〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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〝アリウス〟退いたぞ!!!

 

 

 

 

 

「…………私が連れてきたのは先生だけでした」

 

女性の声が聞こえる

 

「本来貴方はこの世界にはいないはずの存在」

 

前世のスマホでよく聞いた声

 

「完全なイレギュラー」

 

………より具体的に言うと青封筒を叩きつけてきそうな声が

 

「貴方が何者なのかは解りません、でも、これだけはハッキリと言えます」

 

……………

 

「貴方は間違いなくハッピーエンドに必要な存在です」

 

……………

 

「どうか先生と共に生徒さん達を支えてあげてください」

 

………………

 

「そしてどうか、このキヴォトスを─────」

 

 

 

 

 

 

──────よろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それより虹封筒寄越せやアロナァ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

夢を見ていた気がする、前世でよく俺の石を搾り取ってきた悪魔に似てる女性と出会う夢を………

 

…………てかここ何処…………ってこの病室は俺が眠っていたトリニティの病室か………

 

とりあえず部屋から出ようとベッドから降りようとするが、

 

─────イテテテテテテ!!?

 

めっちゃ痛いめっちゃ痛い!!!普通に死ぬが!?

 

改めて自分の身体を確認するとあちこちに包帯が巻かれている、むしろ無事な場所を探すほうが大変なくらいだ

 

いやぁ………大人しくしてたほうが良いんだろうけどあの後どうなったのか気になるしなぁ………

 

原作では完全にヒフミアーカイブだったけどこの世界では補習授業部が本格的に関わる前に戦いが終わったからな…………てことはやっぱり先生が何とかしてくれたんだろう

 

…………ぶっちゃけ俺のやったことって皆が必死に戦ってる中グッスリとおねんねしてただけでは?

 

スヤスヤで草ぁ!!!

 

うわぁ………マジで申し訳ねぇ………皆に合わせる顔が無い………

 

…………仕方ない、とりあえず誰か来るまで待っているか

 

そしてベッドに戻ろうとした瞬間─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………酒泉?」

 

 

 

 

 

 

 

ドアが開くと同時に空崎さんが驚いた表情で立ち止まる

 

あ、空崎さん、おはようございます

 

いやぁ………ずっと眠ってて申し訳「酒泉!!!」うおおおおおおおお!!?!?

 

空崎さんが突然抱きついてきた、てかヤバいめちゃくちゃ密着してるてか俺の身体になんか僅かに柔らかい感触がががががががggg

 

落ち着け俺のプログライズキー………飛び上がライズするなよ………!

 

「良かった………!本当に良かった………!」

 

俺は良くないです(理性が)

 

「また目を覚まさなくなるんじゃないかと思って………!」

 

別の所が目を覚ましそうです()

 

あ、あの~……そろそろ色々とヤバいので離れて………

 

「………………………………………………………嫌だ」

 

はい?

 

「……………………………離れない」

 

いや、あの…………

 

「……………………………もう二度と離さないから」

 

 

 

─────前世のお父さん、お母さん、今日俺は(理性が)死ぬかもしれません

 

 

 

 

 

 

「……………お取り込み中の所悪いんだけど少し良いかな?」

 

せ、先生!?ホいつの間に!?

 

「本当はヒナと一緒に来たんだけど………突然ヒナが扉の前で立ち止まったと思ったらいきなり酒泉に抱きつきに行ったから…………」

 

タイミングを逃してしまってね、と苦笑いをする先生

 

しかし

 

「とりあえず三つ程話したい事があるんだ」

 

先生の顔が苦笑いから笑顔に変わる

 

「まずはお礼と」

 

しかしその笑顔はやけに恐ろしく

 

「次に酒泉が眠っていた間の事」

 

まるで竜の逆鱗に触れてしまった時の様な空気を感じとり

 

「そして最後は…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「酒泉が無茶しすぎた事に関するお話かな?」

 

 

 

 

 

 

──────前世のお父さん、お母さん、今日俺は普通に怖くて死ぬかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………まあとにかくこれからは無茶しすぎないこと」

 

はい………本当にすいません………

 

 

「酒泉が皆を助ける為に動いたのは解ってるけどそれでも一人で抱え込みすぎだよ?」

 

おっしゃる通りです………

 

「酒泉にとっては皆が無事ならそれでいいのかもしれないけど、私にとっては酒泉も無事じゃないと何の意味もないんだ」

 

先生………

 

「だから次からは私にも相談してほしいな、酒泉の抱えている悩みを私にも背負わせてほしい」

 

……………はい、わかりました!

 

「…………それならよし!」

 

そう言うと先生は椅子から立ち上がり、扉に向けて歩き出す

 

そして扉を開ける前にこちらを向き一言

 

「私からは以上だよ、後は君達二人で………ね?」

 

そしてそのまま出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

…………先生のお説教は俺が一人で無茶した事に関してで、俺の行動を否定はしなかった

 

やっぱ優しいなぁ………そりゃ原作でモテるわ

 

ちなみにだがお説教以外にも色々と話を聞いた

 

まずはヒエロニムスについて、こちらはユスティナが消滅した事によりヒエロニムスにある程度集中出来るようになった為、そのまま倒すことができたようだ

 

そしてアリウス生達、彼女達はヒエロニムスが倒されたことで戦況が一気に不利に、そのまま退いていったようだ

 

アリウススクワッドに関しては俺が倒れた後、いつの間にか態勢を立て直していたのやら全員退却したらしい

 

追おうと思えば空崎さん一人で全員捕まえられるけど、傷だらけの俺を助ける方を優先したらしい

 

…………本当に足引っ張ってんな、俺

 

そして最後にアリウスの裏にいた〝支配者〟

 

こちらについてはまだ誰か分からないけどトリニティやゲヘナと協力して調べるそうだ

 

…………まあ、俺は正体知ってるけど、さすがにそこまで言ったら色んな奴らに目をつけられそうだしな

 

ひとまず先生と空崎さんの命が一番危ないであろうエデン条約編は乗り切った、後は原作通りに先生に任せよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて………そろそろ離れません?空崎さん

 

「…………………」

 

駄目だ、反応しない…………

 

実は空崎さん、俺が先生と話してる間もずっと離れなかった

 

おーい、身体と身体が完全にくっついちゃいますよー

 

「………………」ぎゅー

 

何でむしろ強くなるんですか………

 

「…………ねえ」

 

何ですか?

 

「本当にもう無茶しない?」

 

…………しません

 

「本当に?」

 

………まあ、時と場合によるっていうか……

 

「駄目」ぎゅっ!

 

そんなぁ………

 

「…………決めた」

 

……何を?

 

「これからは私がずっと一緒にいて護るから」

 

…………?

 

「登校する時も迎えにいくし下校時も一緒に帰るから」

 

…………???

 

「その身体じゃ日常生活も大変だと思うしそこら辺のことも私に任せて」

 

いや………あの………

「今度は私が支えるからね………酒泉」

 

……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?????????????????????????????????????????

 

 

 

 

 

 

 

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