【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
メイド長・
護衛たちにそれを運んでもらい使用人館を伝って本館に入る。
元々、
「なんで五階なの? もう、二階でも三階でもいいのに」
館の西側の階段をえっちら、ボクたちは登っている。荷物は護衛たちが持ってるから、ほぼ手ぶらなんだけど
「ミヤビ様の
「ちょっと~~。エレベーター使っていいならそっち使おうよ?」
「なんでも
「ちょっと待って? 門て
その昔、
「──ムダな
「そうしてください」
「またか~」
入った応接間の
「ま、まあ五階だけあって
「やっと来た──来ちゃったわね~?」
「あ、ユキ様。いらっしゃいませ」
「こちらこそ、いらっしゃい、キョウちゃん」
義曽祖父のユキ様が、お茶を用意するから
護衛たちは荷物を降ろし、
「とうとう、ここまで来ちゃったわね~」
「ここまで? とは……」
お茶で一息ついたところでユキ様が口を開く。
「ここは当主や当主に順ずるものの住まうところよ」と教えてくれる。
「ショウちゃんもヒロちゃんも、受け入れているから大丈夫よ」
「は、はあ~?」
どこらへんが大丈夫なのかが分からないんですけど?
「あら、分かってないようね? ショウちゃんヒロちゃんを追い越して次期当主格に昇り詰めたのよ?」
「え~~っ。そんなのはご
「まあ、少し早くなっただけで、いずれ
まったく大丈夫に感じない。いったい何年先だったんだか……。
「ユキ、こんなところに
お茶してたら、なんか、サキちゃんがドタドタ部屋に飛びこんでくる。
「まあ! ど、どうしてそんなことに?」
ユキ様まで
「どうかされました?」
「どうもこうも……そなたは知らぬな──」
「へ~。そんな
「〝へ~〟ではない。まったく、そなたは……。『初床』をご
「ええ~~っ! そんな人に見せるものじゃないと思うけど?」
「その通りじゃ。まったく、どうしてこんな
──あれ? これって、もしかしてボクのせい?
「──あの~、その人ってミヤビ様の?」
「ミヤビ様の
身からでた
「そ、その人って普通は奥に引き
──奥様だし。
「そうじゃ。なにゆえ、初床を見るなどと申されるのか、
「まったく、そうね~?」
「あの~、ボクのせい、かも?」と、おずおず、口にする。
「どう言うことじゃ? 話してみよ」とサキちゃんが
「ミヤビ様に、初床におよぶ
「✕✕✕✕✕✕✕~!」
言葉にならない声を発してサキちゃんが天を
「ユキよ、わしは気分が悪い。熱も出てきた。病気じゃ。……出迎えやら何やら、あとは
「まあ! 逃げるのですか、情けない」
それでも
「
なんか、スミマセン。
なんとかユキ様が取りなして、逃げ出すサキちゃんを
「どこぞに
「
「
「ま、まあ、サザレさんがいいって言った通りやってみる」
「おおっ! サザレが
「そ、そうですね?」
なんか納得してるよ。ボクに分かるよう説明してよ? まあ、だいたい想像つくけど……。