【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
目の前に現れた
あっと言う間に南湖岸の街並みが
駅前通りから駅前ロータリーに車が進入する。警護の
〔キョウ:駅前に着いたよ。黒い車二台とワゴン車。見える?〕
駅前を見回すけどそれらしい人影が見当たらない。
〔
〔タマ:
〔キョウ:分かった。こちらからも行く〕
「笹さん打木さん、付いてきて?」
「「
駅前にはそこそこ人がいるけど、
「あ、
「レニ様は車で待っててください」
「そんな……。よ、
車から飛び出しレニ様も付いてくる。そして、
「我々も付いて行きます」
「私たちも」
「そう? じゃあ、お願い」
他の車から気更来《きさらぎ》・羽衣《はごろも》コンビ、歩鳥《ほとり》・斎木《さいき》コンビが合流してくる。
「あれ? 少年K、
「少年K、
「となりの子も若いキャワイイ!」
ボクを見つけた周りの
警護たちが人の流れを断ち切って進んでいく。
「キョウちゃん! こっちこっち……って
「キョウちゃん……やはり……」
護衛とともに
「みんな大丈夫だった?」
「全然、大丈夫じゃない……」
「キョ、キョウちゃん、そっちの人は?」
「ああ、あとで説明する。まず車に乗って」
って言いながらレニ様の腕を
ボクたちの移動に合わせ、
「生《なま》少年K、なまK、なまK」
「少年Kのみならず少年が集まってる。少年密度
「す~はぁ~す~はぁ~す~はぁ~、これが少年のにほひぃ~」
「
曝写──写真の拡散はやめて?
「さあ、早く乗って?」
みんなに乗車を勧める。
「何これ? またリムジン?」
「むぅ……」
「僕、違うのに乗るから」
「我々も」
「我らも別の車に乗ります」
「はい、ありがとうございます」
タマ・ミナが乗り込むと、笹・打木コンビは外からドアを閉める。その
『発進します……』
インターホン越しに運転手さんが言う。
「お願いします」
するすると車は動きだす。駅前に集まってる人たちから
「それで……そちらの
「キョウちゃん、道を
踏み外すってなにさ?
車両前方、来る時に笹・打木コンビの座っていた進行方向に背を向けた座席にボクとレニ様。対面、進行方向に向いた座席には、
「ああ、こちらは──」
「キョウ
「「……は?」」
そんな上から言われると
「──いや、これは、
「義兄弟はいいとして、どうしてベタベタしてるの?」
「うんうん……」
ごもっともな疑問を
「さあ? ボクも分かんない」
「何を言われる。三人の熱い夜をお忘れか?」
「熱い……夜? 三人?」
「やはり。キョウちゃんはアッチに行った……」
だからタマちゃん、意味分かんないって。
「レニ様、シーシー。あのことは
「どうしてです?」
どうしてって言っても、ど~してもです。
「怪しい……」
「うん、怪しい。でも、それはそれで筆がはかどる」
市街地を走り抜け南
「あのでっかいのは空港?」
「そうだよ」
「飛行機で来ればよかった」
「うっ。リニアに乗ってみたかったの」
「そうだね~。ボクもリニアで新都に帰ろうかな~」
「いけません。
「そ、そうだった~」
で、でもすぐにお子が産まれるわけじゃないから帰る機会はあるよね。
「
「いや、それは、ね?」
「
レニ様のおしゃべりなお口は
「こうたいじょ……って何?」
「この国を
タマちゃん、余計な知識はするする出てくるのね。
「それで何でその
「さあ?」って言ってタマちゃんも首をかしげる。
「ハノリ殿下のお子を
あちゃ~。レニ様、腕力強い。ボクの
やっぱり、人には腕があと四本くらい必要。
「ど~言うこと、キョウちゃん」
「むむむっ?」
「それは追いおい。ほら北岸が見えてきた」
とっさにみんなの興味を
北