【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
リビングを通り抜け寝室に飛び込む。
「ミヤビ様、ボクの荷物知らない──じゃなかった。ご存じですか?」
「その入口近くのクローゼットに
「ありがと」
ミヤビ様へお礼の言葉もそこそこ、入口の方に目を向ける。ミヤビ様たち、ごろごろしてないで早く服着て?
「はあ、なるほど」
また、分かりづらく
ドアを開けて中を見るときれいにハンガーで
「何をされておるのです?」
「え~、友達が
レイニ様が体を起こして訊いてくる。
「
「お
「──
ひどい言いがかりですよ。
「いや、
「人ひとりくらいならば付いて行っても大丈夫では?」
「そ、それは……」
「決まり、です。
一番やっかいな人が付いてくることに……。着替えながらミヤビ様を
「
レイニ様が空色のワンピースを体に当てて訊いてくる。
「よろしいじゃないですか?」
なんか見覚えあるな~って思ったら以前買ったヤツかな?
「では、これにします」
「ボクはこれかな~?」
お腹のところにひまわりが咲いてるワンピース。肌着を脱いで替えワンピースを着付ける。
レイニ様を
「レイニ様、肌着を着けないと」
「そうですか。あれは
「洋装では着けないといけません」
「そうなのですね……」
「これとかどうですか?」
普通のキャミソールとショーツを渡す。
「分かりました」
受け取ったレイニ様が
吊るされた服をなんとなく
そこから
ワンピースに
「ありがとうございます」
「いえ。……あの……レイニ様は──いえ、なんでもないです」
浮かんだ予想を聴こうとしてやめる。
「なんですか、
「はあ~分かりました、レニ様」
「〝様〟も要りません」
「それは……ご
「キョウ、どこ行くの?」
寝起きのタンポポちゃんが聞く。
「ん~、友達が来たらしいから迎えに行くの」
「私も行く」
「すぐ帰ってくるから待ってて」
タンポポちゃんを連れていって、マナ・アリサの二人を連れてかないワケに行かない。ここは
「……分かった」
「すぐ戻るから……」
なんとか思い
「では、
「え? はい」
レイニ様──レニ様がボクの
「行ってくるね」
そう告げるけど、タンポポちゃんが
「お待たせしました」
一階に降りて玄関を出るとサキちゃん他、警護と護衛がそろってる。
「警護たちが付いて行くと言うておるぞ」
「我々をお連れください」
「いえ、私たちです」
「いや、私たちを……」
「それじゃ、みんなお願い。
「「「ありがとうございます」」」
念のため、みんなに付いてきてもらおう。リムジン二台とワゴンに分かれる。
「では、頼んだぞ」
サキちゃんに見守られ車に乗り込む。
ボクのとなりにレニ様、正面に笹・打木コンビが座り出発する。
「ビワ湖を
「いいえ、湖を突っ切るのでそれほどは掛からないはず」
「そうです。ビワ湖空港島を経由して南に渡りますね」
インターホンで運転手と会話して打木さんが確認する。
「そうなんだ……。早いに越した
「さあ、おそらく小一時間ほどでしょう」
「ふ~ん。モール行くのと変わらないね」
心配なのは、通行料のお金かかるだろうな~ってことだけど。
取りあえずタマちゃんたちに連絡しとくか。
〔キョウ:今、出発したよ。小一時間くらい
〔
〔タマ:キョウちゃん、早く早く犯される~〕
〔キョウ:タマちゃん、大げさ。
「
いきなり、となりから声がかかる。
「へえ~、そうなのですね。私はこちらに来る時、空港から渡って来ました。南は初体験です」
〔タマ:
「
「はあ~、そ、そうですね」
なんか
タマミナと連絡しづらいよ。
〔
〔タマ:あれは
なんのかんの言ってるけど、二人は大丈夫そうだね……。