【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「ちょ、ちょっと
「そ、そうね」
また、
「陽笠さんとは?」
「ああ、
──あ~、ここへ訪れた初日に会った
「心配しなくてもサザレさんに
「あら? そうなの。それじゃ確認するまでもなかったかしら?」
「と、思いますよ」
「もう
ほどなくして、サキちゃんがドタドタ戻ってくるや開口一番、のたまう。
後ろには
やっぱり、訪問当時に出迎えてくれた人だった。
「そのようで。キョウちゃんが聴いてましたよ?」
「なぜ、早く言わん?」
「だから、サザレさんに聴いた、って言いました」
「サザレが直命を受けた、って言ったそうですよ?」
「なぜそれを言わぬ?」
「聞きもせず出て行かれました」
「うっ! ま、まあ良い。キョウよサザレの言うことを良く聴いて、
「もちろんです」
まあ、気持ちはそうなんだけど、またむくむく
「それでは、またあとでね?」
「しっかりやるのじゃぞ」
「はい。のちほど」
ユキ様とサキちゃんは自室に戻っていく。
「ボク、タンポポちゃんのとこ行ってご飯食べるから~」
「は~い。行ってらっしゃい」
「どうぞどうぞ」
部屋を
「では、わたくしは
「わたくしも」
「では、私も──」
「あ、いいからいいから。笹さん、打木さんにお願いするから」
笹さんたちが付いて来るって言うと、羽衣さんが付いてくるって言い出してる。気更来さんは腰を浮かせてる。
「え~っ? 用無しですか?」
「うん、用無し。ご飯、食べてくるだけだから」
二人いれば充分だから申し出を断わる。羽衣さん以下、斎木さんも付いてきたそうにしてるので断わっておく。
断わっても笹・打木コンビは
「今度はエレベーターで行こう」
館の西側階段の
少し歩いて
「タンポポちゃん、ご飯食べに来たよ」
「あ! キョウ、ご飯は部屋で食べるんじゃ?」
「部屋? ああ上の部屋ね。一緒に食べるって言ったからこっちで食べるよ?」
みんなが
「もうキョウとは会えないかもって思って」
「会えない……」
「ミヤビ様と結婚するんでしょ?」
「あ~、結婚って言っても
「そうなの?」って皆、
「もう新都に帰らない?」
「ずっといる」
「行っちゃダメ」
「ボクは、しばらく居る。けど新都に家があるしマキナお姉さんと結婚してるから、いつか向こうに帰るよ?」
「それはダメ」って言ってくるけど、こればっかりは仕方ないんだよ。
抱き合って押し
食事準備を
「さあ、食べよう?」
「……うん」
「今度はアリサちゃんかな~?」
食事が
夕食は、ロングパスタとスープとサラダ。これじゃ夜中にお腹へりそう。
「〝はつとこ〟をやるのよね~?」
「ん、はつとこ」
「そ、そうらしい、ね?」
「なによ、人ごとみたいに。私たちも立ち会うから」
「えっ? それはムリなんじゃないかな?」
って言うか見られたくない。
「妻のすべてを知るのは夫の
「そうそう」
「ん、ギム」
「これでどうヤってるかが分かる」とか
「いや~それは……まだタンポポちゃんには早い、というか何というか……」
「もうどこにも資料がないのよ~」
って、携帯端末で動画を見せてくる。そこにはマスクされた
「ダメよ、タンポポちゃん、こんなの
高校でも観たらダメだと思うけど……。子供って言いかけて言葉を変える。
知りたい知りたい病だね? 大人になった時の楽しみにしといてよ?
「え~? あと何年あるのよ、それ」
「八年」すれば成人するから、そう答える。実際は五年だけど。
「八年……って人生終わっちゃうわよ」
「いや、全然終わらないから。大人になってからが長いから」
「もう大人よ!」
「うんうん」
「おとな」
「そ、そうだね。大人だった、ね?」
「大人なら言い付けを守らないと、ね~?」
サキちゃんが良いって言ったら観てもいいよ? って言ってみる。まさか子供に許可したりしないだろう……たぶん。でもちょっぴり、不安。