 

 

「私のご友人がご無礼を働いてしまい、申し訳ありませんでした………」

 

───………だ、だれ?

 

「私はティーパーティーの一人、桐藤ナギサと申します」

 

な、なぎさ………さん?

 

「ええ、決して怪しい者ではございませんので…………そうですね、ここは互いの事をよく知る為にお茶会を開くのは如何でしょうか?」

 

………おちゃかい?

 

「簡単に言うと、お菓子を食べたりしながらのんびりとお喋りをする………といった感じでしょうか?」

 

 

 

 

〝お菓子〟

 

その言葉に酒泉の身体がピクリと反応した

 

ナギサの思惑通り、子供特有の欲求をつついた作戦は成功した

 

 

 

 

「どうでしょう?少なくとも酒泉君が退屈することはないと思いますよ?」

 

………しらない人からおかしをもらっちゃダメってパパとママにいわれてるから

 

「そうですか………それはとても残念です」

 

…………でも、〝おんなのこにはやさしくしろ〟ともいわれてるから

 

「ふふっ……ありがとうございます、酒泉君」

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?私、さっき〝ゴリラ怪人〟扱いされたんだけど?」

 

「君は女の子じゃなかったという事だろう」

 

「ごめーん☆私、未実装の生徒の声は聞こえないんだ☆セイ無ちゃん☆」

 

「私の名前はセイ無ではなくセイアだ、負けヒロインボイスはそんな事も分からないのか」

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

────────

 

──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────ねえねえ!次はあのケーキたべたい!

 

「ふふっ……はい、どうぞ」

 

 

 

 

 

先程までの警戒心など見る影もなく、口にクリームをつけながら目を輝かせている酒泉

 

この男、子供の頃からチョロい

 

「しかし、まあ………糖分を前にすると目が輝くのは昔からだったのか」

 

「……昔から?セイアちゃんそれはどういうこと?それだとまるで〝今の〟酒泉君を知ってるみたいな言い方だけど?」

 

「なに、未来の対策会議など抜きでちょっとした私用でも会っているというだけの話さ………彼は私ですら知らないトリニティ店のスイーツを持ってきてくれる事があってね、これがまた美味なんだ」

 

「………ふーん?」

 

「……言いたいことがあるならハッキリ言ったらどうだい?」

 

「お二人共、子供の前ですよ……」

 

 

 

酒泉の口についたクリームを拭き取りながらナギサが二人を咎める

 

すると、酒泉はテーブルに身を乗り出して今度は近くのモンブランに指を差す

 

 

 

────ねえねえ!アレもたべたい!

 

「うふふ、そんなに慌てなくてもスイーツは逃げませんよ………はい、どうぞ」

 

ありがとう────ナギサお姉ちゃん!

 

「─────っ」

 

 

 

さっき拭き取ったばかりのクリームをもう口につけ、ニコっと一切の穢れのない笑みをナギサに向ける酒泉

 

それを直視した瞬間、ナギサの動きが固まる

 

 

 

「おーい?ナギちゃーん?」

 

「子供が礼を言っているんだぞ?何か反応を………」

 

「……さん……ふみ……ん」

 

「……?ナギちゃん、何言って─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさんヒフミさん」

 

「な、ナギちゃん!?どうしたの!?」

 

「ふぅ……これで正気を保つことができました……」

 

 

 

呪詛のようにブツブツと人名を呟くナギサ、彼女はなんとか気を取り戻し─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……?どうしたの?ナギサお姉ちゃん……どこかいたいの?

 

「あっ♡」

 

「ナギちゃん!?」

 

「堕ちたな(確信)」

 

 

 

妙に色っぽい声を発し、頬が染まっていくナギサ

 

しかし、その様子は艶かしいというよりも、不審者の纏う怪しさそのものだった

 

 

 

「ハァ……ハァ……しゅ、酒泉君……?」

 

「ナギちゃん?なんだか息が荒いよ?」

 

「だ、大丈夫です……もう一度〝お姉ちゃん〟と呼んでもらうだけですから……!」

 

………?ナギサお姉ちゃん?

 

「あうっ♡」

 

「な、ナギちゃん!鼻血が出てるよ!?」

 

「………酒泉、私の名前も呼んでみてくれないかい?」

 

セイアちゃん!

 

「………違う、そうじゃない」

 

「あはははは!セイアちゃんはどう見てもお姉ちゃんには見えないもんね!………酒泉君、私は?」

 

ひっ………み、ミカ………

 

「怯えられてる!?しかも呼び捨て!?………いやまあ、名前で呼んでもらえたって思えば……」

 

「そんな事言ったらここにいる全員名前で呼ばれているぞ」

 

「………うるさいなぁ、セイアちゃんだってどうせ〝同い年の子供〟としか思われてないでしょ?チビだし」

 

「ゴリラ扱いで怯えられるよりはマシだろう」

 

「そんな醜い争いをこの子の前でしないでください!トラウマになってしまったらどうするんですか!将来に響くでしょう!」

 

「すっかり姉面だな、しかしトラウマか………果たして酒泉が元に戻った時、彼の記憶は残ったままなのだろうか?」

 

「確かに……それは気になるかも……」

 

「よし、ここは少し実験してみるとしよう…………酒泉、少しいいかい?」

 

ん?なあに?

 

「実は私達は将来を誓い合った許嫁なんだ」

 

「セイアちゃんが洗脳しようとしてるっ!」

 

「酒泉君、私は貴方の姉ですよ」

「な、ナギちゃんまで!?えっと……えっと……そ、そうだ!わ、私は貴方のお姫様で─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「もう……ナギちゃんったら人使いが荒いんだから」

 

 

 

とりあえずミレニアムに身体の検査をしてきてもらってください

 

そう言ったナギサからの命令でミカは酒泉を連れてトリニティを出ようとしていた

 

………別れる時、ナギサは号泣していたが

 

 

 

「確かに私のせいでこうなったんだけどさ………明日も学校あるのにパシらせるなんて酷くない?酒泉君もそう思うよね?」

 

………お、オレ……しらない

 

「……そ、そこまで怯えられると流石に傷ついちゃうかな…………ん?あれは……」

 

 

自分より数歩後ろを歩く酒泉を見てショックを受けるミカ

 

落ち込みながら歩いていると、遠くに見知った影を見つけて大きく手を振る

 

 

 

「おーい!アリスクさん達ー!」

 

「お前はミカ………と……誰だ?人間の男?珍しいな……」

 

「なに?子連れ狼ならぬ子連れ魔女?」

 

「あはは☆捻り潰すよ?」

 

ひっ……!

 

「ああっ!?ち、違うよ!?酒泉君のことじゃなくてね!?」

 

「……え?酒泉?」

 

「こ、これが……?」

 

 

 

ミカは周囲の視線を集めながらも堂々とアリウススクワッドに声をかける

 

すると、彼女達はミカの後ろでキョトンとしている酒泉に目を向ける

 

 

 

「随分……小さくなったな?酒泉」

 

「そうじゃないでしょ………間違いなくからかってるだけだって」

 

「むぅ……本当だもん、ね?酒泉君?」

 

お、おりかわしゅせんです………

 

「うんうん☆自己紹介できてえらいね☆」

 

……………

 

「あ、頭を撫でようとしただけなのに……そんな目で見なくても……」

 

「………本当に酒泉なの?」

 

「一体何があったんだ……」

 

「いやぁ……実は────」

 

 

 

 

 

──────────

 

────────

 

──────

 

 

 

 

 

 

「よし、お前が悪い」

 

「うっ……反省してます……」

 

 

 

一通りの説明を終えたミカは正面からサオリに睨まれて言葉を詰まらせる

 

 

「お前も災難だったな……酒泉」

 

 

サオリはしゃがんでから同情するように声を掛けるが、当の本人は何が何やらといったような様子だ

 

 

「……そっか、それじゃあ私達のことも覚えてないんだ」

 

「なら挨拶しないとな……私は────」

 

「この人の名前はサッちゃん、私達のお姉ちゃんだよ」

 

「………姫、そっちの呼び方を定着させようとしないでくれ」

 

 

 

からかうようにアツコが口を挟み、サオリがジト目を向ける

 

だが、酒泉はそれが本当の名だと思い込んで挨拶を返す

 

 

 

─────そうなの?よろしくね!サッちゃんお姉ちゃん!

 

「あ、ああ………それと、私の名前はサッちゃんではなくてだな……」

 

……?お姉ちゃんじゃないの?

 

「いや、それは合ってるんだが………名前の方が違う、私の名前は錠前サオリだ」

 

そうなの?じゃあ─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────サオリお姉ちゃんだね!

 

 

「────────っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

『あはははっ!楽しいね!サオリお姉ちゃん!』

 

『おいおい……ちゃんと前を見ないと転んでしまうぞ?』

 

 

 

──────瞬間、サオリの脳内に溢れ出した存在しない記憶

 

 

 

 

『すまないな、酒泉……こんな食料しか用意できなくて……』

 

『ううん!すごくおいしいよ!オレ、お姉ちゃん達とたべるごはんすきだもん!』

 

──────────

 

 

『ん?………こんな所で何をしているんだ?酒泉』

 

『とっくん!もっとつよくなって〝あかいろオバサン〟をたおすんだ!そしたら……みんなえがおになるでしょ?』

 

『しゅ、酒泉……!ああ!いつかこの地獄から皆で………!』

 

 

──────────

 

 

 

『ばにたすばにたーたむ?………なにそれ?』

 

『……まあ、要約すると〝虚しい〟って意味だな』

 

『むなしい?』

 

『……寂しいとか、そんな感じだ』

 

『じゃあオレにはかんけいないね!だって、お姉ちゃんたちがいるんだもん!』

 

『酒泉……!』

 

 

──────────

 

 

『サオリ姉さん………実は俺、好きな人が出来たんだ』

 

『なっ……!?それは何処の馬の骨だ!?〝サオリお姉ちゃんと結婚する〟という約束は忘れてしまったのか!?』

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

「………どうやら私達は〝家族〟のようだな」

 

「サオリ姉さん?気でも狂った?」

 

いっけー!ヒヨリごうはっしーん!

 

「ひええええ!背中に乗らないでくださいいいい!」

 

「もう上下関係が出来てる……」

 

 

 

訳の分からない言葉を発するサオリに、思わずミサキは一歩引いてしまう

 

 

「それにしても………凄く可愛いね、子供の頃の酒泉」

 

 

アツコはそう言いながら、ヒヨリにおぶられている酒泉に目を合わせる

 

すると、酒泉は首を傾げながら〝だあれ?〟と呟く

 

 

 

「私は秤アツコ、そうだね………気軽に〝アツコちゃん〟って呼んでね?」

 

────わかった!アツコちゃん!

 

「─────っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

『お、おりかわしゅせんです!よろしくおねぎゃっ………あう……』

 

『ふふっ……秤アツコです、よろしくね?酒泉君』

 

 

 

─────瞬間、アツコの脳内に溢れ出した存在しない記憶

 

 

 

『アツコちゃんアツコちゃん!あっちにすっげーひろいはなばたけ見つけたからあそびにいこうぜ!』

 

『うん……二人っきりだね?』

 

『……?うん!そうだね!』

 

 

──────────

 

 

『ねえねえ!アツコちゃんってどんな人がすきなの!?』

 

『………どうしてそんな事を聞くの?』

 

『パパとママが言ってた!けっこんっていうのはすきな人とするんだって!オレ、アツコちゃんがすきだからアツコちゃんとけっこんしたい!』

 

『………じゃあ、もう少し大きくなろうね?そしたら考えてあげる』

 

 

──────────

 

 

『……アツコちゃん、オレ……ひっこすことになった』

 

『………そう、なんだ……』

 

『うん………オレがこうこうせいになるころには帰ってこれるらしいけど………』

 

『………』

 

 

──────────

 

 

『あー……久しぶりです、アツコさん』

 

『酒泉……君?随分成長したね……?』

 

『まあ、色々鍛えたりとかしてましたから………ところで、子供の頃の約束……覚えてます?』

 

『え?』

 

『もう少し大きくなったら結婚を考えてくれるって約束………忘れたとは言わせませんよ?』

 

『ひゃっ……しゅ、酒泉君?』

 

『俺、アツコさんをお姫様抱っこできるくらいに成長しましたよ?これで………考えてくれますよね?アツコさん………』

 

『あ、あう…………』

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

「………どうやら私は〝酒泉がちっちゃい頃に交流があった近所のお姉さん〟のようだね」

 

「姫まで壊れた……」

 

マシントルネイダーヒヨリ!はっしーん!

 

「こ、こうでしょうか……?これが終わったらちょっと休ませてほしいのですが……」

 

 

それぞれ自分の世界へトリップしてしまったサオリとアツコ

 

そんな二人が突然視線を合わせたかと思えば………

 

 

 

 

「………サッちゃん、勝手に私の婚約者を取らないで?」

 

「先に結婚の約束をしたのは私だ」

 

「例えサッちゃんが相手でも譲らないよ」

 

「どけ!私はお姉ちゃんだぞ!」

 

 

 

火花散らす二人に挟まれ、オロオロしている酒泉

 

そんな彼をミサキがヒョイッと抱きかかえて避難させた

 

 

 

 

「全く……何を下らないことで張り合ってるんだか」

 

────お姉ちゃんはだあれ?

 

「私?私は………まあ、ミサキとでも呼んでくれればいいよ」

 

わかった!ミサキちゃん!

 

「ミサキちゃんって………まあ、いいや」

 

 

 

溜め息を吐きながらも、必要以上に拒否はしなかった

 

なんなら満更でもなさそうに微笑む………本人は気づいていないが

 

 

 

 

「あの二人に関わると面倒な事に巻き込まれそうだし、今は近づかない方がいいよ」

 

……………じーっ

 

「………何?何か気になるの?」

 

………ミサキちゃん、手いたいの?

 

「……ああ、これ?」

 

 

 

酒泉の見つめる先には、うっすらと傷痕の残ったミサキの手首が

 

 

 

 

「……今は痛くないよ、誰かさんの所有物になってからは自傷もしてないし」

 

……でも、きずあるよ?

 

「これは治るのが遅いだけだから」

 

────じゃあ!オレがなおしてあげる!

 

「………どうやって?」

 

こうやって………いたいのいたいの!とんでゆけー!

 

「…………本当に子供になっちゃったんだね」

 

 

 

普段の彼らしくもない対応に、改めて目の前の現実を知るミサキ

 

効果などある筈もないおまじないを繰り返す酒泉の頭を撫でながら、静かに語りかける

 

 

 

「………ねえ、酒泉。これだけは覚えておいて」

 

………?

 

「酒泉が子供になろうと、大人になろうと………私はずっと酒泉の〝道具〟だから」

 

………?うん……わかった……?

 

「………分かってなさそうだね」

 

 

 

ミサキは酒泉の頭から手を離すと、ゆっくりと立ち上がってサオリとアツコの仲裁に入る

 

 

 

「ほら、二人とも何時までも言い争ってないで早く帰るよ………私達に許された時間は決められてるんだから」

 

「……そうだね、決着は帰り道でつけよっか」

 

「望むところだ!」

 

「あ、あの……酒泉さん……最後に一度だけ私のことを〝ヒヨリお姉ちゃん〟と呼んでくださいませんか……?」

 

─────ひより!!!

 

「う、うわああああん!!!」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「アリスはアリスと言います!酒泉の生涯のパーティーメンバーです!」

 

【そして私がケイ………貴方が一生を掛けてでも護らなければならない存在です】

 

────すげー!めのいろがいっしゅんでかわってるー!

 

【この程度のことで喜ばれても………】

 

「ケイ!もっと早く切り替えますよ!」

 

【は?王女?ちょっ……そ、そんなに切り替えるとモニターが─────】

 

すっげええええええ!

 

 

 

 

「………そっか、そんな事が起きたんだ………ミカ?私が何を言いたいのか分かってるよね?」

 

「ご、ごめんなさい………」

 

 

 

 

事前にセイアから連絡を受けてミレニアムに来ていた先生、彼から威圧をかけられてミカは素直に謝罪する

 

少し視線を逸らせば、アリスが酒泉と戯れていた

 

 

 

 

「……でも、何でゲーム開発部に?」

 

「それが……先生の所まで連れていこうとしたら、あの子が急に酒泉君を持ってっちゃって……」

 

 

 

〝折川酒泉〟という存在のデータを完璧に保存しているアリスとケイ

 

そんな二人は目の前の幼子が〝折川酒泉〟であることを即座に見抜いた………そして、そのままアリスが酒泉を拉致ってしまった

 

 

 

「見てください!アリスはこんなロッカーも軽々と持ち上げることができます!」

 

うおおおおおお!アリスちゃんかっけえええええ!

 

「えへへ……もっと褒めてください!酒泉!」

 

『目が………目がぁ………!』

 

「アリスちゃん!そのロッカー、ユズが入ってるから!ストップ!ストォォォップ!」

 

「ケイ!なんとか落ち着かせて!」

 

(王女よ、私と人格を交代してください。私も酒泉と─────ではなく、これは王女に無駄な体力を使わせない為の気遣いでして……)

 

 

 

ミドリと先生がアリスを必死に制止させようとする中、モモイが酒泉にゲームのコントローラーを持って話しかける

 

 

 

「………酒泉、ゲームは好き?」

 

………?うん!だいすきだよ!

 

「それじゃあ………私とゲームで勝負しない?」

 

 

 

ニッコリと微笑みながら近づくが、その笑みの裏には何かを隠していた

 

 

(……これは好機!)

 

 

………そう、才羽モモイはプライドを捨てた

 

子供の頃の酒泉になら勝てる、そんな浅はかな考えがモモイの身体を動かした

 

〝今ならこれまでの借りを返せる〟

 

彼女は全ての因縁に決着をつけるべく、コントローラー片手に目の前の幼子に襲い掛かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石酒泉です!小さい頃からゲームが上手なんですね!」

 

えへへ………でしょ!?

 

「子供の実力とは思えないね……」

 

「お姉ちゃん………返り討ちにされた気分はどう?」

 

「や……やっぱり私の見立て通り、酒泉は昔から強かったね!」

 

 

 

モモイの画面に映る〝LOSE〟の文字

 

プライドを捨ててまで登り詰めたステージから、モモイは一瞬で蹴り落とされた

 

 

 

「さ、流石にダサいよお姉ちゃん………」

 

「な、なにさ!だったらミドリがやってみたらいいじゃん!」

 

「いや、単純な勝ち負けじゃなくて………子供相手なら勝てるって打算で挑んだこと自体が……」

 

 

 

冷ややかな視線を浴びせるミドリとギャーギャー騒ぐモモイ

 

そんな二人の間に挟まり、酒泉はコントローラーをミドリにも手渡す

 

 

 

「……酒泉君?」

 

「ど、どうしたの?」

 

────……け、けんかは……よくない、と……おもいます……

 

「………え?」

 

……ので、なかなおり………したほうが……いいです

 

「酒泉……」

 

 

 

静かに震えながら、二人にコントローラーを押し付ける酒泉

 

ミドリとモモイは無言で俯き─────

 

 

 

 

 

「………お姉ちゃん」

 

「………うん、分かってるよ」

 

「酒泉君、一緒に帰ろっか」

 

「……待ってミドリ、帰るって……どこに?」

 

「………?そんなの私達の家に決まってるじゃないですか、疲れてるんですか?先生」

 

「………はい?」

 

「酒泉君は私とお姉ちゃんの弟なんですから………ねえ?」

 

「そうだよ、知らなかったの?先生」

 

「そうはならん─────待て待て待て、持ち帰ろうとしないで」

 

 

キヴォトス人特有のパワーで酒泉を持ち上げ、自宅へ連れ帰ろうとする姉妹

 

そんな二人の前にヒーローが立ちはだかった───!

 

 

「二人とも……流石にそれ以上のおいたは見過ごせないよ?」

 

その名も、聖園ミカ─────「悪ふざけもそこまでにして」

 

 

 

「彼の身体を検査してほしいと聞いたから、こうして急いで来てみれば………この状況は何?」

 

「………あのさぁ……誰?私のイメージ回復を阻んだ命知らずさんは……」

 

 

ミカの視線の先には美しい黒髪を靡かせる赤目の少女が立っていた

 

 

「貴女は………ごめん、誰?」

 

「調月リオ……彼の最大の理解者にして、彼と未来を共に─────」

 

 

 

 

 

 

 

─────リオちゃん?………こんにちは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──────私が生んだわ」

 

 

「リオッ!?」

 

 

「私が酒泉と結婚して私が酒泉を生んだわ」

 

 

 

初手で堕ちた元セミナーの会長、親になる

 

 

 

 

「ど、どう……?」

 

────ロッカーのなか、おちつくね!

 

「えへへ……で、でしょ?」

 

【王女よ、人格を無理矢理切り替えようとしないでください!私だって幼い彼と────ぐっ……!いつの間にこれ程までの力のコントロールを……!】

 

(いーやーでーすー!アリス、もっと酒泉と遊びたいです!)

 

「酒泉、習い事は何をやりたい?いえ、貴方が嫌なら強制はしないけど………そうね、まずは小学校の通信簿を貰ってから考えましょう」

 

「貴女、頭おかしいんじゃないの?酒泉君は私の王子様になるように育てる予定なんだけど?」

 

「いい加減諦めてお姉ちゃん!酒泉君は私のベッドで寝るんだから!」

 

「うるさーい!酒泉は私のベッドで一緒に夜更かしゲーム三昧するんだから!」

 

 

 

 

「もしもし?ヒナ?ちょっと引き取ってほしい子がいるんだけど………」

 

………せんせーつかれてるの?なでなでする?こうするとパパもママもげんきになるよ!

 

「………やっぱり後でかけなおすよ、うん」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「………で、彼が小さくなった酒泉君ですか?」

 

「うん」

 

 

そう問うチナツの視線の先には、執務室を興味深そうに見渡す酒泉の姿が

 

 

────ねえ!ここってなにするへやなの!?

 

「そうですね、簡単に言うと………お仕事部屋、ですかね?」

 

………おしごと……

 

「はは……」

 

 

一気に興味を失った酒泉に苦笑するチナツ

 

その姿は普段から率先して仕事を進めている者と同一人物とは思えなかった

 

 

「……これが本当に酒泉なんですか?普段から委員長を一人占めしている、憎たらしい〝あの〟酒泉?」

 

「アコちゃんの場合、100%私怨だけどね………」

 

 

アコが酒泉の頭にギュムっと手を当てていると、本人は恨めしそうにアコを睨む

 

「ふふふっ………普段から小憎らしい酒泉も、こうも小さくなってしまえば可愛いものですねぇ………」

 

─────こ、このへんたいさん……こわい……

 

「へんたい……!?」

 

「ぶふぅ……っ!アコちゃんへんたいさんだって!」

 

「なっ……イオリ!今、笑いましたね!?」

 

「だっ……だって……へんたいさんって……!」

 

酒泉はサッとアコから一歩下がり、イオリの後ろに隠れる

 

その目は間違いなく変質者を見るような目をしている

 

 

「私のどこが〝へんたいさん〟なんですか!具体的な根拠を申し上げてください!」

 

────だって……おむねでてるし……

 

「こ、これは通気性だとか色々と考えた結果で────って!聞いているのですか!?イオリの後ろに隠れてないで出てきなさい!」

 

「酒泉はこんなへんたいさんに関わりたくないもんなー」

 

うん……イオリちゃんのほうがいい……

 

「お?そこまでハッキリ言われるとちょっと照れるな………」

 

「むきいいいいいっ!!!なんでイオリだけ扱いが違うんですか!」

 

「〝むきいいいいいっ!〟って言う人、初めて見たな………」

 

 

 

何やら言い争っている二人を置いて、チナツが酒泉に声をかける

 

 

 

「酒泉君?確かにアコ行政官は変態みたいな格好をしてますけど………それでも相手を傷つけるような事を言ってはいけませんよ?」

 

───で、でも……へんたいだし……

 

「〝変態でも〟です」

 

………わかった………

 

「じゃあ、何をすればいいか……分かりますね?」

 

うん………ごめんなさい、アコさん……

 

「よしよし、よく出来ましたね♪」

 

「私が変態扱いされてるという事実は何も変わっていないのですが?」

 

────チナツちゃん!オレ、ちゃんとあやまれたよ!

 

「……か、かわいい……!これが子供特有の無邪気さ……!」

 

「チナツ?ちょっと顔が危ないよ……?」

 

 

 

イオリの注意を受けてハッ!とするチナツ

 

そんな中で、アコはさっきからヒナが会話に参加していないことに気づく

 

 

 

「そういえば………ヒナ委員長は酒泉と話さなくてもいいんですか?」

 

「私は……その、酒泉に怖がられてるみたいだから……」

 

 

 

そう言ってヒナは酒泉に目を向けると、酒泉はチナツの後ろに隠れてしまう

 

 

「………ほらね?」

 

「ヒナ委員長の言葉を無視するなんて……!酒泉、貴方はなんて贅沢な……!」

 

「ううん、こればっかりは仕方無い事だから………私、先生にこの後の事を連絡してくるね」

 

「先生に?何かあるんですか?」

 

「うん、〝誰の家に泊めるか〟って話になったんだけど………シャーレが一番安全だろうってことになってね、それで着替えとか色々持っていくことになったの」

 

「まあ、そうでしたか……」

 

「うん、だから………酒泉のこと、お願いね」

 

 

 

ヒナは席から立ち上がると、そのまま寂しそうにトボトボと部屋を出ていった

 

 

 

「……酒泉、貴方のせいですよ。貴方がヒナ委員長を悲しませるから……」

 

「まあまあ……子供の感情なんて制御できるようなもんじゃないでしょ」

 

「貴女は好かれてるから他人事でいられるんですよ!私だって酒泉に懐かれて……!」

 

「………アコちゃん?アコちゃんが怒ってた理由ってまさか……嫉妬─────」

 

「イオリ!この書類を明日までに終わらせなさいっ!」

 

「────パワハラ!?」

 

 

 

アコとイオリが何度目になるか分からない口喧嘩をしている中、酒泉がどこか気恥ずかしそうにしているのにチナツが気づく

 

彼の顔をよく見てみると、頬が林檎のように赤く染まり、口元をモゴモゴとさせている

 

 

 

「………酒泉君?どうかしたんですか?」

 

────お、オレ!ヒナちゃんにあってくる!

 

「しゅ、酒泉君!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「はぁ……私、顔が怖いのかな……」

 

…………

 

「まさか、酒泉に拒絶される日が来るなんて………」

 

………!

 

「………でも、薬の効果が切れたらきっと元通りになるよね」

 

…………

 

「………まあ、とりあえず今は目の前の問題を解決しよっか─────ねえ?そこの貴方?」

 

っ!?

 

「さっきから私を尾行してるみたいだけど………気配がバレバレよ」

 

…………

 

「三秒以内に出てきて、じゃないと敵と認識………え?貴方は………」

 

ど、どうも………

 

「ご、ごめんなさい!気が落ち込んでて、つい………いつもなら酒泉の気配なんて一発で分かるのに……!」

 

い、いや………オレがかってについてきていただけだから……

 

「……えっと……それで?どうして酒泉は私の後を追ってきたの?」

 

そ、それは………えっと………

 

「……何か言いづらいことなの?大丈夫よ、私は気にしないから」

 

………ほ、ほんとうに?

 

「ええ、だからなんでも言ってね」

 

じゃ、じゃあ─────ひ、ヒナちゃんはすきな人がいますか!?

 

「……え?」

 

うぅ………きいちゃった………

 

「……私?どうしてそんな事を聞くの?」

 

そ、それは………いえない……けど……

 

「…………そうだね、いるよ」

 

……!?そ、そんな………

 

「……どうして落ち込んでいるの?」

 

だ、だって……ヒナちゃんのことがすきだから……ひとめぼれだけど……

 

「そう、私のことが…………私のことが!?」

 

お、おれがその人よりもかっこよくなったら!ヒナちゃんはオレのことをすきになってくれますか!?

 

「え、ええ!?ちょ、ちょっと待って!いきなりすぎる……!まだ心の準備が……」

 

お、おねがい……します……

 

「そんな急に………」

 

……う……うぅ……

 

「………ごめんなさい、私は貴方の思いを受け止められないわ」

 

そ、そんな………どうして!?

 

「……だって、私の好きな人は貴方の思うより何百倍何千倍もカッコいいから」

 

お、オレだってその人よりかっこよくなれるもん!

 

「無理よ、その人は私の為にあっちこっちを駆け回って、時には命すら掛けてしまうほど私に尽くしてくれるとっても優しい鈍感さんなの」

 

じゃ、じゃあ!オレもヒナちゃんのためにいのちかけるから!

 

「それじゃ駄目、簡単に命を捨てるような男には興味ないから」

 

で、でもその人だっていのちかけてるんでしょ!?

 

「今は改善されたわ………それでもまだ危ういところはあるけど」

 

じゃ、じゃあ……オレはどうすれば……

 

「……そんなに私のことが好きなの?」

 

うん………

 

「………じゃあ、こうしましょう」

 

………?

 

「貴方が高校一年生になるまでに私の好きな人と同じぐらいかっこよくなって、私の好きな人と同じぐらい強くなって、私の好きな人と同じぐらい優しくなって、私の好きな人と同じぐらい私のことを大切にしてくれたら………貴方の思いを受け入れるわ」

 

ほ、ほんとう!?ほんとうにうけいれてくれるの!?

 

「ただし、その時は貴方もこの約束を破らないこと。後から〝やっぱなし〟なんていうのは………絶対に許さないから」

 

わ、わかった!オレ、ぜったいにその人よりかっこよくなるから!

 

それで、ぜったいにヒナちゃんにあいにいくから!

 

「ふふふっ………うん、期待して待ってるね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折川酒泉の身体が元に戻ったのはその日の夜だった

 

シャーレで目覚めた彼はこれまでの出来事を何一つ覚えておらず、頭には〝?〟を浮かべるばかりだった

 

その結果、ヒナには無言で頬をつねられ、何故か殆ど関わりのない筈のナギサからやけにお茶会に誘われるようになり、ミドリがやけにお姉ちゃんムーブをするようになったのだとか(極一部の例)

 

……まあ、とにかくこの話はこれで──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────終わらなかった

 

 

今回の薬の効果に目を付けた者がいた

 

彼女の名はベアトリーチェ、いい歳して生徒会長やってる〝うわキツおばさん〟である

 

彼女はゲマトリアの力を(強制的に)借りてこの薬を生み出すことに成功した

 

彼女はそのままミレニアム、ゲヘナ、トリニティ、そしてアリウススクワッドにこの薬を使用した

 

折川酒泉は前回ので抗体を持っていたのか、大して効果はなかった

 

しかし他の者達に対しては効き目バッチリだったようで………その結果─────

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「しゅせんはわたしとあそぶのー!」

 

「やだー!しゅせんはわたしのおうじさまなのー!」

 

 

空崎さんと聖園さんが左右から俺の両腕を引っ張ってくる

 

…………幼児の姿で

 

 

「そ、その……えほん……よんでほしいの……」

 

 

調月さんがモジモジしながら本を持ってくる

 

…………幼児の姿で

 

 

 

「しゅ、しゅせん………その……きょうのわたしはおねえちゃんじゃなくて……いもうとだから………あ、あまえさせてほしい……」

 

 

 

錠前さんが遠慮がちに袖を引っ張ってくる

 

…………幼児の姿で

 

 

 

 

 

 

他にも風紀委員の皆が、ティーパーティーの皆が、ゲーム開発部の皆が、アリウススクワッドの皆が幼い姿で騒いでいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………どうしてこうなった?

 

 

 




本編はまた纏めて投稿すると思います
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