イセリア人間牧場奮闘記   作:あるいてごろりと

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追放と出会い

アイトラがイセリア人間牧場に転勤して幾日か経過した。

彼女は寡黙で作業を選ばないといけないがそれでも物覚えが良いため、仕事量が増えてもそつなくこなしていた。

ただ、クヴァルとフォシテスが期待したような先代神子が現在生きているという謎の解明は、全く進展しなかった。

フォシテスが牧場の備品を購入しにイセリア村の道具屋へと行ったとき、周辺の村人へアイトラの似顔絵を見せながら聞き込みをしてみるのだが良い反応は得られない。

 

それどころかフォシテスご自慢の絵を見て「そんなナスみたいな顔の人がいるのかねぇ。」などとケチを付けられしまう始末。これにはフォシテスもショックを隠せなかった。

今まで手配書の似顔絵担当をやってきたのだから、それなりの腕だと自負してきたのにその積み上げた自信を崩されたのだ。

もしかして、ディザイアンの兵隊達の「…いいっすね、これ。はは…。」という賞賛の言葉も気遣いによるものだったのだろうか。似顔絵じゃなくて本人連れて歩いた方が良かったかもしれないなどと、フォシテスはもやもやとしつつそう考えた。

 

(今まで…?)

 

フォシテスはこれまで似顔絵を描いた人物の顔を思い出そうとするのだが、ぼんやりと赤いものが浮かぶだけでそれ以上は脳がストップをかけたかのような状態になり、鮮明にその人物の顔と名前が記憶の引き出しから出てくることはなかった。

針に糸が通らないようなもどかしさを感じたフォシテスは、これからは日記でもつけてみようかと考え始めていた。

 

村から出ようとした所、八百屋の村人から呼び止められて野菜を渡される。

どうやら、息子が人間牧場で働いているらしく「根無し草のあいつが活き活きと働くようになったのはあんたのおかげだよ。」と礼を言われた。

道具屋の奥さんも近づいてきて、「豊かな生活を送れるのは、あなた方が旦那を雇ってくれたからですよ。」と言い、袋に詰められたアップルグミをくれた。

労働者の身内からそのような言葉を送られてフォシテスは素直に嬉しかった。

 

(今後はもっとにぎやかになるだろうか。)

 

現在のイセリア村は人口がわずかにだが増加傾向にある。

福利厚生がしっかりしていて仕事のやりがいがある人間牧場の需要が高まっているようで、一部面接のみを引き受けるフォシテスでさえも、その応募人数のためにスケジュールを見直さなければならなかったほどである。

ひげの生えた村長からは「村に活気が出てきたのもフォシテスさんとイセリア人間牧場のおかげですよ。はっはっはっ。」というお言葉を頂いた。

 

村を出てイセリアの森を歩く道中、フォシテスは昨日の出張を振り返る。

それは、プロネーマから召集されておこなわれた五聖刃の緊急会議であった。

彼女に会うまでは、当牧場からホットラインで働き方についての相談を受けたのだろうか、と不安に思ったものだが想像とは関係のない話だった。

曰く、今後エクスフィアの扱いをどうするかという内容だ。

 

そもそもエクスフィアは、人間の命を持ってして作られた産物である。

その上、牧場の労働者は『要の紋』なしでエクスフィアを装備しているのだが、それ単体で肌に取り付けると身体に毒であったのだ。

一応、ロディルが改良したとはいえ、新規就労者がエクスフィアの装備を簡単に受け入れてくれるとは思えない。

それだけのイメージをかつてのエクスフィアは与えてしまったのだ。

 

また、エクスフィアを直接肉体に装備した以上外すことも叶わない。

というのも、『要の紋』無しのまま取り外そうとするとその人物は『エクスフィギュア』という理性無き化け物に変貌してしまうためである。

ロディルの改良もそこを抑えるまでには至っていない。

 

今まで危険極まりないおこないをしていたことを労働者達と共に作業をするディザイアンの兵隊達が理解をして、各牧場の牧場主らにエクスフィア撤廃を進言してきた。

奴隷の作業をするという、相手の立場に立つ行動が『気持ちの理解』という結果を生み出したと言える。

もちろん、フォシテスだって彼らから話を聞いている。

それに彼らの想いは少なからず分かっているつもりだ。

 

労働環境改善を始めてからは、『エクスフィギュア』になるような労働者は今のところいないのだが、それもいつ状況が変化するか分からない。

もし予期せぬ異常が発生すれば、労働災害と認められてクルシスより業務改善を求められるだろう。

当然、牧場全体を管理する牧場主には厳しい罰が与えられるはず。

 

まず、エクスフィアの生産という分野がそもそも今の安全志向の時代に見合っていないのである。

これは由々しき事態と判断した五聖刃は、定期会議など待っていられず対策を検討し合うことにした。

ひとまず手を打つべきこととして、クルシスより労働者全員の『要の紋』を支給してもらう必要があると判断した。

 

五聖刃の長であるプロネーマは、パネルを操作してモニターを起動させる。

そこに映し出されたユグドラシルへ挨拶を済ませると、先ほどの話をしたのだが意外にも快い返事はもらえなかった。

 

一度、モニターの映像が遮断されてしばらく経った。

再び、モニターにユグドラシルが映し出される。

彼曰く、『要の紋』の支給は可能だが一度で全ての牧場へ発送はできないとのこと。

そのため、イセリア人間牧場から順に随時対策をしてほしいと発言した。

マグニスが明らかイライラしていたが、ここで感情に任せた行動は話を先延ばしにしかねないと分かっているのか怒りを押し込めるようにしてこらえていた。

 

ユグドラシルは、イセリアの奴隷達が『要の紋』を装着し次第、報告書を作成してほしいとのこと。

期限は、荷物が到着する予定の明後日から5日間だ。

 

「フォシテス、これは早急に対処すべき問題であり、遅延は許されないぞ。」

 

「はっ!」

 

厳粛な雰囲気を醸し出しながら発言するユグドラシルにフォシテスは返事をする。

 

ロディルが「こちらはもちろんとして上位組織の不手際でもあるのに、ずいぶん急がせますね…。」とつぶやく。

会議が終わり、各々が会議室を出ていく中、プロネーマがフォシテスを呼び止めた。

 

「クルシスやユグドラシル様に気をつけよ。」

 

「忠臣・プロネーマが謀反でも起こすのか?」

 

「わらわはもちろんユグドラシル様の忠実なしもべのつもりよ。

それは変わらぬわ。

だが、最近のあの人物は本当にユグドラシル様なのか疑問なのじゃ。」

 

「どういうことだ?」

 

「ユグドラシル様は…根拠は言えん。

女の勘じゃ。

それと、クルシスの雰囲気が違うような気がするゆえ…。

何というか、天使達の無機質な感じが薄いように思える。

そなたはどうも思わんのかえ?」

 

ユグドラシル様はユグドラシル様じゃないのか、とフォシテスは思う。

天使達も同様だ。

仮に違うとすれば誰なのだろうか。

ウィルガイアで身近にいるプロネーマが分からないのであれば、それ以上の答えは出まいとした。

 

「考えすぎじゃないのか?」

 

「杞憂であればそれで良い。

とにかく、期限は厳守するように。」

 

「そのつもりだ。」

 

そこで会話は終わった。

イセリア人間牧場に近づくにつれて、身体の温度が上昇したフォシテスの額は汗ばんでいた。

明日中に荷物が届くはず。

段取り良く労働者たちが『要の紋』を装備できるようにスケジュールを組まないといけない。

アイトラの手を借りよう。

『要の紋』の在庫管理はウィルツに任せよう。

きっと、うまくいくはずだ。

牧場の門を前にしてフォシテスはそう考えた。

 

その日のうちに作業分担を伝達したが、翌日正午を過ぎても荷物が届かなかった。

ウィルツに話を聞くと、郵便ボックスが空らしい。

 

(どういうことだ…、今日届く予定だったんじゃ?)

 

「今日の午後便ではないでしょうか?」

 

フォシテスは、それはあり得ると思った。

指定された時間をクルシスから聞いていなかったからだ。

自室に戻り、受話器を手に取る。

 

「もしもし、クルシスです。」

 

「イセリア人間牧場のフォシテスです。お世話になります。」

 

「ああ、ディザイアンの。

どうも、お勤めご苦労様です。」

 

「本日到着予定の荷物がまだ届いていないのですが…。」

 

「えっ、あー…。

『要の紋』でしたね。

少々お待ちください。」

 

クルシスの営業担当者らしき者がそう言うと、クラシック音楽の保留音が流れた。

しばらくして、先ほどの者が対応する。

 

「もしもし。

お待たせしました。

荷物は本日の午前着ですでにそちらへ届いているはずですよ。」

 

「午前着!?」

 

フォシテスが時計を見るとすでに午後1時前になっている。

 

「荷物が見えないのですが…。」

 

受話器の向こうからため息をつく音が聞こえた。

 

「そう言われましてもね。

先ほど伝えた通り、こちらが発送したのは間違いないんですよ。

時間だって午前便で間違いありません。

伝票の控えだって取ってあるのですからね。」

 

「し、しかし…。」

 

再びため息が耳元で聞こえた。

 

「荷物の追跡番号を教えましょう。

それでいいですね?」

 

「…はい。お願いします。」

 

フォシテスは、番号を控えると受話器を置いた。

PCを起動し、Webで運送会社のサイトを開き追跡番号を入力する。

表示されるのは、午前中に納品されたという文字。

 

(こ、これはいったい…。)

 

フォシテスは、血の気が引いていくのを感じていた。

内線でウィルツに連絡を取ってみるが、やはり荷物は届いていないと言う。

 

 

                ♦

 

 

翌日、プロネーマに連絡を入れる。

彼女は、ユグドラシルの秘書を務めており普段はクルシスに勤務している。

発送元にいる彼女を頼るしかなかった。

プロネーマは、すぐさま内部を調べると返事をした。

その少し後に着信音がなった。

フォシテスが出ると、相手はマグニスだった。

 

「よお。ヘマしたみたいだなぁ。」

 

「ぐっ…。すまない。」

 

「フン。ディザイアンの英雄フォシテスがなんてザマだよ。」

 

プロネーマから話を聞いたのだろうか。

普段なら腹が立つはずのマグニスの指摘に今回ばかりは怒りが湧かなかった。

しばらく無言でいたためか、マグニスの方から語る。

 

「パルマコスタからハコネシア峠までだ。」

 

「…それは?」

 

「察しがわりいな!間違って荷物が届いていねぇか調べるつってんだよ!」

 

「いや、しかし…。

サイトでは既に納品済みと表示されている。」

 

「それを信じるってのか!?

何かの間違いの可能性だってあるだろうが!!

どうせ部屋にこもりっきりなんだろうからよ。

ちったぁ、自分の足を使って調べやがれ!!」

 

マグニスの言葉にフォシテスの心が奮い立つ。

この男はいつだって厳しく、いつだって勇ましいとフォシテスは思った。

 

「…すまない。助かる、マグニス。」

 

「ハン!事が済んだら豚肉でもおごってもらうぜ?」

 

「ああ、サシの入った上等なやつをふるまおう。」 

 

「前回のことは、これでチャラだからな。」

 

「あれに関してはもう気にしていない。」

 

「ヘッ、そうかよ。」

 

受話器を置くと、フォシテスは廊下に出る。

急ぎ足で進むと、すれ違った労働者から声をかけられた。

 

「フォシテスさん、どうかしましたか?

慌ててあなたらしくない。」

 

「…実はだな。」

 

フォシテスが事情を説明すると労働者はどんと胸を叩いた。

 

「それなら俺らにも頼ってくださいよ!

水臭いじゃないですか。

すぐにでも周りの人達へ捜索を手伝ってもらいますよ。」

 

「すまない、迷惑をかける。」

 

「何言ってんですか。牧場主と労働者は持ちつ持たれつでしょう。

それにフォシテスさんには、雇ってもらった恩がある。」

 

フォシテスの脳裏に浮かぶのはかつて人間を懲らしめていた自身の姿であった。

”恩”という言葉が重くのしかかってくる。

 

「いや、それだけではない。

以前のこともだ。」

 

「以前?

ああ、それならなおさら謝る必要ないですよ。

俺たちは違いますから。」

 

「違う?」

 

目の前の男は奴隷として扱っていた時には人間牧場にいなかった新規就労者だろうか。

フォシテスの疑問に労働者は鼻先を指でこする。

 

「へへっ。

まぁ、ささいなことですよ。

…フォシテスさん。

俺は今の生活気に入っているんすよ。

言いたいのはそれだけです。

それじゃ、すぐに人員を用意しますんで!」

 

労働者は急ぎ足でフォシテスから離れていく。

労働者の背中が広く大きく見えたフォシテスであった。

 

(私も動かねば。)

 

 

フォシテスは、誤発送で一時荷物がセンター止めされた可能性を考慮して運送会社の営業所を訪れたが荷物はないと言われた。

頭を下げて荷物を見させてもらったがあるはずがない。

 

牧場の自室に戻ると、すぐさま着信音がなった。

相手はクヴァルからでアスカード人間牧場の人員を割いて周辺の営業所に行き捜索してくれるとのことだった。

フォシテスは何度も礼を言って受話器を再び置いた。

 

隣で作業をするアイトラがこちらを虚ろな瞳で見ていることに気づいた。

彼女から見てもフォシテスの様子は普通でないものとして見えたようだ。

 

(今の私は、どんな顔をしているのだろうな。)

 

そんなことを考えてフォシテスはフッと笑った。

もはや自虐と言ってもいいものである。

その後、プロネーマから連絡があったが、クルシスから『要の紋』は間違いなく発送していることが分かった。当然、宛先はイセリア人間牧場であった。

 

 

                ♦

 

 

荷物到着予定日から6日目の朝を迎える。

イセリア人間牧場には、ユグドラシルが直々にフォシテスへ会いに来ていた。

 

「お前のことは信頼していたのだがな、フォシテス。」

 

「………。」

 

返す言葉もなかった。

与えられたたった一つの仕事さえこなすことが出来なかったのだ。

何を言われても仕方がないと覚悟していた。

しかし、心酔していたと言ってもいいほどのユグドラシルから直接聞かされる失意の言葉は、フォシテスが思っていた以上に辛かった。

 

荷物は見つからなかった。

途中から、ロディルも飛竜を使って上空より荷物が落下していないかトリエットやオサ山道付近の見回りをしてくれたが、梱包した箱だって目立つような巨大なものではないため見つかるはずもなかった。

 

フォシテスは、懲戒処分を受けることになる。

多数の従業員の命を脅かすに等しい行為をしたと扱われ、処分の中で最も重い『懲戒解雇』が言い渡される。

牧場主の後任は、ウィルツが務めることになった。

 

フォシテスが呆けていたためか、引継ぎはあっという間に終わり気づけば彼は牧場の門を背にして立っていた。

兵隊や労働者達が声をかけてくれたはずだが、その記憶は頭の奥底から出てこない。

 

アイトラがついていこうとするが、フォシテスは「ここで牧場の運営を支えてほしい。」と彼女に言う。

アイトラは彼へ伸ばした手を途中で止めて、だらりと下げた。

フォシテスは振り返ることなくイセリアの森に進んで行った。

 

 

                ♦

 

 

イセリアの村に着くと、入口には数人の村人と村長、そしてウィルツがいた。

当然、すでに話は出回っているようで、村長が重々しく口を開く。

 

「フォシテスさん。今回の事は、何と言えばいいのか…。」

 

「気にしないでもらいたい。なるようになった結果だ。」

 

「ですが…。」

 

「しばらくこの村に泊まってもいいだろうか。

考えがまとまったら出発するつもりなのだが。」

 

「そ、それはもちろん。」

 

2人が黙り込むと、ウィルツが割って入ってきた。

 

「あれあれ、黙っちゃいましたね。

ほら、村長さん。言うこと言いましょうよ?」

 

ウィルツが村長の肩に手をポンッと置いた。

 

「言うこと?それはなん――がっ!?」

 

村長が急に大口を開ける。

視線はフォシテスの上方に移るが、何かを視界に捉えているようには見えなかった。

 

「村長?」

 

「いえ、なんでもありませんよフォシテスさん。

それよりあなたはこの村にいない方がいい。」

 

「それは、どういう……。」

 

「村長権限でここに宣言する。

フォシテスさん、あなたを…。

ただいまをもって追放処分とする。」

 

フォシテスと村長のやり取りを数人の村人は正気のない目で見つめていた。

 

 

                ♦

 

 

それから2日経つと、大雨が降りだす。

フォシテスは行く当てもなく、ただ東へと進んでいた。

砂漠を抜け、正午頃にはオサ山道に辿り着き、雨をしのぐために坑道で身を潜めていた。

 

(寒いな。)

 

火を起こして、暖を取る。

しけっていてなかなか大変な思いをした。

火の魔法を身に着けていたら、こんな時に苦労しなかったのだがな、とフォシテスは思った。

 

それから頭の中を駆け巡るのは、イセリアの人たちの顔であった。

労働環境改善をしてから、随分と組織内の雰囲気が変わった気がする。

少し前に奴隷と呼んでいた人間達は、いまや労働者という名で活き活きとした顔で汗水ながしながら働いている。

自分たちで効率化を考え、進言する姿は頼もしく見えた。

 

兵隊達だって、鞭を持ってただ立ってるだけじゃ物足りなくなったようで、率先して労働作業をするようになった。

退社後に、イセリアの村で肩を組み飲み屋を巡る労働者と兵隊を見てフォシテスはほほえましく思った。

そこには、かつての人間とハーフエルフという種族を遮る壁などなかったように見えた。

 

(十分なのかもしれないな…。)

 

自分が先導した、なんておこがましいことは思っていないが、それでも働きやすい環境を作るために尽くしたつもりではいる。

それに、種族のいさかいを無くしたのは思わぬ副産物であった。

 

フォシテスは、気づいていた。

差別は種族があるから生まれたのではないということに、それを生み出すのは心であることに。

同じ種族であっても、卑下する心があればきっと差別は生まれる。

 

ユグドラシル様が提唱した、世界を無機生命体で埋め尽くす千年王国―――。

そこは本当に、差別は生まれないのだろうか。

フォシテスは、指先で触れる疑問の意志をどう扱っていいのか分からなかった。

瞼が重くなり、気づいたら眠っていた。

 

 

 

《誰か…助けてください…。

誰か…。》

 

 

 

(また、あの夢か…。)

 

ぼんやりとしつつ重い瞼を開くフォシテスは、焚火へと目を向けた。

火のそばにある人影の存在に気づく。

 

「目が覚めまシたか?」

「誰だ!!」

 

サイコガンを構えるが、その人物は動じない。

相手は少女であった。

 

「私はタバサと言いまス。

どうか私についてきてはくれまセんか?」

 

黒い帽子と服に身をつつみ緑に染まる髪色をした少女は、機械を思わせるような抑揚のない話し方をした。





キャラ紹介

ユグドラシル

ディザイアンひいては上位組織クルシスのトップ。
一部の人物からは、ひそかに「ユグ」と呼ばれている。
手品師でもあり、ある日四大天使のご飯時にユアンのステーキだけが卵ご飯に見えるマジックを使いマーテルを驚かせた。
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