………嘘です、実は大分前に投稿し忘れていた話があったのを今日までずっと忘れていただけです
つまり自宅に置いてきた夏休みの宿題です
キヴォトスには様々な生き物が存在します
それは狂暴だったり穏やかだったりと多種多様ですが、その中でも一際珍しい生き物がいます
……という訳で、今回はそんな珍しい生き物の〝ゲヘナイキリアルコール〟について調べてみましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゲヘナイキリアルコールは朝の六時前後に目覚め、一日の支度を始めます
朝食を終え、歯を磨き、登校の準備をし、そのまま自宅から離れていきましたね
………おや?なにやらゲヘナイキリアルコールに近づく影が………あれは………
あれはゲヘナシロモップですね!一日中働いていることで有名………だったはずの生き物ですね!
なぜ過去形なのかというと………それはゲヘナイキリアルコールが初めて発見された年にまで遡ります
それまでゲヘナシロモップといえば自分自身が押し潰されるまでひたすら何かしらの仕事をし続ける生き物でした
しかし、驚くことに数年前に新たに発見された生物はゲヘナシロモップの活動を支えるという、極めて特殊な習性を持っていたのです
………ここまで言えば皆さんにも伝わりますよね?
そう!なんと〝ゲヘナイキリアルコール〟こそがその新生物だったのです!
彼はゲヘナシロモップに寄り添い、常に彼女の為に行動しています
その結果、今まで仕事漬けだったゲヘナシロモップの生態に変化が起き………なんと!仕事の時間が減少し、それ以外の時間が圧倒的に増えたのです!
そのお陰か、今まで〝仕事している姿以外見かけたことがない〟とまで言われていたゲヘナシロモップにも別の行動が─────おっ!噂をすれば早速!
見てください!ゲヘナシロモップがゲヘナイキリアルコールに身体をすりすりと擦り付けています!
更には黒い羽でゲヘナイキリアルコールの身体を覆っています!これはゲヘナシロモップの求愛行動ですね!
ゲヘナイキリアルコールはたじたじとしていますが、それでもゲヘナシロモップの求愛行動は止まりません
ゲヘナイキリアルコールが現れて以降、この求愛行動が頻繁に行われるようになり、その度にゲヘナシロモップの肌がツヤツヤと輝くようになっていきました
その為、シナシナ状態のゲヘナシロモップを見かける機会が減ってしまったとか………少し残念ですねー
さて……彼女の求愛行動にゲヘナイキリアルコールはどう応えるのか─────おや?これは……?
あー………何も返さずに何処かへ移動してしまいましたね、これはゲヘナイキリアルコールが極度のクソボケだから故に起こる現象です
ゲヘナイキリアルコールはかなりの戦闘能力を持っていますが、その代わりに交戦時以外の危機管理能力がかなり低いです
その為、周囲の生物から求愛行動されたとしてもその事実に気づくことが滅多にありません
………あらら、ゲヘナシロモップの毛がシナシナになってしまいましたね。先程述べた通り、最近のゲヘナシロモップがシナシナになるのは非常に珍しい事なのですが………ゲヘナイキリアルコールが絡んだ場合のみ、その限りではありません
………さて、それではもう少し後を追ってみましょうか
──────────
────────
──────
ゲヘナイキリアルコールの活動範囲は広く、名前に〝ゲヘナ〟とついていながらもトリニティやミレニアムでも発見されることがあります
そして彼は面白いことに余所の生物にまで深い関わりを持っており─────おや?またまたお客さんかな?
あれは……おや、珍しいですね!
あれは〝アリウスアナアケバニタス〟ですね!
アリウスアナアケバニタスはゲヘナイキリアルコールと敵対関係にあり、出会った瞬間に即戦闘態勢に入る………と、近年まで思われていました
ですが、ここ最近になって二人で仲良く身を寄せあって行動している姿が目撃され、その定説は崩されました
むしろ、今では戦っている姿よりもそちらの方がよく見かけるようになったのだとか………おっと?ゲヘナイキリアルコールに何者かが近づいてきましたね?
あれはトリカスヒトモドキ、ゲヘナの生物や極一部のトリニティの生物に対して敵意をぶつけてくる非常に厄介な生物です
彼女達は早速ゲヘナイキリアルコールに噛みつこうと………おっ?あ、あれは!?
見てください!アリウスアナアケバニタスがゲヘナイキリアルコールを護っています!これぞ彼女の生態!
アリウスアナアケバニタスは一度気を許した者に対して義理堅く、その覚悟は生涯を掛けてでも護り抜くほど強固なものです!
彼女のとてつもない剣幕にトリカスヒトモドキ達は恐れ去っていきます!流石は生まれついての戦闘種と呼ばれるだけのことはありますね!
さて、一先ず目の前の脅威は去りましたが………ん?これは……?
アリウスアナアケバニタスがゲヘナイキリアルコールの身体を触りだしましたね?これは自らの手で直接怪我がないか確認しているようですが………おや、どうやら傷を発見してしまったみたいですね
ですが、これは先程の者達にやられた傷ではありません。これは過去の戦闘でアリウスアナアケバニタスにやられた傷ですね………おっ!早速曇りました!
これはアリウスアナアケバニタスに頻繁に確認される行動でして、この行動が行われる度に依存心と執着心が増していく………と言われています
更にはその二つの感情が高ぶりすぎると求愛行動にまで発展しますが、あまりにも唐突すぎて〝自分の感情を自覚できていないのでは?〟と度々学会で挙げられています
………まあ、ゲヘナイキリアルコールはクソボケですのであまり気にしていませんが
さて!まだまだゲヘナイキリアルコール特集は続きますよ!どうやらアリウスアナアケバニタスとはここでお別れするみたいなので、私達も置いていかれないようについていきましょう!
──────────
────────
──────
ゲヘナイキリアルコールは糖分を好みます、極上の糖分の為ならば地の果てだろうと向かうでしょう
おや?ゲヘナイキリアルコールが目を輝かせていますね?その視線の先には………スイーツ店がありますね!
どうやら一目惚れしてしまった商品があるようで、スキップしながら入り口に近づき………おや?動きが止まりましたね?
よく見てみると、目の前に何者かが………あ、あれは!?
ピンクの毛に白い翼!間違いありません!〝トリニティマジョジャンネ〟です!
トリニティマジョジャンネはゲヘナイキリアルコールを発見すると攻撃的な行動を取ることで有名で、その性質は他の生物に一切目を向けなくなるほど狂暴です!
ああっ!?両者共に睨み合っています!早速一触即発に…………とはならないんですよね、はい
よく見てください、トリニティマジョジャンネは攻撃するフリをしているだけであって、実際に怪我を負わせるような事はしていません
実はこれ、トリニティマジョジャンネの習性の一つでして………簡単に説明すると〝かまってかまって!〟という事です
トリニティマジョジャンネはゲヘナイキリアルコールに好意を寄せていますが、その好意が強すぎるあまりに自身にのみ興味を向けさせようと面倒臭い態度を取ってしまうのです
その証拠に……ほら!ゲヘナイキリアルコールが呆れ顔で帰ろうとするとトリニティマジョジャンネが早口で煽り言葉を捲し立てました!
彼女の狙い通り煽りに反応したゲヘナイキリアルコールが怒りの表情に変わると、そのまま帰ろうとした足を引き返しました
皆さん見えますか?トリニティマジョジャンネの様子を………口では罵り合っていながらも、身体の方は喜びを隠しきれずに思わず翼を揺らしてしまっています
これが彼女の特徴です、なんとも愛くるしい………で終われば良かったのですが……
実はトリニティマジョジャンネは極度の寂しがり屋であることでも有名でして、その孤独を埋める為にこうしてゲヘナイキリアルコールを挑発しているのは皆さんとっくにご存知だと思いますが…………
………あまりにも孤独に耐えられなくなった場合、自分の巣にゲヘナイキリアルコールを連れ込んでそのまま性行為に及ぼうとする場合があります
これは自らの身体で無理やり縛りつけようとしているから………というのが最も有力な仮説ですね
さて……今回は……?
おっ!上手いこと逃れたようですね!私達としてもこの番組がエロ番組扱いされることは避けたいですからね!
では、再びゲヘナイキリアルコールを追いかけましょう!
──────────
────────
──────
さて、最後にやってきたのは……?ミレニアムですね!
ゲヘナイキリアルコールはゲームが得意なことでも有名でして、ミレニアムの大型ゲームセンターに遊びに行っては対戦ゲーで無双して帰ってくることが度々あります
ですが、今回彼が向かったのは………どうやらミレニアムサイエンススクールに用があるみたいですね
そのまま学園内に入り、誰も使っていなさそうな教室の扉を開けると………?
なんと!〝ミレニアムボッチヒトヅマ〟が居るではありませんか!
ミレニアムボッチヒトヅマはあまり他者との関わりを持たず、トキ目トキ科の生物以外と行動を共にしているところは滅多に目撃されていませんでした
………はい、いませんでした
皆さんお察しの通り、このゲヘナイキリアルコールという生物………なんと、ミレニアムボッチヒトヅマとも仲が良いのです!
この二つの生物の接触が確認されたのはつい最近ですが、ゲヘナイキリアルコールはとんでもないスピードでミレニアムボッチヒトヅマと打ち解けてしまったんですよね!
この事からも分かるようにゲヘナイキリアルコールは非常に優れたコミュニケーション能力を有しているんです!
………ですが、そのコミュニケーション能力のせいで番争いに巻き込まれてしまうことも………羨ましいんだよ死n────
ゲフンゲフン………さて!そんなコミュ力お化けとミレニアムボッチヒトヅマの行動を観察していきましょう!
まずは……ミレニアムボッチヒトヅマがピトリとゲヘナイキリアルコールにくっつきましたね、
そして次は……!?
……………………………はい、動きませんね!
まるで理解し合っている熟年夫婦のようにひたすら無言でくっつくだけ!これこそが〝ヒトヅマ〟と呼ばれている所以ですね!
ゲヘナイキリアルコールの方も彼女の傍は落ち着くのか、ウトウトとしていますね!
……おや?ミレニアムボッチヒトヅマがソファの上を手で軽く叩いて……あれは……膝枕かな?
ミレニアムボッチヒトヅマは先程も述べた通り滅多に他者と関わらないので、誰かを甘えさせること自体が珍しいのですが………どうやらこの個体はゲヘナイキリアルコールに相当気を許しているみたいですね!羨ましいんだよクソがっ!
そしてゲヘナイキリアルコールもすっかりスリープモードに入ってしまい、そのまま膝の上にコテンと倒れ込んでしまいました
……見てください、ミレニアムボッチヒトヅマの顔を
あれはまるで愛する夫を出迎える妻のような表情ですよ………俺は未だに独身だってのによお!?
ええい!終わりだ終わり!この番組はここまで────
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ええー……先程は取り乱してしまい、大変申し訳ございませんでした
今後は私情を挟まないように努力いたしますので………コホンッ!
今回の企画、〝ゲヘナイキリアルコール特集〟はいかがでしたでしょうか?
キヴォトスには多くの神秘が溢れていますが、今回登場した生き物達ですらその神秘の極一部でしかありません
これからも多くの生物学者達が彼等彼女等の謎に迫っていくでしょう!
じゃあ、今回はここまで!また次回の企画でお会いしましょう!
では!しーゆー!