〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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〝アリウス〟に日和ってる奴いる?いねえよなぁ!!?
〝アリウス〟潰すゾ!!!


 

学園都市キヴォトス、それは無数の学園と生徒により構成される巨大な都市。

 

銃声と怒号が日常となったこの街に今、一人の男子生徒が立ち上がる……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すいませんカッコつけました許してください

 

「ダメです」

思春期男子の妄想を容赦なくぶった切った目の前の乳出し女に書類を押し付けられながら、書類仕事をこなすこの俺、折川酒泉(おりかわしゅせん)は今日も今日とて元気です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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突然だが皆はブルーアーカイブというゲームをご存知だろうか

 

透き通るような世界観()がお送りする学園物語………というのは建前で、本当はゴリラが隕石を落としたりゴリラにおせちを食わせたり水着のおじさんを使い回したりプリンを2つも食べたりするカオスRPGである

 

それでまあ、何でそんなことを説明するのかというと………

 

「酒泉、またバk……生徒会に呼び出されたから一緒にきて」

 

俺、ブルーアーカイブの世界に来ちゃったっぽいんだよね

 

あと空崎さん、今生徒会のことバカって言いかけませんでした?

 

てか今度は何で呼ばれたんですか?いつもの嫌がらせ?

 

「十中八九そうね」

 

うわあ………羽沼さんも懲りねえな……

 

この前も呼び出されてましたよね、大丈夫ですか?

 

「大丈夫よ、慣れたものだし」

 

何か嫌だな……

 

「それに………」

 

ん?

 

「皆が……色々手伝ってくれてるし……」

 

この赤面した顔の写真、天雨さんに送りつけたら昇天しそうだな……

 

 

 

 

 

 

 

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ブルーアーカイブ、略してブルアカ

 

この世界にはストーリーというものが既に決まっている

 

………けど結末まで完全に決まっているわけではないみたいで、いくつか相違点がある

 

例えばゲヘナ風紀委員会の現状、原作ではあまりのゲヘナの治安の悪さに委員長である空崎ヒナが過労状態になっていた

 

しかしこの世界ではそこまで過労してはいない、これは空崎さんに対して委員会メンバーの皆で

 

「もっと甘えてくれ!!」(要約)

 

とゴリ押ししたのが理由の一つだろう

 

………まあ、それでも大変なんだけどね

 

後の事件を考えると早めにストレスを発散してもらったほうがいいしね!

 

あと他にも変わった点といえば風紀委員会の団結力が原作よりも強くなったことだろう、空崎さんが普通の委員会メンバーにも弱みを見せるようになったことで何かこうまとまった的な………

 

まあとにかく原作よりもいい方向に向かってるのは確かだ、あとはエデン条約だの最終決戦だの色々乗り越えて先生とイチャイチャするなり何なりと好きにしてほしい

 

まあ、問題はエデン条約だよな………

 

エデン条約編、それぞれの学園の思惑が交差し、悲劇を引き起こしてしまう話

 

空崎さんはそのエデン条約編で先生を護衛する役目を負ってたんだけど………

 

アリウス分校という組織の襲撃により先生への被弾を許してしまう

 

さらに空崎さん自身もかなりの深傷を負い、先生を守れなかったことへの責任感やら感情やらが色々バグってメンタルがキャパオーバーしてしまう

 

この世界ではある程度負担を軽減できてるからそこまで酷いことにはならないと思うけど………

 

問題は先生の方だ

 

先生は俺と同じ〝生身〟の〝人間〟

 

銃弾一発でも十分に死ねる、てか本編でも実際死にかけてた

 

………まあ、これについてはいくつか対策は考えてある

 

対策その1、アリウスの協力者である羽沼マコトを押さえる

 

実はこの羽沼マコト、ゲヘナでありながらアリウスと内通している

 

理由は空崎さんをどうこうしようとかそんなしょうもない事だった気がする……まあ現状証拠を掴めてないからどうしようもないけど…

 

対策その2、俺が囮になる、巡航ミサイルの標的が〝羽沼マコトの用意した車〟だとしたらかなり簡単に対策できる

 

まあただ、流石に無人や他人が乗っていると明らかにバレるだろうから先生と同性でヘイローを持たない俺がある程度変装して乗ることになるだろう

 

………問題はどれほど装備を用意しておけば巡航ミサイルを耐えられるのかだけど、まあ最悪自分が死んでも先生や空崎さんが生きていればこの世界の脅威に対抗できるし問題ない

 

そして対抗その3

 

 

 

 

 

 

アリウスを潰す

 

 

 

 

 

 

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アリウススクワッド、それは4名で構成されるアリウスの精鋭部隊

 

エデン条約編の主要人物だ

 

巡航ミサイル着弾後、攻勢に出てきたのならどこかで待機しているはずだ

 

ならその場所を潰してやればいいだけの話だ

 

え?お前戦えるのかって?

 

まあ実力に関しては自分で言うのもなんだけど結構強い方だと言っておこう

 

流石に各学園最強クラスの空崎さんや剣先さん、近接戦闘最強と名高い美甘さんほどの実力はないが……

 

ただそれでも結構強い方だと言いきれるのには理由がある、自分、めっちゃ目がいいんですよね

 

黒○のバスケの赤○様やリコ○ス・リコイルの千○ちゃん的な

 

予備動作を視認できるレベルで目がいいです、はい

 

それにアリウススクワッドの実力に関しても正直最強クラスではないから問題ないかなと思っている

 

こちらの予想ではアリウスで一番強いであろう錠前サオリに関してもかなりの実力者ではあるが、各学園最強クラスほどではないだろう

 

アリウススクワッドの強みはゲリラ戦やチームプレー、なら合流前に確実に一人を潰せばワンチャンある

 

そしてそのターゲットが………秤アツコだ

 

理由としては失礼だけど

 

・一番弱そう

・戦闘向けではない

・そして何より倒すことができれば一番錠前サオリの精神を揺さぶることができる

 

これらに尽きる、もし秤アツコを潰し錠前サオリの怒りや憎しみをこちらに向けることができたのならそれだけで戦況が有利になるだろう

 

………アリウススクワッド、〝悪い大人〟の被害者

 

ゲーム越しに見ていた時は同情していたが、この世界に降り立ち、直接先生や風紀委員の皆と触れあった今の俺にとっては………

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌いだ

 

 

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ようやく羽沼さんの嫌がらせタイムが終わった

 

 

「やっと終わったわね………相変わらずしつこい」

 

────よっぽど空崎さんのことが嫌いなみたいですね

 

「まあ、別にどうでもいいけど」

 

────気にしてないんですね、まあ今に始まった話じゃないですもんね

 

「………ねえ」

 

────何ですか?

 

「その………色々ありがとう………」

 

────……………?

 

「私の負担を軽減するために皆で色々頑張ってくれたり、私の代わりに現場に向かって暴徒を制圧してくれたり………」

 

────………ああ!そんなことですか!

 

「そんなことでも私にとっては嬉しかったの、今まで人に弱みをみせたことが無かったから……その……甘えてもいいって言ってくれて嬉しかった」

 

────空崎さんは頑張りすぎてるんですから少しくらいサボったほうが丁度いいんですよ

 

「…………ねえ」

 

────はい

 

「その……これからも……甘えていいかしら?」

 

────もちろんですよ!風紀委員全員で全力で甘やかしますよ!

 

「そうじゃなくて……その……貴方にも個人的に……」コソコソ

 

────………?ごめんなさい、よく聞き取れなかったんでもう一度お願いします

 

「………何でもないわ」

 

………何か顔赤くなってる?まだ働きすぎてるのかな?

 

………よし、空崎さんを休ませて昼寝の時間を作ったり先生とイチャイチャさせたりするために頑張るぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「………!!………!」

 

「駄目、姫………ぐっ!無理に……動か………ないで」

 

「うう……皆ボロボロに……痛いです……苦しいです……」

 

「ぐ……止め……ろ……そいつらに………近づ…く……ガハァッ!?」

 

貴方たちは何を言ってるの?酒泉をあんなにボロボロにしたくせに

 

「ガッ……!ぐっ!………」

 

何でそんなことを言えるの?

 

「ガハッ……ゲホっ!ゲホっ!」

 

「………お願……い、もう…止めて…」

 

「アツ……コッ!喋ったら……あの女が……ぐっ!」

 

「ミサキちゃん、駄目です!これ以上動いたら身体が……!」

 

何で被害者面してるの?

 

「お願いします……もう止めてくださ

 

うるさい

 

「うぐぅ!?……ゲホ」

 

「ヒヨ……リ……」

 

うるさい

 

「皆私を助けるために……やっただけなの……お願いだから……ガッ……!?」

 

「姫………ッ!」

 

うるさい

 

「……させ……ない……どうせ……肉体がいらないなら………せめて……」

 

……………

 

「みん……なの……ために………い゛ッ!?」

 

「ミサキッ!!!」

 

うるさい

 

「あ゛っ……がっあ………ぐる……し……」

 

うるさい

 

「止め…ろ……頼む……止めて……くれ……私ならいくらでも………痛めつけていい……っ!」

 

…………

 

「だから……頼むから……私の家族を奪わな

 

黙れ

 

「ぎっっっ!?……あ゛、ああああああっ!!」

 

「サッちゃん………っ!」

 

酒泉が助けてって言ったら貴方たちは助けてくれたの?

 

待っててね酒泉、次に起きた時には全部終わってるからね

 

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