〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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〝ゲヘナ〟戻るゾ!!!

 

 

 

 

どうも、折川酒泉です

 

私は現在、ゲヘナの風紀委員室に居ます

 

いやぁ………トリニティの病室も結構良かったんだけどやっぱりゲヘナの方が実家のような安心感がありますねぇ………

 

俺が入院していた間の仕事は皆で手分けしてやってくれてたみたいだ、本当に申し訳ない

 

しかし身体が完全に回復した以上もう足は引っ張らない、今日からバリバリ働きますよ!

 

じゃあ早速この書類から──────

 

 

 

 

 

バンッ!!

 

「し、失礼します!!!また美食研究会が暴れてます!!!」

 

 

 

 

………いやぁ、実家のような安心感ですねぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おら!お縄につけ!!!復帰して早々に仕事増やしやがって!!!

 

「全ては美食の為………多少の犠牲は付き物ですわ」

 

なにラスボスみたいな事言ってんですか………

 

今俺の目の前にはテロリス………じゃなくて爆弾魔………じゃなくて美食研究会がいる

 

この人達はゲヘナの問題児集団その1、空崎さんの仕事を増やす厄介な奴らだ

 

銀鏡さんあいつらどうします?下手に突っ込んで店ごと爆破されるのは避けたいですし………

 

「とりあえず私から突っ込むからサポートは任せた!」

 

話聞いてました?

 

………でも向こうがフルメンバー揃ってる以上ある程度の被害は避けられなそうだな

 

まずはイカれたメンバーその1・獅子堂イズミ、ゲテモノマスター

 

続いてイカれたメンバーその2・鰐渕アカリ、エボ○トもビックリのブラックホールを体内で生成してる

 

そしてイカれたメンバーその3・赤司ジュンコ、皆はネットのデマに騙されないようにな!嘘を嘘であると見抜けないとネットを活用するのは難しいぞ!

 

「ちょっと!私の時だけなんか紹介変じゃなかった!?」

 

最後にこのイカれたメンバーの親玉・黒舘ハルナ、飲食店限定のキラークイーンを持つ危険な女

 

一人一人の戦闘能力が高いせいで毎回手こずるんだよなぁ………

 

………てか、今回は何でこんな事になったんですか?

「………彼等は犯してはならない罪を犯しました、それは………」

 

それは………?

 

「とんかつの十分の八を衣で埋め尽くした事です!」

 

………は?

 

「食を偽装し、お客様に提供するお店なんて爆破されて当然ですよね☆」

 

まあ……店側も悪いとは思いますけど………

 

「でしょー!?」

 

だからって見逃しませんよ

 

「そんなー!?お願い~!このチョコレートハンバーガーあげるから!」

 

むしろ喧嘩売ってるでしょそれ

 

「とにかく大人しくしてもらうぞ!」

 

銀鏡さんも銃を構える、あーもう駄目だこりゃ

 

どうしても被害は出そうだな………

 

しゃーない、とりあえず被害が大きくなる前に─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、凄まじい殺気が現場を襲った

 

「………っ!?何だ、この感覚!?」

 

銀鏡さんが殺気のした方に咄嗟に構える、その銃口の先には………

 

「い、委員長?」

 

空崎さんの姿が、

 

よかった、空崎さんか………この殺気を出してたのが敵だったら面倒なことになるところだった

 

すいません空崎さん、空崎さんが到着するよりも先に決着をつける事が出来なくて………

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をしようとしていたの?」

 

え?

 

「何をするつもりだったの?」

 

いや、ただ単に戦おうと………

 

「…………誰が戦っていいなんて許可出したの?」

 

許可も何もいつもこんな感じでしたし………

 

「…………下がって」

 

え!?

 

「私が全部終わらせるから酒泉は下がってて」

 

いやいや俺だって戦いますよ!?

 

「イオリ、私が前に出るから援護お願い」

 

「え?で、でも………」

 

「お願い」

 

「ひっ!?わ、わかった……」

 

おーい!ちょっと聞いてます!?

 

「ねえ、これってもしかして………やばい?」

 

「端的に言うとめちゃくちゃヤバいですわね」

 

「終わりましたね」

 

「せめてこれ食べ終わるまで待ってよー!?」

 

ちょっとー!?無視しないでー!?

 

「さっさと終わらせて早く帰るから」

 

「委員長、私の事巻き込まないよな……?」

 

…………………俺は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いはすぐに終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

~再び風紀委員室~

 

 

 

 

いやー流石空崎さんっすね、美食研究会相手でもあんなに圧倒するなんて!

 

「…………」

 

銀鏡さんもナイスサポートでしたよ!

 

「う、うん………ありがとう」

 

「…………」

 

それにしても美食研究会も困ったもんですね!今回は店側も悪かったですけど

 

「あ、ああ………そうだな」

 

「…………」

 

…………………

 

「…………」

 

「…………」

 

あ……あの~………空崎さん?

 

「…………」

 

その………俺また空崎さんのこと困らせちゃいました?

 

「…………何で戦おうとしたの」

………?

 

「前に私が酒泉を護るって言ったのに、何で戦おうとしたの?」

 

それは………

 

「もう酒泉は働かなくていいって言ったはず」

そんなヒモ男みたいな………

 

「とにかく今後戦闘行為は禁止、どうしてもって時は私に連絡して。すぐに向かうから」

「い、委員長………それはやりすぎじゃ」

 

「イオリ、もし酒泉が勝手に戦おうとしたら私に連絡して。アコとチナツにも………いや、風紀委員全員にも伝えておいて」

 

「…………」

 

流石に過剰すぎるんじゃ………

 

「…………過剰?」

 

俺の言葉を聞いた瞬間、空崎さんが俺に近づきそのまま胸元を掴んでくる

 

「何が………なの………」

 

………え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何が過剰なの!!?」

 

っ!?

 

「いつも一人で抱え込んで!一人で行動して!」

 

「何で頼ってくれないの!?いつも私を甘えさせてくれるのに何で私には甘えてくれないの!?」

 

「誰にも相談せずに私を護るために戦って!!!そのせいで死にかけて!!!」

 

「あんなボロボロになって!!治らない傷跡も残って!!」

 

「私だって貴方の役に立ちたい!!!貴方の為に戦いたい!!!」

 

空崎さんが泣きながら叫んでいる

 

「それなのに………どうして………」

「委員長………」

 

「………今後は絶対に戦わせないから」

 

そう言うと空崎は涙を拭いながら足早に歩きだす

 

………アリウスの襲撃の時、先生や空崎さんを巻き込まずに済んだから空崎さんの心が折れる事は無いと思っていた

 

でも………まさか俺のせいで………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は一体何をしていたんだ?

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