〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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〝アリウス〟増えたゾ!!!

 

 

 

まずい………合流された………

 

アリウススクワッドのうち三人、秤アツコ、戒野ミサキ、槌永ヒヨリが合流してしまった

 

戒野ミサキのスティンガー、あれの攻撃範囲はかなりの脅威だ、ゲームだと当たり判定スカスカの癖に実際はかなり範囲が広がる

 

動きを読んだとしても避けられなければ意味がない、こちらもある程度ダメージを覚悟した特攻を仕掛けなければならない

 

しかしそうなると今度は秤アツコが厄介だ、秤アツコは詳しい原理は分からないが味方を回復させるドローンのような物を持っているだけではなく煙幕を広範囲に広げる物まである

 

かといって攻めなければ槌永ヒヨリに延々と狙撃され続け、少しずつこちらの体力を削り取られる

 

………錠前サオリが来なかっただけマシか、前にアリウススクワッドに勝つ自信があるみたいなこと言ったけどあれはスクワッドが一人しかいなかった場合の話だ

 

二人ならまだなんとかなる自信があるが三人以上は流石にキツイ

 

………万全な状態の空崎さんや剣先さんなら四人全員相手でも勝てたんだろうな、己の中途半端な実力がもどかしい

 

そんなことを考えていると戒野ミサキがスティンガーをこちらに向けるのが見えた、そのままミサイルが飛んできたので回避しようとした瞬間

 

───っ!

 

槌永ヒヨリの狙撃が襲いかかる

 

まずい………!避けきれない………!

 

咄嗟にミサイルを撃ち落とす作戦に変え、一つだけ撃ち抜き爆発させる

するとその爆発に巻き込まれ、他のミサイルも爆発し、砂煙や爆煙が広がる

 

どこから来る……!

 

しかしいつまで待っても銃撃が来ない、ただただ煙が広がるだけ───

 

待てよ、これは砂煙や爆煙じゃない………!

 

秤アツコの撒いた煙幕だ!!

 

そのことに気づいた瞬間、後ろから殺気を感じとり、咄嗟に横に飛ぶ

 

すると先ほど立っていた場所に銃弾が撃ち込まれ、咄嗟に反撃しようと銃撃の方向を見るが

 

………っ!煙幕が……!

 

………なるほど、視界を封じたか………これで俺からの反撃を防ごうというわけか………

 

確かにこれじゃあ手も足も出ない………

 

───とか舐めたこと思ってるんじゃないだろうなぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「これでとりあえず視界を封じたね」

 

「姫ちゃん、お疲れ様です」

 

「…………」

 

姫ちゃんが油断しないでと手話で伝えてきます、でも相手が迂闊に動けなくなった以上、あとは出てきたところを私が撃つかとどまっているところをミサキちゃんのミサイルで倒すだけです!

 

そう思って安堵した瞬間───

 

「なっ!?」

 

「嘘!?」

 

「…………!?」

 

煙の中から彼が突っ込んできました

 

私もすぐに対処しようと愛銃の《アイデンティティ》とは別の、通常のスナイパーに弾をこめます

 

「回りが見えない状況で!?………っ!ヒヨリ!」

 

名前を呼ばれる頃にはもうスナイパーを構えていました、ですが……

 

ガキィンッッ!!!

 

当然のことのように銃弾をナイフで止められました、そんなのありですか!?

 

ミサキちゃんもスティンガーを撃とうとしましたが、先ほど空中のミサイルを撃ち抜かれ爆発させられたのを思い出したのか留まりました

 

そのままスティンガーを下ろし、ミサキちゃんが懐から銃を抜いて三人で応戦しようと引き金を引きましたが………一発目を顔をそらし避け、二発目をナイフで止め、三発目を銃弾で相殺し、そして───

 

私の腕を引っ張り無理やり私の銃を姫ちゃんに撃たせ、ミサキちゃんに足払いをかけ一瞬で三人の態勢を崩しました

 

態勢を立て直し、再び彼を視線に捉えると───

 

「がっあ゛!」

 

態勢を崩しているミサキちゃんの喉に蹴りを入れました、すぐに助けようと銃を向けると彼はミサキちゃんの髪を引っ張り無理やり起こして盾にしてきました

 

「あわわわ……ひ、ひどいです……!」

 

「………!」

 

そのまま彼はミサキちゃんの背中に銃口を突きつけ、そのまま引き金を引きミサキちゃんの背中をボロボロにしました

 

「かはっ……!!」

 

悪魔みたいな戦い方です………!私達よりもアリウスらしい戦い方に恐怖を感じていると、その隙に彼が姫ちゃんのほうへ近づいて行くのを感じ、咄嗟に姫ちゃんを守ろうとした瞬間

 

「………へ?」

 

彼が一瞬で私のほうへ向き直り、そのまま私のお腹を殴り付けました

 

「ぐっ………!」

 

彼の行動は私を誘き寄せるための餌でした

 

ですけどヘイロー持ちの私にはヘイローを持たない彼の攻撃は致命傷にはなり得ません……!そのまま反撃しようと前を向くと───

 

「うぇっ………!」

 

またお腹を蹴られました───今度は手榴弾と一緒に

 

蹴り飛ばすと同時にくくりつけられている紐を一緒に抜くと、そのまま距離をとり、

 

直後腹部に激痛と耳に爆発音が鳴り響きました

 

 

 

 

 

 

 

 

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何か勘違いしていたみたいだが俺は別に周囲に煙幕を張られたから銃を撃てなくなったわけじゃない

 

ただ俺が移動した後ろに仲間がいたらスティンガーの巻き添えを食らうから改めて位置を確認しただけだ、その程度の小細工じゃ俺の眼を欺くことはできない

 

………なんか中二病みたいだな、俺

 

まあとにかくこれで終わりだ、大人しくして貰うぞ?秤アツコ

 

そう言いながらゆっくりと近づき───

 

「いいや、大人しくなるのはお前の方だ」

 

───横から飛んでくる銃弾を視認し、咄嗟に後ろに飛んだ

 

「大丈夫か、姫」

 

「……………」

 

なんでさっきからこんなタイミング良く来るんだよ………!

 

「……ずいぶん好き勝手してくれたみたいだな」

 

アリウススクワッド・リーダー……!

 

「あまり抵抗するな、大人しく先生の場所を教えろ」

 

錠前サオリ………!

 

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