【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「あのね、来週になったらマキナお姉さんと新都に戻るからね? ビーチには行けないと思うよ」
「ダメ、キョウはここにいるの」
「妻は言うこと、聞く」
「行っちゃダメ」
「なぜ新都に帰る。こちらに
「学校があるし、家も向こうなんだよ?」
そんなこと言われても、生活ベースがあっちなんだから……。
新居はしばらく直らないから、どこかアパートを借りて住むしかない……かな?
「そう言えば避難してきたと言っておったの~。……分かった。こちらの学校に編入させるようにする。家も用意する」
「えっ?」
ま~た、ここにもムチャ振りする権力者がいたよ。
「心配するな、すべてわらわが良いようにしてやろう」
「いや、あのですね~。マキナさんもあちらに戻るようにしていると思うので……ですね?」
こちらに
「大丈夫じゃ、マキナとは
「だ、だめです。キョウは喜多村で預かります」
「そうそう」
「妻はずっといっしょ」
「キョウとは、ふうふの──」
またむくむくと
「……寝た」
「マナちゃん? 黙ろうか」
おっと、マナちゃんまで手が回らない。
「寝た、とはなんじゃ?」
「ふうふのイトナミ……」
「マナちゃん?」
ちょちょちょっ、マナちゃん、何言おうとしてるの……。
「お休みのキス」
「な、な、なんじゃと~!」
「ダメ、マナちゃん。それ以上は──」
「
「ん~? すませた……ジゴ?」
マナちゃん、携帯端末を取り出し操作すると画面をミヤビ様とボクに見せつける。
「ん~! ん~!」
口を
「そ、その写真は?」
鉄の
「なっ、その写真! そのトロけ具合。まさしく事後……。そなた、このような女児まで手を出すとは」
「いや、それはね? おままごとの、ね?──」
なんで人間は手が二本しか無いんだ。もっと手があったなら……あと六本くらい。
「いかん、いかんぞ~!」
「──聞いて、ミヤビ様?」
「かような
その時、
「──なんじゃ、こんな時に」
回りの護衛や特殊部隊な人たちまで不快な警戒音を発してる。喜多村の警護の二人はサングラスをいじってる。
「
「──どうした?」
ミヤビ様に付いてきた黒服が何か
「キョウ様、まずいです!」
「何? どうしたの?」
「モールの外に暴徒が。囲まれそうだと」
「なんで……あ! サガラ」
「そうです、ね? お昼のスポットで紹介されキョウ様がいると知られたと思われます」
「ど、どうしたら……あっちとの連携は?」
喜多村の警護も連絡を受けてたようだし、ミヤビ様も護衛と話してる。
「どうでしょう。包囲を突破するほど
「う、うん。タンポポちゃんたち、外がたいへんみたいだから逃げるよ?」
外がダメなら、それしか無い……か?
「逃げる? どこへ?」
「ん~?」
「外がだめなのに、どこへ?」
「上よ!」
ボクは天井を指さす。
「喜多村家ではどう言って来たの?」
「キョウ様を護りながら逃げろ、と」
「だから、どこへ逃げるってのよ?」
さあ? と首をかしげる
「ミヤビ様、連絡はなんです? 暴徒のことですか?」
「そうじゃ。逃げてどこかに
ミヤビ様にも訊いてみるけど、そちらも打つ手無し、か?……
「あのね~? 最キョウ兵器がここにいらっしゃるんだから、突破できる、と思うんだけど?」
「最強兵器、が
「ほら……この装備をすればキョウ様は最キョウです!」
「……は?」
ボクの買い物カゴから
「あ、私も思ってた……」
「そのビキニで
羽衣さんの持ったスリングビキニを指さす。
「…………」