〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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〝カタコンベ〟行くゾ!!!

 

 

 

 

 

「うわぁぁん!!いきなり見つかっちゃいましたぁぁぁ!!」

 

うるせぇ!!!開幕からいきなり叫ぶんじゃねえ!!!

 

「二人とも叫んでるけどね…………」

 

 

 

銃弾が飛び交い、絶叫が響き渡る

 

現在酒泉達は敵のアリウス生達に追われていた

 

 

 

───っこのルートは最初から目星は付いてたって事か………あのババアめ………!

 

「………っ!やはりマダムは意地でもお前と会いたいみたいだな、酒泉!」

 

あんな奴にモテても面倒なだけっすよ!!

 

 

 

冗談交じりに会話するものの、状況はかなり追い詰められていた

 

最初と違いミサキやヒヨリと合流したものの、全員が一ヶ所に集まるということは、手分けして此方の事を探していた敵も一ヶ所に集まるということだ

 

それぞれの奮戦により敵の人数はそれなりに減ってはいるが、倒したそばから敵の増援が到着していく

 

 

 

………っ槌永さん!背後から来る敵の援軍は俺達で撃ち抜くぞ!

 

「あ、あの人数をですか!?」

 

ああ!一発外すだけでキツくなるぞ!

 

「どうしてそんなお仕事を私にやらせるんですかぁ!?」

 

うるせぇ!!!後でもう一本栄養バーやるから気合い入れろ!!!

 

「チョコレート味にしてもいいですか!?」

 

ああ!!おかわりもあるぞ!!!

 

 

二人はスナイパーを構えながら遠くの増援部隊に銃口を向け、物陰に逃げ遅れた者から確実に沈めていく

 

ヒヨリと酒泉の攻撃から逃れた者達は反撃のチャンスが出来るまで身を潜めるが、

 

 

「ミサキ、纏めて倒すぞ」

 

「…………もう撃ってる」

 

 

ガンッ!!

 

 

何かがぶつかる音と同時に敵が身を隠していた場所が爆発する

 

ヒヨリと酒泉が敵を牽制している間に、ミサキはすでにミサイルを撃っていた

 

 

「くそっ!AチームとCチームがやられた!」

 

「狙撃手から狙え!」

 

「折川酒泉は生身の人間だ!一発当てればそれだけで行動を制限できる!」

 

「裏切り者共に関しては生死は問わない!とにかく折川酒泉を捕まえろ!」

 

 

仲間をやられた敵兵達は少しでも勝機を逃すまいと、連携を取りながら酒泉達に接近しようとするが────

 

「そう簡単に行かせると思うか?」

 

ダダダダンッ!

 

 

「ぐっ!?」

 

「錠前サオリ………っ!貴様………!」

 

 

アサルトライフルで先頭の敵を撃ち抜き、そのまま後に続く敵達の中央まで一気に駆けていくサオリ

 

 

「自分から囲まれに来るとは………舐められたものだな!錠前サオリ!」

 

 

一人のアリウス生がサオリに向けてハンドガンを発砲するが─────

 

 

「ぐあっ!?」

 

「っ!馬鹿!味方を撃つな!」

 

 

サオリはその攻撃を回避することで、後ろで銃を構えていたアリウス生の方に攻撃を誘導した

 

 

「早く立て直し────」

 

「────遅い」

 

 

敵が冷静な思考を取り戻すよりも早く、サオリはアサルトライフルを目の前の敵の腹部に目掛けて撃ち出す

 

「錠前サオリっ………マダムに逆らう事の意味を理解しているんだろうなっ………!」

 

「………私達はもう、操り人形にはならない」

 

 

一瞬サオリの顔が歪むが、すぐに思考を切り替えて残りの敵に銃弾を食らわせる

 

 

「ぐっ………」

 

 

敵のアリウス生が意識を失いかけているのを確認したサオリは、仲間達の援護に戻ろうとし─────

 

 

 

「─────なぜ、貴様達だけ」

 

 

 

─────敵が倒れる直前に発した言葉に、足を止める

 

 

そのまま言葉が続く事はなく、ドサッと音を立てて倒れ伏す

 

だが、サオリには彼女が何を言いたかったのか理解出来ていた

 

 

「…………分かっているさ、私達だけがこの地獄から抜け出すなんて、赦されるはずがない事ぐらい」

 

しかしサオリはそれでも立ち止まらない、立ち止まってはならない

 

今度こそ仲間を─────家族を光の道へ導くと決めたから

 

 

「…………安心しろ、全てが終われば私達も罰を受ける」

 

 

誰かに聞かせる訳でもなく、サオリは一人呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺達は今、アリウス生達との戦闘を終えた場所から少し離れた所で体制を立て直していた

 

 

 

 

 

 

…………ふう、とりあえずは何とかなったな

 

「し、死ぬかと思いました………」

 

「………敵地に近付く程、敵戦力が増してる。アリウス自治区内部に入ったら死ぬことも覚悟しておいた方がいいかもね」

 

「ミサキ…………」

 

「…………別にそういう意味で言った訳じゃないよリーダー、それに………」

 

戒野さんが俺の方にチラッと視線を向けてくる

 

 

「………今の私は誰かさんの道具だから、勝手に傷つく訳にはいかないし」

 

そう言うとすぐに俺から視線を外す

 

……………戦力が欲しかったから説得の為にあんな事言ったけど、他に言い様あったかもな

 

なんて事を考えてる内に弾丸のリロードや装備の破損チェックなどが全て終わった

 

 

 

「皆、準備はいいか」

 

「いよいよ突入するんですね………きっと凄く苦しい戦いになりますよねぇ……」

 

「カタコンベ突入前の時点でこの規模だったんだから多分そうなるね」

 

………………よし、それじゃあこっからは一気に駆けるぞ!リミットオーバーアクセ──────

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、無数の気配を感じ取り、咄嗟に後ろを振り向くとそこには────

 

 

 

 

 

 

 

「いたぞ!ここで仕留めろ!」

 

 

 

 

 

 

 

アリウス生達と無数のユスティナ聖徒会の姿があった

 

 

 

…………あるぇ?何か原作より敵の種類多くなあい?

 

あれれぇ?おっかしいぞー?

 

……………いやいやいやマジでおかしいって、少なくともこの段階じゃまだ出てこないはずだろ!?

 

こいつ等はアリウス分校に到着してから戦う事になるはずだ………原作改変もいい加減にしろよ!

 

不味いぞ………流石にもうユスティナはゾンビ状態ではないとは思うけど、そもそもの数が多すぎる………!

 

 

「…………仕方ない、一旦全員でカタコンベを突っ切ってアリウス自治区に侵入するぞ」

 

「………案内役のヒヨリはどうするの?」

 

「一度全員撒いた上で引き返してもらう」

 

「で、でも………それだと相当時間が掛かるんじゃ………」

 

俺達が秤さんを救出した後、案内役が援軍を連れて来るまで持ちこたえ続ければ良いだけの話だ

 

「そ、そんな無茶な!」

 

………という訳で、俺達を死なせたくなかったらさっさと仲間を連れてきてくれよ?槌永さん

 

「やっぱり私なんですね!?」

 

もし死ぬ事になったら末代まで一生恨み続けるからな

 

「うわぁぁん!!理不尽すぎますぅ!!」

 

うるせぇ!!!これ以上文句言うとその腹の肉摘まみ上げるぞ!!!

 

「どうせ私も死ぬかもしれないなら好きにして下さいいいいい!!!」

 

あ…………やっぱいいです

 

「急に冷静にならないでくださいよぉ!?うわぁぁん!!きっと私はおへそだけじゃなくてお腹も変なんですぅぅぅ!!!」

 

「………随分余裕あるね」

 

冗談でも言ってなきゃ心が折れそうなんですよ

 

「…………私の合図で駆け出すぞ」

 

 

 

錠前さんがそう言うと各々が銃を構え、脚に力を込める

 

 

「3」

 

 

アリウス生達が走って近づいて来る

 

 

「2」

 

 

ユスティナが機械の様に進行する

 

 

「1」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっはは、楽しそうだね~!私とも一緒に遊んでよ☆」

 

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