目が覚めたら、ウマ娘でブタさんだった。というか、調理済みっぽい? 名前が   作:小林司

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 6月25日追記

サブタイトル変更しました



 目が覚めたら、ウマ娘だった。自分、ウマ娘知らないし競バにも詳しくないのに……

 

目覚まし時計が鳴っている。

 

もう朝か……。そう思い、頭の後ろにある目覚まし時計に手を延ばす。

 

……あれ? 無いぞ?

 

確かに置いて寝た筈だが、夜中に動かしてしまったかな?

 

ゆっくり瞼を開く。

 

……ん?

 

何処(どこ)此処(ここ)

 

目を開いて見えた天井は、自室のものではなかった。

 

ついでに、今寝ている布団……ベッドも、自室のものではない感じだ。

 

さておき、とりあえず目覚ましだ。

 

首をひねると、枕元に時計がある。(ボタン)を押して音を止めた。

 

しかし、この時計も自分のものではなかった。置いた場所も違う。

 

どういうことだろう?

 

そう思って起き上がる。

 

上体を起こすと、顔に髪が掛かった。

 

はて? 自分はこんなに髪を伸ばしていないぞ?

 

触れてみれば、サラサラなロングヘアー。腰の辺りまで届きそうな長さだ。

 

「どういうことだろう?」

 

そう、口にして、口に手を当てる。

 

()()()()()()()()

 

自分は成人した男性、つまり男性特有の男声だ。

 

しかし、今口から出た声は、どう考えても女性の女声だった。

 

「何で、だろう?」

 

やはり女声。

 

どうしてこうなった?

 

というより、今どういう状態?

 

 

 

 

首を傾げてみる。

 

髪を弄って……あれ?

 

本来、耳が()()()()()()()に、耳が()()

 

恐る恐る頭の上へ手を持って行く。

 

……耳を触った感触が。

 

まさか……?

 

とりあえず、落ち着け。回りを見るんだ。

 

えっと……ここは? とりあえず自室ではない。

 

寮という感じだが。

 

ん?

 

自分が今居るベッドの、テーブルを挟んだ向こう側にもベッドがあり、誰かが寝ている。

 

そのベッドの足元側に姿見があるのが分かった。

 

自分の今の姿が分かるだろう。そう思ってベッドから出て……。えっ?

 

有るべきモノが無い感覚と、無いはずのモノが有る感覚が……。

 

加えて一言。胸が……ある。

 

えっ? えっ?

 

……まずは姿見だ。

 

 

 

前に立ってみる。

 

「これは……まさか……」

 

自分はアプリでは遊んでないし、アニメも見たことがなく、コミックも読んでない。

 

とはいえ、テレビを見ればCMが流れるし、周りの同僚は遊んでいるし、ゲーセン行かなくてもその辺のスーパーのガチャガチャにも入っていて、存在は知っている。

 

存在だけなら誰でも知っているだろう。

 

『ウマ娘 プリティーダービー』

 

 

 

自分はウマ娘を知らないし、現実の競バにも興味がない。なのに、そんな自分がウマ娘になるなんて……。

 

頬をつねってみる。……痛い。

 

生えているらしい尻尾を引っ張ってみる。……痛い。

 

痛いってことは……夢ではない?

 

憑依(ひょうい)? 転生?

 

どういう状態なのかさっぱりだけど、これだけは言える。

 

今自分はウマ娘なんだ……!

 

 

 

待って。これってラッキーなんじゃ?

 

だってさ、皆が夢中になってるアプリ(ゲーム)世界に居るんだよ?

 

それこそ血眼になりながら遊んでて、『○○ちゃんマジ天使~!』とか『□○お迎えできない~(涙)』って言ってる世界に居るんだよ?

 

 

………………。

 

 

とりあえず、落ち着こう。

 

とにもかくにも、今は現状把握優先。

 

そもそも、この娘の名前は何だろう?

 

憑依であれ転生であれ。夢ではないらしい以上、この世界で生きるなら、最低限名前は知らないと。その後のことは追々……。

 

さて。ウマ娘どころかウマにも詳しくない自分には、この姿だけでは判断できない……。

 

 ボタッ

 

ん?

 

なにかが床に落ちる音がした。

 

何だろう? パスケース?

 

定期券入れみたいなケースから、なにやらカードらしきものが半分見えている。

 

拾い上げてみる。

 

『日本ウマ娘トレーニングセンター学園』話には聞いたことがある。所謂(いわゆる)トレセン学園だな。

 

顔写真はこの娘のもので間違いない。

 

『学年 高等部』

 

『名前 』

 

名前の部分が隠れている。

 

ケースから引っ張り出す。

 

えっと……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『名前 ブタノカックーニ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めのまえがまっくらになった…………

 

 

 

 

 





本作は、他作執筆中の息抜きに書いたお話です。

私はウマ娘、アプリをプレイしておらず、アニメも未視聴、コミックも読んでません。ここ、ハーメルンの二次小説や、YouTubeのまとめ動画等での知識しか持ち合わせておりません。

なので、これ以上書くのは難しいので、短い駄文で終わらせます。

こんなお話ではありますが、お読みいただけたのであれば嬉しいです。


 6月25日追記

単話で終わる予定でしたが、続けることになりました。

この先もお読みいただけると有り難いです。


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