【アンケート企画】みんなでアクアに助言して遊ぼう! 作:をれっと
「よくお聞きなさい、アクアマリンよ…今日、朝起きてすぐに、アイに星の砂を玄関に飾らせなさい」
星の砂?
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俺が目を覚ますと、アイはすでに起きていた。
星の砂…アイが昔、古参のファンにもらったお土産。
そんなものを、なぜ玄関に……考えられることは一つだ。
今日、ストーカーが来る。
「ママ、星の砂、玄関に飾らない?ライブの前だし、風水的に良いらしいから」
「どうしたの?風水なんて知ってるなんて…やっぱりうちの子、ヤバいくらい天才なのか」
「いいからいいから!」
俺は無理やりに話を進め、星の砂を玄関に飾らせた。
タスウケツが星の砂を飾らせた理由は、おそらくその星の砂がそのストーカーから貰ったものだからだ。
あいつの冷やかしでなければ、ストーカーが来る。
あいつは俺に簡単かつ一切リスクのない助言をした。俺を確実に動かすためだろう。
つまり、それだけ本気で俺を動かす必要があるのだ。
俺に今できるのはここまでだ。
それから一時間後、インターホンが鳴った。
「あ、社長たちかな?」
ゾクリッ
来た!?
違っていてくれ!普通に社長であってくれ。そう祈りつつ、俺は机の上に置いて行ったスマホを手に取り、緊急電話を構え、ドアの隙間から覗き込む。
ドクンッ、ドクンッ
全身が波打つほどに、心臓が鳴り響いている。
「ドーム公演おめでとう。双子の子供は元気かな?花束を持ってきたんだ…開けてくれないか?」
「あー、ごめんね?プレゼントとかは事務所を通して…」
アイはドアから離れ始めた。この距離があれば、ナイフは…
その時、ストーカーは花束を落とし、ドアの隙間からナイフを突き出した。アイにはギリギリ届いていない。
「なんなんだよ!お前!アイドルのくせに子供なんか作って!あんだけ好き好き言ってたくせに!裏では俺たちを馬鹿にしてたんだろ!この嘘つきが!」
男はドアチェーンを殴っている。
電話するか!?今か!?電話するなら…今か!?じゃああの星の砂はなんだったんだ!?
「わ、私は…元々無責任だし、人を愛するってよくわかんないから…みんなが喜んでくれるような嘘をついてたよ。その嘘がいつか本当になることを願って……」
初めて俺は…あの日、彼女が言った「嘘は愛」という言葉の意味を理解した。
なんとなく良い言葉に聞こえるなんて思ってたけれど…彼女は人の愛し方を知らなかったんだ。
嘘が本当になることを願って、愛してると言い続けた。
ようやくわかった……アイが俺たちを産んだ理由。それは、アイは俺たちを愛したかったんだ。子供を作れば、子供を愛せると思ったんだ。
愛し方を知りたかったんだ……
「リョースケ君だよね?握手会の時来てくれた。あれ?違った?わたし人の名前覚えるの苦手でさ。お土産でくれた星の砂が…嬉しかったよ。今も…ほら、そこに飾ってある」
「んだよ……それ…………」
ストーカー。リョースケくんは
「る、ルビー」
「な……なに?」
「俺が合図をしたら……これで通報してくれ」
「……わかった」
今は動かなきゃ…
俺の脳はほとんど怯え切っていて、ほとんど正常に動かない。しかし、最後の一絞りの理性で、男に近づいた。
「アクア!あぶな…「大丈夫」」
ここで、聞き込みをしなきゃいけない。きっとそれが、星の砂の効果なのだ。
「ねぇ、どうしてこの住所がわかったの?」
「は………は………」
「大丈夫。アイは生きてる。君を思ってくれているアイは、生きてる。答えてくれ……誰に聞いたんだ?」
「………良かった……失敗して」
だめだ、こいつは真面に口を聞くことができないらしい。一介のファンが、引っ越したばかりの俺たちの家を知るはずがないのだ。
絶対に情報提供を受けているはずなんだ。
「リョースケくん、君に情報提供したやつは、アイを殺そうとしている。答えてくれ。誰が情報提供した?」
「わ、わからない……」
「はぁ?」
「男だ…ちょうど、金髪で君に似た顔だったような気もする……180cm弱の身長の男……スーツを着ていたよ」
俺に似ている。アイの情報を知っている。
俺たちの父親か。
「そうか。ありがとう。ルビー、電話して」
「う、うん」
概ね、予想通りだ。
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男は大人しく警察に捕まって行った。
しかし、ドーム公演は続行。そのまま行くことにしたようだ。
俺は疲れて寝てしまった。
「いやー、お疲れ様!とりあえず1章はクリアって感じかな!」
タスウケツが現れた。
そうだな……あとはアイに俺たちの父親を教えてもらって、そいつをとっ捕まえれば終わる。
「そうだねぇ。でも、証拠はないよ?大丈夫?」
そうだ。証拠がない。あの男に教えたのはあくまでも俺たちの住所。多少の罰は与えられても、無期懲役にすらならない。
殺したと言う証拠が必要だ。
自分の手を汚そうとしない、俺たちの父親を。
「ま、こっからが大変ってところだね〜。そいつが生きている限り、アイの安全はない。それに、証拠ったって、アイを殺そうとした証拠じゃなく、他の人を直接殺した証拠じゃなきゃダメ」
はぁ……そもそも俺たちの父親が誰かもわからないのに…
「それは自力でアイに吐かせてよ。この状況ならできるでしょ?」
まぁな。すこし…俺が知りたくないだけだ。
「やっぱアイが死なない世界線の君は腑抜けてるね〜」
アイが死んだ世界線の俺はどんな感じなんだ?
「それはもうストイックに復讐を目指してた。でも、ルビーちゃんに気を使ったり、自責の念に駆られてたり……まぁ健気なもんだよ」
そうかい。
「健気さは闇堕ちしても変わらないんだねぇ。そんな健気な君に謝らなきゃいけないことがある。お詫びの印として、助言ではない形で教えるよ」
あ?重要なことだったらタダじゃおかないぞ?
「いや、今はさほど重要じゃないかな。「君を転生させたのは神様」みたいなこと言ったじゃん?あれ、ちょっと誤解があるんだよね」
誤解?
「そっちの次元に、君たちを転生させた存在はいるよ。そうだなぁ。この世界まるまるを作った存在と、僕らは同じ次元に存在している。つまり、君たちを直接転生させたのは、僕らの言う神様じゃない。とにかく言いたいのは、君たちを転生させた元凶はその次元にいる。そして、そいつは僕らよりも格下の存在だ。だから、君でもどうこうできる存在だよ」
…なんだ?転生させたのは神じゃないのか?
「神といえば神だし、神じゃないといえば神じゃない。転生させたその存在を創造し、操作しているのは神様だから、神様が転生させたと言うこともできるし、直接転生させたのはその次元のモノなのだから、神様じゃないとも言える」
…なんとなくわかったよ。きっと、お前やお前の言う神様について、知るべきじゃない。だからそれ以上話すな。
「はは、僕らもそう思う。僕らの言う神様と転生させた存在が別物ってことだけわかってくれればいいよ」
で、助言をしに来たのか?
「そうだねぇ…」
アクアからの信用度60(一つの情報源として扱われるレベル)
〜タネ明かし〜
前々回の選択肢のタネ明かしです。
まず「ミヤコに神のしもべとして自己紹介」の場合、乳児時代編が引き延ばされることになっていました。
気が付いたかもしれませんが、助言が成し遂げられた時、もしくは助言に刃向かった結果が現れた後に、タスウケツは現れることができるようになります。
このアンケート企画の縛りとして、最後に必ずアンケートを行ってきました。
つまり、ミヤコに自己紹介だった場合、タスウケツの行動回数が増え、私が乳児時代編を長く描くことができるようになるという選択肢でした。
もう一つの「ルビーに歌を練習させる」も同じです。ただし、こちらの場合はルビーが将来的に楽しやすくなるという特典もついてきますが、引き伸ばせる期間はかなり短くなります。
とにかく長く乳児編を見たかったなら「ミヤコに自己紹介」、ルビーが幸せになるところを確実に見届けたい場合は「ルビーに歌を練習させる」が正しい選択肢でした。
ちなみに「ドアチェーンを徹底させる」以外の場合、「星の砂」の選択肢は現れませんでした。ドーム公演当日に「ドアチェーンを徹底させる」ではなく「代わりにインターホンに出る」という選択肢が現れ、それのみが星野アイ救出ルートになる予定でした。
「インターホンに出る」の場合、リョースケ君はすぐに逃げ去ります。
現在、「幼児時代編:星の砂ルート」です。次回エピローグ
アクアにどのような助言する?
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アイを認める(星の砂ルート限定)
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カミキヒカルの殺人法則を教える
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ルビーに歌を練習させる