〝アリウス〟潰すゾ!!!   作:あば茶

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本編前から付き合うことに成功したもはや登場しなくても回想シーンだけで鬼かわいいヒナちゃん

 

 

 

ルール、旗を敵拠点から奪取すること

 

敵の旗を拠点エリア外に持ち出し、手に持ったまま二分経つとそのチームの勝利となる

 

メンバーは五名

 

フィールド・屋外

 

制限時間・無し

 

降参・あり

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

試合開始から数十分後、敵の策によって分断された酒泉の前に二人の生徒が姿を現す

 

片や正義実現委員会の委員長・剣先ツルギ

 

獰猛な表情で酒泉を睨み付け、今すぐ飛びかからんとしている

 

片や元ティーパーティーの少女・聖園ミカ

 

戦場に立っているとは思えないような笑みでゆっくりと近づいてくる

 

 

 

「さっきぶりだね?酒泉く─────」

 

「壊れろおおおおおお!!」

 

「─────ちょっ!?ああもう!しょうがないなぁ!」

 

 

 

戦闘前に何かを言おうとしたミカを置いてツルギが酒泉に向かっていく

 

ミカは突然の出来事に驚きながらもすぐに後に続く

 

襲いかかる二丁のショットガン、一丁のサブマシンガン、そして一握りの拳

 

酒泉は相手の動作を確認し、それらを全て回避する

 

ショットガン一発目、回避の必要無し

 

ショットガン二発目、銃口を逸らす必要あり

 

サブマシンガンによる連撃、ツルギの身体を盾にする

 

拳による攻撃────直撃はマズイ

 

一発一発の攻撃を的確に捌き、出鱈目な動きで回避する酒泉

 

 

 

「動くなああああああ!!!」

 

「さっきから逃げてばかりだ……ねっ!」

 

 

 

近接特化の二人の猛攻が酒泉を襲う

 

反撃の隙を与えずにひたすら銃撃を繰り返し、逆に攻撃の隙ができれば的確にそこを突く

 

────が、その隙は酒泉がわざと作った隙だった

 

 

「っ!?」

 

 

攻撃を受け流されたミカはそのまま懐に潜り込まれ、腹部に強い衝撃が走る

 

ヘイロー持ちの生徒程ではない、しかしそこらの獣人や機械人を遥かに上回る威力の拳がミカの腹に抉り込む

 

そのまま腹部にアサルトライフルの射撃を浴びせ、ツルギの方へと蹴り飛ばす────が、ミカは数センチ後ろに仰け反った程度で留まる

 

 

「……残念だけど、その程度の攻撃じゃ〝今の〟私は止められないよ!」

 

 

笑顔で酒泉に殴りかかるミカ、彼女は何があろうと倒れるつもりはない

全ては自分を応援してくれた〝勇気ある少女〟の為に

 

愛の力、友情パワー、そんな幼稚で下らない非現実的な存在が今のミカの心を確かに満たしていた

 

 

 

「潰れろっ!!!」

 

────っとお……

 

「潰れろ!潰れろ!潰れろ!潰れろおおおお!!!」

 

 

 

ミカの横を通り抜け、今度はツルギが酒泉に突っ込んでいく

 

接近前にアサルトライフルの弾を数発食らうが、その程度の傷などすぐに再生される

 

しかし酒泉は取り乱すことなく攻撃を回避する

 

 

 

 

「もうっ!私のことも忘れないでね!」

 

────これも違うな……

 

「バラバラになれええええ!!!」

 

 

 

 

途中からミカも加わり、猛攻は益々ヒートアップしていく

 

ツルギとミカの攻撃からは一発毎に強烈な衝撃が発生し、拳が地面に直撃した際には地面にヒビが入っていた

 

壁を突き破る威力を持つ拳は、確実に酒泉を追い詰めていく

 

 

 

────よっとお!

 

「キエッ!?」

 

「うわっ……!」

 

 

 

しかし、二人の攻撃のタイミングが重なる瞬間に酒泉は二人の拳を受け流し、互いに同士討ちさせる形で逸らした

 

ミカとツルギ、互いの身体に衝撃が走る────

 

 

 

「っ……!」

 

「ケハハハハハァ!!!」

 

 

 

────が、二人は全く怯まずに攻撃を再開する

 

 

 

「どうしたの?ゲヘナはこの程度!?」

 

「血に染まれえええええ!」

 

………うーん、もうちょっと工夫できるな

 

「さっきから何をブツブツ───言ってんのっ!」

 

 

 

 

 

ミカがサブマシンガンの引き金を引く───ことはなく、そのまま本体ごと酒泉の顔に向けて投げつける

 

軽くしゃがんで回避するが、そこにミカの脚が勢い良く接近する

 

酒泉は横に跳ぼうとするが、回避先にツルギのショットガンの銃口が向けられているのを視認すると、途中から片手を軸に側転へと切り替えて回避する

 

酒泉は〝お返し〟とばかりにスナイパーライフルを背から取り出し、ツルギのこめかみに突きつける

 

そのまま引き金を引いて仰け反らせた隙に追撃を加えようとし────一切のダメージを無視したツルギに反撃される

 

ショットガンの銃口合わせられる度にツルギの腕を攻撃して何とか外れさせる

 

カチッとツルギの二丁のショットガンから空撃ちのような音が鳴ると同時に、酒泉は勢いよくツルギの腹を蹴り飛ばす

 

 

 

「────あはっ!やっと捉えたよ☆」

 

 

 

それと同時に、ミカが前に飛び出していく

 

勢い良く拳を振ると、その拳は酒泉に身体に直撃する

 

アサルトライフルは手を離れ、酒泉だけが吹き飛ばされる

 

 

 

「やっと当たってくれたね、これでちょっとは余裕ぶったその表情も崩れたかな?」

 

───んー……今度は上手くいったと思ったんだけどな……

 

「……まだ強がるんだ?」

 

 

吹き飛ばされた酒泉は脚をぽんぽんと叩いて埃を払うが、ミカは当然それを待たずに再び拳を振るう

 

戦闘の最中に再びサブマシンガンを拾い上げ、拳と弾丸を交えた攻撃で酒泉を翻弄しようとする

 

だが、やはり一対一では時間が掛かるだろうとミカが考えていると────

 

 

 

「………退け、私が隙を作る」

 

 

 

────先程までのテンションが嘘かのように、ツルギが冷静に背後から言い放つ

 

 

「………っ!お願い!」

 

 

突然の選手交代にも動じず、酒泉はツルギにスナイパーライフルの銃口を向ける

 

右手のショットガンは蹴り跳ばし、左手のショットガンはスナイパーライフルの弾をツルギの指に当てて引き金を引くこと自体を防ぐ

 

酒泉はその隙にツルギの足を払って態勢を崩させようとする………が、そのまま後ろに倒れ込んだツルギにスナイパーライフルの銃身を引っ張られてしまう

 

咄嗟にスナイパーライフルを手放すことで、引き寄せられることは避けた

 

 

「……これでもう、抵抗する手段はなくなったね?」

 

 

だが、今の酒泉は何も武器を持っていない

 

アサルトライフルはミカに、スナイパーライフルはツルギによって手放されてしまった

 

つまり────反撃される恐れはない

 

 

「悪いけど、私が戦いたいのは貴方じゃないから────お休みなさい」

 

 

ミカの拳が酒泉の顔に放たれる

 

その威力は酒泉を木々に叩きつけ、そのままグッタリと倒れさせた

 

(………うん、やっぱり今日の私………調子いいや)

 

 

ミカは自分の右手を眺めながら心の中でそう呟く

 

 

(これも全部……コハルちゃんの応援のお陰かな?)

 

「………終わったのか」

 

 

そんなミカにツルギが近寄ると、ミカは上機嫌に対応する

 

 

「うん!もう倒したよ!貴女達の後輩の………コハルちゃんのお陰でね!」

 

「………コハル?」

 

「これで後は向こうの風紀委員長を倒すだけ────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────おー……やっと再現できた、この感覚は忘れないようにしないとな……

 

「────────え?」

 

いやぁ……消力シャオリーって本当にできるもんなんだな……流石に本家本元に比べると圧倒的に下位互換だけど

 

……もういいや、普通にやろっと

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

浦和ハナコは困惑していた

 

……とはいえ、彼女は負けた訳ではない

 

むしろ彼女は自身の頭脳を余すことなく最大限に活用し、常に圧倒し続けていた

 

同じブレイン担当である天雨アコの策略を封殺し、次の手を踏み潰し、そこから更に切り刻む

 

彼女は天雨アコの両足を潰し、次に両手を潰し、頭を捻じ切り、そして心臓にナイフを突き立てる一歩手前まで来ていた

 

それなのに、何故─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アズサちゃんっ!ミネさんっ!追ってください!私も向かいます!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────何故、自分達の目の前までナイフが迫ってきているのか

 

事の始まりは自分達の攻撃部隊が敵の拠点にある程度近い位置まで接近した時だった

 

敵拠点の旗の前には空崎ヒナ────ただ一人が立っていた

 

他の追随を許さない、圧倒的な絶対強者によるガード

 

成る程、確かにこれは骨が折れそうだ。中途半端な戦力では返り討ちにされてしまうだろう

 

そうなった場合、何人かが欠けた状態で戦闘を続行しなければならず、圧倒的に不利な状況に陥ってしまうだろう

 

そこでハナコは一旦〝全てのメンバー〟を撤退させた

 

その後、敵の動きがあるまで攻め込もうとしてくる相手に〝ちょっかい〟をかけつつ、深入りしないことを徹底した

 

互いに敵拠点まで攻め込もうとせず、時間だけが過ぎていく中でハナコは一つの事に気づいた…………一度も空崎ヒナが動いていないのだと

 

ハナコは気づいた、敵の作戦に

 

此方側の主力部隊の大半を空崎ヒナ撃破の為の攻撃に回させ、防御が手薄になった隙に残ったメンバーで一気に攻め込む為の陣形だと

 

そうなればトリニティ側が取る行動は一つ────何もせずに待機すること

 

業を煮やしたヒナが攻撃側に回ってくれれば、それだけで旗を奪取できる可能性が跳ね上がる

 

ヒナが旗の前に待機し続けるのならば、此方に攻め込んでくる敵を全員撃破した上で、ヒナを囲んで叩けばいいのだと…………尤も、ハナコですらヒナの実力の底が見えていなかったからこそ立てられた作戦だが

 

しかし、そのように思ってしまうのも仕方無いだろう

 

聖園ミカ、剣先ツルギ、蒼森ミネ、この三人が攻めに回って倒せない者など〝殆ど〟存在しないのだから

 

ともかく、トリニティ側はトラップを仕掛けて獲物を待ち続けた

 

そしてゲヘナ側は見事に引っ掛かり、人数の分断にまで成功した

 

折川酒泉にはツルギ・ミカの二人を、チナツ・アコ・イオリの三人にはミネ・アズサを

 

アコとチナツは戦闘向けの人員ではないことは事前の調べで分かっていた、ならば戦闘面で脅威になるのはイオリのみ

 

そのイオリも一対一ではミネには劣り、仮に三人全員でかかってきたとしても漸く五分に届くかどうかといったところだろう………その予測は正しかった

 

ミネは三人を相手に正面から食い止め、旗には少しも近寄らせなかった

 

更にはハナコ側にはトラップの扱いに長けているアズサも居た、彼女が防衛戦に集中すれば各学園トップにも十分食らいつける程の実力を発揮する

 

イオリ達はミネの圧倒的な力に蹂躙され、そのまま敗れる────ことはなかった

 

 

「なっ……正気ですか!?」

 

「正気じゃ勝てないからねっ!」

 

 

流れが変わったのはイオリが敵の攻撃を無視して旗に一直線に突っ込んだ時だった

 

イオリは当然地雷トラップの被害を受け、その隙にアズサとミネがすぐに旗の前まで駆けつける

 

そして迎撃の構えを取った二人の視界に映ったのは─────背後から投げ込まれる手榴弾だった

 

 

「そんな……仲間ごと!?貴女達はなんという事を……!」

 

 

戦術対抗戦でそこまでやるのか、トリニティの一同は驚愕する

 

しかし、これはイオリ自身が望んだことだった

 

彼女が望んだ理想の強さとは、ヒナのように〝どんなダメージを受けようと冷静な表情で堂々と佇む〟そんな我慢強さ

 

……だが、今のイオリにはそんな実力はなかった

 

イオリの顔は冷静な表情とは言えず、道中のトラップや今の手榴弾でのダメージによって歯を食いしばって痛みに必死に耐えているような表情だ

 

目から涙を流し、口からは悲鳴が零れ、顔は血で塗れ、何とも惨めで無様で不恰好な姿か………しかし、今はまだこれでいい

 

最終的にチームの勝利に貢献できるのならば……いくらでも無様を晒そう

 

「─────アコちゃあああああああん!!!」

 

 

痛みに堪えながらも必死に発した、泣きじゃくる子供のような叫び声

 

その声と共に爆煙の中をアコが走り抜けて敵陣の旗を奪い取る

 

「……こ……ごがらは私があ゛!」

 

声を枯らし、情けない面を晒しながらイオリが立ち上がり、そのまま殿を引き受けた

 

正面からミネの攻撃を食らい、地に叩き伏せられ、実力差を分からされてもなお立ち塞がった

 

だが、まだ道中にはアズサが仕掛けたトラップが残っている。それを利用すれば────

 

 

「……なっ……嘘……」

 

「……アコ行政官さえ残っていれば、私達の勝ちですので」

 

 

────チナツがトラップを踏み抜いた

 

アズサの仕掛けたトラップ………落石、手榴弾、あらゆる攻撃を人体で重要な部位だけは何とか守りながらも、アコを安全に進ませようと全てをその身で受けた

 

時には敵を巻き込む為にタイミングをずらし、その身を懸けて足止めした

 

 

(……トラップの位置がバレている………最初の〝ちょっかい〟の段階で幾つか見抜かれていた……?)

 

 

………だが、敵はまだ残っている

 

 

「……これで終わりです」

 

「────っ」

 

 

必死に走るアコの前に、いつの間にか前線に出ていたハナコが立ち塞がる

 

彼女はずっと後ろで指揮を取っていた訳ではない、万が一に備えて挟み撃ちできるように回り込んでいたのだ

 

アコは作戦どころか逃走ルートさえ見破られていた

 

 

「逃がしません!」

 

「この位置なら……トラップで……!」

 

 

旗がトリニティ側の陣地を離れて一分半以上が経過していた

 

アコの逃走ルートは封じられ、イオリは戦闘不能に陥り、チナツはトラップのダメージで動けなかった

 

アズサが銃口をアコに向け、ミネが盾を構えて突っ込んでくる

 

ハナコが近すぎず遠すぎずの距離感でアコの逃げ道を確実に塞ぐ

 

逃げ道無し、銃はハンドガンのみ、敵は三人、それも自身より格上

 

アコが導き出した答えは────

 

 

「………なっ!?」

 

「嘘っ……!?」

 

 

─────手榴弾による自爆だった

 

 

……アコは序盤のやり取りで理解できてしまっていた、自分ではトリニティの〝天才〟には勝てないと

 

故に最初から作戦勝ちは諦めていた

 

根性、気合い、勇気、下らない精神論、彼女は自分らしくもない泥臭い方法を選んだ

 

その為にイオリには〝気合〟で耐えてもらい、チナツには〝勇気〟を振り絞ってトラップを踏み抜いてもらった

 

なら、あとは自分が〝根性〟を見せるだけだ

 

 

(全く……私がこんな暑苦しい方法を選ぶなんて)

 

 

しかしまあ、いくらクールさを取り繕おうとヒナ委員長の役に立てなければ何の意味もない

 

それならば、例え他者から馬鹿にされようとも────精一杯足掻いてやろう

 

それでヒナ委員長の役に立てるのなら、喜んで地を這いながらでも進んでやろう

 

 

「マズイ……彼女はどこへ……!」

 

「旗はどうなったの!?」

 

 

爆発によったミネとアズサが吹き飛ばされるが、咄嗟に下がっていたこともあってダメージは軽症だった

 

一方で背後に立っていたハナコは他二人より反応が遅れてしまった

 

そして、ゼロ距離で自爆したアコはというと………

 

 

 

「……っ……ぅ………!」

 

 

 

血だらけの脚、ボロボロの腕、それでもなお〝旗〟を握っていた

アズサとミネがすぐに奪い返そうと再び駆け出す

 

しかしアコは一歩も動くことなく、血と泥にまみれた顔で微笑みながら一人呟いた

 

 

「今まで私が何度酒泉や委員長に脳を破壊されてきたと思ってるんですか?」

 

 

二人の手がアコに届く瞬間─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私、諦めの悪い女ですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────試合終了を告げるブザーが鳴り響いた

 

大した怪我はなく、目立った汚れもないミネ達

 

全身がボロボロで、服も身体も血や土汚れだらけのアコ達

 

それでも試合結果を映すモニターはゲヘナの勝利を示していた

 

アコ達は四肢を失いながらも─────五体満足の相手の心臓を奪い取った

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

『アコ、チナツ、イオリ………皆揃ってどうしたの?』

 

『あの……ヒナ委員長、今回の作戦ですが……一つだけ我儘を言ってもよろしいでしょうか』

 

『………内容によるけど……とりあえず言ってみて』

 

『今回の作戦………防衛はヒナ委員長一人にお願いしてもよろしいでしょうか?』

 

『………私一人?それはつまり……』

 

『はい、攻撃は全て私達に任せてほしいんです』

 

『皆で話し合ったんだ、このままじゃ駄目だって………委員長や酒泉に任せっきりじゃ、私達は堂々と〝風紀委員〟を名乗れないって!』

 

『私達では力不足なのは分かっています、それでも………お願いします、旗の奪取を私達にやらせてください!』

 

『うん、いいよ』

 

『………え?今、なんて……』

 

『いいよ』

 

『……よ、よろしいのですか?』

 

『アコ達が自分で言ってきたのに………』

 

『そ、それはそうですけど………』

 

『でも、酒泉にも手出しはさせないから。酒泉にお願いするのはぶつけられた相手の足止めだけ………まあ、大丈夫だよね』

 

『は、はい!大丈夫です!』

 

『……委員長はそんなに私達のことを信用してくれてるの?』

 

『うん、だって────』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『────私〝達〟は最強だから』

 

 

 

 

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