【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
ちょうどお昼なのでセーフハウスをあとにすると、レストランに入った。
フードコートにするのはない。人いきれで
エントランスで受付の人に何か話すと、
ここも喜多村家
個室席に着くと
食後、コーヒーで一息ついていると、居ずまいを正したマキナさんが口を開いた。
「急だったので準備していなかった……」
「はい?……」
彼女に
「……あっ!」
箱の中央に
「手を出して」
マキナさんの言葉におずおずと左手を差し出すと、その手を取って
「気に入ってくれるかな……」
「はい」
ボクは返事して、指に嵌まった
ピュアダイアとブルーダイア、イエローダイアの三色のダイアが三角に配置されている。
その時は「
「気に入ってくれたようだね?」
「ああ、はい。でも、
「
「そ、そうです、ね? なんか今さらな気がしますが……」
思わず昨夜の……
「
「あ、ああ?
ボクは夕べを思い出し思わず口にしていたがマキナさんは気づかず話を進める。
ピンク色になってる頭を現実に引き戻された。
差し出されたマキナさんの携帯に表示された婚姻届画面に
住所は新居じゃなくもちろん実家の住所ね。だいたい新居の住所、知らないし。
で、住所を入力……っと。ん……んん?
「あ、あの……となりに入力されたマキナさんは良いんですけど、その下にも名前があるんですけど?」
「妹だな、同時婚姻する」
「はい? えっと、マキナさんと一緒に、このアヤメさん? とカエデさん? とも結婚する……と?」
「そうだな。お見合いで話したろう? 君の婚姻可能年齢まで私が待たせていたんだ」
聞いてないよ。いや、実際にあの時聞いてなかったんだけど。聞いてないよ。
「あの……いきなり3人なんて。待っていただくのは──」
「ダメだな。3人なんて普通だろう? 余裕があれば他に入れてもいいし」
「──3人で充分です! まだ、お会いしてないのに、そのお二人は良いんでしょうか?」
「その点は大丈夫だ。お見合いにも
寝耳に水なんだけど、他の二人にもボクの情報は伝わっていて不満もなく婚姻には同意している。
でも、ボクは知らない人はちょっと怖いんだけど。せめてお顔や
「分かりました」
マキナさんの姉妹なら大丈夫だろうと個人認証させ送信した。ああ~、いきなり3人と結婚か~、不安だ。
「こちらで住所変更はしておくよ。次は……」
マキナさんに携帯端末を返すと、ショッピング
「これで
入力を
「それじゃあ、これが家の
「はい」
手渡された家の
「……これで終了、っと」
マキナさんが入力したあと、ボクに端末を返してくる。
「それで端末に論理解錠キーを付与したから、その二つの鍵で家に入れるから」
ありがとうございます、と携帯端末をもらう。やっとこれで家に出入りできるようになったよ。
「大変だけど、午後はドレスを
「…………」
まだ、それがあったんだ、とげんなりしていると表情に出てしまった。
「そんな顔、するな。すぐ終えるようサイズ計測で留めておくから……」
分かりましたと了承して食後のコーヒーを楽しんだ。